角田光代のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
姉のモノをなんでも欲しがってしまう妹の話。
そして、しまいには彼氏をとられそうになってしまう。
ただ、その彼氏と付き合うきっかけはフジテレビ…
ではなく、職場の同僚から略奪したという。
狩猟的な物語だった。のかなー
それに加わえ、奪われそうになって大切さに気づく。
コノォ!ドロボウネコ!!的な発言をした姉に対して
「…。いらないものみたいに放っておいて、私が手にしたらとたんにそれがよく見えるだけでしょ?」
という妹の開き直った反撃が印象に残った。
そんな状態でなくても、普段から大切なものに気づけるようでありたい。
『いつのまにか雨は上がり、暮れ始めた空は群青色だった。階段を -
Posted by ブクログ
女性を主人公にした短編が2編。事件が起こるでもなく、オチがあるわけでもなく、定職に就かず、自分の立ち位置が揺れているような、でも流されているわけではない女性の人生の一時期を切り取ったような物語。
目的もなく…いや、兄を捜す…という切実ではないボヤンとした目的を保険にして、ただ日常から逃げているのかもしれない女性バックパッカーの、ちょっとどんよりとした海外での生活を描いた「真昼の花」。自分のアイデンティティを見つけられずにアルバイトをし、結婚した兄と、兄嫁と、その子供と、母親の少し疲れた日常を、他人のように見つめる女性が主人公の「地上八階の海」。
あるある、と共感できる部分と、こんな風にどん -
Posted by ブクログ
若い4人が暮らすマンションでの物語で。
①主人公の恋人
②恋人の遠い親戚(送か枯れてはいるが、実際戸籍上は妻)
③その女の恋人(だらしない)
④主人公!
20代とかそこらへんて、過渡期というかモラトリアムというか
思春期とはまた違ったゴチャゴチャしている期間なのかもしれない。
でも、きっと30代で自立してもドロドロしちゃうだろうし。
40歳になって迷うのもイイと思う。
あー、これ以上書いていると、論語を台無しにしてしまう…
幸い(もしくは不運にも)、今の自分はゴチャゴチャした生活になっていないけれど
もう少し、立派なへらへら人間を目指して、日々モヤモヤと精進してゆきた