阿川佐和子のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレこんな経緯で、見ず知らずの他人とある日突然、暮らすことになるなんて、スリルがありすぎるなぁと思いつつ、面白そうだとも感じました。
実際、ハウスシェアはこれに近いものがあるのでは?
トニーさんが渋くていいですね。かなり風来坊ではあるものの、そこも魅力の一つなんでしょう。
現実にこんな人がいたら、私はうっかり惚れてしまいそうです。
そんなトニーさんとルイの関係性にも、ドキドキしちゃいました。
叔母さんもかなり自由人。
登場人物各々の個性が引き立っていて、どの人も印象的でした。
ルイ、トニーさん、康介の三人の同居生活はバランスが取れていて、こんな風に暮らせたらどんなに楽しいだろうと、こちらもウキウキする思いでした。
そのバランスが保てるのは、お互いが寄りかかり過ぎず、個人がきちんと自立しているからこそなのではと感じました。
そして、物語に出てくるスープが、なんと美味しそうなことか!
シンプルだけど丁寧で、澄んだスープが目に浮かんでくるようでした。これ、映像だとどうなってるのか気になります。
ほっこり温まる物語。タイトルも良いですね。
想像以上に読後感の良かった小説なので、再読したいです。
2014年8月25日 ☆4から5に上げます。 -
Posted by ブクログ
あの阿川佐和子さんの本ですよ~。
へ~、あの人ってこういう本書くんだぁ~。
とっても良かったです!!
500ページもある長編ドラマなのに、最初からぐいぐい引きこまれていって、ミステリーでもないのに次がどういう展開になるの分からない。
楽しいし面白いし、それでいていい所は突いてるし、登場人物がみんなそれぞれ面白くって、自分がこの物語の世界に入ってみたい!って初めて思った本です。
結局最後、トニーさんはルイのお父さんなのか単なる他人なのかその真相は定かにはならなかったけど、そんなのどうでもいいなぁ~。って私も思う。
肝心なのは人と人との絆。
あの下品な小説家も言ってたように
「人間と人間の出会いというものは、そこに恋愛感情とか特別の感情が付随しない場合でも、あるいは関わった期間がどれほど長くても短くても、それには関係なく、人生にとってかけがえのないものになる場合がある」
まさにこれを阿川さんはこの小説で言いたかったんだなぁ~。
あの下品小説家のジジイ。奥様にはひどいことしたのに、良いこと言うじゃん。
講演のときに話しは涙が出てきそうになったもんね。
ほんと、この本はとってもいいお話でした。
読後感がとっても清清しい。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ短編集はサクッと読めて良い!
copy
騙された、僕って言うもんだから
ト・モ・ダ・チ
え、分かる。怖いけど早苗の気持ちが分かる。
親友が欲しくて、孤立してる子に近づく気持ち。
この子だったら親友になってくれるんじゃないか的な下心。
ただ、あることないこと言いふらすのはだめです。
卵の殻
よかったのでは??お母さんはちょっとずれていたけど、遼子はずれてないように思えたし。
水底の星
タイプの違う負けず嫌いたち。怖い。
こっちを向いて。
刺さりまくりで痛い。仕事を辞めると仕事でつながっていた人脈がなくなるのが怖くて仕事辞められない。思えば、これまでの友達は、一緒に担ぐ御神輿があった。同じお神輿がないと、女ともだちって作りにくいのかも。
ブータンの歌
たぶん本筋とは違うけど、介護問題は根深い
ラインのふたり
結局、ふたりは何か共通の敵を作ってなんでもいいから文句言いたかっただけなんじゃないかと思った。ジャミラの方が一流だった。
獣の夜
同い年だ。なんか憧れた。好きな話だった。