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ルイ。独身。35歳。女手ひとつで育ててくれた叔母さんが、還暦を前に突然の恋に落ちて出奔。一人残されたルイの家には、ひょんなことから二人の独身男が転がり込んできた。初老だけどモテモテのトニーさんと、年下の気弱な康介。唯一の共通点はスープ好き。一つ屋根の下で暮らすことになった、そんな三人の関係は。そして叔母さんの恋の行方は? 温かくキュートで少しだけ辛口の物語。
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Posted by ブクログ
初めて阿川佐和子さんの本を読んだけど、面白かった。 こういうジャンルの本は普段あまり読まないけど、 読みやすかった! もどかしい感じが、何かいい。 トバちゃん、サイコー(笑)
恋愛小説なのかな?と読み進めていたら温かい家族の話でした。最初の方にでてくるトニーのセリフ 「(前略)この歳になるとね、もう残り少ないんだから、どうでもいいやって思うことと、残り少ないからシャンとしなきゃって思うことと、あるのね」 に何故か感動したのでメモ。
久しぶりに面白い本見つけた! 寝なくちゃなのに続きが気になる! でも読み終わっちゃうのももったいない! 読み終わっちゃった!!! 電子書籍だと、無意識に終わりまでのページ数を把握することがないから、突然終わりが来る感じでちょっと新鮮。 阿川さん、エッセイだけじゃなくて小説も書くんだなあ。 そして...続きを読む面白い。 文章も違和感もなくてするーっと入ってくる。 ルイ、どうなったかなあ。 ルイという名前にも惹かれる。
タイトルが気になって購入。 初・阿川佐和子さんの本。 ちょっと古臭い表現が散らばっているものの、人とのつながりを描いた爽やかな良作だった。 女性作家にありがちな、恋愛やら嫉妬やらと、ベタベタしたところがなくて素敵。飄々としたタッチで一気に読んでしまった。 人種や性別を超えた人間愛。私の好きなテーマ。
あの阿川佐和子さんの本ですよ~。 へ~、あの人ってこういう本書くんだぁ~。 とっても良かったです!! 500ページもある長編ドラマなのに、最初からぐいぐい引きこまれていって、ミステリーでもないのに次がどういう展開になるの分からない。 楽しいし面白いし、それでいていい所は突いてるし、登場人物がみんな...続きを読むそれぞれ面白くって、自分がこの物語の世界に入ってみたい!って初めて思った本です。 結局最後、トニーさんはルイのお父さんなのか単なる他人なのかその真相は定かにはならなかったけど、そんなのどうでもいいなぁ~。って私も思う。 肝心なのは人と人との絆。 あの下品な小説家も言ってたように 「人間と人間の出会いというものは、そこに恋愛感情とか特別の感情が付随しない場合でも、あるいは関わった期間がどれほど長くても短くても、それには関係なく、人生にとってかけがえのないものになる場合がある」 まさにこれを阿川さんはこの小説で言いたかったんだなぁ~。 あの下品小説家のジジイ。奥様にはひどいことしたのに、良いこと言うじゃん。 講演のときに話しは涙が出てきそうになったもんね。 ほんと、この本はとってもいいお話でした。 読後感がとっても清清しい。
冬読むと、めっちゃスープ飲みたくなる~ 登場人物が愛嬌ありすぎてすごい好きになっちゃいます。 エッセイ以外、阿川さんの本は読んだことなかったけど上手い人なんやなぁって
スープのレシピをいただいたりしました。日本語がキレイで、文が品よくまとまっているところが気に入りました。後味よしです。
分からないものを分からないままにしておくっていいね。こんな「家族」あるのかって思うけど小説だからそれで良い。じっくり作った美味しいスープが飲みたくなりますね。
阿川佐和子さんの小説初めて読んだけどシンプルに面白かった。 主人公のルイと同い年で独身っていうところにも何となくシンパシーを感じた。結婚を意識しないわけじゃないけど流れに任せる感じでいいかな、と思ってる辺りとか。 ルイを女手ひとつで育ててくれた叔母のトバちゃんが、還暦を前に突然の恋に落ちて出奔。 ...続きを読むひとり残されたルイの家に、ひょんなことから初老の画家トニーさんと年下のライターである康介が住み着くことになり、三人の奇妙な共同生活が始まる。 単純に、こういうの羨ましいなと思った。 ひとりはちょっと淋しいけれど、家族を築くとなると煩わしさも感じる。そんな人にはちょうどいい環境。 基本的には干渉し合わないけどきちんと決め事もあって、今で言うシェアハウスのような暮らし。 そうは言いつつ当然うまくいくことばかりではなくて、一緒にいれば微妙に恋愛っぽいことになったり、歯車が噛み合わなくて居心地が悪くなるような出来事もあるのだけど。そのリアルさがスパイスになっていて、少しの痛みを感じたり。 常識を重んじて周りの目を気にする気持ちも持ちつつ自分らしく生きる。ルイはそういうバランス感覚を持っていて、自然に周りを赦して包み込むことが出来る女性。 優しいから振り回されることも多いし流れに逆らえないこともあるけれど、最後の部分はきちんと自分で決めて押さえるところは押さえている。 個性豊かな登場人物だらけで読んでいて楽しかった。謎に手品が得意なルイの職場の教授とか、口が悪いんだけど実はそんなに悪い人ではなさそうな大御所小説家とか。 トバちゃんの奔放さも素敵で、こういう風に振る舞える人に憧れるなぁと思った。 そして何より出てくる料理が美味しそうな小説。阿川さんと言えば料理エッセイも書かれているはずなので、描写がほんとに美味しそう。 ちょっと深刻なシーンでも料理の描写が入り込むだけで和らぐんだということも発見。落ち込んでいてもお腹は減る、みたいな、女性ならではの冷静さなのさも。 楽しくて少し切なくてそして美味しい、そういう小説でした。
食事シーンやお料理の描写が秀逸すぎて読むとお腹が空いてくる一冊。ルイちゃん、トニーさん、康介の一見奇妙な共同生活は、たまに不協和音が流れることはあっても、良い具合の距離をおいたり、そっと静かに見守ることでまた穏やかな空気が戻ってくる。そんな三人の関係に憧れる。 ありそうでなさそうで、でもひょっと...続きを読むしたらあるかも?と思わせるような、大人風味のファンタジーのようで、読み終わるのが寂しかった。
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