石ノ森章太郎のレビュー一覧
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あらすじ
乱世の片隅で草庵に隠棲していた青年・諸葛孔明は、劉備玄徳の「三顧の礼」に応えて出廬し、「天下三分計」を掲げて歴史の表舞台に立つ。赤壁の戦いにおける神がかり的な知略、蜀の建国、そして劉備の死――。幼い後主・劉禅を託された孔明は、丞相として国家の屋台骨を一手に支え、先帝の宿願である漢王朝復興のため、六度に及ぶ過酷な「北伐」へと軍を進める。強大な魏の宿敵・司馬仲達との熾烈な知恵比べを繰り広げながらも、味方の兵站不足や後方の政治的足並みの乱れ、自らを継ぐべき後継者の不足に苦悩する孔明。すべての実務と軍務を自ら背負い込み、心身をすり減らしながら五丈原の陣中にて五十四年の波乱に満ちた生涯を閉じる。
所感・深掘り
青年期の冴え渡る知略の痛快さに胸を躍らせる一方で、晩年に至るにつれて増していく悲哀と重圧、そして最後まで義を貫き通した孔明の壮絶な生き様に、深い涙と敬意が込み上げる傑作だった。
特に胸を締め付けられたのは、「偉大すぎる天才がゆえに抱えた、晩年の孤独とすべてを背負い込む組織運営の限界」だ。若き日は劉備、関羽、張飛といった強烈な個性を知略で操り、不可能を可能に変えてきた。しかし国家を背負う立場となり、次世代の支柱となるべき人材(馬謖など)の育成や権限移譲に苦しみ、最後は自らが二十叩き以上の刑罰の帳簿まで目を通すほど過密な業務に追われる。すべてを完璧にこなせる能力があるからこそ、人に任せきれずに自らを追い込んでしまうリーダーの悲劇は、現代の組織運営や指導の現場においても身につまされる重い教訓だと感じる。
また、「勝算が極めて薄いと知りながらも、託された大義と恩義のために命の最後の一滴まで尽くし抜く『至誠』の美しさ」にも魂が震える。利害得失や保身だけで動くなら、蜀の険阻な山奥に籠もって安穏と過ごす選択肢もあったはずだ。しかし孔明は、先帝の恩に報いるため、出師の表に胸の内を叩きつけ、倒れると分かっていても前へ進み続けた。結果としての成否を超えて、一度引き受けた重責から決して逃げ出さず、天命が尽きる瞬間まで背中で軍を率い続けたその生き様には、時代を超えて人を惹きつけてやまない真のプロフェッショナルの矜持が宿っている。
保身や損得勘定で動くのをやめ、託された責任と大義を胸に、最後まで誠実に務めを果たすこと。
知略や戦略の面白さを堪能したい人はもちろん、組織の重責を一身に背負いながら、人を育て導くことの難しさと尊さに直面しているすべての指導者にとって、自らの覚悟を厳しく問い直させてくれる不朽の英雄伝だ。 -
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ショッカー基地の建物(軍艦島がモデル)から爆弾ボールを蹴るトカゲロンもよいが、ZXがそれを空中で足で受け止め、オーバーヘッドキックで蹴り返し、トカゲロンを撃破するのが最高だった。地獄大使はガラガランダの姿で1号にとどめをさされるかというところで、狼男が発射した弾丸で爆発。味方にやられてしまう地獄大使らしい最後で1号・東京編も決着したのが納得。
ZXの新しい展開でますますおもしろくなってきた。しずかのクローンなのか、アマテラスなのか正体不明の人物登場で、敵か味方かもわからないままZXと対峙して終わり、次巻を続けて読みたくなった。大首領JUDO、ツクヨミ、アマテラスの関係に良、三影、しずかの姿が重なり、バダンが一つにまとまっていないのも気になる。結城丈二の存在も。こういう展開を待っていた。 -
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東京・1号編を中心に動いているが、今回は、スカイライダーはライダーブレイクでアラワシ師団長を退け、ストロンガーはウルトラサイクロンを思い起こさせるような動作をしてドクターケイトを倒し、それぞれが活躍していた。
バダンに関しては、ツクヨミとアマテラスが三影英介と村雨しずかの姿に変わったのが気になる。
1号は、軍艦島をモデルとしたショッカー基地でショッカー怪人軍団と戦い、地獄大使がダメージを受けつつガラガランダに変わっていくところへ2号が新サイクロンに乗って登場し、盛り上がりを見せる。それだけにとどまらず、旧1号時の初期の怪人達、そして最強のトカゲロンと、最高潮に達していくのがよかった。巻末に軍艦島ロケの記事が載せてあるが、作者は軍艦島の廃墟に立つトカゲロンを想像し、それを実現したかったに違いない。
ガラガランダ、トカゲロンを倒す東京・1号編の終わりに期待して、次巻を続けて読みたい。 -
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サイボーグ009が連載当時のままの第1・2回で収録されているのがとても貴重。誕生編がコミックになる場合は、001から008までがブラックゴーストに連れ去られ、続いて009になっているのがほとんど。本書は連載通りなので、ジョー(009)が連れ去られるところから始まっている。他の作品も連載の雰囲気が感じられて、第1回目を楽しく読める。
レインボー戦隊ロビンは、石ノ森たちマンガ家がアニメをつくろうとがんばった作品で、キャラクターにマンガ家それぞれの個性が表れている。子どもの頃に見たことがあるような気がするアニメで懐かしく、そのマンガ版というのはなかなか見れないので嬉しかった。これだけでも買って読む価値があると思う。
ザ・スターボウ、宇宙からのメッセージ、未来救助隊アスガード7も貴重。石ノ森作品が好きな人にとって保存版だと思う。石ノ森マンガ第1話コレクションは本書で2冊になる。まだまだ出してほしい。 -
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やっぱり石ノ森萬画は、すごい!グリングラスの他は、どれも読んだことがあり、今も持っている。仮面ライダーをはじめ、どれもTVありきで、雑誌連載されたものだ。石ノ森も言っているが、TVのコミカライズではないのがさすがで、仮面ライダー、キカイダー、イナズマン、嵐、ロボット刑事といったTV作品しか見たことがない人には、絶対にオススメ。どれも単なるヒーローものではないので、これを機会に最後まで見てほしい。キカイダーと嵐の結末には驚きを隠せないと思う。キカイダー、最初に見たときはなんとアンバランスなデザインだと感じたが、それが後になるほど納得してしまう。この中では、いちばん好きかもしれないマンガ。異色を放っているのは、鉄面クロス。TV化されていないが、読み切り作品から始まり、好評だったのか、やがて「鉄面探偵ゲン」として少年マガジンに連載される。明智小五郎と二十面相、金田一一と高遠遥一……といった善と悪の対決が、ゲンとポルターガイストとの間で繰り広げられるのが楽しみでした。まだまだ書きたいことはあるのですが、それくらい石ノ森マンガは、おもしろいということです!
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必殺技ゼクロス穿孔キック、なかなかいい。V3はとうとう最後の必殺技で大首領を牢獄へ返してしまい、それと共に四国が地球に帰ってくるのがすごい。それでも、風見志郎は死なない。結城丈二は何を決断したのか、バダンへ。結城がこれからどんな存在になっていくのか興味はつきません。そして、ツクヨミの牢獄の中では、ゼクロスが大首領JUDOと対決。JUDOが再生しながら1号からスーパー1まで次々に変わってゼクロスと戦うなんて。ゼクロスとライダー達の対決をこんな形で見ることができるのは、作者の企みか。おもしろい展開で、きっと作者も見たかったのでしょう。まだまだこれからのゼクロスの物語、楽しみます。
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いよいよ新組織の幹部スクリームが動き出す。名前もわかり、ここに来てマンガ独自の新しい形態アクセルブースター、ファングトリガーが登場するのも魅力の一つです。新組織も今まで以上に強いと予想ができるし、アクセル やWも当然進化していかないといけない。でも、ファングメモリがジョーカー以外のメモリと、短時間でも使えるとは。翔太郎、フィリップ、照井、それぞれの成長を感じられるエピソードでした。また、オウル・ドーパントがとても意外な形態というか、寺田克也さんのデザインを生かしたストーリーにもなっていて、マンガになっても充分楽しめるスタッフの本気がとても嬉しい。次は、ブラキオザウルスかな、最新巻になかなか追いつきません。