【感想・ネタバレ】小説 仮面ライダーファイズのレビュー

あらすじ

2003年1月~2004年1月放送の仮面ライダーファイズを、テレビシリーズの脚本家、井上敏樹がノベライズ化。数奇な運命に振り回された巧と真理。啓太郎、雅人、直也、勇治、彼らの出会いと別れ――。新たに登場した光る戦士の正体とは。何もかもすべてが去ってしまった今、巧と真理は幼い頃に感じた温もりと鼓動を胸に、再び歩き始める……。

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ネタバレ 購入済み

原作と違うオリジナル展開。

比較的ライトな文章で読みやすい。内容は結構ハード展開。メインキャラの人間関係はほぼ同じ(オルフェノク側の生い立ちが変更)
敵はTV原作のラッキークローバーやオルフェノク王ではなく、一部の流星塾生徒=オルフェノクや量産型カイザの組織などが登場。
また園田真理が木場勇治と前半でつきあっており、後半では草加雅人と強引に結ばれたりも。但し最終的には乾巧ルート。
特筆すべきは菊地啓太郎と長田結花が悲恋に終わるのはTVと同じだが、二人の息子・勇介が登場。新種・光る人となり最終的には二代目ファイズを継ぐ。
ダーク系だけに、巧と真理のその後が気になる不穏な結末だが、ハーフオルフェノクである勇介の想いと、草加VS巧の最終決戦は熱い。

#アツい

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2025年08月26日

Posted by ブクログ

"ファイズvsオルフェノク 戦いの行方は!?"
"すべてが去ってしまった五年後――。巧と真理に何が起きたのか。"

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2025年06月03日

Posted by ブクログ

かつて「正伝」として発売されていたTV本編メインライター井上敏樹が描く小説「異形の花々」の再録に、後日談「五年後」を書き下ろしたもの。
TV版ではできないであろう残酷な描写、悪性が際立つキャラクター描写が目立ってよく話題になっているが、TV本編の主要キャラクターに絞って展開される人間ドラマによって、オルフェノクと人間という種の関係性がより精彩を放っている印象だ。
三人称視点で、色々なキャラクターの心理を描いている印象だが、なかでも実質主人公的な描かれ方をしているのはおそらく本編ヒロインの真理だろう(本編主人公の巧は活躍はしても「主人公的」とはいえない描かれ方だと感じる)。さまざまなキャラクターが良い方向にも悪い方向にも極端なキャラクターが多い中、真理の感性はいたって一般的だ。彼女の感じ方に納得しながらも、この555の世界においての「正しい行動」とは何なのか、誰もが考えさせられるに違いない。
真理以外のキャラクターの言動も、幼少期の経験が人間の衝動的な行動に出てくる、という観念で描かれているが、現実になさそうでありそう、という塩梅を感じる。どうしようもないのだが、生き生きとしたキャラクターだと感じてしまうのだ。ぜひ体験してもらいたい。

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2018年02月06日

購入済み

これは面白い

ご存知の通り、仮面ライダーファイズの放送当時に発売された異形の花々のエピローグ付き再販になります。
その、井上御大の情熱とセンスに溢れた、薄まっていない原液が味わえます。
再配置されたキャラクターと全ての制約を取っ払われた展開。あのショッキングなラストから5年後。まさかの展開を見せ、仮面ライダーファイズの世界観に新たなエピローグでありプロローグを加えた本作は、オルフェでありエノクであるという、オルフェノクを体現した1冊であると言っていいでしょう。

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2013年09月25日

Posted by ブクログ

仮面ライダーファイズのノベライズ、絶版だった異形の花々に追加エピソードを加えたもの。
TVシリーズでも強烈な個性のキャラクターたちが特徴的だったが、こちらでもその要素は健在。児童向けのTVシリーズではできなかった要素がそのままむきだしで残っているかのような印象を覚えた。様々な謎や設定が詳しくは明かされないなど、良くも悪くもTVシリーズの視聴者向けの内容。

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2013年02月19日

Posted by ブクログ

平成一期では一番好きなファイズですが、これはちょっとやり過ぎ感が否めない笑が、これはこれで映像で見たくはある。

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2021年05月07日

Posted by ブクログ

異形の花々の再録だったのが残念。

ごめんなさい、単に「悩みに悩んだ挙句、必死こいて
古本で探して金額見てまた迷ったけど、それでも結局
買って、読んでからまだ1年も経ってないのに・・・!」
という個人的な悔しさからの発言でした。
絶版本が復活するのは素晴らしい事だ!


物語の構成としては本編よりもまとまりと説得力があって好き。
特に、啓太郎と結花に関してが一番嬉しかった。結局哀しいけど。
勿論、それ以外にも木場・真理・巧の関係や個々の心境、やはり
格好良い海堂も良かった。そしてどこまでも衝撃的な草加。

もろに伝奇小説テイストなので、好き嫌いはわかれると思うが
草加にまつわるあれこれは、ある意味で必読。
本編で説明されないままだった筈のしぐさの原因は秀逸かと。
あゝ草加、それでもやっぱり嫌いだけど草加、見事過ぎるよ草加。


今作で追加された新エピソードは、良くも悪くも予想外。
これまた草加に関してだけは凄まじいけど、他の描写や展開は
元のラストを残念にしただけだと思う。

作中で語られる葛藤や答えなど、好まない解釈だった訳では
ないのだけど、いかんせん真理が成長していなさ過ぎなのと、
最後に彼が登場してしまうのが。
なんか、なんつーか、こー・・・あのクリスマスはなんやったねん、
という・・・。そんなガッカリ。

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2013年03月22日

Posted by 読むコレ

テレビ版「555 」の脚本家自身によるノベライズ。
以前ノベルズで発売された「異形の花々」にその
五年後のエピソードを追加しての発売。
当然ながらテレビシリーズと設定が大きく事なり、
人間とオルフェノクの関係のみが抽出され、
より一層登場人物達の苦悩と闇と光との陰影が
明確に伝わってきますね。
スマートブレイン、流星塾など極力排除したのは正解。

かなりダークで描写も遠慮のないシーンなど
規制の少ないなかで作者が剥き出しにした
ファイズの世界観。スピンオフやテレビ版での
終盤の失速、未回収伏線をフォローする作品
ではないけれど、これはこれで面白い。

但し...文章の不安定さは...まぁ仕方ないのかしらね

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2013年02月11日

Posted by ブクログ

テレビ版「555 」の脚本家自身によるノベライズ。
以前ノベルズで発売された「異形の花々」にその
五年後のエピソードを追加しての発売。
当然ながらテレビシリーズと設定が大きく事なり、
人間とオルフェノクの関係のみが抽出され、
より一層登場人物達の苦悩と闇と光との陰影が
明確に伝わってきますね。
スマートブレイン、流星塾など極力排除したのは正解。

かなりダークで描写も遠慮のないシーンなど
規制の少ないなかで作者が剥き出しにした
ファイズの世界観。スピンオフやテレビ版での
終盤の失速、未回収伏線をフォローする作品
ではないけれど、これはこれで面白い。

但し...文章の不安定さは...まぁ仕方ないのかしらねw。

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2013年02月02日

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