京極夏彦のレビュー一覧

  • 陰摩羅鬼の瑕(2)【電子百鬼夜行】

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    中巻。

    相変わらず京極堂…中禅寺の博学さ、榎さんの傍若無人さ、関口の崩壊っぷりには驚かされます。特に榎さんが毎度毎度「そりゃないよー!!」ってツッコミたいくらい。ただ、いつになく関口頑張ってるなぁと。それが報われるか…下巻に期待。

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    2012年12月19日
  • どすこい。

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    これはなんていうんだろう。連鎖小説とでもいえばいいのかな。群像小説ではなくて、連作短編というのとも少し違う。前の小説がその次の小説の原因になっているような。

    「プロの作家が本気で遊んだ」という印象の小説集でした。
    タイトルが、有名作品からのパロディだし。内容もちょっとだけ……本当にちょっとだけパロディだし。
    『パラサイト・デブ』なんてもう、タイトル見ただけで笑う。卑怯。

    パロディのタイトルで、著者名もパロディ、内容はおふざけ。そして次の章では、「こういう作品があるようだけれど、あれは面白くない」とおとしめるところから始まる。

    洒落というより駄洒落。けれど、よく出来た駄洒落は、くだらないと

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    2012年11月28日
  • 豆腐小僧その他

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    この本はいろんな単行本からの再録本でした。
    自分が未読だったのは後半の狂言台本と落語。

    狂言の台本を書いていたことは知ってたけど、落語まで書いてたとは知らなかった。

    しかもこの落語、やったのは春風亭小朝ってんだから驚きだ。
    もしかしたら、TVで観たことがあるかもしれない。
    このサゲ、聞いたことがあるんだよなー。

    あ、豆富小僧についてはつばさ文庫の方をご参照くだされ。

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    2012年11月14日
  • 狂骨の夢(3)【電子百鬼夜行】

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    解決編。
    色々なことが絡まり合って複雑に見えていたけれど、
    箱を開けてみれば、なるほどねぇ、って感想。


    しかし、その箱を開けるまでの過程・背景・絡繰りがすごかったー。
    相変わらず怒涛の言葉攻めで解決していく様は、読みごたえは十分。
    しかししかし、途中で「???」とついていけなくなる箇所が少し(笑)
    難しいところです。


    若干、もしかしてそうかなぁ?
    と思っていた箇所もありつつも、想像を上回る犯人像でした。
    さすがです。

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    2012年11月09日
  • 百器徒然袋 山颪 薔薇十字探偵の憤慨

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    『狂骨の夢』シリーズの息抜きに、楽しい榎さんのコーナー。
    このシリーズの京極堂が良い味出してますよね。

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    2012年11月08日
  • 狂骨の夢(2)【電子百鬼夜行】

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    感想は下巻にまとめて。

    中巻の後半でやーっと中禅寺さん登場。
    物語の締めに入ります。
    色々な状況がひしめきあってるのが、
    どう締まっていくのか、楽しみであり気にもなります。

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    2012年11月06日
  • 狂骨の夢(1)【電子百鬼夜行】

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    とりあえず全部の感想は下巻にて。
    物語序盤。
    色々登場人物が出てきて、今後どう繋がっていくのかな、というのが楽しみ。


    そして、百鬼夜行シリーズ。
    シリーズとはなっているけれど、繋がっているのだとは思っていなくって、
    あ、前の話とかもちょっと出てくるんだ、と驚いた。
    でも知らなくても読めるようにはなっていると思います。

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    2012年10月31日
  • 魍魎の匣 1巻

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    個人的には原作のイメージ通りでした。しかしやっぱりフキダシの中の情報量やばいですね。二回くらい読まないとちゃんと読んだ気にならない感じです。

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    2012年10月26日
  • 文庫版 妖怪の理 妖怪の檻

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    妖怪とは何かをテーマに対し、著者の膨大な知識を切り分け整理し、分かりやすく説明している。妖怪とは何か、深みにはまりがちなテーマだが、本書で頭の中がキッチリ整理された気がする。

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    2012年10月07日
  • 百鬼夜行 陰(全)【電子百鬼夜行】

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    姑獲鳥から塗仏までのサイドストーリー10編。本編に関わりの強いものもあれば、ほとんど関わりのないものもある。本編読んでないと面白さ減ってしまうと思うが、知らなくてもタイトルの陰にある通り全体的に暗い小説として楽しめなくもない。

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    2012年10月04日
  • 魍魎の匣(1)【電子百鬼夜行】

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    初の京極作品。
    感想はまとめて「下」に。


    しかし、、、読み応えありますね。
    圧倒的な文字量と情報量に「??!!」となりながらも、
    なんとか頑張って読み続けてます。

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    2012年08月17日
  • 狂骨の夢 4巻

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    小説のイメージとマンガの雰囲気が本当に合ってて
    読んでて楽しいし、結末が分かってるのに次の巻の
    発売が待ち遠しい♪

    『姑獲鳥の夏』はマンガ化しないのカナと思ってたら
    2013年から始まるらしぃ。
    コレはスゴイ楽しみ!!そして嬉しい(*^v^*)

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    2012年08月09日
  • 魍魎の匣 1巻

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    表紙の人物がちゃんと登場するのは二巻目なのですね……
    絵も綺麗だし素敵だと思いますが、個人的にちょっとついていけない世界でした。本のほうは読んだことがないので、マンガのみの感想です。

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    2012年07月27日
  • 狂骨の夢 4巻

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    地味だ、地味だとおもっていたけど、やはり地味な本作。

    しかし、原作の空気をよくぞここまで絵にしたものだなぁ。

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    2012年07月26日
  • 魍魎の匣 1巻

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    ノベルスで読み、四六版で読み、文庫で読み、さらにコミックスで読んでも面白いんだから、傑作なんだと思う。コミックスはちょっと再現性について心配したんだけど、原作に忠実、さらに+アルファで、杞憂でしたね。あと、4巻。味わいながら読みましょう。

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    2012年06月19日
  • 豆腐小僧その他

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    映画の原作かと思って読んだけど、違ったぽい…?

    でも話はわかりやすい。
    妖怪のいるけどいない、いないけどいる、とか定義のあたりはしっくりきて面白かったけど、話は子ども向けって感じかな。

    個人的には後半の狂言と落語が面白かった!!
    実際に見てみたい〜。

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    2012年06月17日
  • 覘き小平次

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    京極さんが古典怪談に題材にした作品。
    『嗤う伊右衛門』に続くシリーズ第二弾だそうです。 (まだ未読。)
    文章は昔の言葉遣いなので、最初は読みづらいなぁと感じたのですが、
    そこはやっぱり京極作品。
    すぐに気にならなくなるほど引き込まれました。
    でも、私的には苦手なお話でした。
    まぁ、怪談だからしょうがないのかもしれないけど、
    小平次の何とも言えない感情(とも言いがたい何か。)が気持ち悪くて・・・
    可哀想という感じでも無いし。
    でも、小平次以外の登場人物の感情ってある程度は理解できる気がする。
    そういう意味では、この作品は大成功なんだろうなぁ、と思った。

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    2012年06月16日
  • 覘き小平次

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    押入の中で膝を抱え、薄暗がりの中で己の厚みを消し、
    一寸五分の隙間から世間を覘いている木幡小平次。
    女房のお塚からでさえも厭われるほどの陰気な男だが、
    それでも小平次は曲がりなりにも役者であった。
    とはいえ、普通の役はからきし駄目な大根役者。
    彼にできる役はひとつだけ――幽霊だけであった。
    普段から死んだように生きている小平次は
    ただ居るだけで、観ている者の心胆を寒からしめる。
    ある時、囃子方の安達多九郎のつなぎで旅巡業の声がかかる。
    小平次はそれを請けて、玉川座の奥州への興行に同行する。
    しかし――、裏には何か企みが蠢いているようであった。
    そして、小平次の周りの人間た

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    2012年05月08日
  • 塗仏の宴 宴の始末(1)【電子百鬼夜行】

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    だいぶ間があいてしまった百鬼夜行シリーズ。

    関口は逮捕されてあんな状態になっているわ、木場さんが行方不明になるわ…どうしましょう。わけわかんねェ。物語を追って行けるかしら。でも、青木さんと鳥口さんが物語を補完してくれているのはありがたいです。

    いよっし、京極堂さんが立ちあがったから…次に期待しようじゃないか!

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    2012年05月07日
  • 後巷説百物語 一 ~赤えいの背中~

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    空港までの暇つぶしに購入。
    原作でも特にこの戎島の話が印象的だったので期待していたのですが、やはり小説ほど細かく描写されていないため原作を読んだ時に感じた異常性があまり感じられず、逆に絵で具体的に描かれることによって虐殺シーンの痛々しさが増して、そういうのが苦手な私はすこしキツかったです。
    しかし、前作との関連を臭わせながらあえて何も説明をいれない点は前作からの読者も新規の読者もどちらも楽しめるつくりになっていますし、話も一冊に綺麗に纏められているのでとても読みやすいと思います。

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    2012年04月17日