阿川佐和子のレビュー一覧

  • 看る力 アガワ流介護入門

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    大塚宣夫さんという老人向けの病院などを経営している人との対談。対談はお互いを褒め合うだけで得るものが少ないと思ってたが、この本はいろんなところで付箋が立つ感じだ。これは当事者ですからね。読んでよかった。

    『認知症が始まったからといって、急激に身の回りのことを周囲が手助けしすぎると、さらに症状は進む。一人でまがりなににもできるうちは、そのほうがお互いにいい』

    『お風呂に毎日入らなくたって、ご飯も一日三食食べなくたって、部屋が汚くたって、夜寝なくて朝起きれなくたっていいんです。そんなの、生きることにおいてなんの障害にもならない』

    『認知症の方は結局、自分の頭の中に残っている記憶と照合しながら

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    2018年10月03日
  • 看る力 アガワ流介護入門

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    ■介護で避けて通れないのが認知症。
    ・認知症は一言でいえば記憶の障害があるがゆえに自分の中に入ってきた新しい情報をうまく処理できなくなっている状態。人間は過去の経験を記憶という形で残し,それと照合しながら今起きていることに対してどう行動すべきかを判断する。けれども認知症はその過去の記憶にうまくアクセスできない,或いは即座につながらなくなっている状態にあること。
    ・基準となる照合すべき記憶に到達できないので,今の状況をどう判断していいかわからない。ただ,記憶は全部なくなるわけではなく,一部は残っている。そこがややこしい。その少ない記憶をかき集めて情報を処理するので普通の人とは違った行動になる。

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    2018年09月23日
  • 看る力 アガワ流介護入門

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    対話形式で読みやすい。読後は、安心した気持ちになれる。特に認知症の具体例のところはテレビではマイナス面が強調されるように感じたけど、ポジティブなことが書いてあり安堵。そのまで悲観することないなと思った。

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    2018年08月14日
  • 看る力 アガワ流介護入門

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    状況的に、「介護」と全く無縁に生活が出来るとは思えないので、色々な意味合いで、こういった類の本はこれからも積極的に読んでいきたい。

    認知症になると、引き出しの中の記憶が取り出しにくくなり、何とか取り出した少ない記憶を使って、現実に対応していくことになるので、様々な異変が起こらざるを得ないらしい。。
    もう一つ残ったのは、75歳からガクンと体の機能がすごく落ちるらしい。
    生きている限り、いずれは経験することになる75歳。今、現在、1時間ほど走り続けられる体力があるが、理想を言えば、75歳を超えてもそんな体力を維持していたいなって思ったのだった。

    〈本から〉
    好物は喉につまらない
    医療より介護、

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    2018年08月13日
  • 女ともだち

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    ネタバレ

    とても面白かった!

    SNSがただ”SNS”って出てくるものは読んでたけど、こんな風にfacebook、instagram,LINEって固有名詞で書いてくれると一気に身近に感じた。SNSって書かれるとどんなやつかなって考えなきゃいけなくなるから、フィクション感が増しちゃうんだよね。


    ↓以下ネタバレあり

    ●COPY
    facebookを作ったのは玲なのかーなのか。
    これが気になる。
    読んですぐは話の流れで玲なのかなって思ったんだけど、便乗してしおりを貶めたりするタイプなのかなって疑問が抜けなくて。
    部屋の写真はあったとしても、Facebookであげるような部屋の写真と、好きな人の部屋を隠し撮

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    2019年02月07日
  • 「聞く力」文庫1 アガワ対談傑作選

    購入済み

    抱腹絶倒!

    聞く力というタイトルを聞いて久しく、気になりつつ数年経過。多忙からようやく解放され、さあ、読書三昧の始めにと、読みました。
    ただただ、笑い、泣き、楽しく読ませる文章の巧みさに敬服しました。
    早速続編を読みたいと思います。
    老齢になってからの楽しみが増えて感謝です。

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    2018年02月24日
  • 「聞く力」文庫1 アガワ対談傑作選

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    読みやすくて、あっという間に読破。
    人と話してて、話しやすい人と 話しにくい人がいると感じることがあるが、阿川さんはどんな人と話しても相手の良さを引き出して凄いと思った。私も聞き上手になれたらなぁ。

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    2017年11月15日
  • 作家の履歴書 21人の人気作家が語るプロになるための方法

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    ネタバレ

    名だたる作家さんたちのなぜ作家になったのか? がとても完結に分かりやすく記載されているので、とても読みやすかったです。
    好きな作家さんたちの履歴を知るのはとても面白く、人生の転機になったことなどはとても興味深く読ませて頂きました。

    一人一人の履歴エッセイは数ページなので、どんどん読み進めることができました。
    人の経歴は創作の力になるので、手元において、何度も読み返したい一冊です。

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    2017年11月01日
  • 空耳アワワ

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    もう、大好きです阿川さん!何度も大声で笑ってしまった…これは電車とか公共の場で読むのは無理よ。阿川さんみたいな人とお友達になりたいもんだ。

    とりあえず私もイタリア行こう(笑)

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    2017年04月02日
  • 作家の履歴書 21人の人気作家が語るプロになるための方法

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    20161114


    沢山の人気作家達の小説家になるまで、作品の作り方などが非常に簡潔にまとめられていて、とても読みやすい。

    もっとも印象に残ったのは、どの作家も驚くほど多くの雑誌連載の仕事があり、複数の作品を並行して執筆し、常に締め切りに追われていること。

    また、作家というと世間離れしていたり、破天荒な生き方をしている人達というイメージだったが、皆非常にまともな常識人で、サラリーマンと同じように、毎日朝から夕方まで執筆しているとの事。

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    2016年11月15日
  • スープ・オペラ

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    初めて阿川佐和子さんの本を読んだけど、面白かった。
    こういうジャンルの本は普段あまり読まないけど、
    読みやすかった!
    もどかしい感じが、何かいい。
    トバちゃん、サイコー(笑)

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    2016年09月21日
  • 作家の履歴書 21人の人気作家が語るプロになるための方法

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    ネタバレ

    現役作家の生の声を知れたのが純粋の嬉しい。
    重苦しい文章ではなくて、とても軽いさらりと読める一冊。
    収入の管理の方法や執筆中のことや
    読者について考えること、編集者に対する思いなども知れて作家の思わぬ一面を知ることが出来ます。

    作家や作品を知らなくても「作家」という職業に興味がある人なら楽しめると思いますが、作家のファンだという人は何十何倍にも楽しめる一冊だと思います。

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    2016年05月30日
  • 笑ってケツカッチン

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    阿川佐和子さんの約30年前の著作。やはりお父上絡みのエピソードが最高に面白いですが、他のエピソードでも率直で陰りがなく鋭い人間観察力と、全編に流れるユーモラスな空気とリズムが際立っています。お父上による厳しくも愛情溢れた、声に出して読みたくなる美しい日本語そのもののあとがきも秀逸です。

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    2016年05月01日
  • 婚約のあとで(新潮文庫)

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    阿川佐和子さんの語り方が好きです。

    個人的には宙(そら)ちゃんの話が素敵だったかな。

    波のバリバリできるOLな姿も好きでした。見習いたい。

    阿川佐和子ワールドでした。

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    2015年09月19日
  • スープ・オペラ

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    恋愛小説なのかな?と読み進めていたら温かい家族の話でした。最初の方にでてくるトニーのセリフ
    「(前略)この歳になるとね、もう残り少ないんだから、どうでもいいやって思うことと、残り少ないからシャンとしなきゃって思うことと、あるのね」
    に何故か感動したのでメモ。

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    2014年09月05日
  • スープ・オペラ

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    ネタバレ

    こんな経緯で、見ず知らずの他人とある日突然、暮らすことになるなんて、スリルがありすぎるなぁと思いつつ、面白そうだとも感じました。
    実際、ハウスシェアはこれに近いものがあるのでは?

    トニーさんが渋くていいですね。かなり風来坊ではあるものの、そこも魅力の一つなんでしょう。
    現実にこんな人がいたら、私はうっかり惚れてしまいそうです。
    そんなトニーさんとルイの関係性にも、ドキドキしちゃいました。
    叔母さんもかなり自由人。
    登場人物各々の個性が引き立っていて、どの人も印象的でした。

    ルイ、トニーさん、康介の三人の同居生活はバランスが取れていて、こんな風に暮らせたらどんなに楽しいだろうと、こちらもウキ

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    2014年08月25日
  • スープ・オペラ

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    久しぶりに面白い本見つけた!
    寝なくちゃなのに続きが気になる!
    でも読み終わっちゃうのももったいない!

    読み終わっちゃった!!!
    電子書籍だと、無意識に終わりまでのページ数を把握することがないから、突然終わりが来る感じでちょっと新鮮。

    阿川さん、エッセイだけじゃなくて小説も書くんだなあ。
    そして面白い。
    文章も違和感もなくてするーっと入ってくる。
    ルイ、どうなったかなあ。
    ルイという名前にも惹かれる。

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    2014年08月21日
  • スープ・オペラ

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    タイトルが気になって購入。
    初・阿川佐和子さんの本。
    ちょっと古臭い表現が散らばっているものの、人とのつながりを描いた爽やかな良作だった。
    女性作家にありがちな、恋愛やら嫉妬やらと、ベタベタしたところがなくて素敵。飄々としたタッチで一気に読んでしまった。
    人種や性別を超えた人間愛。私の好きなテーマ。

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    2014年03月21日
  • タタタタ旅の素

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    旅をしたくなったとき、しばらく旅をしてないなとふと感じた時、ぜひ手に取ってほしい作品。愛らしい人柄が垣間見える、本当にステキなエッセイ。おどけたタイトルも可愛らしいけれど、中身はもっと最高です。

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    2018年09月16日
  • 婚約のあとで(新潮文庫)

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    おもしろい。
    「波」を中心に、登場人物が次々に重なりあって展開されるストーリー。
    女って怖いなって思うけど、読みおわると、女であることを楽しみたいと思える。
    さくさく読めました。

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    2013年02月06日