【感想・ネタバレ】聞く力 心をひらく35のヒントのレビュー

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Posted by ブクログ 2023年10月14日

仕事柄人の話を聞く事が多いのではあるが、相手によっては何を話して良いのか、話し途中で話題が途切れてしまわないだろうか、私の話はつまらないんじゃ無いかと様々な不安が頭の中を過る事がある。大抵その様な時はマシンガンの様に自分からベラベラと話しまくってしまい、後で自己嫌悪に陥る事がある。何故なら相手の話を...続きを読むほとんど覚えておらず、自分が話せた満足感だけで終わっていたり、嫌だったら場の空気感ぐらいしか記憶に残っていなかったりするからだ。人の話を聞くのは意外と難しい。会議でも1on1でも相手の性格や立場に合わせて如何に話や意見、思っている事を引き出すか。毎日毎日ほぼ1人ずつ1on1を繰り返しながらも、全く普段から無口な部下がどう言ったタイミングからかいきなり流暢に喋り出した時などは正直嬉しかったりするが、自分でもそのタイミングは余り覚えていない。毎日周囲の社員からうるさいとクレームの出る部下は、やはり1on1でも一方的に話立てて私はほぼ聞き役。そもそも悩みを相談してくれと言ってるのだから、目的は達成しているのであるが、終わった後の疲労感も半端ない。
会話とは双方が適度な量で、伝えたかった事、知りたかった事、スッキリと晴れ晴れできる状態になれることがベストだとは思う。勿論全て達成できれば完璧な会話であろうが、そんなのほぼ奇跡で、その一つでも達成できれば良い程度だ。飲み会なんかは酒で気分が悪いのを除けば、最後のスッキリ感はほぼあるだろうから、大切な場だというのも理解できるし、ノミニケーションと言われるのも良くできた言葉だと思う。
本書はTVタックルでお馴染みの筆者が長年のインタビュー経験を通して身に付けてきた会話における技術を惜しげもなく教えてくれる。本人があんな感じだから(テレビの中のニコニコ聞いてるイメージ)、相応の聞き上手なんだろうなとは思いつつも、始めからそんなに上手くできる筈もなく、多くの著名人との対談の中から身につけて行ったそうである。
内容としてはそれら著名人との対談シーンが目の前に広がってくるかの様に、相変わらず筆者の優しく語りかけてくる様な文章、何か小さいベンチに2人で並んでるかの様におしゃべりしているかの様なスッと入ってくる文章は疲れない。本人曰く、新書にして良いか悩むほど学術的なものでもなく、ただの経験談ではあるのだが、だからこそ読み易くうんうんと納得しながら一気に読めて良い。その様な中にも普段の会話で悩んでいた事がズバリ出てきたり、名言に近い?言葉も沢山散りばめられている。
特に芸能人やスポーツ選手、作家に政治家夫人などそれこそ我々読者が普段話す様な普通の人達ではなく個性の強い人ばかりだから、凡そ自分の周りのあらゆるタイプを網羅している。どれも参考になる事例ばかりである。早速明日から実践できそうな技術が沢山あるので、難しい会話術的な書籍を読む前に、軽く試してみる感覚で読むのが丁度良いだろう。
因みに父親は頑固で有名な阿川弘之氏であるが、私個人的にはそちらの著書をかなり読んでおり、大好きな作家であるから、まるで父親にでもなった様に筆者の文章を読んでる自分がいる。

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Posted by ブクログ 2023年04月22日

こういう時代だからこそ、
直接会って話すことの大切さ、
そして意味は大きいのかもしれない
だからこそ、聞いてくれているという安心感は話し手にとってとても心地よい時間だと思う。
聞く力、知りたい、もっと聞きたいが伝わる人間になりたい。
阿川さんの人柄や考え方を知りつつ、
とても楽しく読み切れた。

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Posted by ブクログ 2022年11月10日

人間は関わる相手によってそれぞれ違う顔を見せている、性格にもグラデーションといったものがあって、それを見せる角度によって他人からみた自分の見えかたが変わってくる。
聞く力と直接関係しているわけではないが自分は他人と関わる中での根本となる考え方と思った、自分がどの角度を見せているかを自覚していなければ...続きを読む他人からどう見えているかわからない、その結果他人から見えている自分と違和感のある行動を行って不愉快な思いをさせる可能性があるのだ、この本が伝えようとしている趣旨とは違うかもしれないが、自分はコミュニケーションにおける自己認識の大切さを改めて確認した。
他者としゃべるときに相手のテンポを考えずに自分のテンポで質問などをしたりしてはいけないなど聞く力のテクニックも多数紹介されているので聞く力を鍛えたい人は読むべきほんである。

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Posted by ブクログ 2022年10月02日

聞くと言う事の難しさを改めて感じる一冊。
そして私も以前はインタビューや、コーチングをする際にいろいろ質問を準備して、次に何を聞こうと頭をフル回転させて聞いていた。
今でも問いは迷うことが多々あるが、たくさんの質問を準備する事はなくなった。

本書の中でもあったが問いは3つまでに絞るようにしている。...続きを読む
またその問いに関してもそれに縛られることなく会話は生物であるためその場その場の行方で変えていくことが重要だと感じる。

本書の中でも出てきた、「それで」「それから」「他には」と嬉しそうに聞く。と言うような相槌だけでも問題ないというか、むしろそのような相槌だけで相手に話してもらうアプローチが最も難しく最も重要なのではないかと感じた。

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Posted by ブクログ 2022年03月23日

あの阿川さんでも、インタビューや対談の裏では結構あたふたしていたことにびっくり。それでも、あれほど立派にインタビューされているのは、彼女の元からの人の良さと積み重ねた「聞く力」によるものなのだなと思った。

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Posted by ブクログ 2024年04月29日

とても爽快かつ愉快な口調で書かれていたので読みやすかったです。が、とても人として大切な事が散りばめられて参考になりました

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Posted by ブクログ 2024年04月18日

阿川さんの軽快な筆致とおちゃめなエピソードに元気が出ました。自分も常に聞き手になりたいと思っているので、参考になりました。辛口を言わせてもらうと、育ちも良く、そのことによる人間関係の豊富さは誰も太刀打ちできないのに、自分を卑下なさる部分があり、なんとなく違和感ありでした。

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Posted by ブクログ 2024年01月20日

確かにタイトルが仰々しいのもあって、これを自己啓発と思って読んで肩透かし喰らってる人が散見される。
全体的に体験談。「聞く力とは◯◯しましょう」という提示ではなく、そこから何かを学べるかはその人の吸収力なのかな。
阿川氏の試行錯誤が伺えて追体験出来る様な流れでとても楽しかった。

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Posted by ブクログ 2023年07月19日

細かいチップスもあるが、結局は
相手に興味を持つ
誠実に対応する
こちらが聞きたいことを聞き取ることは「聞く」ではない
に集約される気がする。
オーディブルで聞いたが、文体が口語なので違和感は多少あるかもしれない。

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Posted by ブクログ 2023年06月08日

“話を聞く。親身になって話を聞く。それは自分の意見を伝えようとか、自分がどうにかしてあげようとか、そういう欲を捨てて、ただひたすら「聞く」ことなのです。“
この言葉が1番グサッと刺さった。20代までは、自分が次にどう発言して存在を知らしめるか、そのステージを抜けた後は、いかに良いことを言ってあげよう...続きを読むかばかり意識していた。ここは貪欲になる必要がない、とにかく聞くに集中する。いいことを言ってあげよう病は、相手のためでなく結局自己満足のためだよなと実感。

この本は、阿川さんの等身大の私、という形で表現されていると感じるのは、阿川さんの具体的な体験が口語調に阿川さんの言葉で表現されているから。抽象的でないからこそ、グッとくる。その中から、最短ルートはなく、失敗・経験を積みながら「聞く」を高めていると分かる。継続は力なり。

高学歴かつ知的であると側から感じる中、「私なんか」と卑下している記述が多々あり、そこが★を下げた理由。

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Posted by ブクログ 2023年04月18日

感想
安心感を与える。普段は話を聞いてもらえない人も常に語りたい。その根源的な欲望を引き出す。しかし努力の跡を悟られてはいけない。

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Posted by ブクログ 2023年03月19日

「聞く」ということは人間の日常において、普通のことであるが、その奥深さを知ることができた。聞き方によって、相手とどれだけの関係を築けるかが大きく変わってくると分かったので、実践できることはすぐにしていきたいと思う。特にたった1秒、「間」が変わるだけで相手に与える印象は大きく変わるという記述が興味深か...続きを読むった。

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Posted by ブクログ 2023年03月05日

聞く力について本人の体験を元に書かれていたのでちょっとした裏話などもあり読んでいて面白かった。
意外と会話していても次何話すかに気を取られていて、聞いてないことが多いことを改めて実感。相手の話を聞けば次話すことが分かる。

ご本人はテレビでよく見て落ち着いた話しぶりなので、インタビューは慣れたものだ...続きを読むと思っていたが、こんなに活躍している人でも緊張や不安があるということが意外であり安心に繋がった。

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Posted by ブクログ 2023年01月27日

阿川さんの本は読みやすい。さらっと読むと見逃してしまうので、心に引っかかったところは読み返してふむふむと理解。
聞く力とは何かを学術的に解説するものではなく、阿川さん流の聞くを伝えてくれる内容。
相手に対する思いやりや、会話を楽しむ考え方はとても共感できたし為になりました。

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Posted by ブクログ 2022年11月15日

インタビューにまつわるエピソード、アドバイス

インタビュー時に考えていることや失敗したことの実例が詳しく書かれていて
「きく」ことについて非常に参考になる
内容もさることながら、ここまでさらりと面白く書けるとは相当頭の良い方なんだろうと思う。

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Posted by ブクログ 2022年09月12日

本自体サラッと読めて、読み終わって少しして気づいた。

あ、私この人みたいな感じの
「会社の先輩」でいたいかも!

こんなにたくさんの方のインタビューをして、
経験値も相当高くいらっしゃるであろうに、
それをおくびにも出さず、むしろ「弱輩者なので、、」的な姿勢で、
でも(私みたいに(笑))自己肯定感...続きを読むが低いわけでは決してなく、
ちょっと「これは私自身良い質問だったと思うのですが、、」と成功例も少し出し
相手の糧になるように、という気持ちも非常に感じました。

「みんな、私についてきて!私すごいでしょ!」みたいな態度も
頼もしいのかもしれんけど
私は絶対そうはなれんし(笑)

素敵な女性やなと思いました(*^^*)

あと執筆当時のアガワさんに、
大丈夫、結婚できますよ、
て言いたくなった(笑)

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Posted by ブクログ 2022年08月25日

今の自分にタイムリーな本。聞く力欲しい。
聞く力といいつつ国民の声を聞かないどこぞの首相、、それは置いといて。
聞く。ただひたすらに聞く。分かったふりをしない。結局はその人と向き合うこと。
楽しく話してもらえる人に、私はなりたい。

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Posted by ブクログ 2022年05月14日

読み易く、さらっと読めました。
阿川さんのキャラクター、雰囲気、可愛らしさが素敵です。文章からもそういう所が滲み出てる。
知らない言葉、読み方幾つか記録しときます。


ためつすがめつ
抽斗、ひきだし
幾星霜、いくせいそう
訥々として、とつとつとして
可笑しい、おかしい
来し方行く末、こしかたきしか...続きを読むたゆくすえ
繙く、ひもとく
メリーウィドー

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Posted by ブクログ 2022年04月03日

阿川さんの人柄の良さがものすごく伝わる。すごく良いキャラクターだと思う。正直、阿川さんが良い聞き手なのは、この本に書かれていることよりも、阿川さん自身の人柄の良さが大きいのでは…。正直、テクニックが知りたいなら、他にも良い本があるかもしれない。ただ、阿川さんという人物に触れたい人には、たまらない本だ...続きを読むと思う。

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Posted by ブクログ 2022年03月28日

知らない人はいないんじゃないか、と思うくらいの
大ベテラン阿川さんの対話エッセイ本。
いつもスラスラどんな人ともすんなり
沢山喋れるの凄いよなぁと思ってたけど
あーわかる、こうゆうシュチュエーションあるわ〜とか共感できる所もちらほら。
実はすごい苦労してたのだな、と。
人を不快にさせないで相手の話し...続きを読むたいことや伝えたいことを引き出すって
本当に難しい。自分にも戒め。

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Posted by 読むコレ 2013年02月21日

仕事でコーチングに使えそうです。

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Posted by ブクログ 2024年03月24日

今さらながら読みました

阿川さんの口調で書かれていてとても読みやすかったです。
色々試してみようと思ったけど、
「話が脱線した時の戻し方」
は特に興味深かったです。
インタビューと、普段の会話ではまた違うと思うけど
心構えという点では参考になる部分も多かったです。

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Posted by ブクログ 2024年03月20日

最近、カールロジャーズの傾聴に興味を持ち勉強をしているが、自分の部屋の本棚に阿川さんの『聞く力』があった。そういえば買ったかもくらいの記憶。
読み返してみると、まさに傾聴のスキルやマインドがしっかりと語られている。表現は多少異なるものの本質は近いものがある。阿川さんは、傾聴の勉強をされて書かれたのか...続きを読む、もしくはインタビューの仕事に真摯に向き合っていればこの領域に辿り着くのか非常に興味深い。

10年も前に本書を手にした自分。その時から傾聴に興味があったのも(忘れたくせに)なんか嬉しい。

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Posted by ブクログ 2024年03月01日

阿川さんのお話おもしろい〜。
対談やインタビューって聞き手がいかに話を引き出せるか、と難しいものなんですね。
これからは聞き手の質問や言葉にも気を付けてみようと思います。

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Posted by ブクログ 2023年11月08日

インタビューやカウンセリングをする時には役立ちそうな35のヒントだったが、ビジネストークとは少し違いそうだなと思った。オウム返しと知ったかぶりをしないということは大事かもしれない。

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Posted by ブクログ 2023年03月01日

ベテランインタビュアーの阿川さんが彼女の失敗談などを面白おかしく書きながら、具体例を交えて聞く力のポイントを教えてくれる。実用書として役に立つことはもちろん、軽妙な語り口で阿川さんのエッセイとしても楽しめる一冊。例としてあげられるインタビュー内容の中は、立川談志さん、笑福亭鶴瓶さん、モーガン・フリー...続きを読むマンさんなどの大物ぞろい。ベストセラーになったのも納得で、10年経っても古びてない普遍的な本。

以下本書より抜粋。
過ぎ去った不快なできごとは、当人が思い出さないかぎり、黙っているに越したことはない。

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Posted by ブクログ 2022年11月05日

キャスターなどで活躍する阿川佐和子さんのベストセラーです。

阿川さんが文春の対談コーナーで学んだインタビューの気づきをまとめた内容になっています。

この本のポイントとしては、以下の内容になると思います。
「相手と相手の話に興味を持つ」
他には、
・事前準備(相手の基本情報)は必要だが、質問は決め...続きを読むすぎない方が良い
・インタビューは生ものなので、流れを大切に
などが大事だと思います。

阿川さんのインタビュー経験談なので、すぐに実践できる内容ではないですが、やはり相手に真剣に向き合えるかが大事だと改めて思いました。

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Posted by ブクログ 2022年10月07日

約10年くらい前のベストセラー
みんなやっぱり自分の事
聞いてもらいたい
語りたい
優れた聞き手になる事は
饒舌に喋る事より難しいのかも

市のリユース文庫にて取得

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Posted by ブクログ 2022年06月14日

思った以上に読むのに時間がかかってしまった。
読みやすい文章だったのに、わかりやす過ぎるというか。
自分のことを「アガワは~」とカタカナ表記するところなど、私自身が好きではないので、いちいち引っかかってしまうこともある。
また「私なんて」という自虐的な書き方も多すぎて、逆にわざとらしく感じてしまった...続きを読むり。
テレビで拝見すると何とも思わいのだが、文章を読むと鼻につく。

とはいえ人から話を聞くことについて、経験を元にわかりやすく網羅されており、参考になることが多々あった。

また後半部分にあった遠藤周作さんのエピソードは阿川さんならでは、インタビュー内容は実際に読んでみたいし、岸田今日子さんの「ラーメンをフランス料理のごとく優雅に食べる」食事姿は是非とも見てみたいと思いました。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2021年12月22日

聞く力―心をひらく35のヒント ((文春新書)) 新書 – 2012/1/20

質問を用意し過ぎない。1つから3つ。 あれっと思ったことを聞く。
2015年1月17日記述

聞く力。
2012年の100万部突破したベストセラー。
2013年も引き続き売れた。
阿川佐和子さんの本。

週刊文春で継続...続きを読むしているインタビューの経験から聞くにあたって何を注意すべきかを述べている。
おそらく口述筆記。
本書はいわゆる実用書のつくり、雰囲気では無い。
コラム調の書き方だ。
池上彰さんの伝える力2的な感じ。
タイトルから連想する期待と中身の違いの違和感は覚える。
しかし本はタイトル、題名の付け方が大事である
ので仕方ないのだろうけど・・

個人的に参考になった点をまとめておく。
まあ、無意識にやっていることや他の書籍等で
指摘されていることも多いけど・・・

具体的な話を聞き出すために出来ること。
相手にあわせ服を選ぶ。
安易にわかりますと言わない。
知ったかぶりをしない。
失敗しても引きずりすぎない。
気持を切り替える。
相手のテンポを大事にする。
素朴な疑問、一般人は知らない基本的な事を敢えて質問する
事前資料は読むべき。
しかし先入観にとらわれないこと。
質問を用意し過ぎない。1つから3つ。
あれっと思ったことを聞く。
相手の目線に合わせる。

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Posted by 読むコレ 2013年04月08日

19年も対談の仕事をやっているとエピソードの数や対話のテクニックも半端ない。でも、随所ににじみ出ている阿川さんの人柄の良さこそがどんな人とも打ち解けられる秘訣のような気がする。

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Posted by ブクログ 2024年04月24日

人の話を聞く=相手のことを考えること
なのかなと思った。
自分は息もしないくらいに喋る人なので、
この本のことを思い出しながら、友人や初対面の方と楽しい時間を共有出来たらなと思いました。

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購入済み

割り込み術

2012年07月31日

激論中、会話のバトンを奪う方法や話の振り方が参考になりました。

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