【感想・ネタバレ】グダグダの種のレビュー

あらすじ

パソコンを前に原稿の構想を練っていたはずが、気がつけば洋服箪笥を開けて一人ファッションショーを始めていたり、おなかが減って台所へ行くとなぜか急にヤカンの汚れが目について、ついつい真剣に磨き始めてしまったり。昼食の後、睡魔が襲うと迷うことなくベッドにゴロン。ああ、寝ている場合じゃないんだけどな…と思いながら、瞼を閉じる瞬間のなんという気持ちよさ。ゆるくてスローなシアワセは、おひとりさまの特権です! 思わず噴き出し深くうなずく痛快無比の本音エッセイ。

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Posted by ブクログ

阿川さんの日常がグダグダと書かれているのですが、ただただ平和で嫌味はない。誰かを傷つけるような描写はないので、安心して読めます。私は、疲れて何も考えたくないときに読んでました。たくさんの本を執筆されている方なので、言葉のチョイスも面白く、さまざまな文章表現を知ることもできました。

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2024年12月29日

Posted by ブクログ

すらすらと読めて、クスッと笑える阿川さんのエッセイ。
ご自身の色々な経験談も多く、どのようなことを考えていらっしゃるのか明瞭で楽しめます。
20代のお見合いと披露宴のためのホテル通いの話とか、ベッドの話しなどは読みながら笑ってしまう。
本当に人間的魅力に溢れた人だなぁと思う。

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2023年05月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

一話一話がとても短くて読みやすいが、読み足りない、と感じさせない。テーマも様々だし、程々な自虐も読みやすさの要因かな?

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2022年03月27日

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1人の女性の生き方が書かれていて、飾るところもなく、ありのままの生活を送る姿を見ているような気持ち。
大人だってダラダラする時もある。けど、ダラダラせず色々なことにチャレンジしている大人もいる。その大人は疲れているはずなのにキラキラ輝いていて少し羨ましい…。それは私も羨ましいと常々思っていたことだった。でもダラダラしちゃう自分を叱るのではなく受け入れている所が素晴らしいと思う。自分のダメな所も含めて自分だからというのをわかっている人にしか出来ない。私もそんな人になりたい。いざっていう時に自分を守るのは自分だから。

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2019年09月26日

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「グダグダ」とは。
家で、グダグダ過ごすのが好き、とか、仕事をしようと思ってパソコンに向かうも、突然何かを思いついて別のことをいろいろ始めてしまうとか…
あるいは、何かについて「グダグダ」述べてみるという意味も含むのだろうか?
あまりいい響きではないような気がするが、実は、その「種」は、日常のなかで、ふとあたりを見渡すと、何かきらりと光って見える、ピンと来た、ちょっと感動した、新しい発見をした、そういう、気持ちを弾ませてくれるなかなか良い物のようだ。
現実的に言えば、「エッセイの種」なのかもしれませんが(笑)

とにかく、単調とも思える暮らしの中にも、阿川さんのおしゃべりのネタは尽きない。
日々を楽しく過ごす極意なのかもしれない。
ちなみに、この“だいわ文庫”はアルファベットでジャンル分けされており、この本は“D”の、「人生・生き方」に分類されている。
なるほど。
(「小説」はあるけど、「随筆」というジャンルはないのだ)

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2016年06月04日

Posted by ブクログ

「グダグダの種」というタイトルに惹かれて手に取った本。おわりに書いてあったように同じことの繰り返しの毎日にもグダグダの種は潜んでいる。グダグダの中に幸せがいっぱい‼︎ グダグダも悪くない

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2023年01月31日

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ネタバレ

阿川佐和子さんのエッセイ集。

恋愛や結婚にまつわる自虐ネタあり、父親に気を遣いながらの子供の頃の思い出など、本人の思いはともかく、端から見ると笑える話が盛りだくさんで、楽しめた。
引越に関するエッセイは、自分も引っ越しが多いので、なんだか仲間を見つけた気分になってしまった。

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2021年08月19日

Posted by ブクログ

阿川さん、ケチると大体損するよ。あれもこれもと欲張ると、うさぎはみんな逃げていきます。ちゃんとあとがきで中のエッセイ、いくつか拾っててお見事!優雅そうに「あれは蛾よ」って教えてあげるのってコントだ〜(≧▽≦)うぐいすがしっかり見られて良かったね(≧∇≦)b

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2020年02月17日

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何気ない日常を綴っている、人なら誰でも持ち合わせている「グタグタ」の側面を見せた一冊。

でもくどさは一切感じず、気持ち良く読める本でした。
励ますような言葉は出てこないけれど、ちょっと前に進むのに悩んだ時に読んだら少しだけ勇気が出そう。

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2016年01月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

エッセイ集。初めての阿川佐和子。ゆるゆるとした力の抜け具合が、国内線飛行機の座席ポケットに入っている雑誌を思い出させる。ポヘーッと気楽に読めるのが良かった。

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2015年04月07日

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父・弘之に続いて娘のエッセイ~20代はお見合いと友達の結婚式に出席し,30代になって一人暮らしを始め,家具は増やさず,契約更改の時に引っ越しに憧れる。趣味は何かと聞かれて,寝ることに以外にないと答えていたが,最近はゴルフ。クリスマスの夜は父がいないほうが良い~父親絡みのオチは笑える

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2015年03月10日

Posted by ブクログ

久しぶりにエッセイを読んだ。
清々しいほど内容がない。いや日常のありふれた生活とかそれだけで十分なのだが、最近思想的なものばかり読んでたから感覚がおかしくなっている。
著者の日常をありのままに切り取った一冊。

■この本を知ったきっかけ
 本屋でみつけて
■読もうと思ったわけ
 「グダグダ」というのが面白そうだったので。あと著者どんなことを書いているのか興味があって。

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2011年01月27日

Posted by ブクログ

ちょっとした料理の話、旅行の話、実家の話。
なのに、印象にすごく残っているのはクリスマスの話。
ケーキもごちそうもない、というのが印象的なのか
それとも最後の方だったからなのか…。

しかし読めば読むだけ、この実家の男尊女卑が分かりません。
この年の父親なのだから、と思えばそうなのですが
大きな子供、としか思えないものが…w
傍から見てる分には面白そうですが、いざ自分の親で…と言われると
嫌です、お断りします。

玉子ずし、興味がありますw
作るのは面倒そうなので、見てみたい、だけ、ですが。

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2011年01月05日

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