佐原ひかりのレビュー一覧

  • 嘘があふれた世界で(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    浅倉秋成さん  かわうそをかぶる

    人気音楽クリエイターが殺された。その犯行動機は『VTuberを守るため』だった。主人公の女性に共感できる部分も沢山あり親近感が湧いた。 
    最後の展開に驚き、見返す面白さがあった。

    大前栗生さん  まぶしさと悪魔 
    動画がバズり、カリスマとなった女子高生の海荷は神と呼ばれ学校外からも人気があった。
    しかしそんな海荷がいきなり動画を撮るのをやめてしまった。やめた理由を問うために教師が動いた。動画の中のキャラづくりや誹謗中傷に疲れたためであった。しかしその原因を作った人が意外な人であった。

    新名智さん   霊感インテグレーション
    「幽霊からプッシュ通知が届く」

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    2024年03月23日
  • 嘘があふれた世界で(新潮文庫nex)

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    注目作家のアンソロジー作品

    SNS、Vtuber、SNSによるバズり、マッチングアプリ、若手社員と再雇用者のネットリテラシーの差異
    今の自分達にとっては馴染み深いテーマでとても読みやすい作品だった
    もちろんアンソロジー作品なので好き嫌いは多少なりとも出てしまった。

    かわうそをかぶる
     どうしてこれほど心が壊れた少女を描けるのか読んでいて不思議な気持ちになる
     物語の展開がとても綺麗で短編と思えない読み応えがある
     ラストで伏線回収があるのもなんとも秋山先生らしい

    ヤリモク
     40代男性のマッチングアプリ事情
     妻子持ちの彼がやっている理由とは…
     こちらも伏線回収ものだが、一番個人的には

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    2024年03月22日
  • 嘘があふれた世界で(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    嘘がテーマのアンソロジーであり、各作品で何が嘘に当たるのか?を考えながら面白く読めた。1つ目の『カワウソをかぶる』がインパクト強すぎる。あーこっちの人やったんかい!ただのASD(解離はあるかも?)かと思わせといて自分が気持ち良くなるためならどんな事でもやっちゃうサイコパス人格の居る解離性障害やったんかい!が痛快で(書き方が上手くてミスリードさせるからズルい!)、思わず最後の数ページを何度も読み返した。途中何度もあれ?って思わせつつ上手く気付かせないようにするのが作者の狙い通りやとすると凄いなと。その次の話がなんか面白くなくて途中やめそうになったけど、『ヤリモク』が途中早めにネタバレしたけど面白

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    2024年03月17日
  • 嘘があふれた世界で(新潮文庫nex)

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    初めてのアンソロジー。豪華なメンツですよね!
    石田夏穂さん、佐原ひかりさんの作品が好みだった。
    特に石田夏穂さんの作品は面白くて、くすくす笑いながら読んだ。ベテラン社員のことをレジェンドと密かに呼んでいる時点でツボ。あと、IT介護スタッフとかね笑 やはり石田夏穂さん大好きだ!

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    2024年03月11日
  • ネバーランドの向こう側

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    実日子30歳、実家暮らし
    両親を突然事故で失い、一軒家に一人ぼっち
    ……のはずが、突然おばの順子が転がり込んでくる

    ひとりっ子で甘やかされて育った実日子に、癖の強い順子おばさん
    とにかく強引で口も悪くて、ちょっと読んでいても不快な感じ

    結局、実日子が家を出ていってしまう←なんで!?

    箱入り娘というか、自称子供部屋おばさん歴が長い実日子が危なっかしい
    その後、色んな人達との出会いもあって、ちょっとずつ成長していく

    悪い子では無い、きっとこんな子はいる
    周りの登場人物も一癖二癖あるけど、今どき珍しく他人と関わっていく姿は好感持てるかな

    椎名さんいい人

    後半、ちょっと人物が渋滞気味でペー

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    2026年04月01日
  • ネバーランドの向こう側

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    主人公の実日子は何もできないにも程がある“子供部屋おばさん”でイライラしてしまう……。が、快く迎え入れはするけれど「距離を保ちなさい」と言ってくれる百合さんなど、いい人たちと出会って少しずつ成長していく。

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    2026年03月25日
  • リデルハウスの子どもたち

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    ネタバレ

    【収録作品】
    金曜日のゆううつ
    水曜日の誘拐
    木曜日は真夜中に
    月曜日のページ・ボーイ
    日曜日の魔法使い

    全寮制の名門校リデルハウスを舞台にした成長物語。
    特別な才能を認められた生徒は「ラヴ」と呼ばれて一般生徒ととは別の学園生活を送っていた。
    アモニカは、唯一の肉親である祖父の死後、篤志家により、条件付きでそこへ一般生徒として送り込まれる。

    ギーディー、タキ、ミーシク、マミアンという孤高を保ち、なれ合ってこなかった「ラヴ」たちが、アモニカとペジーという一般生徒との交流を通して年相応に成長していく様子が好もしい。
    「懐かしくも新しい」という惹起文句に納得。

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    2026年03月17日
  • ブラザーズ・ブラジャー

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     自分の内面を表現するために服を着る人もいれば、隠すために服を着る人もいる。見えてるものが全てではないし、見えない部分だけがその人の全てなわけでもない。
     人と生きていく中で、違うなと思うことを飲み込んでしまう時がある。相手を傷つけたくない、どうせ理解してもらえないという建前の根底に、私はあなたを傷つけないからあなたも私を傷つけないでという遠回しな命令ともとれる傲慢さが滲んでいるのかもしれない。

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    2026年03月13日
  • リデルハウスの子どもたち

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    2025年出版。312ページ。仮想の外国、ヨーロッパ辺り?のイメージ。登場人物は全てカタカナで、時代を跨ぐ分も加えて人数が増えるので、海外作に慣れない&記憶力の乏しい自分は誰が誰だか混乱気味。登場人物達は基本、天才という枠を超えて神童・ファンタジック。本作は形としてはファンタジー。国の争い・国の都合・時の移ろい・大人の欲望とその渦・超人的な才と人間として刻まれた欲求・社会性が遺伝子に刻まれた人類...様々が描かれてるのかなぁと。
    ヨーロピアンな雰囲気やヨーロッパの名家(日本のそれとは質が異なる)の設定の数々に日常感が乏しく、お話は面白いのだけど、時として眠くなり...。

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    2026年03月10日
  • 短編小説新人賞アンソロジー

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    いちばん最初の一編も やっぱりステキで 持ってる人は持ってるんだなぁ、と改めて思った。原石にもなれそうもないから 読む側でいようって 今さらだけど。宮島未奈さんの「二位の君」から 「成瀬」につながるんだなぁ。「陸の魚」から「カフネ」へ〜。原石って最初から 光ってたんだなぁ。うらやましいなぁ〜。ほんとに。

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    2026年03月02日
  • 短編小説新人賞アンソロジー

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    ネタバレ

    オレンジ文庫の短編の受賞者のアンソロジー。
    自分も描けそうと思いつつ、まとめるの難しいなと思いつつ。設定が良いものだけじゃなくて、そんな薄い設定でも書けるものなんだなって思えるものもあった。難しいなあ

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    2026年03月01日
  • リデルハウスの子どもたち

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    装幀に惹かれて読んだ。
    どの子もそれぞれ抱えてるものがあるんだなと思った。特別な才能があるからこそ悩むこともあるけれど、やはりまだ子どもで経験の少なさは補えない。そこのところが絶妙に描かれていると感じた。

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    2026年02月22日
  • リデルハウスの子どもたち

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    とても不思議な雰囲気の連作短編集。
    寄宿舎ものとしても、ファンタジーとしても、ミステリーとしてもふわふわ浮いているような、浮遊感がある雰囲気が心地良い。
    特に『木曜日は真夜中に』が好き。リリの未来を知ったミーシクの気持ちに、胸が張り裂けそうになった。
    『月曜日のページ・ボーイ』のマミアンも良いキャラしてて好き。ポジティブ勘違い少年なハリポタのマルフォイって感じで。根がとっても良い子。

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    2026年02月22日
  • 短編小説新人賞アンソロジー

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    新人賞に通る作品って何だろうか。『はじめに』を書かれた三浦しをんさん(選考委員)の答えは「情熱の総量が決め手になることも多い」。「これが好きだ。これを書きたい」という気持ちが籠った作品のほうが、荒削りでちょっとわけがわからなくても、読むひとの胸を打つ。。。のだそう。個性的で「その人にしか書けない小説」。

    コバルトという、少女小説というくくりのため、ほとんど読んだことのない、中華ファンタジーとか、王国とかが出てくる話もあった。が、どれも読みやすくて、感情の動きもよくわかり、この短さで、十分伝わるほどの世界観を作り上げていた。ライト文芸と呼ばれるもののほうが、凝った設定、凝った文体で、書くのがよ

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    2026年02月14日
  • スターゲイザー

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    本屋さんで見かけて表紙が好きな絵師さんだったのと気になる内容だったため読んだ。

    最初はお話の流れ?が掴めずに少し苦戦した。
    持田視点のお話の時が1番現実味があった気がして良かった。
    3次元アイドルに惹かれたことがなく研修生はこういう感じなのかなと思いながら読んでいた。
    BBQ辺りのところも好きだった。

    自分には夢という夢がないからこうやって夢に向かって走っていく姿を見ると憧れる。

    ひたすら夢に向かって走っていく男子は美味しい。

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    2026年02月04日
  • リデルハウスの子どもたち

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    コマドリが舞うような、繋がっているような、そうでないような、不可思議な物語だった。箱型の物語にも感じたが、少し形がゆるゆると崩れそうな感覚を持った。

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    2026年02月02日
  • 人間みたいに生きている

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    解説の「思ってたのと違う」に納得。

    ずっと主人公の思い通りにならなくてしんどかった。痩せたいとか好き嫌いってことじゃないのに、それをわかってくれない人たち(唯の母親とか)にイライラしたけど、自分も無意識に自分の当たり前を持ってるかもしれないと思った。

    あと、園とかみのりみたいに、自分のことをちゃんと見てくれてる人がいると思いたいし、自分も周りにいる人のことをちゃんと尊敬を持って見るべきだと思った。

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    2026年01月30日
  • ネバーランドの向こう側

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    30歳になるまで親の愛情に守られて生きてきた実日子。
    突然、不慮の事故で両親を失い、ひとりとなった実日子の元に伯母が現れる。
    伯母のペースに付いていけず、一人暮らしを決意するも、
    ずっと親に頼って生きてきた実日子にとって初めてのことばかりで
    前途多難な毎日が待っていた。

    新居であるメゾン・ド・ミドリの住人サイトーくんや新田さん
    お見合い相手の椎名さん、小学生の郁ちゃんなど新しい出会いもあるが、
    実日子に常にやさしく接してくれていた両親と違い、
    関わるほどに、心の中で、さざなみが起こる。
    どうしても人と関わるとさざなみは起こるもの。

    ずっと大人になりきれず、
    人との接し方や行動が危なかっしい

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    2026年01月25日
  • スターゲイザー

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    アイドルの卵6人の青春群像劇。デビューという同じ目標に向かいながら、目的も性格も違う彼らが“チーム”になっていく過程はまさしく「青春」でも、ただの夢物語ではなく、各々の事情が見えてくるほどリアルな重みも滲むのが良い。「推される側」に視点を置いている点も新鮮で、アイドルを推す人ならより共感できる部分が多いんじゃないかな?番組やリアリティショーが盛り上がる理由がちょっと分かった気がする。

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    2026年01月18日
  • 鳥と港

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    「これからの働き方物語」とあるが、そこまでの話ではないと感じた。逆に、文通というアナログなコミュニケーションと二人の関係性が新鮮で、瑞々しい。SNSでも、言葉にする事をもっと大事にしていこうと考えさせられた。

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    2026年01月17日