阿川佐和子のレビュー一覧

  • 看る力 アガワ流介護入門

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    ネタバレ

    阿川佐和子さんとよみうりランド慶友病院の開設者・大塚宣夫先生が対談形式で進める介護のお話。副題には「アガワ流介護入門」とある。

    阿川佐和子さんは、両親の介護経験をお持ちで、お父様は大塚先生のよみうりランド慶友病院で晩年を過ごされ、最後は同病院で看取られたとのこと。またお母様のこともご自宅で介護しておられ、それらの経験談を交えながら、大塚先生との対談を進められている。

    介護される家族を看てもらう側からの阿川さんのお話、介護される人を看る側の大塚先生のお話、それぞれが違う側の視点で、本音からセオリーまで話されているので、介護に関心のある読者にとっては、「まったくそのとおり!」と共感が得られつつも、「なるほどね!」と納得のいくアドバイスに出会える本である。

    大塚先生の開設された病院では、経験を集約され、「医療」よりも「介護」、さらに「介護」よりも「生活」にを重視して運営されている点が、他の介護施設と比して特徴的である。阿川さんのお父様が晩年、居室に電子レンジを持ち込んで、「チン」して晩酌を嗜まれた話や、居室で阿川さんも含めて焼き肉を楽しんだエピソードなども紹介されている。

    「食べることは、人間の最後まで残る楽しみ」という生活の視点を重視しつつ、「食べることが高齢者の生きる力を測る目安として大事」という視点も失わない。

    介護に加えて、「豊かにすごせるような生活環境を整える。すなわち衣食住を整える」というポリシーを重視されている。

    介護の話なので、「認知症」の話にも多数の紙面が割かれているが、次のような点は、医師という専門家からの意見として非常に参考になった。

    ・認知症の本人は、(記憶を失っており)少ない記憶を駆使して、自分なりにベストの判断を下し、行動している。それに対し、とがめたり、諫めたりしても意味が通じず、何の役にもたたない。むしろ安心感を与えよと。

    ・認知症の人に言うのと子どもに言うのとは違う。子どもは言われたことを覚えているが、認知症の人は覚えていない。認知症の人に教育的効果を期待するのは無駄。

    ・認知症の進行を抑えるには、本人が周りから注目されたり、必要とされたりすることが最も効果的であるらしい。

    ・また、認知症者への対応のコツは、男女差があるようで、どちらかというと男のほうが手がかかるらしい(笑)。男はどうやら、役割とか大義名分とかが大事らしく、また数値とかランキングとかに関心があるようで、例えば役割を与えたり、競い合わせたりすることで物事へのモチベーションを引き出すことができるようだ。一方女性の方は、お洒落する仕掛けづくりが大事だと書かれていた。

    介護する側の立場としては、「介護はマラソンのようなもの(長期戦)だが、対応に必要なのは駅伝形式」というのは名言だと思った。介護はいつ終わるかわからないのであり、体力の配分、経済的な計画が必要だし、実際のサポートには、できるだけ多くの人を巻き込むことの重要性が述べられていた。

    一方、将来の自分が介護される立場になることも想定した話もされている。認知症は、75歳を過ぎると急激に増える一方、90歳すぎても30%は認知症にならないとされている。90歳をすぎて認知症と無縁のでありたいものだ。健康な老後を送るためのアドバイスが幾つか。

    ・家事は知的労働であり、男性でも一人でできるようにすること(一人暮らしノススメ)。

    ・人間の体の部品の耐用年数はせいぜい70年。75歳過ぎるとガタがくるのであり、十分メンテナンスが必要。

    ・一日安静で6~7%の筋肉が落ち、一週間だと3~4割の能力ダウンとなる。病気になったり、骨折など、動けなることを避けるべく努力が必要。そのために「75歳すぎたら自分の体のいうことを聞くな」と。75歳過ぎの体は、楽を望むが、それが体の退化の要因となるので、なるべく多く用事を作って動けと言われていた。

    阿川さんは、天性の介護センスをお持ちのようで、時々、後期高齢者となった大塚先生にまでツッコミをいれられているところなど笑えました。

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    2020年07月22日
  • 看る力 アガワ流介護入門

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    阿川さんのケラケラケラっとした笑いのある対談ものです。ご自身の体験した親の介護を振り返りながら、その都度思っていた疑問を医師に聞く内容。
    介護は、笑う力が必要なのだと感じました

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    2020年06月19日
  • グダグダの種

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    阿川さん、ケチると大体損するよ。あれもこれもと欲張ると、うさぎはみんな逃げていきます。ちゃんとあとがきで中のエッセイ、いくつか拾っててお見事!優雅そうに「あれは蛾よ」って教えてあげるのってコントだ〜(≧▽≦)うぐいすがしっかり見られて良かったね(≧∇≦)b

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    2020年02月17日
  • 強父論

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    佐和子さんは好感度なインタビュアー・タレント、エッセイストでもあられる
    言わずと知れた作家阿川弘之さんのお嬢さん

    作家の身内に依頼される「故人について書かないか」に
    唯々諾々で書かされた由、だからか、強烈な悪口満載の父親の思い出

    友人はこの本を読んで可笑しくてたまらなかったそう
    ユーモアあふれた本だと貸してくれた

    そうかなあ
    読みはじめは気分悪くて本をほり投げたくなった
    とにかく癇癪もちで横暴な父親の描写にもろ、腹が立った
    こんな人、今時いるのか
    うそみたいな「男尊女卑」男の見本の父像
    「誰のおかげで暮らせるのか!」「子供はうるさい!」などね

    でもね
    途中から、こんどは涙なしには読めなくて
    ああやっぱりいい本だと思った

    何につけてもいちゃもんばかりの父なのに
    娘が文章をものにし出すと、真っ当なアドバイス
    内容には一切口出しせず、ただ文法的な注意のみ
    娘が書けないで行き詰っていると、ほんと同業の優しい慰めが
    そこに父親の誠意を感じる娘
    まあ、思い出は美しくなるのは必定だけども

    向田邦子さんも「強父」だったので上手い作家になった
    だから阿川佐和子さんも上手くならざるを得ないのだろう

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    2020年02月13日
  • バブルノタシナミ

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    バブルノタシナミ。

    バブル期にオトナになった私には惹かれるタイトル
    だったけど‥阿川さんのあの頃、みたいな感じかな

    面白かったけど‥。

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    2020年01月16日
  • おいしいおしゃべり

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    読みやすくて、誰も傷つけない優しい文章。
    阿川さんのエッセイを読んだのは初めてだけれど、人柄の良さが滲み出ているかのよう。
    気のおけない女友だちとおしゃべりを楽しんでいるような気分になれる。面白かった!

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    2019年11月19日
  • スープ・オペラ

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    叔母に育てられた35歳の独身女性の古い木造一軒家に、60代と20代の男性が転がり込み、一緒に暮らす話。ドラマを意識して書かれたのか分からないが、当然ドラマ化されている。
    赤の他人3人で共同生活をし、その人間関係に焦点が置かれている。女性の視点で書かれており、晩婚の阿川氏(著者)のイメージと少々だぶる。軽快で読みやすく、ほっこりする気持ちがいい小説だが、やや先が読めてしまうか。あと、あまりにも設定がありえなすぎると、ちょっと冷めてしまう。
    軽~く何かを読みたい人にはおススメ。

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    2019年11月06日
  • 叱られる力 聞く力2

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    聞く力2に続いて、読みやすくて面白い。一度ご本人にお会いした事があるが、知的で素晴らしい人柄が伝わってくる。

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    2019年04月21日
  • 看る力 アガワ流介護入門

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    待ったなしで迫りくる親の介護。。。
    いつか親のおしめを替える日が来るのか・・・と、
    考えるだけで逃げ出したくなってくる。
    でも、阿川さんの口から飛び出す介護の実体験を読んでいると
    「もしかしたら、なんとかなるんじゃね?」と
    明るく前向きになれる気がしてくるのです。

    介護は全力で取り組んではいけない。
    これだけは肝に銘じておこう。

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    2019年03月30日
  • 叱られる力 聞く力2

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    阿川佐和子のベストセラー『聞く力』の第二弾。

    叱られることに慣れることが大事だと説いているが、大半は父親の話で、彼女の微笑ましい自伝を読んでる感じだった。

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    2019年02月27日
  • ウメ子

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    阿川佐和子の小説へー、と思って手に取る。こんなこども時代も過ごして見たかったなーと思いつつ、こんなこと考えてたなーと思うところもあり。

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    2018年12月25日
  • 看る力 アガワ流介護入門

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    介護の本はたくさんある
    これは現実的でとても興味が持てた
    対談だからかな
    佐和子さんは引き出すのがうまいからかな
    認知症もポジティブに
    孤独死だっていいじゃない
    75歳 これがポイント
    うわもうすぐそこだわ
    体を甘やかさずでもなんでもありでやれるといいな

    ≪ 老人は 過労死もなく がんばれる ≫

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    2018年10月22日
  • 正義のセ ユウズウキカンチンで何が悪い!

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    ドラマを観てきになったので。
    面白い。
    ドラマはちょっと設定が異なり、ドラマから入ったので戸惑ったが、本の方がやはりいい。

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    2018年06月10日
  • 正義のセ 2 史上最低の三十歳!

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    ネタバレ

    弱い女性を狙った犯罪ってとても許せないけど、これって私も女性だからなのかなって思う。凛々子も検事の前に女性であって、男性検事が担当したらまた違った結果になっちゃうのかな、、とかちょっと思った。公正に裁かなければならない検事って難しいな。

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    2018年06月05日
  • 叱られる力 聞く力2

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    〈恥を忍んで体験を積む〉
     150万部を超えたベストセラー『聞く力』の第2弾ということだが、今作は「エッセイ」の要素が強いような印象。『聞く力』を読んでから時間が経ってしまっているため、不確かではある。「聞く」仕事に就いたのを機に、再読リストに加えねば。
     著者が面白おかしく書いていた、お父様に受けてきた「お叱り」の理不尽さには驚かされる。加えて、平成生まれで生粋の「ゆとり世代」の私には、家族以外に叱られた記憶がほとんどない。著者の世代でさえ、後輩に対する「叱り方がわからない」というエピソードを書かれていた。まだ新人のため、「叱る側」には立っていないものの、私にはもっとわからない。
     同様に、私と同じ世代の多くが「人見知りは甘え」であり「自己保身術」である、という記述にどきっとさせられるだろう。著者は、着信相手がわからずとも自宅の電話に出る体験や、友人の自宅に電話をかけて鍛えられた(世代間共通であろう)経験を語る。携帯電話にかかってきた知らない番号には出ない、できることなら電話は避け、ラインやメールでやりとりしてきた私は、いま職場でちょっとした電話の取り次ぎにも冷や汗をかいている。もはや「電話の授業」が必要な年代なのかもしれない。
     他には糸井重里氏の「男はね、大人になるにつれて、どれほどの固唾を飲んでいるかが勝負になると思うんですね」という発言が心に残る。男性に限った話ではないと思う。
     また、上の立場になっても、「言い訳は進歩の敵」と記す著者は、尊敬すべき年長者だ。ふむふむ、と読みつつ、つい言い訳をしてしまう自分を恥ずかしく思えた読書体験だった。
     叱る、叱られる、電話に出る、電話をかける、固唾を飲む、いずれにせよ「恥をかく」ことを恐れず、「恥を忍んで」体験を積まねば。

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    2018年06月02日
  • 正義のセ ユウズウキカンチンで何が悪い!

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    ネタバレ

    ☆3.5くらいかな。
    女性検事のおはなし。こちらも成長物語&お仕事もので面白いが、お豆腐屋さんの話も興味あり。てか、検事とか弁護士とかって融通効かないくらいじゃないとダメなのでは笑。

    続編も読みたい。

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    2018年05月22日
  • 正義のセ ユウズウキカンチンで何が悪い!

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    読みやすかった。小学校時代の話が、検事という職業を知ったきっかけとなった事は分かったが、その後の様子が今一つはっきりしないまま、大人になっていたので、そこがスッキリしなかった。もう一つぐらいその後のエピソードがほしかったな。

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    2018年05月10日
  • バブルノタシナミ

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    昨年、64歳で結婚し周囲を驚かせた阿川さん。
    TVで見る阿川さんは、いくつになっても
    可愛らしくてとっても上品。
    ところがエッセイでは自分の無能・無才ぶりを
    これでもかと書き綴っていらっしゃる。。。
    これは一体どういうことなの?!と以前から訝しんでいたのだけれど
    阿川さん、幼少の頃から厳しく父親から
    自慢は一斉するなと躾られていたらしい。
    過去には『過度な謙遜はイヤミになる』と人に言われたこともあったそうだけれど、
    自慢話をしないことも・人前でお金の話はしないことも
    彼女の品格なのだろう。
    『品格とは自らにはめるタガである』という一文が
    深く心に残りました。

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    2018年05月02日
  • バブルノタシナミ

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    期待していたほどではなかったかな。「強父論」があまりに面白かったので。私も髪の毛を触る癖を気を付けなければと思いました!

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    2018年04月06日
  • バブルノタシナミ

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    タイトルに惹かれて初阿川さんエッセイ。

    テレビ等で拝見して素敵な女性だなぁと思っていましたが、エッセイ読んで、中身は案外庶民派?というような内容でした。

    阿川さんが書いてらっしゃいましたが、過度な謙遜はイヤミになります、って。阿川さんならもっとビシッと決めてくださっても良かったかも。

    通勤時間にさらっと読むのにぴったり、かと思います。

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    2017年09月19日