西澤保彦のレビュー一覧
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ネタバレ主人公の問題を解決してあげると言うよりも、主人公の問題に対してアドバイスすると言う感じの新しい探偵。いや、腕貫さんは市民の相談に乗りアドバイスしてるだけで探偵とは思ってないのかな。
淡々としている腕貫さんに興味ある。シリーズ化されてるらしいが、腕貫さん、本名なんて言うのかな?やはり変わった名字なのかな?
面白かったんだけど、話しによっては気になる事があって。例えば、「恋よりほかに死するものなし」、葉子の母どうやって元気になったの?とか。
「スクランブル・カンパニィ」の最後、腕貫さん、秋賀さん、どうぞと言ったよね?秋賀さんって秋賀エミリ?彼女は腕貫さんに何の相談があるの?とか。
どうでも良い事が気になる。 -
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『一本木心中』:瞬間湯沸器のように意固地になる男が密室の家から転落死、家には親族の女性の死体も。妻に逃げられた変わり者男のプライドが暴走した末路。変装能力をそこで使ったのかい。女性がかなりの悲運な被害者。
『もつれて消える』:予知夢を見る主婦の旦那が妻の浮気相手を殺した。予知夢と現実がごちゃごちゃになってわからなくなる当事者の目線を味わえる。
『殺し合い』:超能力者、被害者に巻き込まれた第三者の目線。精神が壊れてく様はこのシリーズになき展開。
『生贄を抱く夜』:令嬢の真寿子の家に招かれた波子。大学時代から真寿子に人形の様に扱われてた波子がストーカー居留川に襲われる。歪んだホワイダニットに賭けるオチ。
『動く入墨』:下心丸出しで念写して私生活を覗く問叶。肩の力抜いて読める1編。
『共喰い』:まさに超能力者の共喰い。上級能力者はなかなかすごい能力持ってるなと感心!
『情熱と無駄のあいだ』:食のテレポーテーションで男運の悪さを晴らす香保里と補導にきた嗣子のやり取りが面白い! -
Posted by ブクログ
「とある書店の文庫担当者渾身のおすすめ!!」
「きっと誰にも見抜けないと思う罠が仕掛けられていて、絶対に騙されてしまいます。大大大大大衝撃の展開です。」
カバーに書かれていた言葉にそそられて購入。
積読本と化していましたが、ようやく読みました。
様々な国籍の10〜12歳の子ども6人が生活する人里離れた学校が舞台。
主人公は、日本人男の子、ミコガミマモル。
日々学校のみんなと算数や英語のテストをしたり、班に分かれて、推理をする実習をしたりして過ごす。
でも、この学校何かがおかしい。
徐々に学校の異変に気づく生徒たち。
そんな中、殺人事件が起きてしまい・・・
といったあらすじ。
序盤から中盤にかけては、特殊な環境下なのに、普通に生活する生徒たちに違和感が凄かったです。でも、物語の生徒たちにとっては、それが日常。
そして、殺人事件を契機に、物語は加速的に面白くなっていき、一気に読み終えました。
終盤で、世界がひっくり返され、それまで何個もあった違和感が、一つ一つ理解できるものになっていく所にスカッとしました。
読み終えた時、何とも言えない気持ちになりました。
登場人物たちにとっては知らなくてもいい真実だったのかもしれません。 -
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嵐の夜に、偶然が必然か、とある山の中のペンションに集まった主人公たち。
そこで、不運に不運が重なって、主人公は6人を殺してしまった!そして、部屋に戻ると、一緒に来た友達が死んでいる!コレだけはマジで知らない!
と言うことは、自分が殺した6人の中に友達を殺した犯人がいるはず!ソイツに全部押し付けるために犯人を見つけなければ!という物語。
最後の大どんでん返しに思わず「なんじゃそりゃ!」となってしまったが、非常に面白かった。
巻末の解説では、「ちょっと無理があるかもしれないが、それも含めて作者の味として楽しめる」とある。
私もそう思う。
綿密なトリックが練られた本格派推理小説と言うよりかはエンタメ推理小説として非常に楽しめた。 -
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裕福な家庭で育った主人公は人との関係を取り持つのに金銭が常に付き纏っていた。母親から受けたい愛情も、同級生から受けたい友情も彼を満たすものではなく、友情はいじめという形で彼に訪れる。そんな彼が居場所を見出したバンド活動をしていたメンバーの一人は事故死し、一人は行方がわからなくなっていった。そこから始まる彼の社会に対する自己表現は殺人という形で、罪もなき女性を次々と殺していく。
どうして殺していくのかは彼の異常性、そして題名から考えられる「彼女」の存在から読み進めていく中で表されていく。その猟奇性や惨たらしさは読み手を選ぶ側面も多いが読み手には犯罪者が明示された上で物語をある程度俯瞰して読むことができた。
満たされることがない、そして彼がもう一度会いたいと願う「彼女」の真実が明らかになると、今までのそれとない伏線が繋がり、この惨劇のやるせなさを一層際立たせていた。読み手を選ぶ作品であるがすらすらと読み進められる一作であった。 -
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ネタバレ20年ぶりくらいの再読(その時のタイトルは神のロジック人のマジック、だったかな。)だったがインパクトがあったのか、ネタは覚えていた。その状態で読んだわけだが、、、面白かった。細かい伏線を気づけたりして。
いや、20年前はそれほど面白く感じなかったんですよ。なんとなくの違和感の中読んでいって、背景もわからず、気づいたら殺人が起こって、全部崩壊…みたいな感じで落ち着いて読めなかったんだと、今回再読して思った。
老人たちはあえて、10代前半を演じていると思うと、それはそれで幸せな世界だったんだろうな。最後はこの先に明るい未来は無いとわかっているのに、それでも外の世界に進むステラの後ろ姿が頭に浮かんだ。