【感想・ネタバレ】後巷説百物語 一 ~赤えいの背中~のレビュー

あらすじ

行奉為(おんぎょうしたてまつる)――――

怨嗟の声が闇に響き渡る刻あやかしの姿は必ず現世に現れる……
妖怪仕立ての珠玉のミステリー、新シリーズ開幕!!時は明治――
『ゑびすの像の顔が赤くなると島が滅ぶ』という文献を見つけた若者四人は、真偽を確かめるべく怪談奇談に精通する老爺一白斉の閑居を訪ねた。その昔“山岡百介”と名乗っていた老爺は伝承にまつわる自らの体験談を語り出す。 “又市一味”が関わった大仕掛けの顛末を―――

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Posted by ブクログ

空港までの暇つぶしに購入。
原作でも特にこの戎島の話が印象的だったので期待していたのですが、やはり小説ほど細かく描写されていないため原作を読んだ時に感じた異常性があまり感じられず、逆に絵で具体的に描かれることによって虐殺シーンの痛々しさが増して、そういうのが苦手な私はすこしキツかったです。
しかし、前作との関連を臭わせながらあえて何も説明をいれない点は前作からの読者も新規の読者もどちらも楽しめるつくりになっていますし、話も一冊に綺麗に纏められているのでとても読みやすいと思います。

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2012年04月17日

Posted by ブクログ

謂わずと知れた、直木賞受賞作のコミカライズ。

前シリーズまでのぶ厚さと、ちょっと変わった装丁を継承してると思いきや、ごく普通のコミックスでちょっと残念だった。
「後」なのに、前シリーズと変わらない又市が表紙と云うのもちょっと引っ掛かる部分ではあったが。

それは兎も角。
このページだと、端折らなきゃなんないとこがあって、それ端折っちゃったら、原作知らない人には意味が通じないんじゃなかろうか。
1冊1話の形態をとる為の処置なのだろうか?

しかし、一白翁こと百介。
年齢を重ねただけあって、タヌキになりましたな。

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2011年08月05日

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