阿川佐和子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
あっという間に読み終えた。
まるで絵本を読むかのように、スラスラと読め、童心に帰れる。
自分が保育園の頃、私は物静かで、いつも人の輪に入れない子だった。
そんな私の憧れは、ウメ子ほどではないが、活発でなんでもこなせる女の子だったなー。と、思い出した。
家出をしたみよちゃんとウメ子。
2人が帰ってきたあとの両親、園長の2人に対する行動が、すごいなーと思った。
今の時代の親(私の世代の親とそうだが)は、何か問題があった場合、「◯ちゃんと遊んではいけません!」と、問題を起こした時の相方を責め、遠ざけようとする。
しかし、2人の両親も、園長もそんなことはしない。
子供なりにそれを起こす理由があったのだ -
Posted by ブクログ
ネタバレみよこの通うキリスト教系の幼稚園に、神戸からひときわ目立つ女の子ウメ子がやってくる。ウメ子は好き嫌いがはっきりしていて自分の意見もある。入園してきた日にロビンフッドみたいな緑の衣装を着て来たウメ子に「ふつーの子」のみよ子は釘付けになる。うめ子の両親は別居中だが、かつては2人ともサーカスに出演していた。サーカスの仕事の才能が豊かな母親に対して、どうにもならない嫉妬と焦りを感じた父親はサーカスをやめて別の仕事を使用とするがうまくいかない。それが原因で別居をする。近所にやってきた父親の友人の紙芝居屋さんのトラックに乗り込み2人はお父さんに会いにいく。子供の持つであろう感性の描写がすごいと思う。幼稚園