京極夏彦のレビュー一覧

  • 数えずの井戸

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    なかなか進展しないから途中で投げ出し、数ヶ月後に再びスタート。

    数ヶ月空いたけど、読み始めると人物像を案外覚えている。筆者の描き方がうまいんだろう。

    そして、後半からゆっくりした歯車が急速に回り出し、すべて壊れた。

    ずっとゆっくり回り続けられたら、何も変わらずいられたかもしれないのに…

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    2015年10月21日
  • 薔薇十字叢書 桟敷童の誕

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    本家に近い雰囲気でなかなかよかった。座敷わらしではなく、桟敷わらし。桟敷わらしを巡る話に不思議なことなんて何もなかったし、確かにこれは警察の仕事だな。榎さん大暴れな割に被害が少なかったw

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    2015年10月21日
  • 薔薇十字叢書 天邪鬼の輩

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    京極堂・関口・榎木津の高校時代の出会い。友達連呼だ。青い、青いよ!青い春だよ。榎さんのキャラに若干違和感あったけど、「面白ければ何でもアリなんです。」だな。

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    2015年10月20日
  • 薔薇十字叢書 天邪鬼の輩

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    ネタバレ

    中禅寺、榎木津、関口の学生時代の話。

    ちょっと中禅寺が周りから持て囃されすぎてるとか、原作では名前しかでてきてない総一郎が結構でてくる…など若干引っかかる部分もありますが、そういうところはあまり気にしないよ、スルーできるよという人にはおすすめかな…。
    話自体は読みやすくて面白かったと思います。

    最後に私の想像なんですが、三人、特に中禅寺は素直に友情とかを口に出したり表したりってことはしないような気がしてたので…青春感というか友情が結構素直に表に出てたのにはちょっとびっくりしました。
    まさか『友人』という発言があるとは…。
    ただ、若い頃ですからね。青春時代だからと考えるならそれもありなのかも

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    2015年10月24日
  • 絡新婦の理(1)

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    おお、とうとう絡新婦ですか。絡新婦も好きです。美女・美少女が多いし。(変な人も多いし。)
    冒頭は完全に女学校ノリで、かわいくも狭苦しくおぞましくていい。呉さんは本当、好ましい主人公タイプだよなあ…。
    古本屋周りの面々はちらりとだけ顔見せしてますが、事件冒頭はやっぱり木場さんですね。木場さんは本当に見ていて気持ちがいいなあ。
    そして最後に薔薇十字探偵社。
    えーと時間軸的にはこの前に鉄鼠があって、そこで益田が登場して絡新婦から榎木津のとこで働いてるんだっけか。だからまだ髪伸びてないしスーツなわけね…うん、初見ちょっとびっくりした。新米な感じがとても…良い。

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    2015年10月17日
  • 幽談

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    こういう現代ホラー小説なら好きです。はっきりとは分からないけど、もぞっとするようなもやっとする感じ。ぞっとしないけど恐いと言うわけでもないけど、(むしろ笑けてしまう話もあるのですが、それが逆に現代的)結末にねじれを感じて、どこへ連れていかれるのか却って楽しみな感じ。投げっぱなしもあったけど、それは想像力で…というのかもしれません。

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    2015年10月07日
  • 遠野物語拾遺retold

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    池、沢、淵と山、峠、森が多く出てきて、山合の谷間という遠野の町の自然環境が色濃くでていて、おもしろい。

    家々に仏像がまつられ、神様の様な扱いをしていることも、興味深い。

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    2015年08月09日
  • どすこい。

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    ネタバレ

    地響きがする--と思って頂きたい。


    く、くだらねぇぇぇ!
    と思わず脱力して笑ってしまう。今までの京極の作品は何!?京極って作家は2名いるの!?って感じ。これは短編(中篇というべきか)が7編。すべての題名が有名作品のパロディで「すべてがデブになる」、「パラサイト・デブ」などなど。もーう、全編通して「デブ。」

    暑っ苦しいわ、汗臭そうだわ、でもユーモラスだわ。
    メタ小説が苦手な方にはオススメできないこの作品、でも悪ノリが好きな方にはオススメしちゃうぞ。ツッコミが面白いんだなぁ。
    7編すべてに共通するモノがあって、また7編が微妙にリンクしているのがミソ。

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    2015年04月22日
  • 嗤う伊右衛門

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    江戸言葉に苦労しながら読んだ。民谷岩、民谷伊右衛門を中心にしながら悪漢である伊東喜兵衛もみな芯が通って生きて死んでゆく。最後のシーンは特に生々しく感動的でさえあった。

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    2015年04月06日
  • 百器徒然袋 鳴釜 薔薇十字探偵の憂鬱

    Bb

    購入済み

    うーん、なんかもやもや

    参加してなかったからって、同罪。
    女としては久我も許せないけどね。
    とんでもない話だわ。

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    2021年01月26日
  • 幽談

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    さくっと読める短編集。
    ぞくっとして時々ざわっとする。きゅんとくるラストもあった。
    こういうのも書く方なんだなあ~と思いつつ、
    個人的にやはりこの作家さんはずっしり長編がすきです。

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    2015年02月21日
  • 魍魎の匣(1)【電子百鬼夜行】

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    京極堂シリーズは全て分冊で購入している。
    感想は下巻に。
    上巻で京極堂が出てくるのは遅めだけど、出てきた瞬間からいつもの京極堂で語りに引っ張り込まれる。

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    2015年02月19日
  • 嗤う伊右衛門

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     近代的解釈でリライトした「四谷怪談」。ホラーよりもミステリ成分が濃い。「心中もの」の変種とも読める。

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    2015年02月10日
  • 百鬼夜行 陰(全)【電子百鬼夜行】

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    良い意味で「娯楽小説」だった百鬼夜行シリーズから、悪い意味での「娯楽」を抜き去った作品。平たく言うと、著者は路線を変えたいんだろうな~・・・と察せられた作品。

    川赤子の主人公関口以外は、さして人気のない登場人物を使い、怪談文学としてうまくリメイクされています。
    シリーズを読んでいないと楽しめない内容ではありますが、シリーズを読み通して理屈っぽくなった頭を柔らかくするのにはちょうど良いのではないでしょうか。

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    2015年02月07日
  • 数えずの井戸

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    長い。くどい。登場人物全員がなぜああもくどくどと考える?いっこうに話が進まない。
    道を歩くだけでなぜにああも考えることがある?初登場人物がでるたびに、場面が変わるたびに、くどくど考える人たち。人物の性格の設定や説明でその文がいるのでしょうが、くどすぎる。
    物語は、嗤う伊右衛門とあまり大差ない登場人物たちが同じような配置で同じようなことを思い、同じようなことが起こったような気がする。

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    2015年01月14日
  • 百器徒然袋 雲外鏡 薔薇十字探偵の然疑

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    ネタバレ

    五徳猫事件を受けての探偵挑戦譚だが、京極堂もあきれるくらい稚拙な計略が思った通りに暴かれ、少し物足りない感じがする。榎津探偵が暴れまくる解決にはスッキリ感あり。ところで本島くんの名前って?
    15-2

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    2015年01月03日
  • 百器徒然袋 雲外鏡 薔薇十字探偵の然疑

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    百器徒然袋コミカライズ。本島くん犯人扱いされちゃってピンチ。霊感探偵の胡散臭さよ。心配したけど、ラストの榎さん大暴れっぷりが気持ちよかった!

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    2014年12月24日
  • 文庫版 虚言少年

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    「ズッコケ三人組」のシニカル版とでも例えたらいいのだろうか。
    特に第1話が顕著だが、各小編の冒頭にまるでエッセイのような、どこに向かうとも何を片付けるともしれない独り語りがまず延々続く。
    はっきりいってそれが冗長に過ぎ、飽きる。
    京極堂シリーズに代表される緻密なミステリーならば、そういった口上も多少衒学的であっても読むのは堪えられるが、いわばナンセンスギャグを骨子とするこの作品においてはなかなかきつい。
    そもそもが入り方、この小説を読み始める時の私の心構えが誤っていたのかも…。
    作品の後半、「けんぽう」あたりからはオチの面白さというか、笑いどころが急に腑に落ちるようになってきたのだが、これは作

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    2014年12月23日
  • 百器徒然袋 雲外鏡 薔薇十字探偵の然疑

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    「榎木津の名声と信用は地に堕ちる―」からの榎木津(※イメージです)がありえなさすぎて笑った。思いっきり噴き出した。ごめん。
    神無月さんがかわいくってびっくりした。良い。裏表紙見たらめっちゃお笑いの人だったのでフフ…って思った。

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    2014年12月22日
  • 文庫版 豆腐小僧双六道中ふりだし

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    「おやすみ」を先に読んでしまったので
    こっちを慌てて(笑)

    豆腐を持った小僧の妖怪「豆腐小僧」のおはなし

    長いし、薀蓄も多いけど、「おやすみ」よりは読みやすい感じ。
    ラストの人と妖怪、大集結の大騒ぎ!ってところは
    なるほど、アニメ化のほうが楽しそうだな~。

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    2014年12月11日