阿川佐和子のレビュー一覧
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「聞く力」の続編です。
本書は、人付き合いが苦手!をどう克服すればよいという問いから出発しているとの言葉から始まります。
阿川氏の屈託のないというか、自分に正直であることに共感を覚えます。
叱るって難しい。正しく叱り、叱られることに今の人はなれていない。
か:感情的にならない
り:理由を話し
て:手短に
き:キャラクター(人格、性格)に触れない
た:他人と比べない
ね:根にもたない
こ:個別に叱る
結論は、喜怒哀楽、四つの感情をバランスよく発散して、出し惜しみすることなく、思い切り泣き、笑い、悲しみ、喜んで、「中庸」の位置を見つけようです。
目次は次の通りです。
まえがきにかえて
Ⅰ 叱る覚悟と聞く力
Ⅱ 叱られ続けのアガワ60年史
Ⅲ 叱られる力とは
ちょっと真面目な、あとがき -
Posted by ブクログ
この本が出た頃とても話題になったけど、結局は有名人の父親自慢かなぁと手に取らず…。最近ちょっと親子関係について考えることがあり、読んでみました。
まず思ったのは著者の記憶力、子どもの頃から観察力があったんだなぁと関心。しかし大変なお父さんだったのだなぁと。読みながら、えっなんで⁉︎と憤ったり、可哀想でため息が出たり…。
きょうだいの中で著者にだけ強く当たってるのは、やはり似ているからなのか愛着ゆえなのか…。
原稿の依頼が来始めた頃、お父さんの添削(無理矢理みたいですが)が入ってたのはなるほどと。
「お父さんにそっくり」と言われるのは娘にとって何より心外なこと。ウン、わかるなぁと。死してなお影響力を放つ父親力。 -
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阿川佐和子さんの結婚後初エッセイ集
30編収録されています。
阿川さんのエッセイは初めて読みましたが1編目から、この人の文章好き!
と思い最後まで楽しみながら一気読みでした。
かっこつけたり、変に自己主張する事無く、とても自然体で正直であるがままの自分を語っている印象で「クフフ」と笑ったり、共感したり、なるほどと感心したり、充実した読書時間でした。
文章の中に出て来る会話の数々から、阿川さんのその時の様子が脳内映像で動いていてそれを想像してはニンマリ
あちこちにユーモアもふんだんに散りばめられていて
「もったいない精神」も面白くて「あるある」が一杯です。
30編全てワクワクしながら読めて元気を貰える1冊です。 -
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COPY 村山由佳
ト・モ・ダ・チ 坂井希久子
卵の殻 千早茜
水底の星 大崎梢
こっちを向いて。 額賀澪
ブータンの歌 阿川佐和子
ラインのふたり 島津輝
獣の夜 森絵都
8人の女性作家による、女性ばかり出てくる8つの短編集。豪華な顔ぶれの短い話が詰まっているから読み終わるのがあっという間でなんとももったいない。けど、読んだことのない作者の作品を読んで興味を持つきっかけとしていい機会になったかも。
男性目線でよく描かれるような、勘違いとか思い込みによるおかしな描かれ方を全くしてないから、不快感がなくて安心して読める。その代わり女同士のイヤな感じの世界観はごまかしがなく描かれてしまうから、思い当たるフシがある分、胸が痛い。
COPY
あーいるいる。こういう子。と思わせておいて、えっ、そうなの?というどんでん返し。佐智子が大学辞める理由とか、玲がなぜそんな回りくどい方法を取るのかよくわからなかった所があった。
ト・モ・ダ・チ
人との距離感をすごくうまくやっていけてる、と思わせる早苗。途中、普通なら1時間で終わらせる入力作業を指1本で午前中いっぱいかかっているあたりからあれ?と思わせて、やっぱり、問題のある女子はキミだったのね。怖い怖い。
卵の殻
いいよいいんだよ。遼子さんは何も間違ってない。私だってそうしたいと思うもの。普通はそこまで出来ないけど。
水底の星
子ども時代のスイミングスクールでの話。女ともだちというよりもスポーツを習うということに主体がある。けどやっぱり女子同士の嫉妬や怒りで起きてる話だから、やっぱり女友達の話なのかな。自分の生きてきた中でも思い当たることがたくさんありすぎて、ずっしりきた。裕のその後が気になる。
こっちを向いて。
あまりピンと来なかった。仕事上の付き合いの人とは所詮仕事が切れたら赤の他人なのか?というような話?いい大人の女性が二人でいつまでもメニューを決められないでいるところとか、私情でクライアントの無理な値引き交渉にダメと言えない所とか。読んでいてイライラ。仕事の出来ない女だってそこまでバカじゃないだろう。
ブータンの歌
学生時代の思い出せないくらい地味なクラスメート。たまたま再会して、いつの間にか自分に元気をくれる、すっごく大事な存在となっていたようだ。もう会えないけれど。なんだかいい話。ほっこり。
ラインのふたり
工場のラインで仲良くなった二人。何でもない日常なんだけどおもしろい。毎日こんな感じでいいじゃないか。と思わせてくれる。
獣の夜
これはね。いいよいいよー!自由!
肉を食べて、ボトルを空けて、思うがままに自由に生きるのさ。乾杯!イェイ!って感じ。読後感爽快!
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今、叱られ慣れていない若者が増えていて、仕事でちょっと叱られただけで辞めてしまうこともあるらしい。新入社員研修も、決して叱らず行うようにというお達しが出ることすらあるという。
阿川さんが、昔はこんなに叱られた!っていうエピソードをたくさん挙げてくれて、とっても面白かった。
私もたくさん叱られた経験があって、それは今となっては話しのネタになるくらいで、どれ一つとっても嫌な思い出ではない。たとえ理不尽な理由だったとしても、別に大した心の傷にはなってない。
それは、周りも普通に叱られてるのを見ていたからかもしれない。
今は、パワハラやらモラハラという言葉もでき、教師の体罰は絶対禁止という時代になり、全体的に叱られるという場面が減っているから、叱られることに過敏になるのかな?と思ったりした。
叱ってもらえるうちが華とも言うけど、気を遣われて叱ってもらえないような人は、成長できないんじゃないかと思う。 -
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この人、文章が力強くて、でも、面白さもあって好きだなぁって思っていたら、小説も書いていたんですね……。
テレビタックルの司会の人ってイメージだったから、タレントの仕事しかしていないと思って勉強不足でした……。
内容はよく佐和子がグレなかったなというぐらい、破天荒、悪く言えば自分勝手な無茶苦茶な父親……。
でも、佐和子がグレなかったのは、父親の裏側に見える寂しさと哀愁とかを感じとり、それが恨みきれず佐和子は愛情を感じていたのではないのかなと思ったり。
あと、この父娘との関係は向田邦子を思い出す。
一気に読んでいくと、なんだか同じエピソード続き飽きてくるので、ちょっとずつ読むのがオススメかも。 -
Posted by ブクログ
若き女性検事の奮闘を描くシリーズ、第3弾。
東京地検に赴任した5年目、とんでもない事件が竹村 凛々子を襲う。横浜地検の時に扱った連続強姦事件のひとつが、別の犯人であったことが判明した。
完全なる冤罪であった。
そして、新聞や週刊誌などマスコミが凛々子を叩く。なぜ、誰も知らないはずだったのに...
実は、久しぶりに再開した幼馴染みの小林 明日香(新聞記者)に、冤罪の話をしてしまったのだ。果たして、裏切ったのは、明日香なのか?
また、凛々子の事件が原因で、妹・温子の縁談が破談になったり、公私共に、様々な苦難が凛々子を襲う。
果たして、凛々子は、これらを乗り越えて、検事の道を進むことができるのか。