石ノ森章太郎のレビュー一覧
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門矢士のあるべき世界を見つけるために、他のライダーの世界を旅して回ること
は共通していますが、基本的に本作はほぼオリジナル要素で、本放送の設定は
ほとんどないです。
ただ、本放送時は説明することを途中で投げたと思っているので僕はテレビと
劇場版での内容より小説のディケイドのほうが良かったです。
テレビ放送のディケイドは何回見ても、意味がわからない内容になって
いましたので。
旅をするライダーの世界は、放送時にはキャストがオリジナルとは別でしたが、
本作で旅するライダーの世界はオリジナルキャストでのライダーの世界のようで、
クウガの世界では五代雄介が、アギトの世界では津上翔一が活躍していたと
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オリジナル要素多めです。
本放送時にはただの変な奴になってしまっていた名護さんがファンガイア
なら問答無用で殺す、本来の設定通りの冷徹な神の体現者となっていたり、
紅音也がただの三枚目ではなく、とんでもない天才バイオリニストであるという
しっかりした描写があったり、本放送ではコミカルに描かれていた次狼が
悲しい過去から本気で種族の再復興を目指していたり、こっちが本道でも
いいかもと思えるくらいリアリティのある、真剣な内容になっていました。
本編では説明のなかった、麻生ゆりの夫(麻生恵の父)についても、話が
それとなく出ていて、ちゃんと未回収の伏線も回収してくれています。
一冊でまとめるため -
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面白かったです。
佐藤健の演じる野上良太郎と白鳥小百合が演じるハナでの仮面ライダー電王はどうしたって実現できないので、その実質不可能なオリジナルキャストでの電王は、文章であってもノスタルジックな感想を持ちました。
テレビ放送と劇場版では、両者ともに特異点にもかかわらず、時間の影響を受けてしまったため~、というちょっと意味が通らない原因と、もともと自分の時間を取り戻すためにデンライナーに乗っていたハナだけならいざしらず、本来は無関係のはずの野上良太郎まで肉体が子供化したために、オリジナルキャストとしての佐藤健と白鳥小百合はなかったことになっているあたりの事情も含め、不可能と思われるキャストでも -
Posted by ブクログ
酷評されているレビューが多く、ちょっと身構えて読んだのですが、
予想に反して面白かったです。
カブトのテレビ放映時はストーリーがなかなか進まず、加賀美新がガタック
ゼクターを手にしたところがピークで、以降はずっとふざけていた印象が
あります。
唐突に現れたホッパーライダーや急激に雑魚化したダークカブト、なんの
前触れもなく現れたハイパーゼクター、ゼクト幹部の審判で意味不明に
始まったワームとの料理対決、そして豆腐修行のためにパリに行くという
訳の分からない最終回、と面白い面白くない以前に意味不明な内容で、
仮面ライダーカブトはストーリーそっちのけでキャラクター同士の掛け合いと、
バトルシー -
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テレビ本編の内容を改変し、文庫本一冊で終わるサイズになったアギトです。
主要な登場人物は本編と同じで、読んでいて、かつての津上翔一や氷川誠、
葦原涼を思い出して、ノスタルジックな気分になったりもするのですが、
あの神々のいざこざから始まる三種三様のライダーの戦いを文庫サイズで
収めるため、アギトとは何者か?ギルスとは?そもそもアンノウンは
なぜ超能力を持った人々を殺し続けるのかという、超根幹的な部分を全く語らず
に終了してしまうので、いくらなんでも説明不足すぎるのでは?と思いました。
本編では50話以上かけて謎を少しずつ解き明かしていたわけなので、
登場から完結まで一冊で終わらせようと思った -
Posted by ブクログ
ネタバレ戦わなければ生き残れない!
仮面ライダー同士のバトルロイヤルを描いた、空前絶後の特撮ヒーロー、『仮面ライダー龍騎』のノベライズ。
根幹の設定は原作と同じだが、細部はかなり異なっている。この細部の差異の幾つかが許せるものではなかった。まず真司が殺人を犯して激しい罪悪感に囚われないこと、蓮が優衣と肉体関係を持っていること、優衣の伯母さんのキャラクターの改悪、デッキケース、ベントカードの削除などなど……。原作の良い所を幾つも殺しているのが実情だ。また、メインのライダー五人に物語の焦点を絞ったせいで、脇役のライダーの出番が悉く減っている。シザーズ、ライア、インベラーはやられ役としてほんの少し登場 -
ネタバレ 購入済み
本当の完結編
テレビシリーズで未解決のその後がが書かれている本作。これを読んで本当にフォーゼが完結したと思いました。
特に本編では、中途半端に退場した園田先生にスポットが当たっているのが嬉しい。園田先生だけじゃなく、他のM-BUS退場組にも活躍の場が与えられてるので、テレビシリーズで気になったファンには何よりのプレゼントだと思う
叶うなら、オリジナルキャストで、是非映像化してほしい。
難しいだろうけど。 -
Posted by ブクログ
うーん、これは「009」のファンでないと、なかなか最後まで読めなそうだなあ。
「小説」として、かなり稚拙なんだよね。
いや、「頑張ってる」のはよくわかるんだ。著者は、石ノ森の遺志を継ごうという気概があるのだろうし、当然、妙なものを出すと彼の名声に傷が入るかも、みたいなことは考えているんだろうと思う。
だから、とても工夫して、気を使っていることはわかる。文章の端々から伝わってくる。
ただ…。それでも下手さはどうしようもない。もうかわいそうだがどうしようもない。
著者は別の方面ですでに活躍している人らしいし、そっちの方で才能を伸ばすことを考えりゃいいんじゃないかな。
ちなみに、ジェット編だけ