阿川佐和子のレビュー一覧

  • 叱られる力 聞く力2

    Posted by ブクログ

    阿川さんの語り口が旨い。聞く能力、叱られる能力、共に経験不足気味の日本人が一度立ち止まってその重要性を再認識できる一冊

    0
    2019年06月12日
  • 女ともだち

    Posted by ブクログ

    女ともだちかぁ…ドロドロだろうな…
    と、読むかどうか迷っていたのだが、気が付いたら読んでいた。

    しかし、内容は、予想の斜め上を行くもの。
    私の思い描いたドロドロは“三角関係”とか“ライバル”とか“嫉妬”だったのだが、それは、さすがオバチャン、認識が古い!!…という感じで。

    最初の三作は、三部作?この本には裏テーマがあるの?と思わせるほどの共通点があり…なんというか、サイコパス?
    普通と異常の認識が、いきなり反転するところなど、胃袋がグルッと裏がえるような気持ち悪さを味わう。
    大崎氏の作品は、知ってる舞台に知ってるキャラが友情出演のサービスあり、テーマもひとひねり。
    阿川氏の作品は、女の友情

    0
    2019年04月20日
  • 看る力 アガワ流介護入門

    Posted by ブクログ

    本は自分とは違う価値観に触れる絶好の機会、というがこの本はまさにそのような経験だった。「聞く力」でお馴染みの阿川さんと長年老人病院の経営に携わってきた大塚先生の対談が絶妙なテンポで書かれている。
    死生観もそうだが、終末期に本人がどうか、家族がどうか、パートナーはどうかなどの生々しい話から、実際に自分が看取られる側になる時の心構え、介護される前にどうあれば心健やかに過ごせるかといったものまで幅広い内容を盛り込んだ一冊だった。
    もう少し年を取ってから読むと、また得られるものも変わってくる気がする。
    ただ一つ気になったのは、「男はこうで、女はこうだ」と言った考え方が何度も出てきていた点。性差をここま

    0
    2019年03月20日
  • 看る力 アガワ流介護入門

    Posted by ブクログ

    わたし自身の母と重なることが多くて参考になる一冊でした。共感出来るというのはとてもいいなぁと感じます。

    0
    2019年02月14日
  • 看る力 アガワ流介護入門

    Posted by ブクログ

    老い始めた親の介護問題が現実に始まり。
    親の老いを受け入れていく時。現実を
    受け入れられなくて苛立つ人たち。
    これは家族に読ませたい。介護は楽しいんでいかないと身がもたないから、看る力を教えてもらった。

    0
    2019年01月22日
  • 看る力 アガワ流介護入門

    Posted by ブクログ

    明るい介護、笑い飛ばすくらいの方がうまくいく。
    好きなことをしていたら認知もなにもない。
    なにか気持ちがスッキリした本。

    0
    2019年01月21日
  • 看る力 アガワ流介護入門

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    対談の内容は素晴らしい。
    そのとおり。
    でも看る側が、みんなこのような考え方、やり方ができるか、といえば、それも難しいと思う。
    看る力は、一言で言えばお金があるかないか、それに尽きると思う。

    0
    2019年01月11日
  • 残るは食欲

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ユーモラスな語り口調でこよなく愛する食べ物、飲み物についての自論を展開する。

    バーナード・リーチのリーチ卵、とても気になる。
    青しそでブルーチーズを細長く巻いたつまみはとても実践的。参考になる。

    0
    2018年10月08日
  • 看る力 アガワ流介護入門

    Posted by ブクログ

    ★4.1(3.76)2018年6月発行。94歳の父を看取り、現在認知症の母の世話をする阿川氏と高齢者医療の第一人者の大塚医師の対談本。親の介護が必要になった人には、第一章の家族編、配偶者の介護が必要な人には、第二章の夫婦編が大変参考に。介護自体は大変だが、いかにお互いを思いやり、ストレスをため込まないで介護を実践するかにつき、多くのヒントが対談なので非常に読み易く記載。親は元気なうちは出来るだけ施設には入れない方が結果としては良いみたいですね。介護入門書として大変参考になりました。

    0
    2018年10月06日
  • 女ともだち

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    *村山由佳、坂井希久子、千早茜、大崎梢、額賀澪、阿川佐和子、嶋津輝、森絵都―当代きっての人気女性作家8人が「女ともだち」をテーマに豪華競作!「彼女」は敵か味方か…微妙であやうい女性同士の関係を、小説の名手たちが描きだす逸品ぞろいの短編小説集。コワくてせつなくて愛しい物語の世界をぜひご堪能ください*

    前半は女同士の執着や束縛が続くありがちな展開でしたが、後半は力量のある作家さんの本領発揮で、一味違う物語を堪能しました。
    特に気に入ったのは、森絵都さんの「獣の夜」。最初はハラハラしたものの、パプリカで大笑い出来る、いつでもあの頃に戻っていける、これこそが女の友情の真骨頂ですね。でも、これはひと歳

    0
    2018年09月18日
  • 看る力 アガワ流介護入門

    Posted by ブクログ

    何か介護の話が体系的にまとまっているわけではないが、重要と思われる内容が豊富に詰まっていた。まだ介護が切迫した問題ではないものの、将来自分が介護される立場になったことも考え、内容をしっかり頭に入れておきたい。よみうりランド慶友病院は是非老後の選択肢に加えたい。

    ・医療より介護、介護より生活(P15)
    ・赤ちゃん言葉はつかわない(P26)
    ・介護は長期戦とこころえよ(P35)
    ・必要とされる状況を作る(P80)
    ・老人は休むな(P160)
    ・強制的にやらされる人も長持ち(P165)

    0
    2018年07月15日
  • 正義のセ 4 負けっぱなしで終わるもんか!

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    シリーズ通して、これが一番面白かった。検事って転勤ばっかりなんだな、、。大変。

    何度も何度も取り調べをして真相を明らかにしながら、恋にも奔走、事務官や刑事とのコミュニケーション、ちょっと関西弁が感染っちゃう凛々子のキャラが憎めなくて、ドラマの吉高由里子と重なって始終楽しめました!

    0
    2018年07月12日
  • バブルノタシナミ

    Posted by ブクログ

    面白かったなー。いつものようにリズミカル。歯切れ良い。「幾星霜」っていうのがたくさん出てきたね。チャーミングだけれど、誰でも年をとるのね〜。
    気に入ったのは品格と我慢の章かな。お嬢さんだわね。
    全体的に、バブル時代の云々より、副題のように、年をとったけれど、それがどうしたっていう内容かな。

    0
    2017年10月11日
  • バブルノタシナミ

    Posted by ブクログ

    月刊誌『GOLD』に連載していたエッセイとな。
    そんな雑誌があったのね。近頃、雑誌なんて見てもないもんな。2013年秋〜2016年春と書いてあるから今はないのか?
    軽快な文章で読みやすく、内容にもフムフムと納得しちゃう。こんなに明るく楽しく生活している、ということを他人に感じさせられるような女性になりたい。

    0
    2017年08月28日
  • 叱られる力 聞く力2

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    前作「聞く力」もそうだったかと思いますが、「正しい叱られ方」をひたすら羅列している本ではありません。阿川さんの考えや回顧録をひたすら綴り、後からふさわしいタイトルをつけたという印象です。 阿川さんの一人称の語りだけでなく、登場人物が語る言葉も胸に刺さります。個人的には下記4つのエピソードが非常に印象に残りました。
    ①p.115『人の言い分を聞くときは、その人がどこに依って立って発言しているか、誰に給料をもらって生きているかを考えながら聞け。お切ごもっともなんて簡単に感動して帰ってくるな」…これは私もつい人の話を漫然と聞いてしまいがちなので、こうしたことを考えながら打ち合わせや雑談もすると仕事の

    0
    2017年05月27日
  • 叱られる力 聞く力2

    Posted by ブクログ

    前に読んだ聞く力の第2弾という位置付けの本。タイトルの印象と違って叱られるより「叱る」難しさや相手に伝わる「言葉」のニュアンスに関わる話が多かった。人に薦めるなら第1弾だけどいまの自分には今回の内容も勉強になった。

    0
    2017年03月27日
  • 「聞く力」文庫1 アガワ対談傑作選

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    エライ人、怖い人、喋らない人。「時の人」にインタビューし続け二十余年、アガワの「聞く力」を鍛えた新旧対談傑作選。各対談にまつわるエピソードも収録。『週刊文春』掲載に語りおろしの座談会を追加して文庫化。

    結構面白かった。

    0
    2017年02月23日
  • 叱られる力 聞く力2

    Posted by ブクログ

    前作の方がよかった気もするが、
    独特な着眼と、
    小気味よい過去の失敗談は
    アガワさんらしい。

    裏テーマは、叱れなくなった大人たち、
    かもしれない。

    0
    2017年01月15日
  • スープ・オペラ

    Posted by ブクログ

    阿川佐和子さんの小説初めて読んだけどシンプルに面白かった。
    主人公のルイと同い年で独身っていうところにも何となくシンパシーを感じた。結婚を意識しないわけじゃないけど流れに任せる感じでいいかな、と思ってる辺りとか。

    ルイを女手ひとつで育ててくれた叔母のトバちゃんが、還暦を前に突然の恋に落ちて出奔。
    ひとり残されたルイの家に、ひょんなことから初老の画家トニーさんと年下のライターである康介が住み着くことになり、三人の奇妙な共同生活が始まる。

    単純に、こういうの羨ましいなと思った。
    ひとりはちょっと淋しいけれど、家族を築くとなると煩わしさも感じる。そんな人にはちょうどいい環境。
    基本的には干渉し合

    0
    2016年07月29日
  • グダグダの種

    Posted by ブクログ

    「グダグダ」とは。
    家で、グダグダ過ごすのが好き、とか、仕事をしようと思ってパソコンに向かうも、突然何かを思いついて別のことをいろいろ始めてしまうとか…
    あるいは、何かについて「グダグダ」述べてみるという意味も含むのだろうか?
    あまりいい響きではないような気がするが、実は、その「種」は、日常のなかで、ふとあたりを見渡すと、何かきらりと光って見える、ピンと来た、ちょっと感動した、新しい発見をした、そういう、気持ちを弾ませてくれるなかなか良い物のようだ。
    現実的に言えば、「エッセイの種」なのかもしれませんが(笑)

    とにかく、単調とも思える暮らしの中にも、阿川さんのおしゃべりのネタは尽きない。

    0
    2016年06月04日