石ノ森章太郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
異形の花々の再録だったのが残念。
ごめんなさい、単に「悩みに悩んだ挙句、必死こいて
古本で探して金額見てまた迷ったけど、それでも結局
買って、読んでからまだ1年も経ってないのに・・・!」
という個人的な悔しさからの発言でした。
絶版本が復活するのは素晴らしい事だ!
物語の構成としては本編よりもまとまりと説得力があって好き。
特に、啓太郎と結花に関してが一番嬉しかった。結局哀しいけど。
勿論、それ以外にも木場・真理・巧の関係や個々の心境、やはり
格好良い海堂も良かった。そしてどこまでも衝撃的な草加。
もろに伝奇小説テイストなので、好き嫌いはわかれると思うが
草加にまつわるあれこれは、ある -
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Posted by 読むコレ
テレビ版「555 」の脚本家自身によるノベライズ。
以前ノベルズで発売された「異形の花々」にその
五年後のエピソードを追加しての発売。
当然ながらテレビシリーズと設定が大きく事なり、
人間とオルフェノクの関係のみが抽出され、
より一層登場人物達の苦悩と闇と光との陰影が
明確に伝わってきますね。
スマートブレイン、流星塾など極力排除したのは正解。
かなりダークで描写も遠慮のないシーンなど
規制の少ないなかで作者が剥き出しにした
ファイズの世界観。スピンオフやテレビ版での
終盤の失速、未回収伏線をフォローする作品
ではないけれど、これはこれで面白い。
但し...文 -
Posted by ブクログ
成る程、こういうラストなんだなぁ。
実はラスボス(?)戦はちょっとどうなったのか理解し切れていないのだけど、何かもうそれでもいいかな、と。
004パートの事があるので、個人的にはどうしてもパラレルワールドだと思いたいし、他にも色々思う部分はあったのだけれど、最後まで読み終わったら、何だかんだ思いつつも一区切り付いた心境にはなってる。
途中が兎に角過酷だったので、本当にお疲れ様でしたという感じ。サイボーグ戦士たちにも、そして著者にも。
サイボーグ戦士たちの覚醒した能力描写はとても楽しかった。
9人の中で一番欲しいのはやっぱり002の能力、次が007と008かな。 -
Posted by ブクログ
テレビ版「555 」の脚本家自身によるノベライズ。
以前ノベルズで発売された「異形の花々」にその
五年後のエピソードを追加しての発売。
当然ながらテレビシリーズと設定が大きく事なり、
人間とオルフェノクの関係のみが抽出され、
より一層登場人物達の苦悩と闇と光との陰影が
明確に伝わってきますね。
スマートブレイン、流星塾など極力排除したのは正解。
かなりダークで描写も遠慮のないシーンなど
規制の少ないなかで作者が剥き出しにした
ファイズの世界観。スピンオフやテレビ版での
終盤の失速、未回収伏線をフォローする作品
ではないけれど、これはこれで面白い。
但し...文章の不安定さは...まぁ仕方な -
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Posted by ブクログ
ネタバレそれはもう凄惨な戦いが続いてばかりで、読むのに疲れましたよ…。でも最後はめでたしめでたしで良かったのです。彼らは戦いに負けて消えたのではなく、無事に居るべきところへ戻れたのですから。
神のからくりには「そう来たか」と驚きましたが、基本の構想は石ノ森御大のものだと知り、「さすが……」と唸りましたとも。神と悪魔が存在する理由や、輪廻転生、あの世の存在、人の善悪二面性をなどなどをまとめて説明できる仕組みですもの。
小説そのものとして見れば、決して完成度の高いものではありません。忌憚なく言えば、「とにかくほころびのないように終わらせた」というレベルでしょう。
ですが、書きかけの作品を終わらせる(しかも -
Posted by ブクログ
あとがきに「これは、長年描き続けられてきたサイボーグ009という作品の、アナザーストーリーでも、パラレルワールドでもなく、あくまで、読者が愛してやまなかった最後の戦いに他なりません。
────と思って頂けるのが、作者の本意だと、僕はそう思っております」とあるが、私はその本意に背いて、これはパラレルワールドの物語と思う事にした。
一番はやっぱり004のパート。
004の身に起こった悲劇は、子供だった私にドイツという国を強く印象付け、子供だったのでそこまで明確に思っていたわけではないけれど、戦争は終わっても、国と国のイデオロギーの違いで起きる惨劇というしらしめたエピソードで、それがなかっ