京極夏彦のレビュー一覧
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毎度おなじみ豆腐小僧。今回は番外編ということで名前も豆富小僧と改めて舞台も現代・・・ですが、まあやることはいつもと同じですw
人間社会になんらかの事件が起こって、それを「いるけどいない」妖怪があーだこーだと言いつつ成り行きを見守ったり振り回されたり。
今までのシリーズが楽しめたらそのまま同じように楽しめる・・・と思います。というか番外編っぽい作りなのでここだけ読んでもいいんじゃないでしょうか。
しかしアニメ化もしたということで表紙とかがその絵になってるんですね。でも豆腐小僧ってのはもっと、作中書かれている通り、憎めない間抜け面じゃないとなあ・・・これは可愛すぎるだろう。これなら誰もが「かわい -
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ネタバレ妖怪人間ベムの歌を聴いていた時に、不用意に「妖怪が何か」は説明できるよな、と思ってしまった次の日に書店で目にして買ってしまった本。現代の「妖怪」という概念・言葉がいかにして成り立ったか、江戸から明治の通俗、そして柳田の民俗学での定義を経て水木しげるの表現で昇華し確固たる言葉、存在として浸透するまでを様々な資料を提示して考察した本。最近、読みての知を要求される本からすっかり遠ざかっていたので、読み終わるまでに何回も挫折しそうに。言葉を商売にする人が自分の興味に直球を投げるとこうなるか、という本。しかも、その書きては京極夏彦様。不用意にに一つの言葉を説明できると思った自分を後悔しました。
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小説「豆腐小僧」と狂言台本3つ、落語台本1つ収録。
『豆腐小僧双六道中ふりだし』を読んだときは、妖怪の成り立ち、意義などが初めて理解できて大変感動したのだが、今回の「豆富小僧」はストーリーこそ違うがそれをさらに簡略化した感じ。ジュヴナイルということなので、映画化を機に子供にもわかりやすいように書いたということだろうか。
しかしテーマや妖怪のキャラクタは『〜ふりだし』と同じようなものだし、ストーリーもラストなんかとってつけたようで、京極夏彦にしては残念だった。
オリジナル狂言3つは舞台で見たことがあるが、面白かった。この台本がついているのは嬉しい。 -
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なんかこう、京極っていうとシリアスで妖怪で重いって感じがしますけど、これは明らかにギャグでした。
意味は全く分からないけど、とにかくおデブさんが出るわ出るわ。
しかも、短編がすべて有名作品のパロディ(?)なんです…
・四十七人の力士
・すべてがデブになる
・パラサイト・デブ
・土俵(リング)・でぶせん
・脂鬼(しき)
・理油(りゆ)
・ウロボロスの基礎代謝
名前だけでも何のパロディか分かりますよね…
「すべてがデブになる」と「脂鬼」が個人的に面白かったかな…(屍鬼読んだことないけど)
内容も、よく分からないオチに意味の無いネタ振り、掛け合い、そしてデブ…(なぜデブ?)
そしてなぜしりあがり -
Posted by ブクログ
何の予備知識もなく読んだのですが、これは『嗤う伊右衛門』同様、古典怪談を扱ったお話だったのですね。
元ネタは知りませんでしたが。
そして『巷説』シリーズともリンクさせているという。
それだけで、かなり得した気分になりました。
各章が登場人物の名前になっており、その人物視点で話がすすみます。
同じ人物の視点でも、次に回ってきた時には名前が変わっているという。
その名称と心の変遷、そして人物同士のリンクが面白く、あっという間に読んでしまいました。
押入れに篭り、覗く小平次と覗かれる女房のお塚。
正式に結婚しているわけでもなく、嫌悪の対象でしかない小平次とどうして暮らしているのか?
ここのところ