この(7)は、仮面ライダーアクセルと照井竜が主役、と言っても過言い
翔太郎とフィリップ、二人が変身する仮面ライダーWも、当然、良い活躍をしている
ただ、どちらかと言えば、今回はサポートに近い
だからこそ、照井竜、仮面ライダーアクセルのカッコ良さが際立っている
私ごときが言うまでもないが、『仮面ライダ
...続きを読むー』シリーズってのは、サブライダーもカッコいいのだ、それこそ、主役をガチで張れちゃうくらい
個人的な意見ではあるけど、私は、あえて選ぶのであれば、照井竜と仮面ライダーアクセルの方が好きだ
翔太郎のハーフボイルドゆえの熱血かつ正義漢っぷり、フィリップのクールで知的なトコや、ちょっと天然ボケが入っちゃっているトコも好感は持てる
しかし、照井竜のハードボイルドは、もう、男が惚れちゃうレベル
初登場した時は、家族を惨殺された者特有の、荒んだ孤独感が纏わりついていたけど、今は頼れる仲間と守るべき愛妻が出来た事で、独りで戦おうとしない強さが宿っている
そんな照井竜と仲間らの間に紡がれている絆が、今回の敵、オウルドーパントを倒す逆転の一手となった
パワーとタフネスさに長けている赤(アクセル)目にも映らぬほどのスピードと目にも止まらぬほどの足数を誇る青(アクセル トライアル)、どちらも強い。仮面ライダーアクセルは、この二色の特性を、状況に応じ、しっかり使い分けられている
ただ、頭一つ抜け出している、と感じるのは、飛行能力がプラスされた事で、立体的な攻撃が可能になった黄(アクセル ブースター)だ
この(7)では、その黄が、友情ぱわーで強化され、黄金に進化している
オウルドーパントが、信念なきクズだったからこそ、より一層、アクセルブースターの強さとカッコ良さが活かされていた
主役の魅力を引き出すには、悪役を上手く使う、勉強になる
もちろん、仮面ライダーWだって、主役としての意地を、しっかり示していた
公式正当続編の漫画だからこそ出来た、仮面ライダーWの新たな強いフォーム
白(ファング)と青(トリガー)の融合、ファングトリーガーが登場するとは予想もしていなかったので、テンション爆上げだった
例え、禍々しき梟の逃げ足が速かろうと、荒々しき狙撃手の放つ飛ぶ牙から逃れる術はない
彼の怒りを買ってしまったのなら、最早、噛み砕かれる未来だけが待っている
街を泣かせる悪を討ち、依頼人の心を救う、『仮面ライダーW』が大事にしているテーマを、この『風都探偵』は、しっかりと継承してくれている
これは、佐藤先生に、誰にも負けない、『仮面ライダーW』への愛があるからに他ならない
あえて言うならば、その深さは、スクリームドーパント・五条一葉にも劣っちゃいないだろうな
これからも、そのディープな愛で、より良い漫画を描いて欲しい
それにしても、どんどん、一葉はヤバさが剥き出しになっていく
正直なとこ、雪侍や秀夫は頭や胃が痛くなってそうだ。まぁ、街を泣かせるような事をしているので、同情は出来ないのだけど
この(7)で起きていた事件の裏で、秀夫は何やら、暗躍していた様子
果たして、(8)では、どんな悪行で、翔太郎たちを追い込むのか。そして、ピンチの末に、新たな力に目覚めるのか、楽しみ
この台詞を選んだのは、翔太郎とフィリップの間にある、仮面ライダーWに変身するために必要な強い絆を感じ取れるので
フィリップが時に提案する大胆なアイディア、それを迷いなく受け入れる翔太郎の器の大きさ
これがあるからこそ、仮面ライダーWは進化していくんだろうな、究極の先まで
「以前は、そうだったが、今は違う。究極のエクストリームにまで達した、ぼくたちだ。短時間の変身なら、可能なはず。ぼくは、君を信じる。お互いの成長を信じよう、相棒」
「・・・・・・・・・・・・おっしゃ!わかった!」(by左翔太郎、フィリップ)