京極夏彦のレビュー一覧

  • 文庫版 豆腐小僧双六道中ふりだし

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     妖怪大戦争ほど過激で劇的な物語ではなく、涙するほどの人情話でもない。ただなんとなく豆腐小僧が湧いて出て、周囲の状況に流され流され取りとめもなくこのお語は続く。

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    2012年03月12日
  • 百器徒然袋 瓶長 薔薇十字探偵の鬱憤

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    薔薇十字探偵シリーズ第2弾です。
    薔薇十字探偵、大活躍の1冊。

    しかし、今川さんみたいに、どうみても人間に見えないキャラ(プリン?)が、サラッと出てきて、すごい感性だと思います。
    そして、割と今川さんが常識人だという……。

    原作でも、そうなの?

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    2012年02月29日
  • 文庫版 豆腐小僧双六道中ふりだし

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    ネタバレ

    読んでるあいだは、豆腐小僧のおっちょこちょいぶりに、ほのぼのできた。寝る前のよい入眠剤になりました。

    内容は、
    妖怪は人が感得しているから存在している、ということ。
    妖怪は自然現象や人のまわりにおこるうまく説明できない事象の説明であるということ。
    ただし、豆腐小僧は江戸時代からキャラクターとして存在したということ。
    (鬼太郎の先駆けか!)

    また、京極夏彦おなじみの邪魑や姑獲鳥や魍魎やらがでてきた

    構成は、妖怪うんちくにはいると1ページとかながながのべるのは健在
    読み飛ばしたくなる気持ちを抑えて、長ったらしい文章を読み込んだ

    寝る前、入浴時にちょこちょこ読んで1、2週間かかった

    市川染

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    2012年02月08日
  • 狂骨の夢 3巻

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    右を向いても左を向いてもおっさんばかり!!

    言ったら悪いけど、恐ろしく地味な話だよね…
    原作が地味なので仕方ないけど。

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    2012年01月28日
  • 狂骨の夢 3巻

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    京極堂の出番が無いのが寂しい(T-T) 生首事件、黄金髑髏などなど謎は深まるばかり…。今回も志水アキさんの絵が恐い

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    2012年01月21日
  • 塗仏の宴 宴の支度(1)【電子百鬼夜行】

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    めくるめく京極ワールド。しかし、今回は私の読み取り能力の低下のせいか、「ぬっぺっぽう」に関してどうも話の流れが分からなくなってしまった感があったので★3つということで。

    「う わ ん」はミステリーっぽい感じで面白かったんですけどねぇ…。

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    2012年01月18日
  • 狂骨の夢(3)【電子百鬼夜行】

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    上巻では生きてた人がいつのまにか死んでる・・・!と思ってたら、間に中巻があるんだった。びっくりした。

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    2012年01月18日
  • 続巷説百物語

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    ネタバレ

    ちょうどドラマ化、吹越満さんが出演していることからひかれての購入。
    無粋なことに“続”から読んだ。
    でも、読んでいて、そこまで「え?なにがどういうこと??」という事態には陥らなかった。
    ただ、前巻を読んでいるからこそ、楽しめるところがあるんだろうなとは思う。

    昔話を読んでいるかのような感覚。
    けして読みにくくはなく、それでいて、軽くもなく。
    京極さんの作品は怖い。
    そこまで血なまぐさいわけではないのに、背中が少しひやっとするような怖さがある。

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    2012年01月06日
  • 豆腐小僧その他

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    何が「その他」かっていうと、柳田国男『妖怪談義』の「一つ目小僧その他」にならってるのだね。単純なストーリーの中に京極の妖怪の哲学や薀蓄がしばしば顔をだしてきて、まぁ自分にとってはそっちのほうが面白い。つまり「京極堂シリーズ」の超入門版。

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    2012年01月02日
  • 豆腐小僧その他

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    毎度おなじみ豆腐小僧。今回は番外編ということで名前も豆富小僧と改めて舞台も現代・・・ですが、まあやることはいつもと同じですw
    人間社会になんらかの事件が起こって、それを「いるけどいない」妖怪があーだこーだと言いつつ成り行きを見守ったり振り回されたり。
    今までのシリーズが楽しめたらそのまま同じように楽しめる・・・と思います。というか番外編っぽい作りなのでここだけ読んでもいいんじゃないでしょうか。

    しかしアニメ化もしたということで表紙とかがその絵になってるんですね。でも豆腐小僧ってのはもっと、作中書かれている通り、憎めない間抜け面じゃないとなあ・・・これは可愛すぎるだろう。これなら誰もが「かわい

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    2011年11月15日
  • 豆腐小僧その他

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    ネタバレ

    あぅー。。。
    えーっと、全く持って無意味な存在、豆腐小僧(妖怪)が自分の存在意義を探しに旅に出るハナシ。
    途中で、達磨さんや狸、狐、化け猫等も出て来て非常に面白いお話なんですが。。。

    どうしてもページ数が多いので、途中で文体に飽きたりしてしまいワタシは中だるみしてしまいました(ーー;)
    ただ、不気味さも気持ち悪さもないので京極夏彦さんの作品を初めて読む方でも大丈夫かなー?と思います(*^^*)

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    2011年10月17日
  • 豆腐小僧その他

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    アニメ映画の原作かと思ったら、HPで紹介されてるストーリーとはまったく違っていました。
    簡易版、豆腐小僧という内容で、豆腐小僧の世界観を垣間見ることはできたけど、なんだか物足りなかった。
    本のサイズが大きくて「豆腐小僧双六道中おやすみ本朝妖怪盛衰録」をまだ読んでいないんですが、豆腐小僧の世界を存分に楽しむには、こちらを読むしかなさそうだ。

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    2011年11月03日
  • 絡新婦の理(1)【電子百鬼夜行】

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    前作が仏教だと思ったら、今度はばりばり洋風。
    絶世の美人やら癖のある造りの洋館やらと、かなり好みのお膳立て。次巻以降も期待大です。

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    2011年09月29日
  • 文庫版 妖怪の理 妖怪の檻

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    ネタバレ

    妖怪人間ベムの歌を聴いていた時に、不用意に「妖怪が何か」は説明できるよな、と思ってしまった次の日に書店で目にして買ってしまった本。現代の「妖怪」という概念・言葉がいかにして成り立ったか、江戸から明治の通俗、そして柳田の民俗学での定義を経て水木しげるの表現で昇華し確固たる言葉、存在として浸透するまでを様々な資料を提示して考察した本。最近、読みての知を要求される本からすっかり遠ざかっていたので、読み終わるまでに何回も挫折しそうに。言葉を商売にする人が自分の興味に直球を投げるとこうなるか、という本。しかも、その書きては京極夏彦様。不用意にに一つの言葉を説明できると思った自分を後悔しました。

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    2011年09月18日
  • 覘き小平次

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    ネタバレ

    最後はハッピーエンド?な終わり方だったので良かった。
    治平さんが出てきましたね。あと徳次郎さんも出てきたんだけどどうも又市と出会う前のことらしく、又市自身は出てきませんでしたね。

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    2011年09月17日
  • 巷説百物語 4巻

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    「死神」(完結編)「柳女」「帷子辻」「老人火」収録

    巷説と続巷説を時系列順に並べての連載はこれにて完結。
    よくぞ最後まできっちり書いてくれたと思う。

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    2011年08月18日
  • 巷説百物語 2巻

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    「舞首」「飛縁魔」「芝右衛門狸」収録

    1巻ははじめてだったのでいろいろ衝撃きつかったのですが
    2巻目にきて慣れた。笑。
    キャラクター造形は劇画チックですが、話は原作に忠実で丁寧に作ってあるので好感が持てます。

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    2011年08月18日
  • 鉄鼠の檻(3)【電子百鬼夜行】

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    当の殺人事件自体はちっとも解決の兆しを見せないなか、他のことはようやく明らかになってきた感があります。
    新たな謎も出て参りましたが。

    そして、ちょこっとフラグを出されただけで反応した私の腐った勘は大当たりでした。

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    2011年08月17日
  • 後巷説百物語 一 ~赤えいの背中~

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    謂わずと知れた、直木賞受賞作のコミカライズ。

    前シリーズまでのぶ厚さと、ちょっと変わった装丁を継承してると思いきや、ごく普通のコミックスでちょっと残念だった。
    「後」なのに、前シリーズと変わらない又市が表紙と云うのもちょっと引っ掛かる部分ではあったが。

    それは兎も角。
    このページだと、端折らなきゃなんないとこがあって、それ端折っちゃったら、原作知らない人には意味が通じないんじゃなかろうか。
    1冊1話の形態をとる為の処置なのだろうか?

    しかし、一白翁こと百介。
    年齢を重ねただけあって、タヌキになりましたな。

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    2011年08月05日
  • 豆腐小僧その他

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    小説「豆腐小僧」と狂言台本3つ、落語台本1つ収録。
    『豆腐小僧双六道中ふりだし』を読んだときは、妖怪の成り立ち、意義などが初めて理解できて大変感動したのだが、今回の「豆富小僧」はストーリーこそ違うがそれをさらに簡略化した感じ。ジュヴナイルということなので、映画化を機に子供にもわかりやすいように書いたということだろうか。
    しかしテーマや妖怪のキャラクタは『〜ふりだし』と同じようなものだし、ストーリーもラストなんかとってつけたようで、京極夏彦にしては残念だった。
    オリジナル狂言3つは舞台で見たことがあるが、面白かった。この台本がついているのは嬉しい。

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    2011年07月03日