京極夏彦のレビュー一覧

  • 今昔百鬼拾遺 河童

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    河童を探して
    遺体を見つける
    カッパ研究家
    河童の村には、
    河童の息子がいた。
    河童は屈折して精一杯生きていた。
    中禅寺敦子が謎を解く。
    兄も、その友人も、探偵も出てこないので寂しい限り。
    一通り流れを思い返すと、
    最後に父の遺体が発見されたが、連続殺人ではなかった。
    京極夏彦で屍蝋オチはほかになかったでしょうか?

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    2021年10月07日
  • 塗仏の宴 宴の支度(2)【電子百鬼夜行】

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    ネタバレ

    京極堂の妹の敦子が古武術の団体に襲撃され、それを助けてくれたのが上巻で詐欺師と言われていた華仙姑処女(かせんこおとめ)。怪しげな予言で人を騙すのかと思っていたら、本人も被害者のような様相。儚げで悪いことを率先してやっているようには見えない…。もしそれも演技だとしたら相当なワルでしょう。
    まだまだ謎だらけで先が気になります。

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    2021年10月05日
  • 中禅寺先生物怪講義録 先生が謎を解いてしまうから。(1)

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    表紙にだまされた~!
    図書室、物怪講義録、とあったので、本に関する話しかな?と思ってしまいました。
    こんな目付きの悪い先生、怖くて駄目だわ~


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    2021年09月29日
  • 今昔百鬼拾遺 鬼 【電子百鬼夜行】

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    番外編だった。
    登場人物は、古本屋の妹だけで今回は彼女が探偵だった。
    他の連中は名前が出てきていた。
    今も他事件で他に行っている。前回事件の話あり、時系列を辿る様。

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    2021年09月18日
  • 文庫版 厭な小説

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    短編形式で書かれていたので、サクサク読めました。
    サクサク読めるのですが、内容がまさしく厭が押し寄せてきてうぅ~と苦しみながらも、読む手が止まらない感じでした。一話目から順々に謎が残されてくので、気になって早く読み進めていかないと!と名前いう使命感に。読む時に登場人物の名前を忘れないで下さいね。

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    2021年09月09日
  • 今昔百鬼拾遺 鬼 【電子百鬼夜行】

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    ネタバレ

    ここに書かれた鬼のひとりが新撰組土方歳三

    物語は彼が託した刀をめぐり因縁が産みださ
    れるのだが、例により登場人物の大量の語り
    に読者は流される(言葉の濁流ですな)
    本シリーズは本来の摩訶不思議な存在は出て
    こないので、古書店の主のような憑き物祓い
    がないが、主役の呉美由紀が語る語彙の少な
    いながらも本質をつき事件を鎮めるのが魅力

    絡新婦の理で重要な役どころをした呉美由紀
    さんが本シリーズの主役なのね(´・ω・`)

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    2021年08月24日
  • 文庫版 厭な小説

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    不条理で不快で2話目くらいまでは読むのが辛い。3話目くらいからは世界観に慣れてくるのだけど、それはそれで、ああ厭だ。

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    2021年08月21日
  • 今昔百鬼拾遺 河童

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    ネタバレ

    ひっさびさの京極夏彦先生
    社会人の時に読むのが疲れて長いあいだ手にしてない
    登場人物は新しい人主役であるものの、時代も関係性
    も昔のまま、古本屋店主・薔薇十字探偵社をとりまく
    世界ですんなり読める

    事件はすんなりではない、登場人物の語りが右往左往
    して本筋をわざと外し続けて嫌気がさしたと読んでい
    ると、実は関係があったという陥穽まみれの作品

    だって、京極夏彦だもん
    この設定を考えた作家の力は凄い (´・ω・`)

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    2021年08月21日
  • 虚実妖怪百物語 序/破/急

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    この話の中には馬鹿がいっぱい出てくる。右を見ても左を見ても馬鹿という有り様。もう馬鹿ばっかり。でもこの馬鹿はかっこいい馬鹿なのだ。素敵な馬鹿なのだ。余裕のある馬鹿なのだ。余裕があるからこそ馬鹿なのだ。特に妖怪馬鹿がいっぱい出てくる。もううようよと出てくる。そうして京極版妖怪大戦争になるのだが、そこは馬鹿だから一筋縄ではいかない。馬鹿には馬鹿らしい馬鹿馬鹿しいオチがある。けれどもここでいう馬鹿とは良い意味での馬鹿なのだ。

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    2021年08月04日
  • 遠野物語remix

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    面白い。
    原文と対比して読めばさらなる面白さ。クセはあるものの、京極夏彦のセンスはさすが。解説も読み応えあり。
    現実と非現実、時間の狭間の朧な光景。暖かな羊水に包まれて微睡んでいた、遠い日に繋がる血の記憶のような…

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    2021年06月05日
  • 巷説百物語

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    昔アニメを見ていたので原作を読んでみました。
    いつも読んでるような分野と違って最初は難しかった。
    でもストーリーが楽しいのと、アニメのキャラクターが脳内でしゃべり出すので後半は読むスピードも上がりました。

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    2021年05月31日
  • 今昔百鬼拾遺 河童

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    上塗りにより習俗・文化は忘れられる…確かに。情報伝播の速さが文化の更新を進めるのかしらん。多々良の力説が心にささった。

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    2021年05月26日
  • 遠野物語remix 付・遠野物語

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    背伸びして岩波文庫の原書から読まなくて良かった。これが率直な感想です。
    今月末に遠野に旅行しようと思いたち、実は通読したことがなかった遠野物語に手を伸ばしました。

    昔話といえば、遠野。そのくらい有名と思っていましたが、あまり読んだことがある人は多くないようです。
    実際読んでみると、あれ?聞いたことがあるなと言う話がいくつも登場します。座敷童子の話、死んだ妻があの世で別の旦那さんを見つけている話。
    人の皮をかぶった山姥の話なんかは、私が好きなマンガ、「うしおととら」そのままです。
    明治時代に書かれながらも、こうした異郷の物語、異形の話の根底になっているのですね。アメリカではクトゥルフ神話という

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    2021年04月17日
  • 鬼談

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    おもろいです。雨月とかの元ネタを知らないで読んだけど、大丈夫でした。怖いです。寝る前に読むとドキドキします。
    最初(鬼交)がかなり抽象的でやべーこれが京極夏彦か、、、!無理かもてなったけど他のはストーリーがはっきりしてて読みやすい。
    怖いけど全く理解ができない、のではなくちゃんと読み手に推測させる、そしてその手助けがある話ばかりで読んでて、わかる、かも、、、という実感を得られたので楽しかった。
    初めて京極夏彦さんの読んだけどかなり好きだと感じたので他のも読もうかな。

    鬼景が一番怖くて好き。鬼気がマジ無理リアルさが混じってて単にホラーというか嫌味な感じ。この話はもう読めない。

    鬼はすぐそこに

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    2021年03月13日
  • 姑獲鳥の夏(1)【電子百鬼夜行】

    購入済み

    なかなか入りづらい

    読み初めは没頭しづらく、本筋と関係あるのかな?と疑問を持ちつつ読み進めました。
    物語が進んでくると面白くあっという間に読めました。

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    2021年02月23日
  • 百器徒然袋 瓶長 薔薇十字探偵の鬱憤

    Bb

    購入済み

    どうして

    小悪党はいっつも関西弁なのかしらね。

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    2021年01月26日
  • 虚実妖怪百物語 序

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    初めての京極夏彦チャレンジでどうして上・中・下3巻続き物(しかもすごいぶ厚い)なんて選んでしまったんだ…
    でも続きがすごい気になるので頑張って最後までは読み終わりたい。

    確かに。最近の世の中は“怪異”だとか、“不可思議”だとか、そういった曖昧なものを許容する余地がどんどん無くなっていってて、最終的にそれが人と人同士の関係からも寛容さを奪っていってる気もしますね。
    何でもかんでも見え過ぎてしまう世の中というのも考えものだなぁ、なんて思ったり。

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    2020年12月27日
  • 嗤う伊右衛門

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    ネタバレ

    東海道四谷怪談を京極夏彦が京極夏彦の文体で語ってくれる本だと思っていたら、設定を一部借りただけで全然違う話だった。
    人間を書ける京極夏彦らしい、人間模様が交錯して成立するストーリーが、あくまでもシリアスに展開する。
    ほんとに些細な登場人物まで、悉く人間がよく書けてる。
    簡潔かつ的確で品位ある美しい文体も、時代物にぴったり。

    んで、すごく読みやすくてスルスル読むうちに話はいつの間にか過去の回想シーンになってたりまた戻ってきたりで(京極夏彦のいつものやり口)、私はいつも時系列が混乱していまう。
    ややこしくないことをややこしく見せられてる感はしなくもない。

    他人のことを思いやることで余計にすれ違

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    2020年12月20日
  • 今昔百鬼拾遺 月 【電子百鬼夜行】

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    ・京極夏彦「今昔百鬼拾遺 月」(講 談社文庫)を 読んだ。これは分冊で 出てゐた鬼、河童、天狗を一冊にまとめたものである。その時点で「今昔百鬼拾遺」とついてゐたのだから、最初からまとめるつもりであつたのであらう。 私は河童を読んでゐなかつた。そこでまとめて読み返さうと思つて読んだ。三編読んで感じたのは敦子と美由紀の〈役割分担〉であつた。 初めは新鮮でも、 最後になるとさすがに鼻についてきたのであつた。
    ・鬼は辻斬り事件とその刀にまつはる物語である。敦子はその謎を解き明かすために様々な方面にいろいろと尋ねまはつてゐる。警察にも 行くのだが、その 刑事は謎を解かない。いや、正確には謎を解けないと言

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    2020年12月06日
  • 今昔百鬼拾遺 河童

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    益田さんってこんなに嫌われ者でしたっけ?
    私は結構好きなキャラなんですがw

    前回よりも少し多めのページ数ですが、
    特に蘊蓄とかは無く。
    河童の河童たる所以みたいなのって前にも
    何処かで読んだような……

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    2020年11月23日