阿川佐和子のレビュー一覧
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叱られる力 聞く力 2 (文春新書) 2014/6/20
阿川 佐和子
著者は83年から「情報デスクToday」のアシスタント。98年から「ビートたけしのTVタックル」にレギュラー出演。
著書に「ああ言えばこう食う」「聞く力」等多数。
本書は前作2012年年間ベストセラー1位となった「聞く力」から派生して生まれた新たな疑問を、著名人に限らず、折々に出会ったさまざまな立場の人にぶつけ、ときに杯を酌み交わしながら「他人と付き合うとき、みんなどうしてる?」問題について取材してまわった意見や悩みを著者なりに解釈し、つれづれに以下の3章により綴られている。
①叱る覚悟と聞く力
②叱られ続けのアガワ60年史
③叱られる力とは?
多くの方が読まれたと思われる前作「聞く力」。
満を持して発刊されたであろう本作。
聞く力2というよりは、また違った印象を受けた。
続編となるとやはり前作を背負い込んで読む方も
構えてしまうしそれなりの期待をしてしまう。
その期待に応えるのは難しいことであると思うし
本作はその期待を十分に受け切れていたかというと
少し疑問も残ってしまう。
読みやすさやユーモアにとんだ表現はさすがであり、
す~っと読み終わり読終感も良かったものの
聞く力?2?と首をかしげてしまう。
まっさらな気持ちで読むと良作。 -
Posted by ブクログ
NHK朝の連続テレビ小説の様な作品。軽妙で読みやすく食べ物が非常に美味しそうに描かれている。幼い頃に母親に先立たれ、叔母に育てられたルイが、ひょんなことから会食でいっしょになった編集者康介、父親疑惑がある画家トニーと共同生活を始める。共感できる台詞がいくつかあった。届いたウォータベットに3人で寝転んでトニー「だからな。三人がバランスを保って互いに思いやっていれば、波風立たないって話だよ。まあ、たまに動けば波は立つけど、静かにしていりゃすぐに収まる。そういうもんだよ、人生は。」会食をともにした小説家井上豪の講演での言葉「人間と人間の出会いというものは、そこに恋愛感情とか特別の感情が付随しない場合でも、あるいは関わった期間がどれほど長くても短くても、それには関係なく、人生にとってかけがえのないものになる場合がある。」この二つの台詞で70点。
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Posted by ブクログ
なんとなく、ふわっと終わった感じ。
人間関係なんて、そんなすっぱり割り切れるものでもないから
これがいいのかも。
幸せって人それぞれで、結局自己満足なんだろうけど、
そういう境地に至るまでってなかなか難しい。
周りの目も気になるし。
余計なこと考えず素直にシンプルに、心地よいことを集めて生きていけたらいいんだろうな。
阿川佐和子さんのお話では料理が本当においしそうに描かれている、と以前から噂に聞いていたが、確かにどれもおいしそう!
手間がかかりそうだけど、同じようにスープを作りたくなる。
食べることは生きる基本で、それがお話全体にしみわたっている気がする。 -
Posted by ブクログ
登場人物が皆中流階級以上で、著者の世代がもろ反映されている。
経済が悪化の一途を辿る現在から考えると、共感が難しいと感じる人もいるかもしれない。
こちら80年代生まれとしては、暗算思考的な平和ボケしたところに懐かしさを覚えた。
たまたまなのか、「最後の恋」の中の「海辺食堂の姉妹」でもそうだったように、こちらの作品でも性格の正反対の姉妹が登場する。
明るく、社交的で周囲から愛される気質の姉。
人見知り、引っ込み思案だけど、魔性の魅力のある妹。
「阿川佐和子」という人間が知りたくて手にとってみた一冊だけど、TVで垣間見るボケと鋭い視点をたくみに使い分ける筆者からは想像できない位、随分と大人しい作品だなぁという印象。
普通の人達が主役のありがちな恋愛を綴った内容。
ただ、ユーモアがあり、明るいという点では筆者の特徴がよく出ている気がした。 -
Posted by ブクログ
評判いいのは知っていたけど、「読むのが怖い!Z」で大絶賛されていたのでやはり読まねばと思って……。
う~ん……。今のわたしの体調とかの問題なのか単に合わなかったのか、なぜか、あまりおもしろいとは思えず……。
なんでだろう~? 文章はちょっと古っぽい感じもするけど読みやすく、ほどほどにユーモアがあり、ほのぼのした雰囲気で。いろいろできごとはあっても大問題や事件になるわけでもなく、なにか解決があるでもなく、そういうストーリーの淡々とした感じはわたしは嫌いではないはずで。むしろ好きなはずで。なんで楽しめないのかわからない。でも、なんかわくわくしないし、退屈っていうか、どうでもいいやっていうか。
うーん、登場人物の内面が語られないからなのかなあ。みんないったいどういう気持ちなのかよくわからない。経歴や背景は語られるし、いろんな会話もあるんだけど。こまごまと、料理しているところとか、同居する家の様子とか書かれていても、なんだか生活感がないというか。なんだかおとぎ話みたいな。主人公もいまひとつどういう人なのかわたしはよくわからなかった。みんなに愛されるんだけど、そんなにわかりやすく魅力的とも思えないし。
映画になったんだった……。(映画になる本ってわたしはあんまり合わないような気がする……偏見)。
阿川佐和子氏はそういえばわたしはエッセイもピンとこなかったんだった……相性が悪いのかしら……。