あらすじ
ルイ。独身。35歳。女手ひとつで育ててくれた叔母さんが、還暦を前に突然の恋に落ちて出奔。一人残されたルイの家には、ひょんなことから二人の独身男が転がり込んできた。初老だけどモテモテのトニーさんと、年下の気弱な康介。唯一の共通点はスープ好き。一つ屋根の下で暮らすことになった、そんな三人の関係は。そして叔母さんの恋の行方は? 温かくキュートで少しだけ辛口の物語。
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Posted by ブクログ
初めて阿川佐和子さんの本を読んだけど、面白かった。
こういうジャンルの本は普段あまり読まないけど、
読みやすかった!
もどかしい感じが、何かいい。
トバちゃん、サイコー(笑)
Posted by ブクログ
恋愛小説なのかな?と読み進めていたら温かい家族の話でした。最初の方にでてくるトニーのセリフ
「(前略)この歳になるとね、もう残り少ないんだから、どうでもいいやって思うことと、残り少ないからシャンとしなきゃって思うことと、あるのね」
に何故か感動したのでメモ。
Posted by ブクログ
こんな経緯で、見ず知らずの他人とある日突然、暮らすことになるなんて、スリルがありすぎるなぁと思いつつ、面白そうだとも感じました。
実際、ハウスシェアはこれに近いものがあるのでは?
トニーさんが渋くていいですね。かなり風来坊ではあるものの、そこも魅力の一つなんでしょう。
現実にこんな人がいたら、私はうっかり惚れてしまいそうです。
そんなトニーさんとルイの関係性にも、ドキドキしちゃいました。
叔母さんもかなり自由人。
登場人物各々の個性が引き立っていて、どの人も印象的でした。
ルイ、トニーさん、康介の三人の同居生活はバランスが取れていて、こんな風に暮らせたらどんなに楽しいだろうと、こちらもウキウキする思いでした。
そのバランスが保てるのは、お互いが寄りかかり過ぎず、個人がきちんと自立しているからこそなのではと感じました。
そして、物語に出てくるスープが、なんと美味しそうなことか!
シンプルだけど丁寧で、澄んだスープが目に浮かんでくるようでした。これ、映像だとどうなってるのか気になります。
ほっこり温まる物語。タイトルも良いですね。
想像以上に読後感の良かった小説なので、再読したいです。
2014年8月25日 ☆4から5に上げます。
Posted by ブクログ
久しぶりに面白い本見つけた!
寝なくちゃなのに続きが気になる!
でも読み終わっちゃうのももったいない!
読み終わっちゃった!!!
電子書籍だと、無意識に終わりまでのページ数を把握することがないから、突然終わりが来る感じでちょっと新鮮。
阿川さん、エッセイだけじゃなくて小説も書くんだなあ。
そして面白い。
文章も違和感もなくてするーっと入ってくる。
ルイ、どうなったかなあ。
ルイという名前にも惹かれる。
Posted by ブクログ
タイトルが気になって購入。
初・阿川佐和子さんの本。
ちょっと古臭い表現が散らばっているものの、人とのつながりを描いた爽やかな良作だった。
女性作家にありがちな、恋愛やら嫉妬やらと、ベタベタしたところがなくて素敵。飄々としたタッチで一気に読んでしまった。
人種や性別を超えた人間愛。私の好きなテーマ。
Posted by ブクログ
あの阿川佐和子さんの本ですよ~。
へ~、あの人ってこういう本書くんだぁ~。
とっても良かったです!!
500ページもある長編ドラマなのに、最初からぐいぐい引きこまれていって、ミステリーでもないのに次がどういう展開になるの分からない。
楽しいし面白いし、それでいていい所は突いてるし、登場人物がみんなそれぞれ面白くって、自分がこの物語の世界に入ってみたい!って初めて思った本です。
結局最後、トニーさんはルイのお父さんなのか単なる他人なのかその真相は定かにはならなかったけど、そんなのどうでもいいなぁ~。って私も思う。
肝心なのは人と人との絆。
あの下品な小説家も言ってたように
「人間と人間の出会いというものは、そこに恋愛感情とか特別の感情が付随しない場合でも、あるいは関わった期間がどれほど長くても短くても、それには関係なく、人生にとってかけがえのないものになる場合がある」
まさにこれを阿川さんはこの小説で言いたかったんだなぁ~。
あの下品小説家のジジイ。奥様にはひどいことしたのに、良いこと言うじゃん。
講演のときに話しは涙が出てきそうになったもんね。
ほんと、この本はとってもいいお話でした。
読後感がとっても清清しい。
Posted by ブクログ
冬読むと、めっちゃスープ飲みたくなる~
登場人物が愛嬌ありすぎてすごい好きになっちゃいます。
エッセイ以外、阿川さんの本は読んだことなかったけど上手い人なんやなぁって
Posted by ブクログ
分からないものを分からないままにしておくっていいね。こんな「家族」あるのかって思うけど小説だからそれで良い。じっくり作った美味しいスープが飲みたくなりますね。
Posted by ブクログ
ルイの母は産まれてまもなく亡くなり、父はルイを置いて失踪。母親代わりの叔母さんトバちゃん。
ルイは35歳までずっとトバちゃんと暮らしてきたのに、トバちゃんは水谷さんという県境なき医師を目指すという男の人と旅に出る。県境なき医師って!っとルイが心の中でつっこむ感じも面白かった。そんなトバちゃんが出て行ってひょんなことからトニーさんとこうちゃんと一緒に暮らすことに!まぁ自由人の集まりで面白いこと!もちろんこうちゃんとも恋仲になるし、トニーさんは実の親かもしれないし?でも曖昧な3人の関係も深く問い詰めなければ平穏な楽しい3人っていうのがいい。
合間合間のトバちゃんの手紙日記も面白い。
厚そうに見えるけどめちゃくちゃ面白くてあっという間に読めた。
Posted by ブクログ
阿川佐和子さんの小説初めて読んだけどシンプルに面白かった。
主人公のルイと同い年で独身っていうところにも何となくシンパシーを感じた。結婚を意識しないわけじゃないけど流れに任せる感じでいいかな、と思ってる辺りとか。
ルイを女手ひとつで育ててくれた叔母のトバちゃんが、還暦を前に突然の恋に落ちて出奔。
ひとり残されたルイの家に、ひょんなことから初老の画家トニーさんと年下のライターである康介が住み着くことになり、三人の奇妙な共同生活が始まる。
単純に、こういうの羨ましいなと思った。
ひとりはちょっと淋しいけれど、家族を築くとなると煩わしさも感じる。そんな人にはちょうどいい環境。
基本的には干渉し合わないけどきちんと決め事もあって、今で言うシェアハウスのような暮らし。
そうは言いつつ当然うまくいくことばかりではなくて、一緒にいれば微妙に恋愛っぽいことになったり、歯車が噛み合わなくて居心地が悪くなるような出来事もあるのだけど。そのリアルさがスパイスになっていて、少しの痛みを感じたり。
常識を重んじて周りの目を気にする気持ちも持ちつつ自分らしく生きる。ルイはそういうバランス感覚を持っていて、自然に周りを赦して包み込むことが出来る女性。
優しいから振り回されることも多いし流れに逆らえないこともあるけれど、最後の部分はきちんと自分で決めて押さえるところは押さえている。
個性豊かな登場人物だらけで読んでいて楽しかった。謎に手品が得意なルイの職場の教授とか、口が悪いんだけど実はそんなに悪い人ではなさそうな大御所小説家とか。
トバちゃんの奔放さも素敵で、こういう風に振る舞える人に憧れるなぁと思った。
そして何より出てくる料理が美味しそうな小説。阿川さんと言えば料理エッセイも書かれているはずなので、描写がほんとに美味しそう。
ちょっと深刻なシーンでも料理の描写が入り込むだけで和らぐんだということも発見。落ち込んでいてもお腹は減る、みたいな、女性ならではの冷静さなのさも。
楽しくて少し切なくてそして美味しい、そういう小説でした。
Posted by ブクログ
食事シーンやお料理の描写が秀逸すぎて読むとお腹が空いてくる一冊。ルイちゃん、トニーさん、康介の一見奇妙な共同生活は、たまに不協和音が流れることはあっても、良い具合の距離をおいたり、そっと静かに見守ることでまた穏やかな空気が戻ってくる。そんな三人の関係に憧れる。
ありそうでなさそうで、でもひょっとしたらあるかも?と思わせるような、大人風味のファンタジーのようで、読み終わるのが寂しかった。
Posted by ブクログ
出てくるスープがおいしそう。特にサンラータン。今度真似してみよう。
主人公のルイは私と同年代。何となくちょっと似ている気もする。私も恋愛逃避症なのかな?
ルイとトムさんの関係が温かくて、羨ましい。トムさんみたいに私を心配して大事にしてくれる人いたけど、私は大事にできなかったことを深く後悔した。
読みながら、私らしく丁寧に暮らしたいと思わされた。
Posted by ブクログ
処分
はじめて読んだ阿川佐和子さんの作品。
とても器用な方なんだなぁと思った
話の非現実味を感じさせないところ
どことなくあたたかな文体
一貫してスープが出てくるところ
面白かった
Posted by ブクログ
大分前にDVDで観てから何となく心に残っており、原作を手に取りました。奇妙な3人の関係が織り成す優しい空気のような一体感がたまらなく好きです。阿川さんの作品を初めて読みましたが、文調が大変読みやすく、500ページの文庫本も一気に読めました。
Posted by ブクログ
出てくる食べ物がとてもおいしそうに描かれていて
終始あったかい雰囲気が感じられる。
ジブリ映画もそうだけど美味しそうな食べ物が出てくる物語って
人を癒す効果がある気がする。
こう、なんていうか、ほっこりと。
出てくる人々も根が善良で慈しまれる。
私も出会いという出会いを丁寧に扱っていきたいなあと思った。
Posted by ブクログ
阿川さんのエッセイは愛読しているものの長編小説は初めて読みました。
エッセイと同様、美味しそうな料理がたくさん出てきて、読んでるそばからキッチンに立ちたくなるような本です。
ストーリーも、一番気になる核心の部分は明らかにされないものの、そのほうが3人が暮らしていくには良いのだろうな。と。
「アニサキス」の下りなど阿川さんのエッセイに登場した逸話も折り込まれていて、ページ数の多さのわりには、面白くするすると読めました。
Posted by ブクログ
独身彼氏なし、一緒に住んでたおばちゃんが突然の駆け落ちで独り暮らしになった主人公に、これまた突然現れた二人の男性。
自由なおじさまと勝手な若者。
三人の奇妙で愉快で美味しくて、でもちょっと寂しい生活。
脇役の肉屋の惣菜が美味しそう?
Posted by ブクログ
久しぶりに読んだ。小説。
おいしそうな食事がいっぱいでてくる、とてもお腹のすく小説。
テーマは、幸せのかたちなんてさまざまってこと。
「今」、自分が幸せなのか、そうじゃないのか、っていうこと。
今の気持ちがとても大事だということ。
おれどうかなー。今。幸せなのかな…
とにかく、今を楽しめない人に、未来を楽しむことはできないかもね、と思った!
あと、外形にとらわれすぎてちゃーいかんということね!
幸せのかたち、人それぞれ!
あーおいしいスープ、おいしい鍋、おいしい料理、食べたい!!!
Posted by ブクログ
三人の不思議な共同生活を描いた心暖まる作品です。
恋って難しい。←
読み易いので誰にでも読める作品だと思います。
あっという間に読めてしまいますよ。
それから、
出てくるスープもどれも美味しそうで、
食べてみたいなー、って思えます。
Posted by ブクログ
あいまいだったり真剣だったりする、かわいらしい人々の生きている様が、おいしい材料で作ったスープみたいでした。
なんてことないけど、心が温められる。
Posted by ブクログ
突然一緒に暮らすことになった、3人。
登場人物がみな個性豊かで、特に実際には最初と後半にしか登場しないトバちゃんの存在感がユーモラスで頼もしい。
こんな関係、ちょっとうらやましかったデス!
サクサク読めました。
Posted by ブクログ
やたらとスープがのみたくなって、これを読んでる間何回スープを作ったことか。ほんとにおいしそう!
それに登場人物がみんな個性的で魅力的。恋人、親子、友達のように関係にハッキリした名前がついてなくてもかけがえのない人間関係っていいなぁー。恋人、親子でなくてもお互い相手を大切に思う気持ち、それが大切なんだな。
Posted by ブクログ
「阿川佐和子」の長篇小説『スープ・オペラ』を読みました。
『ウメ子』に続き「阿川佐和子」作品です。
-----story-------------
独身女性と男性二人。
一つ屋根の下で繰り広げられる三つの心とスープの行方――。
とびきりキュートな物語。
「ルイ」。独身。35歳。
女手ひとつで育ててくれた叔母さんが、還暦を前に突然の恋に落ちて出奔。
一人残された「ルイ」の家には、ひょんなことから二人の独身男が転がり込んできた。
初老だけどモテモテの「トニーさん」と、年下の気弱な「康介」。
唯一の共通点はスープ好き。
一つ屋根の下で暮らすことになった、そんな三人の関係は。
そして叔母さんの恋の行方は?
温かくキュートで少しだけ辛口の物語。
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新潮社が発行する月刊小説誌『小説新潮』に連載された作品で、三人の男女の共同生活をメインにした長篇小説、、、
ジャンル的には恋愛小説の要素を持った家族小説 って感じでしたね。
■第1話 トバちゃん
■第2話 残された部屋
■第3話 週末の庭
■第4話 場違いな晩餐
■第5話 父泊る
■第6話 男たちの欠点
■第7話 トバちゃん日記
■第8話 見合い話
■第9話 三人の契約
■第10話 現物支給
■第11話 トバちゃんの帰還
■第12話 ムッシュー・ミゼラブル
■第13話 抜群の相性
■第14話 二人の生活
■第15話 恋愛逃避症
■第16話 トニーさんのギャラリー
■第17話 浮気の始末
■第18話 抽斗のナディア
■第19話 限界妻
■第20話 再会
■第21話 父疑惑
■第22話 三人のベッド
■解説 北上次郎
還暦の恋を迎えた叔母「トバちゃん」が恋人の男性とともに突然の旅に出てしまい、一人暮しになった35歳の独身女性「島田ルイ」… 彼女の家に突然上がり込んだのは、2人の独身男性、初老の絵描き「トニーさん(本名:十二夫(トニオ))」と、年下で建築関係雑誌の編集者「康介」、、、
唯一の共通点はスープ好きという2人との、家族でも恋人でもない奇妙な共同生活が始まった。
恋愛も少々絡んできますが、生臭い感じや愛憎的な描写はないところが良かったですね… 恋愛感情や特別な感情がなくても、関わった期間が長くても短くても、かけがいのない関係性って、築ける場合があるんでしょうね、、、
終盤、「トニーさん」が購入したウォーターベッドに、三人が寝転がり… 誰かが動いて波が立っても、静かにしてバランスを保っていれば直ぐに収まり、波風が立たなくなることを感じるシーンが印象的でしたね。
映画化もされているようですね、、、
肉屋さんのハムカツとおいしいスープ、そしてご飯… 食べたくなりました。
Posted by ブクログ
叔母に育てられた35歳の独身女性の古い木造一軒家に、60代と20代の男性が転がり込み、一緒に暮らす話。ドラマを意識して書かれたのか分からないが、当然ドラマ化されている。
赤の他人3人で共同生活をし、その人間関係に焦点が置かれている。女性の視点で書かれており、晩婚の阿川氏(著者)のイメージと少々だぶる。軽快で読みやすく、ほっこりする気持ちがいい小説だが、やや先が読めてしまうか。あと、あまりにも設定がありえなすぎると、ちょっと冷めてしまう。
軽~く何かを読みたい人にはおススメ。
Posted by ブクログ
NHK朝の連続テレビ小説の様な作品。軽妙で読みやすく食べ物が非常に美味しそうに描かれている。幼い頃に母親に先立たれ、叔母に育てられたルイが、ひょんなことから会食でいっしょになった編集者康介、父親疑惑がある画家トニーと共同生活を始める。共感できる台詞がいくつかあった。届いたウォータベットに3人で寝転んでトニー「だからな。三人がバランスを保って互いに思いやっていれば、波風立たないって話だよ。まあ、たまに動けば波は立つけど、静かにしていりゃすぐに収まる。そういうもんだよ、人生は。」会食をともにした小説家井上豪の講演での言葉「人間と人間の出会いというものは、そこに恋愛感情とか特別の感情が付随しない場合でも、あるいは関わった期間がどれほど長くても短くても、それには関係なく、人生にとってかけがえのないものになる場合がある。」この二つの台詞で70点。
Posted by ブクログ
なんとなく、ふわっと終わった感じ。
人間関係なんて、そんなすっぱり割り切れるものでもないから
これがいいのかも。
幸せって人それぞれで、結局自己満足なんだろうけど、
そういう境地に至るまでってなかなか難しい。
周りの目も気になるし。
余計なこと考えず素直にシンプルに、心地よいことを集めて生きていけたらいいんだろうな。
阿川佐和子さんのお話では料理が本当においしそうに描かれている、と以前から噂に聞いていたが、確かにどれもおいしそう!
手間がかかりそうだけど、同じようにスープを作りたくなる。
食べることは生きる基本で、それがお話全体にしみわたっている気がする。
Posted by ブクログ
評判いいのは知っていたけど、「読むのが怖い!Z」で大絶賛されていたのでやはり読まねばと思って……。
う~ん……。今のわたしの体調とかの問題なのか単に合わなかったのか、なぜか、あまりおもしろいとは思えず……。
なんでだろう~? 文章はちょっと古っぽい感じもするけど読みやすく、ほどほどにユーモアがあり、ほのぼのした雰囲気で。いろいろできごとはあっても大問題や事件になるわけでもなく、なにか解決があるでもなく、そういうストーリーの淡々とした感じはわたしは嫌いではないはずで。むしろ好きなはずで。なんで楽しめないのかわからない。でも、なんかわくわくしないし、退屈っていうか、どうでもいいやっていうか。
うーん、登場人物の内面が語られないからなのかなあ。みんないったいどういう気持ちなのかよくわからない。経歴や背景は語られるし、いろんな会話もあるんだけど。こまごまと、料理しているところとか、同居する家の様子とか書かれていても、なんだか生活感がないというか。なんだかおとぎ話みたいな。主人公もいまひとつどういう人なのかわたしはよくわからなかった。みんなに愛されるんだけど、そんなにわかりやすく魅力的とも思えないし。
映画になったんだった……。(映画になる本ってわたしはあんまり合わないような気がする……偏見)。
阿川佐和子氏はそういえばわたしはエッセイもピンとこなかったんだった……相性が悪いのかしら……。