西澤保彦のレビュー一覧

  • 神のロジック 次は誰の番ですか?

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    この小説はYouTubeでおすすめされていたので買いました。読んだ感想としては、ミステリー小説としてよくできているな思いました。

    終盤でタネ明かしされるまで、真実に全く気づけなかったことがとても良かったです。凡人には考えもつかないような設定が組まれていて、思わず「まじかー」と呟いていました。

    おすすめです!是非、読んでみてください。

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    2024年12月25日
  • 人格転移の殺人

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    中々、特異な設定のクローズド・サークル。

    1996年の本であり、SF要素、最初は読み難い印象でしたが、本筋から一気にジェットコースター。

    改めて振り返ると、プロローグの説明も、序盤のファースト・フード店のやりとりも、伏線が組まれており、完成度の高い作品でした。

    殺人事件モノですが、終わり方も良かったですね。

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    2024年11月11日
  • 神のロジック 次は誰の番ですか?

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    ネタバレ

    序盤から引き込まれて、わかりやすい文章、謎めいた設定(多くの方が『約束のネバーランド』を出していますが、私もそう思いながら読んでいました)、最後にそうだったの??って驚いちゃいました。

    実際、そんな状況(殺人はなく!)実験とかするまでもなく、あるのかもしれないな、なんて思ったり…

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    2024年11月11日
  • 彼女が死んだ夜

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    大学生探偵達が活躍するタック&タカチシリーズ最初の作品。
    超箱入り娘のハコちゃんが飲み会から帰ったら自宅に見知らぬ女の死体が…!!

    素晴らしい探偵頭脳を持つタックがなかよしの仲間達と謎を解くお話、だったはずが、ラストは陰惨でグロテスクでした。
    タカチといっしょにいすから転げ落ちそうになりました。

    愛って怖い!!
    とても切なくなる読後感でした…

    西澤さん、お初だったのですが、とてもおもしろかったので続きも読んでいきたいです。

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    2024年11月02日
  • 殺意の集う夜

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    ちょうどツイッターであらすじがバズったのを見て、そういや積読のままだったなと思い手に取った作品。
    最初から積んだ状況だったのはめっちゃ笑った。なんでこんなことになんのよ(笑)中盤でようやくそのシーンが出てきたときも思いっきり笑った。最悪なピタゴラスイッチが起こってる(笑)
    バカミスと自嘲しているけど、私は結構はまりました。
    世の中にはいろんな変態がいるもんだなー。

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    2024年08月05日
  • 狂う

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    ネタバレ

    モテないチー牛が一生懸命女を痛ぶって己の価値を高めようとする話

    なのに最後は求めてた女もキモかったってオチ
    元友達たちの誰かに似せて欲しいとかどんな要望だよ

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    2024年06月28日
  • 黄金色の祈り

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    ネタバレ

    そこそこブラスバンドで金管をこなせる器用な主人公。後輩の面倒見もよく、次に部長になるのは自分と思っていたが、部長に選ばれたのはユタカだった。。。
    後味が悪い嫌ミス。初めて読んだのは学生の頃で、自分が思っている自分像が人からは全く異なる認識されていることが往々に有りそうで怖さすら覚えた記憶がある。
    それにしても、周りは主人公が勘違いしないように、もっとはっきり言ってやれよ、とは思う。

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    2024年03月17日
  • 人格転移の殺人

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    ネタバレ

    とても面白かった。
    6人ではなく7人で転移して、紛れ込んでいる綾子が犯人なんだろうなぁ、
    とは思ったものの、
    ロジカルに(アランの人格がアランの体を殺す訳がない)解くことができなかったのが悔しい。
    また、ジャクリーンの体だけ傷つけないように、と気を付けていたことから、
    最後の着地先の体までロジカルに推理され、解かれており、
    読んだ後に気持ち悪さが一切残らなかった。

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    2024年03月14日
  • 自薦 THE どんでん返し

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    6名の作家さん自らが推す、どんでん返し小説の決定版!短編小説ながら何れも濃ゆい内容で仲々楽しめる小説本だと思います。
    どんでん返しのイメージで読むと多少違う感じがするがある意味、どんでん返しだと思います。
    スラスラと読めて大変面白い仕上がりです。
    著名な作家さんの小説がこの一冊で読めるので大変お得だと思う。

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    2024年03月07日
  • 神のロジック 次は誰の番ですか?

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    ネタバレ

    よくオススメに出てくるので観てみた。
    真相には、オオオっとなりました。
    学校(ファシリティ)には、10~12歳の6人の生徒がいるが、ここに来る直前の記憶がないという設定。
    なんで学校がファシリティと呼ばれてるのか、ワークショップと呼ばれる謎の実習、異様に柔らかく薄味な食べ物、新入生を迎え入れる時に感じる恐怖等々、右を見ても左を見てもとにかく謎だらけの状況。
    “共同幻想”には陥ることの恐ろしさご物語の真実に繋がっていて、SNSで歪んだ情報がそこら中に転がっている現在において、非常に響くテーマの作品でした。
    真実に辿り着いた生徒はこれこの後どうしたらいいんだ…笑
    自分が何を信じていて、それを何故信

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    2024年02月29日
  • 夢の迷い路

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    読書熱中少女エミールとおバカ映画フリーク少年ユッキーによる青春ミステリー第二弾。
    第二弾ということを知らずに読んでしまったが、問題なく楽しむことができた。
    二人のこの過剰なまでに盛り込んだ設定に意味はあるのかと思っていたが、本書四作目の「夢の迷い路」にてキチンと回収してくれていて、個人的にはスッキリした。

    「たったひとつ、別の見方をするだけで、あんなにも劇的に作品全体の印象が、がらりと変わってしまうなんて」というエミール祖父である雅則氏の言葉は、とても感慨深い。何かしらの作品に限らず物事の見方全般に通づるように感じ、自分自身への戒めにしようまで思えた。(但し、この場で語られている対象がアレな

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    2024年02月13日
  • 方舟は冬の国へ

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    とても切ない家族ごっこ。
    寄集めの偽物の一組の家族、アルバイト。

    主人公はブラック?な企業を辞めた青年。
    新たな仕事探しの中奇妙なアルバイトを紹介され、とある女性と知り合う。
    主人公はある館の主人役、その女性は主人の妻の役。そしてそこにはひとりの美少女。
    いかなる目的で数日間の家族ごっこがなされるのか?

    ストーリーはパートに分かれいます。
    主人公の苦く酸っぱい過去のエピソード。
    妻役の彼女の別人として語るエピソード。
    互いのエピソードの謎を解いていくうちに距離が縮まっていき、そしてストーリーは佳境を迎えます。
    何故自分たちが家族ごっこをすることになったのか。

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    2024年02月04日
  • 神のロジック 次は誰の番ですか?

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    ネタバレ

     世間から隔絶した学校で起こる不可解な出来事と殺人事件が起こるミステリー。このミステリーの仕掛け(子供だと思っていたら70歳以上の老人だったという叙述トリック)には何となく気づいたが、そこまで持っていく伏線の設定や作中に出てくる「共同錯誤」「妄想の移植作業」は本当に薄ら寒いという感覚に陥った。ラストのバッドエンド風の終わりかたもこの物語であれば納得。

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    2024年01月30日
  • 腕貫探偵

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    1つ1つが短くて読みやすい。
    腕貫探偵が神出鬼没過ぎて最後辺りまで人に害がないタイプの怪異だと思って読んでたそんなことは無かった

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    2024年01月16日
  • 神のロジック 次は誰の番ですか?

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    人里離れた全寮制の学校(ファシリティ)では、世界各国から集められた生徒たちが厳しい制限の中、推理ゲームなど少し変わった課題をこなしながら生活を行っている。やがて次々と起きてしまう殺人事件。生徒たちは何のために世界中から集められたのか。校長先生(プリンシパル)の目的とは。

    約束のネバーランドの様な舞台設定とおすすめ紹介があり手に取りました。真相が明らかになっていく後半の怒涛の展開に一気読みでした。宗教についての社会風刺がありつつ、ミステリーとしてもさりげない伏線と回収が面白く、隠れた名作だと思います。

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    2024年01月08日
  • 完全無欠の名探偵

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    連作短編でミステリーを堪能し、パズルのピースがバシバシはまっていく後半の仕掛けは爽快。そしてスケールの大きな世界観。なんと言っても、推理しない名探偵のキャラクター像がとても良い。20年ぶりの再読、とても楽しかった。

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    2023年12月09日
  • 神のロジック 次は誰の番ですか?

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    タイトルから連想される連続殺人劇とは違うところに本作品の肝があると感じた。
    なぜこんな事が起こったのか。しかし起こるべくして起こった悲劇。
    自分の認識と皆の認識、擦り合わせればみんな幸せ。ただしひとたび認識を違えた時どうなるのか、、
    宗教についての描写も絶妙なスパイス。無宗教でも宗教戦争は起こりうるんだ。
    現代においてもマジョリティは淘汰されて然るべきという場面はある。今この時代に読む事が大きな意味だったんだと感じた。

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    2023年11月16日
  • 神のロジック 次は誰の番ですか?

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    子供達は何のために世界から集められたのだろう?すっかり騙された。
    部屋の見取り図に主人公のつけたニックネームを書き込んでいったら読みやすくなった。

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    2023年10月21日
  • 神のロジック 次は誰の番ですか?

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    人里離れた〈学校〉で暮らす6人の少年少女たちを中心にした特殊な学園ミステリ
    複雑な舞台設定や本名と主人公の中の呼び名が違う登場人物たちの影響もあり、序盤はなかなかページが進まないが、
    中盤以降とある事件が発生して以降はジェットコースターのような急展開の連続
    最後に明かされる〈学校〉の謎はそれまでの期待を裏切らない非常に面白いものであるとともに
    それが生んだ結果についての描写の仕方も個人的にとても好きで、単なる謎解き以上のモノを感じました
    ただ、タイトルについては改題前の方が合ってるのでは?と思います

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    2023年10月15日
  • 聯愁殺 新装版

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    あんまり前情報なく読んだ。
    ある事件について、登場人物がひたすら推理合戦をしていくというゴリゴリの本格ミステリ。
    そうきたか!という推理が出てきたかと思えば、ある一要素であっけなく廃案となったり、というのを繰り返していくうちに…
    ハウダニットにあたる作品だと思うが、こんな動機で罪が犯されるのは、衝撃であり恐ろしいなと思った。
    派手な展開はないので時々眠くなるが、のんびりと推理を楽しめた。

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    2023年09月07日