京極夏彦のレビュー一覧
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京極さんが古典怪談に題材にした作品。
『嗤う伊右衛門』に続くシリーズ第二弾だそうです。 (まだ未読。)
文章は昔の言葉遣いなので、最初は読みづらいなぁと感じたのですが、
そこはやっぱり京極作品。
すぐに気にならなくなるほど引き込まれました。
でも、私的には苦手なお話でした。
まぁ、怪談だからしょうがないのかもしれないけど、
小平次の何とも言えない感情(とも言いがたい何か。)が気持ち悪くて・・・
可哀想という感じでも無いし。
でも、小平次以外の登場人物の感情ってある程度は理解できる気がする。
そういう意味では、この作品は大成功なんだろうなぁ、と思った。 -
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押入の中で膝を抱え、薄暗がりの中で己の厚みを消し、
一寸五分の隙間から世間を覘いている木幡小平次。
女房のお塚からでさえも厭われるほどの陰気な男だが、
それでも小平次は曲がりなりにも役者であった。
とはいえ、普通の役はからきし駄目な大根役者。
彼にできる役はひとつだけ――幽霊だけであった。
普段から死んだように生きている小平次は
ただ居るだけで、観ている者の心胆を寒からしめる。
ある時、囃子方の安達多九郎のつなぎで旅巡業の声がかかる。
小平次はそれを請けて、玉川座の奥州への興行に同行する。
しかし――、裏には何か企みが蠢いているようであった。
そして、小平次の周りの人間た -
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ネタバレ読んでるあいだは、豆腐小僧のおっちょこちょいぶりに、ほのぼのできた。寝る前のよい入眠剤になりました。
内容は、
妖怪は人が感得しているから存在している、ということ。
妖怪は自然現象や人のまわりにおこるうまく説明できない事象の説明であるということ。
ただし、豆腐小僧は江戸時代からキャラクターとして存在したということ。
(鬼太郎の先駆けか!)
また、京極夏彦おなじみの邪魑や姑獲鳥や魍魎やらがでてきた
構成は、妖怪うんちくにはいると1ページとかながながのべるのは健在
読み飛ばしたくなる気持ちを抑えて、長ったらしい文章を読み込んだ
寝る前、入浴時にちょこちょこ読んで1、2週間かかった
市川染 -
Posted by ブクログ
毎度おなじみ豆腐小僧。今回は番外編ということで名前も豆富小僧と改めて舞台も現代・・・ですが、まあやることはいつもと同じですw
人間社会になんらかの事件が起こって、それを「いるけどいない」妖怪があーだこーだと言いつつ成り行きを見守ったり振り回されたり。
今までのシリーズが楽しめたらそのまま同じように楽しめる・・・と思います。というか番外編っぽい作りなのでここだけ読んでもいいんじゃないでしょうか。
しかしアニメ化もしたということで表紙とかがその絵になってるんですね。でも豆腐小僧ってのはもっと、作中書かれている通り、憎めない間抜け面じゃないとなあ・・・これは可愛すぎるだろう。これなら誰もが「かわい -
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ネタバレ妖怪人間ベムの歌を聴いていた時に、不用意に「妖怪が何か」は説明できるよな、と思ってしまった次の日に書店で目にして買ってしまった本。現代の「妖怪」という概念・言葉がいかにして成り立ったか、江戸から明治の通俗、そして柳田の民俗学での定義を経て水木しげるの表現で昇華し確固たる言葉、存在として浸透するまでを様々な資料を提示して考察した本。最近、読みての知を要求される本からすっかり遠ざかっていたので、読み終わるまでに何回も挫折しそうに。言葉を商売にする人が自分の興味に直球を投げるとこうなるか、という本。しかも、その書きては京極夏彦様。不用意にに一つの言葉を説明できると思った自分を後悔しました。