あらすじ
尼崎に転勤してきた検事・凛々子。ある告発状をもとに捜査に乗り出すが、したたかな被疑者に翻弄されて取り調べは難航し、証拠集めに奔走する。プライベートではイケメン俳優と新たな恋の予感!?解説・堀田力
※本書は、二○一五年六月に小社より刊行された単行本「正義のセ 4」を、改題のうえで文庫化したものが底本です。
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Posted by ブクログ
阿川佐和子の“凛々子シリーズ”4作目。
美人の敏腕若手検事・竹村凛々子が神戸地検尼崎支部に転勤。その凛々子のもとに、汚職事件の告発状が届く。
凛々子は、検事として様々な仕事を手がけ、多くの関係者と向き合いながら、成長していく。やはり、人には、自分にしかわからない思いがあるのだろう。
Posted by ブクログ
「正義のセ」シリーズ4作目。改題前の単行本「負けるもんか」で読みました。
神戸地検の尼崎支部に転勤になった6年目の女性検事が、気の合う仲間達とともに、飛降り事件の一報を期に、担当教授と医療機器納入業者との間に汚職に切り込んでいく。
人間味溢れる熱血漢の主人公凛々子を取り巻く仲間達(警察官や事務官)も関西人らしく丁々発止のやり取りのなかにも、任務には真摯に取り組んでいる姿が好ましい。
とても読みやすかったし、まだ読んでいないシリーズ一作目から読んで見たいです。
Posted by ブクログ
TVドラマ化もされた『正義のセ』、第4弾。
負けず嫌いで、曲がった事が大嫌いな女性検事・竹村 凛々子(たけむら りりこ)。
今回、転勤で向かった先は、神戸地検尼崎支部。
そこで起こったのは、大学での女性職員の転落事故(?)。
更に、医療機器メーカーの贈収賄疑惑も絡み、果たしてどうなるのか?
一度は、挫折を味わうものの、見事、北の地で逆転勝ちを収めるのはさすがです。
プライベートでも、一波乱あり、なかなか上手くいきませんが、仕事に恋に、今後の活躍に期待をします。