【感想・ネタバレ】正義のセ 3 名誉挽回の大勝負!のレビュー

あらすじ

小学校の同級生で親友の明日香に裏切られた凛々子。さらに自分の仕事のミスが妹・温子の破談をまねいていたことを知る。自己嫌悪に陥った凛々子は同期の神蔵守にある決断を伝えるが……!?

※本書は、二○一三年三月に小社より刊行された単行本「正義のセ 3」を、改題のうえで文庫化したものが底本です。

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Posted by ブクログ

竹村凛々子の検事人生が一つのターニングポイントを迎える。
凛々子が起訴した強姦男に冤罪の可能性が高いということが、凛々子の幼馴染みの親友であった新聞記者、小林明日香の記事によって暴かれる。凛々子はさらに事件の真相を追い求め続け、冤罪犯が隠していた別の罪に気づく。ところが、被害女性を訊ねたものの門前払いにされてしまう。
今回は、冤罪犯とされた人にも、完全潔白という人はほとんどいないということがよくわかった。そうした人たちの大半は、白と黒の中間のグレーな部分があるため、逮捕されてしまうということが多いということである。だが、加害者、被害者それぞれだけではなく、警察などの捜査機関はもとより、時には報道機関などの動静が、事件関係者やその家族など周囲の人たちに大きな影響を与えてしまうということもよくわかった。とりわけ、警察や検察が真犯人ではない人物を逮捕したり、そうした人物を起訴したりしたことや、警察などの捜査で見落とされてしまったりすることがあり、それによって、事件関係者やその周囲の人たちの心に重い傷を負わせてしまったりすることがあるのだということもよくわかる。

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2023年08月22日

Posted by ブクログ

若き女性検事の奮闘を描くシリーズ、第3弾。

東京地検に赴任した5年目、とんでもない事件が竹村 凛々子を襲う。横浜地検の時に扱った連続強姦事件のひとつが、別の犯人であったことが判明した。
完全なる冤罪であった。

そして、新聞や週刊誌などマスコミが凛々子を叩く。なぜ、誰も知らないはずだったのに...

実は、久しぶりに再開した幼馴染みの小林 明日香(新聞記者)に、冤罪の話をしてしまったのだ。果たして、裏切ったのは、明日香なのか?

また、凛々子の事件が原因で、妹・温子の縁談が破談になったり、公私共に、様々な苦難が凛々子を襲う。

果たして、凛々子は、これらを乗り越えて、検事の道を進むことができるのか。

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2019年11月03日

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