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Posted by ブクログ
阿川佐和子、35歳の時の初エッセイ集。
文庫版の巻末、阿川弘之の「解説」が抱腹絶倒もん。これだけでも手にとる価値あり。「何しろ本を読まない子供だったのである」とある。志賀直哉に可愛がられ、小学校にあがる時にはランドセルまでもらったのに、高校へ進んでも、大学に入っても、志賀作品を読んだ形跡なし。父親の作品にいたっては「是非一度拝見したいと思っています」と調子のいいことを言いながら、おそらく読んでいない。慶應の文学部西洋史学科を卒業したのに、ちゃんとした本を読んだことがないように見える。……(うーん、なんだか大物になりそうな予感)
後年、その娘にエッセイの原稿依頼が来る。はたしてちゃんと書けるのかと心配する父親。だから、ちょっと特訓。
38篇のエッセイ。テレビのCM撮りや、小学校の図書室での編み物教室など、おもしろいエピソードがきれいに詰まっている。特訓の成果か。
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