京極夏彦のレビュー一覧
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益子徳一、72歳。未婚のまま定年を迎え、現在は公団アパートで独り暮らしだ。
これという趣味もなく、博打や酒色に向かうこともない。ただ、己を見つめつつ日々をきちんと生きるのみ。
そんな益子徳一の1週間を描いた日常スケッチ。
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「オジいサン」と呼ばれて、ふと目が覚めた。5月某日早朝のことである。
寝床の中で徳一は考える。
家には自分のほかは誰もいない。だから実際に呼ばれたのではなく、以前そう呼ばれたときの記憶が夢の中で再生されたのだろう。
徳一はそう結論づけ、物思いに耽りだす。
室内は、暑くも寒くもないし明るくも暗くもない。夜は終わっているのだろうが、起 -
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ネタバレ姑獲鳥、狂骨と読んで初めてこれが”百鬼夜行”シリーズであると知る。京極堂という作者の名前を使った主人公(?)中禅寺の蘊蓄トークが炸裂するこのシリーズは物語半分、作者京極氏の蓄積された知識のライブラリの品評会よろしくどこまでも広く深く夥しい文字数を使って怒涛のごとくページ数を貪り尽くすかのように書き連ねたトーク半分で構成されている笑
一冊もので読むと文庫本なのに手にして読むことを拒絶するかのように重くページがめくりにくい、しかしその実、京極氏による綿密なレイアウトに収められた文字列は読みやすいからどうしろっていうものなので、今回は分冊シリーズで読んでみた。正直とても読みやすい。ただ、上中下と別れ -
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京極夏彦の特別授業を書籍化した『文庫版 地獄の楽しみ方』を読みました。
京極夏彦の作品は3年前に読んだ『百器徒然袋 雨』以来ですね。
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「あなたの世界」は言葉ひとつで変わってしまいます。
SNS炎上、対人トラブル――あらゆる争いは言葉の行き違いから起きています。
言葉の罠にはまらないため、語彙を増やして使いこなすわざを身につけましょう。
小説家・京極夏彦が指南する、地獄のようなこの世を楽しく生きていくための「言葉」徹底講座。
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2019年(令和元年)に「学校では教えてくれない本物の知恵を伝える白