阿川佐和子のレビュー一覧

  • ことことこーこ

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    2025年問題とはいわれるも、すでに超高齢社会=日本、介護は多くの世代や世帯に重くのしかかる課題として恒常的に続いている。著者自身の経験も踏まえながら、老いゆく親の介護、それぞれの親子や家族の在り方等々を考えさせてくれる小説。現在、介護に直面している人びとには、大きなエールとなる1冊。

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    2024年01月06日
  • 正義のセ 4 負けっぱなしで終わるもんか!

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    阿川佐和子の“凛々子シリーズ”4作目。
    美人の敏腕若手検事・竹村凛々子が神戸地検尼崎支部に転勤。その凛々子のもとに、汚職事件の告発状が届く。
    凛々子は、検事として様々な仕事を手がけ、多くの関係者と向き合いながら、成長していく。やはり、人には、自分にしかわからない思いがあるのだろう。

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    2023年08月23日
  • 正義のセ 3 名誉挽回の大勝負!

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    竹村凛々子の検事人生が一つのターニングポイントを迎える。
    凛々子が起訴した強姦男に冤罪の可能性が高いということが、凛々子の幼馴染みの親友であった新聞記者、小林明日香の記事によって暴かれる。凛々子はさらに事件の真相を追い求め続け、冤罪犯が隠していた別の罪に気づく。ところが、被害女性を訊ねたものの門前払いにされてしまう。
    今回は、冤罪犯とされた人にも、完全潔白という人はほとんどいないということがよくわかった。そうした人たちの大半は、白と黒の中間のグレーな部分があるため、逮捕されてしまうということが多いということである。だが、加害者、被害者それぞれだけではなく、警察などの捜査機関はもとより、時には報

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    2023年08月22日
  • 正義のセ 2 史上最低の三十歳!

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    『正義のセ』2巻目。
    竹村凛々子は検事5年目、30歳を迎えた。女性を狙った凶悪事件の担当という重大な仕事を任される。様々な思いを抱く被疑者や被害者と対峙しながら、凛々子自身もまた、様々なことを考えていく。そんな中、プライベートでは小学生時代の親友であった小林明日香と再会する。凛々子にとって、その明日香との再会が、さらに大きな影響を与えられる。
    今後がさらに楽しみになる。

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    2023年08月21日
  • ことことこーこ

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    フードコーディネーターの香子が、認知症の老母琴子を介護していく物語。初出は新聞連載。
    香子の視点からのものだけでなく、認知症となった琴子のそれからのものもあるので、認知症患者のありようを理解する上で参考になるところも多い。また、琴子のような認知症患者には、楽しいことをさせたほうがよいということもよくわかる。

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    2023年08月16日
  • アガワ家の危ない食卓(新潮文庫)

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    阿川佐和子さんの言葉のセンスがすごく光る本。他の作品も読んでみたい(レビュー書くのを忘れてしまいうろ覚え)

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    2023年07月01日
  • 対話力 人生を変える聞き方・話し方

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    対話は弁証法的に発展するものだと齋藤先生は思っているそうだ。会話と対話の違いを考えたことが無かった。対話はテーマに沿って深く掘り下げて新たな発見をしやすくするのだろう。相手の話から自分の心が動いたところを開示し質問できればいいな。何事にも好奇心なのかな。

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    2023年02月25日
  • 女ともだち

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    「女ともだち」がテーマの短編小説アンソロジー

    既に出尽くした感のあるテーマですが、昨今のSNSを取り入れた短編は8篇全て新鮮で面白かったです。

    なんでも真似して来る女性を描いた村山由佳さんの「COPY」
    女性あるあるです。
    そしてそこに惹きつけておきながらのラストの急展開にはドキっとします。

    坂井希久子さんの「ト・モ・ダ・チ」はイヤミスを連想させるどろどろした話で、もはやホラーの様にも思えて怖かった。

    千早 茜さんの「卵の殻」は繊細な女性心理が描かれていて女性の執着がただただ恐ろしい。
    「サバサバした女なんていないよ」のセリフが印象に残ります。

    子供時代の競争意識、嫉妬心を描いた大崎

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    2023年02月11日
  • 看る力 アガワ流介護入門

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    介護経験豊かな阿川さんと、介護医院の大塚会長が語る。看護のプロ同士の話だが、介護を受ける人の気持ちを理解し、よく伝えてくれる。歳を取ることがどういうことなのかが分かり、老後を迎えた人にもためになる。▼「一人暮らしは老化防止の特効薬」「孤独死で何が悪い」「認知症でも一人暮らしを」「ギリギリまで一人暮らしのススメ」「男は何もしない、ポツンとブスッとして、男の老後は寂しい。退屈の極みですよ。手がかかる」「女性は集団にしておけば、放っておいても全く問題ない」「75歳が節目」「75歳が骨折したり病気になったら、元には戻れない」「75歳を過ぎたら自分の体のいうことを聞いてはいけない。気力に体力を引っ張らせ

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    2023年02月09日
  • ことことこーこ

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    最後を読んでいるときに涙があふれてきた。
    親との別れが身近に感じられるようになったからだろうか。

    認知症になった母親に対して、どうしてこんなことをするんだろうと思う娘。と同時に親のほうも、どうしてと思い悩み、怖さや不安を感じているということに、改めて思いを寄せた。娘が仕事を優先させたいと思ったり、何で自分だけがと思ったりすることに相づちをうち、子供に戻ったような母親とともに楽しんでみたりすることに、ありのままを受け入れるときがあってもいいのかと思った。

    この本は、私にこれからの親との関係を大切にしていきたいと思わせてくれた1冊になった。

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    2022年08月27日
  • 看る力 アガワ流介護入門

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    介護という重いテーマについて、医師との対話との形で語っていく
    作者の体験と、医師のアドバイスのやりとり、知っていること、そうでないこと読んでいて切なくなりました。

    気になったことは次です。

    ・医療より介護、介護より生活
    ・何を言われても決して否定しないこと
    ・介護は長期戦と心得よ
    ・介護にかぎらず、後ろめたさが対人関係を良くする妙薬では
    ・笑いとズルで乗り切る。途中で力尽きないように手抜き、息抜きしならがら60点主義で。
    ・一人暮らしは老化防止の特効薬、
    ・孤独死でなにがわるい
    ・プロの介護ほう助をばかにするな、素人がやると骨折する場合もある
    ・名医とは、残った家族からあのときああしておけ

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    2022年03月21日
  • 「聞く力」文庫1 アガワ対談傑作選

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    面白くて、昼休みに読んでいて一人でニヤニヤしてしまって、慌てて澄ました顔に戻しました。
    あと仕事などで忙しい時にも、つい手に取って読んでしまい、小学生の頃に夏休みの宿題が出来なくなった時に似たような感覚。読み終わったのでやっと解放されました。
    本自体面白いのですが、生活に影響が生じてしまいましたので、危険な本に分類しておきます。

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    2022年02月23日
  • 看る力 アガワ流介護入門

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    介護はずっと続くから無理をしない。お金は後世に残さずとも使う、体からの悲鳴を聞かない(そんなことをしたら何もできなくなる)。
    介護費用を家族に払う、とかもすごくよい発想。
    ただ苦しいだけの状態を延命して意味があるのか?だけど家族は自然死を受け入れられるか?

    考えさせられることも多かった一冊。

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    2020年12月26日
  • 看る力 アガワ流介護入門

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    毎年読んで自分のこれからや家族との関係を考える機会としたい。読む人の置かれてる健康状態、家族との関係、年齢に応じて、読後の感想が変わると思う。良書。古本屋には売らす、本棚にキープしておきます。

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    2020年06月10日
  • 看る力 アガワ流介護入門

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    今のわたしに必要な本だった。

    もう一度読むときには心に留め置かないといけないところに線をひこう。

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    2020年02月13日
  • 叱られる力 聞く力2

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    楽しく吹き出しそうになりながら、また、そうだよなぁ〜って頷きながら読みました。 人を叱るって勇気要りますよね。叱るべき時にこちらが怖気付いて叱ることが出来ず、後で、なんて自分は勇気のない情けない奴なんだろうと落ち込むことあります。 子供にももっと怖い、面倒くさい親でないといけないとは思いつつ、顔を見るとなかなか言えない。今の世代の子もちょっとどうかとは思いますが、自分も見直すべきところが多いと感じました。 でも、とにかく楽しく読めました。笑い話でありながら唸ってしまう。エピソードの多さにもびっくり。

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    2019年12月26日
  • 看る力 アガワ流介護入門

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    介護されるとはいえ、男性と女性では、まったく行動や人間観毛の特性が異なる。老後にかかる費用についても、男はドケチに女はわりと気持ちにゆとりを持った使い方になるという。子供や家族に経済的支配権を移さないことが肝要、とか諸々。

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    2019年06月23日
  • 女ともだち

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    全体的におもしろいけどまあまあかなあと思いながら読んでいたら、最後の森絵都の「獣の夜」がひたすらによくて、とある一文がぶっ刺さりすぎて気が遠くなるくらいによくて、一気にお気に入りの本になってしまった。 あまり大声で言えないいわゆる性癖みたいなものなのでこっそり隠しておく。 これからも私は私のネイチャーに従って生きていけたらいいな。 ハメはずさない程度に。

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    2021年03月04日
  • 叱られる力 聞く力2

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    叱られた経験集みたい本。
    特に筆者とお父さんとのやり取りが面白くて笑えます。
    聞く力と続けて読んで筆者のキャラクターが好きになりました。

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    2019年01月31日
  • 看る力 アガワ流介護入門

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    ネタバレ

    対談の力がすごい。これだけの専門家をもってしても家事はできなかった、これから、とか。ともかく読ませる。二人がかりの力というか。

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    2018年10月16日