ことことこーこ

ことことこーこ

836円 (税込)

4pt

離婚して老父母の暮らす実家に戻った香子。専業主婦を卒業し、フードコーディネーターとしての新たな人生を歩み出した矢先、母・琴子に認知症の症状が表れはじめる。弟夫婦は頼りにならず、仕事も介護も失敗つづき。琴子の昔の料理ノートにヒントをもらい、ようやく手応えを感じた出張の帰り道、弟から「母さんが見つからない」と連絡があり……。

年とともに変わりゆく親子の関係を、ユーモアと人情たっぷりに描き出す長編小説。

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ことことこーこ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    母の認知症と父の死。
    どんどん忘れていってしまうことは寂しい。
    けど、考え方を少し変えると昔の嫌な記憶を忘れるように神様が仕掛けたって思えるなんて素敵なことだ。
    母側の語りもあって忘れちゃったーって可愛らしい場面も。
    母も戦ってるし娘に迷惑かけないように気遣ってるのね。
    介護の難しさがひしひし感じら

    0
    2024年10月19日

    Posted by ブクログ

    ばあさんからの流れで二回目で、とにかく介護とは、介護する難しさと細々した日常を書いている。同じ会話を繰り返す場面が何度も出ているけど、2人の生活海見ているととてもしっくりくる良い関係じゃないかと思う。友人達も経験談を聞かせて頑張りすぎないでと念押しするけど、最後にこのままでなんでダメなのかわからない

    0
    2024年08月30日

    Posted by ブクログ

    高齢化が進む日本で、「介護」という問題は、ほんと深刻な問題。
    この、小説は、作者の経験を踏まえての物語なんだろうなとは思うが、あまり深刻さや暗さがなく、むしろ、なんだか読後は、心が和む。
    もちろん、介護する側もされる側も、いろいろ葛藤があり、ストレスもたまるんだろうけれど、周りに、手を貸してくれる人

    0
    2024年08月09日

    Posted by ブクログ

    2025年問題とはいわれるも、すでに超高齢社会=日本、介護は多くの世代や世帯に重くのしかかる課題として恒常的に続いている。著者自身の経験も踏まえながら、老いゆく親の介護、それぞれの親子や家族の在り方等々を考えさせてくれる小説。現在、介護に直面している人びとには、大きなエールとなる1冊。

    0
    2024年01月06日

    Posted by ブクログ

    フードコーディネーターの香子が、認知症の老母琴子を介護していく物語。初出は新聞連載。
    香子の視点からのものだけでなく、認知症となった琴子のそれからのものもあるので、認知症患者のありようを理解する上で参考になるところも多い。また、琴子のような認知症患者には、楽しいことをさせたほうがよいということもよく

    0
    2023年08月16日

    Posted by ブクログ

    最後を読んでいるときに涙があふれてきた。
    親との別れが身近に感じられるようになったからだろうか。

    認知症になった母親に対して、どうしてこんなことをするんだろうと思う娘。と同時に親のほうも、どうしてと思い悩み、怖さや不安を感じているということに、改めて思いを寄せた。娘が仕事を優先させたいと思ったり、

    0
    2022年08月27日

    Posted by ブクログ

    今私にとって介護や認知症は
    とても身近なことであるので
    読み始めると、家族の気持ち
    周りの人達の声、本人の気持ちなどリアルに感じることばかりで
    思わず、うるっときたり
    胸が詰まる気持ちになったり

    本編は、認知症についても
    介護についても、大変ながらも
    明るく温かな感じで書いてあり
    愛に溢れています

    0
    2024年09月22日

    Posted by ブクログ

    『ことことこーこ』
    一見どういう意味?と思えるこのタイトル。
    琴子と香子という親子の物語。

    離婚して実家に戻った香子は、父親から「母さんがボケた」と聞かされます。まだ72歳。そんなわけないでしょう、と気楽に構えているも、次々と母の琴子は聞いたことを忘れ、どこにしまったかを忘れ、色んなことを忘れてい

    0
    2022年05月29日

    Posted by ブクログ

    結婚10年目に離婚し、実家に帰った香子。

    フードコーディネーターとして少しずつ仕事を始めた矢先、母の認知症がわかり…。

    認知症になれば、あれよあれよといううちに次々と問題が起きてくる。

    確かに2人だけの生活で仕事もしなければ…と思うと
    すべてがうまく回るわけがない。

    だができない、やれない、

    0
    2021年11月16日

    Posted by ブクログ

    これは本当に大変だし、切なくて悲しいだろうと思うけれど、母を愛おしいと思う瞬間もあることに、羨ましくも感じた。あまりにも突然逝ってしまった母と私には、このような時間はなかった。

    0
    2021年10月05日

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