田中芳樹のレビュー一覧
-
ネタバレ 購入済み
トゥラーン戦
前巻に引き続き草原の覇者トゥラーンとのぺシャワールをめぐる戦いです。
アルスラーンお守りから離れちゃダメー🙅などと思いながら読んでしまい、原作読者でありながら誰がアルスラーンを助けるかすっかりわすれてギーブ登場に、驚きました。
キャラが多くて忘れてしまう~
せっかく王弟ギスカール表紙なのに本編にはまったく出てこなかった(笑) -
ネタバレ 購入済み
強すぎだろうアンドラゴラス王
アンドラゴラス王は強すぎでしょ
作中でほぼ最強じゃあないかなと…
宝剣ルクナバードも出てきましたし、やっぱりギーブが登場すると場面展開がシリアスなのにシリアスじゃ無くなるのが大好きですね❗
実は未来の16翼将最後の一人が登場したのですが、原作未読者は絶対に気がつかないでしょうね❗
原作読者達だって思ってもいないキャラでしたし(笑)
私は原作読者だが、先を知らずにこの漫画を読める読者さん達がうらやましい。
今後の展開を知らずにどうなるのか?と思いながら私も読みたいと思える漫画になっていることが本当に嬉しい作品です。 -
Posted by ブクログ
6人の作家による銀河英雄伝説公式トリビュート・アンソロジー。
原作が完結してから何年?1989年の完結?30年近く経て、トリビュートされるのは衰えない人気の証明。
嬉しい。
タイトルに列伝1とあるからには、今後も刊行の予定があるという含みと思います。銀英伝の世界が、銀河の歴史が1ページ、また1ページと増えてゆくわけです。これは嬉しい。
「竜神滝の皇帝陛下」
エミールのラインハルトへの心酔っぷりを評して、釣りをしている時も宇宙を釣り上げているようでした、という一文があったことを思い出す。そこからふくまらせた作品。日常生活というか余暇を楽しむことができないラインハルト。彼の数少ない日常の光景を垣間見える、と言いたいところだが、そう上手くはいかない。違う作家の文言ではあるが、彼に『目指せ一般市民』はできないのである。
エミールがラインハルトとの約束を果たしている将来も伺えてニヤリとする。帝国一の信頼と忠節を持ち合わせる医師であったのでしょう。
「士官学校生の恋」
魔法使いは、いつでも魔法使いだった。ヤン艦隊に欠かすことのできない重要人物アレックス・キャゼルヌ。彼が風邪をひいたらイゼルローンが風邪をひく、そう言わしめたキャゼルヌ。その彼が頭が上がらない人物であるオルタンス夫人。彼女なくしては、ヤン艦隊は成り立たない。
女は何でも知っているのよ、とウインクされたら、ホールドアップ。探偵オルタンスの続編希望。
「ティエリー・ボナール最後の戦い」
題名のボナール少将の活躍と引き際の良さもいいのだが、在りし日のウランフと、未だ何者でもないルビンスキーの存在に、目を引かれてしまう。
ボナール少将の軍人としての終わり方は、ひょっとするとヤンが描いていた理想系なのでは。過不足なく職務を勤め、悠々自適な年金生活を送るという。二人の天才を筆頭に紡がれた、激動の時代が始まる寸前にリタイアするという、この時代で最も幸福な人生を送った人物の一人か、ティエリー・ボナール。
「レナーテは語る」
あのオーベルシュタインが犬を飼っているだと!あのオーベルシュタインがか。
その遠因になったであろう事件の物語。登場した最初から退場の最後まで憎まれ役を担い続けたオーベルシュタイン。人間臭さというものを感じるエピソードがほとんどなかった彼に、唯一あるのがあの犬。
また、彼を偲んで語り合うという構成がいい。これをロイエンタールあたりが見かけたら、なんと思ったことか。皮肉の一つでもいうのだろうけど、きっと無表情で受け流されてしまうのだろう。ヴァルハラでも、相変わらずの相容れない関係。
「星たちの舞台」
ちょっと入り込めなかった作品。個人的には、悪巧みに奔走するアッテンボローを見たかった。ヤンとヒュパティアの掛け合いに、何を見出すか読み取るか、が自分の中にあれば違った感想になっていたはず。
小さなものでも、誰かにとって大事な存在であれば蔑ろにしない、というヤンの主義、というほど大上段ではないが、はこの頃から変わらないのだと嬉しくなる。それを表現できるから、同盟と共にあったのだから。
「晴れあがる銀河」
ルドルフ登極直後の銀河帝国。晴れあがるというタイトルとは裏腹に、作品通じて感じるのは不透明な空気。新しい時代が始まったはずなのに、新たな時代の夜明けに立ち会っているはずなのに、闇が押し寄せてくるような不安。
その違和感を感じている少数の人間が、避難するべく選んだのが後の、という作品。
晴れあがってゆく世界に残った微かな影。その存在は、どぎつい光で宇宙を照らそうとしたルドルフの帝国に何をもたらすのか。その影の中には、深い闇が潜んでいるとは、知るはずもないこと。おもしろい。
ポプランを主人公にした作品がなかったのは意外。本伝後のポプランだと、宇宙海賊サーガになってしまいそうではある。
早く2巻を読みたい。さらなる銀河の歴史のページをめくりたい。 -
購入済み
続編の値引きまだかな
言葉は必要ないってくらいもう本当に圧倒的に面白いです。
ヤンとキルヒアイス推しだけど、キャラが魅力的過ぎてもはや全員が大好き。
SFの枠を超えてエンタメ小説の全要素を詰め込んだ、初版から30年経つ今でも新規ファンを増やし続ける永遠の名作‼️没頭必死です‼️ -
Posted by ブクログ
普段アンソロジーは手にとらないのですが、銀英伝トリビュートとくれば話は別です。
ファン必読の書と言えるでしょう。
列伝1とあるので、今後2、3と続いてほしいです。
では、簡単なエピソード紹介を。
①竜神滝の皇帝陛下(小川一水さん)
ラインハルトの新婚旅行中の数日が描かれます。
僕は最後の作者自身による注釈を見るまで気づきませんでしたが、原案はあの超有名な漫画の1エピソードらしいです。
冒頭のエピグラフに続いて、史書あるいは史家の論文と思しき記述があってから本編に入るという銀英伝らしさ溢れる構成に、一話目から胸が熱くなります。ラストに年表形式で語られるエピローグもいい。
②士官学校生の恋(石持浅海さん)
正伝でのお気に入りキャラの一人であるアレックス・キャゼルヌが主人公の、なんと安楽椅子探偵もの。
といっても、キャゼルヌの役回りはワトソンで、安楽椅子探偵は彼に縁のある一人の女性キャラなんですけどね。
ヤン・ウェンリーはまだ士官学校生で、ロベール・ラップやジェシカ・エドワーズも登場します。
③ティエリー・ボナール最後の戦い(小前亮さん)
宇宙歴791年、帝国歴482年。銀河史に燦然と輝く二人の英雄が姿を現す少し前の、とある艦隊戦が描かれます。
ルビンスキーも、まだフェザーンの自治領主補佐官として登場し、彼らしい暗躍ぶりを示します。
④レナーテは語る(太田忠司さん)
ほんの短い間、オーベルシュタインの部下だった女性レナーテの回想によって語られる、彼女の同僚の死をめぐるミステリー。
鋭すぎる切れ物オーベルシュタインの意外な一面も窺える良編です。
⑤星たちの舞台(高島雄哉さん)
士官学校卒業の直前、音楽学校の女子学生との二人芝居の舞台に立つヤンが描かれます。
とっても青春してるエピソードです。
⑥晴れあがる銀河(藤井太洋さん)
皇帝ルドルフの治政下、正伝には名前も出てこない数名の人々が、ルドルフの命令によって航路図を作る様が描かれます。
合わせて帝国の優生思想政策の萌芽も描かれており、帝国内の一般人にとっての暗い未来を容易に予想させる一編でもあります。
ラスト一行はニヤリですね。 -
Posted by ブクログ
富士山が爆発し、なっちゃんが大暴れして幕府を開き、
そして竜堂四兄弟は月へ・・・牛種との最終決戦へと向かう。
いや~最終巻ですか~。1987年刊行の1巻から30年以上が経過。
物語は1年も経過してないのに・・・。
日本→月→仙界→アメリカ軍厚木基地と移動しながら、大暴れ。
ラスボスの正体が判明し、
京都ではなっちゃんの強さの秘密を知り、
困った方々にはそれなりの末路が訪れる。
そして、旅立つ日まで・・・という結末。
アルスラーンはしんどくて感想書けないほどでしたが、
竜堂四兄弟ののほほんとした会話と、
荒唐無稽さのエンターテインメント的な内容で、
楽しませていただきました。
ま~これで日本の被害は減るってことで、ともかくも完結。 -
購入済み
そこの絶世の美女!
ギーヴとファランギースの出会いのシーンがすごく好きです。
荒川先生にかかればファランギースがこんなにも絶世の美女に…。アニメの坂本さんの美声で脳内再生されました。幸せです。 -
購入済み
着々と仲間が増えていく。
アルスラーンにとって今が最悪、これからの希望へ仲間たちと前進してほしい!
エラムのナルサスへの忠義がとても良い描かれ方で、アルスラーンとも仲良くなってほしいと思います -
Posted by ブクログ
高校時代、田中芳樹さんの作品にのめり込み、読みあさりました。『創竜伝』、『銀河英雄伝説』、『アルスラーン戦記』、『アップフェルラント物語』、『風よ、万里を翔けよ』、『夏の魔術』シリーズ、『タイタニア』、『マヴァール年代記』、などなど。すべての作品が、魅力あふれる登場人物たち、手に汗にぎる冒険とミステリーに満ちていて、とにかく実におもしろいのです。
そして、本書もやっぱりおもしろかった!
舞台は19世紀ヴィクトリア朝のイギリス、クリミア戦争から帰還したエドモンド・ニーダムは、本の仕事をしたいという姪のメープルとともに、ミューザー良書倶楽部(セレクト・ライブラリー)で働くことになった。仕事に慣れてきたころ、ミューザー社長から〈世界の二大文豪〉チャールズ・ディケンズとハンス・クリスチァン・アンデルセンの世話をしに行ってほしいと依頼される。ディケンズは、このところ世を騒がせている、月蝕島(ルナ・イクリプス・アイランド)に漂着した、一隻の帆船が封じ込められている氷山を見に行くと言い出した。
本が大好きなメープルが、「本を読むということは、机の前にすわったまま、あるいはソファーに寝ころんだままで、時間と空間をこえて旅をすることなんです」と語るのですが、私はまさに本書でこれを体験しました。ほんっとに楽しいひとときでした。
「ヴィクトリア朝怪奇冒険譚(ヴィクトリアン・ホラー・アドベンチャー)」三部作の第一部であるこの作品には、実話がたくさん織り込まれており、イギリス史上の有名人がわんさか出てきます。フローレンス・ナイチンゲール、アルフレッド・テニスン、ウィルキー・コリンズ、ウィリアム・メイクピース・サッカレー、アンソニー・トロロープ、そしてディズレーリやグラッドストーンといった政治家も。こんな方々と会えちゃうなんて、読書ってすばらしい!
この作品は、主に児童書を扱う理論社から刊行されていた、ヤングアダルト向けのミステリー小説の叢書「ミステリーYA!」のうちの一冊として、2007年7月に刊行されたものです。その後、2011年7月に東京創元社から刊行され、それが今回(2020年11月)文庫化されたのでした。理論社版を持っていたはずなのですが、引っ越しのタイミングで手放してしまったのか見当たらなかったので、今、これが文庫で読めるのは本当にうれしい。東京創元社さま、心から、ありがとうございます。第二部、第三部の発売を、心待ちにしております!