阿川佐和子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
前半、あまり好みでない作品が続きましたが、後半すごく良かったです!
おもしろかった3作品
「こっちを向いて。」
分かるー‼︎って話でした。大人になってから友達作るのって難しい。こちらと向こうに友達を作ろうという願望が、まさに同じタイミングで存在しないと成立しない。
自分が今までに経験した感情が言語化されてる感じで気持ちよくて、そして切なかったです。
「ラインのふたり」
いたずらして笑ってはいけないのに全身で笑い出したくなる感じ。笑いすぎてお腹痛くて涙出る、みたいな。そういう時の女子同士の連帯感を思い出しました。
終わり方も良かった。
「獣の夜」
一番好きです。ジビエ、全然興味なかったけど描写が素晴らしくてフェスタに行きたくなりました。ハラハラする展開とさっぱりした友情に肉とアルコール!血腥い夜のデザートも堪能しまくってほしい! -
Posted by ブクログ
「聞く力」を読んだので今度は「話す力」を!
トーク番組で様々なゲストをお招きして、楽しいトークを繰り広げられてきた阿川さん。
もちろんお人柄もあるでしょうが、口ベタな私は話術の秘訣なんぞがあるなら是非知りたいなと思い手に取りました。
読んで良かった。参考になりました。
それにビジネス書でも飽きさせない、どんどん読ませてしまう阿川さんはすごい。
文章でもその実力は健在でした。
フムフム、なるほど、そうですよね~と、まるでトークのように軽やかになめらかに読み進められました。
・他人の話のなかにヒントがある
・話し相手との距離感
・日本語は相手の様子を見る言語
・上手な話と良い日本語
様々な観点から綴られていて、あっちにもこっちにも「良いこと聞いた!」と思うことが多々ありました。
周りを巻き込んで楽しませることが出来る人、言葉の端々からリスペクトや気遣いがみられる人、話していて心地いい人、言葉選びが素敵な人に憧れます。
阿川さんの作品は、分かりやすく読みやすい。普段ビジネス書を読まない人でもストレスなく読めるので、おすすめです。 -
Posted by ブクログ
留学中に起こった、自分にも話せそうな話題が周囲の会話の中であがったときのこと。この話題なら自分も経験したことがあるといって、かつての経験を頭の中から呼び起こして英語で文法を組み立てていたらもうその話題から別の話題に話が移っていたそう。話のネタはネタとしてストックしておくことが大事だと気がついたらしい。
確かに私も話は苦手である。何を話そうか迷う。だから話したいことをネタとして崇徳する、というのは確かにそのとおりだと思った。
もう一つ、ラジオ収録時のこと。今日は〇〇について話を進めようと思うのですが、〇〇について何か話したいことはありますかと聞かれたとき、はじめは何もないと思うのだが、大抵は1時間きっちり話ができるのだそう。これについて自問自答したとき、自分は相手の話の終わりをしりとりの終わりとして新たに自分の話を出していたらしい。
なるほど、新聞記者も質問するときには質問は1つだけしか考えていってはいけないと言われているらしいが、それは相手の話を聞いていて湧き出てきた疑問をきちんと解決してくることという教えがあるからだろう。相手の話から自分の話のしりとりとしての最近のお手本は粗品が最適やなと思う。 -
Posted by ブクログ
約6年前にわたしよりいち早く「前期高齢者(65歳)」の仲間入りを果たした阿川佐和子女史が、その前後、どう生活し、どういう感慨をもってこの歳を過ごしたか、父親譲りの達筆のエッセイで綴った本です。
自然災害の季節がやってきました。「あとがき」で女史はこう呟いています。
「65歳以上の高齢者は、早めの避難を心がけてください」
台風接近のニュースを見ながらふと気づく。そうか、私もその範疇か。不愉快なわけではない。が、自覚があまりに薄い。(253p)
心構えというもののことではないけど、本屋の本棚で見つけて初めて読んだ作家だったけど、なんかもう、あるある、共感することが多かった。
そうか、俺ももうすぐ前期高齢者なのか!
絶対、避難しないだろうな。
高齢者はおしなべて若者の気持ちがわからない。「ずっとキラキラしているためにはどうしたらいいんですか」と、女史は訊かれて気持ちそのものがわからない(6年前なので、既にこの言葉さえ古いのかもしれない)。「詰まるところは「インスタ映えのするオンナでいたい」らしいことがわかってきた」と女史。「だからいつも人にうらやましがられる人間でいたい。そうすれば自分がキラキラ元気になれるから」と女史は分析した。女史と共にわたしも「トホホ」というしかない。そうなんですね。「元気になれる」のはいいことなんですよね。
かつて阿川は「ブラジャーを3週間洗わない不届者」と呼ばれた女である、と話題を振る。これだけで2回もそれで持たせている鉄板ネタらしい。高齢者ネタとは言えないかもしれないが、わたしも冬場は下着シャツは1週間かえないことはよくある。えっ?誰か引いていく?「いや、違う。雑菌を排除しすぎるから日本人は脆弱になるのよ。少々雑菌がついているほうがいいんだって。お腹の方にも常時、雑菌を飼うぐらいのつもりでいたほうが、丈夫になると思うよ」‥‥この女史の理論は昭和世代の私たちには常識だし、実際実感もあるのだけど、どうなのだろ。
女史は65歳にして「明るい腰痛」にかかった。軽いギックリ腰である。ふふふ、コレは女史と私は違う。仕事柄若い頃荷物を持つことの多かった私は、「例外なく(←これが1番大事)」腰を沈めて物を持つという素晴らしい習慣を得ることができた。最近はこのことを若い人に積極的にレクチャーするようになった。「自信と慎み深さは紙一重である」そのあと、他の章で女史は言った。
前期高齢者、後期高齢者は、「そろそろ終活を始めてくださいね」から「まもなくお迎えが来ますよ。準備はよろしいか」という囁きが込められている。一方では「人生100年時代到来」を唱え「もっと働いてください」と政府は言い出した。と、女史。「どっちなんだ。長生きはめでたいのか、それともお荷物なのか」うんうんと共感する。
その他、紫外線、夏場の塩分、延命治療、旅の醍醐味、涙ぽくなったわけ、健康体操、等々と、あるある話題で楽しませて貰った。