阿川佐和子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
約6年前にわたしよりいち早く「前期高齢者(65歳)」の仲間入りを果たした阿川佐和子女史が、その前後、どう生活し、どういう感慨をもってこの歳を過ごしたか、父親譲りの達筆のエッセイで綴った本です。
自然災害の季節がやってきました。「あとがき」で女史はこう呟いています。
「65歳以上の高齢者は、早めの避難を心がけてください」
台風接近のニュースを見ながらふと気づく。そうか、私もその範疇か。不愉快なわけではない。が、自覚があまりに薄い。(253p)
心構えというもののことではないけど、本屋の本棚で見つけて初めて読んだ作家だったけど、なんかもう、あるある、共感することが多かった。
そうか、俺ももうす -
Posted by ブクログ
人との会話が楽しめる人、人から楽しい会話を引き出せる人、そんな代表格が阿川さんですね。
この本を読むと阿川さんの肩肘張らないいつも中立なスタンス、相手の懐に上手く入って会話を引き出す術(というより、阿川さんが試行錯誤を重ねた履歴のようなもの)が語られていて、読んでいてとても楽しいです。
これから読まれる方へはどうか「読むぞ!」と肩肘張らずに、紅茶でも飲みながら片手でページをめくるイメージで読んで頂きたいところです。
SNSやデジタル情報で疲れた頭、弱った心に本書のような軽妙な語り言葉は効能がありそうです。
人の話を上手く聞くこと、そこから自分の考えを巡らせること、そして上手く言葉にして人と話 -
Posted by ブクログ
阿川佐和子のエッセイ集『いい女、ふだんブッ散らかしており』を読みました。
阿川佐和子の作品は5年くらい前に読んだ『うから はらから』以来なので久し振りですね。
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父を看取り、認知症の母を介護し、対談・執筆と多忙を極める著者。
自ら「床族」と称し、何でも床に積んでしまう片付け下手で、捨てられない性格と自己分析。
また、連続ドラマ「陸王」に出演、女優としても活躍、さらに還暦過ぎての結婚まで……。
じわじわ訪れる小さな老いを蹴散らして、挑戦し続ける激動の日々を、赤裸々に綴る。
不肖アガワの『婦人公論』人気連載エッセイ第一弾。
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中央公論新社が発行する婦人・女性誌『婦人公論