阿川佐和子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
阿川さんが著名人とのインタービューを苦手なりに試行錯誤してやってきたなかでの気付きを教えてくれる本です。
・インタビュー前に読み込む資料は本人が手がけた作品を優先的に。
・聞き手が話し手の話題の面白さを勝手に決めつけてはいけない。先入観を持たずに相手の話したいことを聞いてみよう。
・とりあえず人間同士「どうしたの?」と相手の気持ちを押しはかり聞いてあげる余地は残したい、と思いつつ、相手も散々聞かれてうんざりしていることもあるから難しい。気持ちがどこにあるか探るのが大事。
・止まらない話にカットインする時は、相手の息継ぎした瞬間を狙え。
・みんなが知ってるふりして知らないことはたくさんある。「 -
Posted by ブクログ
人との会話が楽しめる人、人から楽しい会話を引き出せる人、そんな代表格が阿川さんですね。
この本を読むと阿川さんの肩肘張らないいつも中立なスタンス、相手の懐に上手く入って会話を引き出す術(というより、阿川さんが試行錯誤を重ねた履歴のようなもの)が語られていて、読んでいてとても楽しいです。
これから読まれる方へはどうか「読むぞ!」と肩肘張らずに、紅茶でも飲みながら片手でページをめくるイメージで読んで頂きたいところです。
SNSやデジタル情報で疲れた頭、弱った心に本書のような軽妙な語り言葉は効能がありそうです。
人の話を上手く聞くこと、そこから自分の考えを巡らせること、そして上手く言葉にして人と話 -
Posted by ブクログ
阿川佐和子のエッセイ集『いい女、ふだんブッ散らかしており』を読みました。
阿川佐和子の作品は5年くらい前に読んだ『うから はらから』以来なので久し振りですね。
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父を看取り、認知症の母を介護し、対談・執筆と多忙を極める著者。
自ら「床族」と称し、何でも床に積んでしまう片付け下手で、捨てられない性格と自己分析。
また、連続ドラマ「陸王」に出演、女優としても活躍、さらに還暦過ぎての結婚まで……。
じわじわ訪れる小さな老いを蹴散らして、挑戦し続ける激動の日々を、赤裸々に綴る。
不肖アガワの『婦人公論』人気連載エッセイ第一弾。
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中央公論新社が発行する婦人・女性誌『婦人公論 -
Posted by ブクログ
「アガワさんの部屋は散らかっとるでしょう」とある紳士から指摘されてドキリ。
『いい男、金と力は無かりけり』と対になる言葉だと教えられ、つまり、アガワさんはいい女である、と褒めてくれているのだけれど、図星をつかれすぎて真顔になるアガワさん。
「老人初心者の覚悟」を先に読んでしまったのでちょっと順が逆になってしまったけれど、いつも通りの楽しくて忙しいサワコさんである。
お父様を見送り、認知症が進んでくるお母様の相手を務めながら、自分の頭は大丈夫かいな?とドキドキ。
たくさんのエッセイのネタである。
人とたくさん会うから、話題もたくさんあるのだろう。
さりげない会話の中から原石になる言葉を拾い上げ