石ノ森章太郎のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ちょうどニコニコ動画で配信されていた仮面ライダーW、32話を観た後に33話との間のエピソードであるこの小説をこのタイミングで読んでみた。
映画やテレビシリーズ終盤への伏線などもありとても面白かった。
小説オリジナルの仮面ライダーサイクロンも登場。なんとかこの姿を実写で見たいと思った。
ただ、文章がちょっと今一だったかも。台詞部分での改行が逆に読みづらかったかも。
フィリップの一人称だったのは役者さんの声で脳内再生されてそこは楽しんで読めた。
出来れば翔太郎主役の番外編小説も読んで見たいな〜。仮面ライダージョーカー書いてくれないかな三条先生。 -
Posted by ブクログ
いつか“ダチ”のチェイスと再会するべく旅を続ける、仮面ライダーマッハこと詩島剛。二年ぶりに戻った日本で、突如として大規模な停電に襲われる。そして次々に起こる、かつてのロイミュード犯罪を模倣した事件――まさかロイミュードが? いや、ロイミュードは全て撲滅したはず。事件を解明するため、特状課再び結成! 年の瀬押し迫る緊迫した街を、姉と甥を守るべく剛は駆け巡る。見えてきた真犯人を前に、剛は再びマッハに変身出来るのか? 大好評を博した仮面ライダードライブ・マッハを主役に据えた外伝ここに登場。
最近全然本読めなくてちんたらと読んでおりました。ドライブの小説というかマッハの小説だからでしょうか。いやマッ -
Posted by ブクログ
正直鎧武は説明不足なところが多々あり、また、本放送時に映画やキカイダーの宣伝が話の流れと無関係に流れてしまっていたため、あまり好きな作品ではありません。
一応、本編、Vシネマ、劇場版を抑えた内容になっています。
特にVシネマは未視聴だと話についていけないと思います。
Vシネマで登場した黒の菩提樹と狗道供界との決着が主題ですね。
そのため、黒の菩提樹、及び狗道供界については、一応の説明はついていましたが、例えば武神鎧武とは何者で誰が変身していたかとか、仮面ライダーフィフティーンやコウガネ、ラピスがなぜ戦国ドライバーを持っていたのか、オーバーロードのラピスが人間の姿をしていたのはなぜか、ペコに -
Posted by ブクログ
ウィザードの小説版ですが、読み終えてまさに「そうきたか!」という感じでした。
主人公を仮面ライダーでなく変身忍者嵐にしてしまった某ライダー小説と同じ作者
なので、本作も原作を無視した出来だと構えて読んでましたが、かなりいい意味で
裏切られました。
ネタバレになるので深く書きませんが、とにかくオチが秀逸です。
と、同時に、本作でウィザードはすべて終わってしまったんだなとしみじみ
感じさせる内容でした。
本編と劇場版踏まえた内容になっています。
かつ、小説の序盤に、内容のおさらいが入るので、細かい内容は覚えていない
という方にも読みやすいです。
操真晴人と大門凛子の“関係”が主題となっており、 -
Posted by ブクログ
フォーゼ以降は、それまでの小説版とは違い、原作の内容を改変することがなく、
また、原作の中の一部として存在する話というわけでもなく、劇場版、それも
MOVIE対戦やライダー大戦も含めてあったこととして、それらすべてを含めた
正当な続編として書かれてます。
よって、原作を劇場版含めてすべて追いかけている人にとっては、細かい設定が
生かされていると、ちゃんとファンを大切にしていると感じるのですが、
反面、本放送のみを飛ばし飛ばしで見ていたり、あまりないと思うのですが、
小説から入る人にとっては話がいきなり過ぎてよくわからないと感じる可能性が
ありますね。
しかし、やはり作品のファンとしては公式で -
Posted by ブクログ
過去のライダーの続編というのは基本的に作られないですし、現在放映中の
ライダーシリーズに、過去のライダーが客演してもそれは過去のストーリーとは
つながらない、別の存在なわけです。
どうやっても今以降、オダギリジョーが五代雄介としてクウガに超変身して戦う
新しい物語が作られることは望めないのですが、本作はかつてあった超古代の
戦士・仮面ライダークウガとグロンギの戦いの物語を、なかった事にせずに、
そのストーリーとキャストをそのままにして物語を展開させてくれました。
キャラクターや過去のストーリーを大事に書かれていたので、ファンブック
として大変満足のいくできでした。
キャラクターの動きが頭 -
Posted by ブクログ
江戸時代を舞台とする当小説にはTV版と共通するキャラクターとしてヒビキとイブキが登場しますが、年齢も若く未熟な感じで新鮮です。小説では鬼は世襲制じゃないのかな?
また、変身忍者嵐やその登場人物たちも話に濃厚に絡んでくるのですがこちらは未見でも問題ないと思います。ただ知っているとより楽しめる。
「響鬼」という作品が元々仮面ライダーシリーズではなく現代版変身忍者嵐として制作されたということを念頭に置いて読んでみると、はあ~~~なるほどな!という展開でした。きださんの色を強く出した脚本だったらこんな感じだったのかな、というビジョンが垣間見えます。 -
Posted by ブクログ
石森章太郎版「幻魔大戦」の続きを七月鏡一の脚本で展開。平井和正の小説「幻魔大戦」は80年代以後のスピリチュアルブーム、新興宗教ブームの背景となり、現在は正面から取り扱われることが少ないが、本作では90〜00年代の時代潮流をふまえた上であえて幻魔大戦を語り直そうとしているように感じられる。評論としての「総括」ではなく、物語そのものの語り直しというスタイルをとることに新しい著者らの姿勢が反映されているようだ。続刊に期待したい。「”やさしさ”からは何も生み出すことができないのか・・・?!」という、「四次元半襖の下張り」でジュン演じる主人公のことばに対するアンサーとなりえんことを・・・