佐原ひかりのレビュー一覧

  • 鳥と港

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    ネタバレ

    うーん。「鳥と港」の活動は凄く魅力的で、私も手紙書いたり、文字を書くのが好きだから、すっごくやりたい!って思えた。でも、途中からどうしても主人公の勝手な感じ?言葉や行動で人を傷つける所がとてつもなく嫌で。気持ちが落ちて、読むのやめようかと思うくらいに。自覚、無自覚関係なく好きじゃないな、と。
    あらすじからの想像とは少し違ったけど、文通とか手紙とか好きな事の話しだったから最後までは読めました。
    手紙やカードを書いて送ったり、渡したり、楽しかった時間を思い出せたのもあるので、好きな人はいいかもしれない?
    わたしも本の感想とか言い合える文通したい!!

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    2025年09月18日
  • ネバーランドの向こう側

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    「本田さんは今、僕にしてあげたいことはありますか?」
    ネバーランドで与えられるばかりでは辿り着けない境地に、そろりと足を踏み入れる主人公が愛らしい。まあ結構いい年齢だけども、そこはご愛嬌で。

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    2025年09月05日
  • ネバーランドの向こう側

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    突然、両親を事故で亡くした実日子。実家暮らしで30歳になっても家事もまともに出来ないでいる。 
    そんな実日子が、訳あって遂に一人暮らしを決意。

    引っ越してから出会った
    隣人の大学生・サイトーくん
    階下の声優・新田さん
    お見合い相手の椎名さん
    彼らと交流を深めながら少しずつ成長していく実日子が描かれていました。

    交流が深まっていく展開が早くて驚いた。それもこれも実日子の世間知らずというか天然な強引さがなせる技なのか……。
    戸惑い迷惑そうにしつつも「仕方ないなぁ」という空気を醸し出しているサイトーくんとの交流が微笑ましい。
    お見合い相手の椎名さんに至っては、かなりお人好しで良い人だと思う。

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    2025年08月31日
  • ネバーランドの向こう側

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    自分も娘がいるので、実日子みたいにしないよう、ちゃんと子離れ・親離れしなきゃなぁ…と実感。
    やっぱり、人を成長させるのは人との出会いと経験。それが制限されてた?狭い世界では、それは幸せなのだろうが、それだけでは後々困ったことに。実日子の箱入りっぷりには、娘を見ているようで「えっ大丈夫⁉︎」とか「小学生と友達って…」とやや引きながら読んでいった。
    こんなに上手くいくわけないだろうけど、これはこれでいいのかなぁ。と思いました。

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    2025年08月30日
  • 鳥と港

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    ネタバレ

    文通を仕事にしたみなとと飛鳥。好みや嗜好が会う人との文通は前向きに文章が書けるが、悪意があったり、ネガティブな思考の持ち主のような相手とはやり取りを続けることは難しい。
    いらいろと乗り越えなくてはいけない問題もあったが、二人の関係も続けられそうでよかった。

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    2025年08月26日
  • ネバーランドの向こう側

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    娘を溺愛していた両親を交通事故で亡くした30歳の実日子

    (おばさんと同居することになる)実家を出て一人暮らしを始めたのは、独り立ちするためにはいいきっかけになったと思う。

    私は状況を変えたい時には、とりあえず行動しなければ始まらないと思っている。
    実家を出たから出会えた人がいる。
    自分の価値観とは違う人に出会うこともある。

    30歳にしてはあまりに頼りなく、ついつい母親目線で心配したが、ラストはなんとか実日子自身が未来を見据えることができたのか

    私には現実離れした感覚しか残らなかった。

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    2025年08月26日
  • ネバーランドの向こう側

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    とっても軽やかなのに、何となく寂しくて不安な自分のコンプレックスを晒けだされるようでどぎまぎして読み急いでしまった。もっと周りを頼って、それぞれの相手に見せられる顔と見せたくない顔があってもいいんだ。と頭ではわかるけど甘えるのむずかしい…

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    2025年08月19日
  • ネバーランドの向こう側

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    今回の作品は、あくまで個人的にではあるが、登場人物たちがことごとく好きになれず、物語に入り込むことができなかった。
    軽快な感じで読みやすいのは事実で、刺さる人にはきっと刺さるのだろうと思う。

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    2025年08月15日
  • ネバーランドの向こう側

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    両親の突然の死、やってきた叔母にダメ出しされるのが嫌さに家を出て独り立ちした30歳の子供部屋おばさんたる実日子の成長物語。お見合いした相手の椎名さんのキャラがいい。

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    2025年08月14日
  • ネバーランドの向こう側

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    子供部屋おばさん。。はは、誰のこと?。。

    色々な人との出会いや経験を通して、なんとなく生きてきたけど、まあなんとかなっている?ように思う。

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    2025年08月15日
  • ネバーランドの向こう側

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    文化センターに勤める実日子は、実家暮らしの30歳。子離れできない両親に溺愛され、家事全般何もできずにのほほんと過ごしてきたが、両親を事故で亡くし状況が一変。強烈キャラな叔母が実日子が心配だと実家に引っ越してきて…。

    傍若無人な叔母の順子に驚くより先、30にもなって家に給料も入れず、生きていく術を知らずに親の言うとおりに平和に生きてきた実日子にイライラ。

    でも、ちょっとずつ世の中の常識を身につけ自立し、周りの人たちと助け合い、将来の夢を持ったことは本当によかった。ただ、もし親が生きてたらずっとあのままだったのかな。そして、実日子のような子供部屋おばさんが世の中たくさんいるのだろうなーと。

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    2025年08月03日
  • 鳥と港

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    繊細すぎる主人公にやきもきさせられたけど、相方の男の子が魅力的に書かれていて相殺された。
    そう、これはバディもの。男性同士でもなく、女性のシスターフットでもなく、男女のバディもの。今後、恋愛に発展していく可能性もありそうだけど、このままバディであり続けてほしいな。

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    2025年07月28日
  • 嘘があふれた世界で(新潮文庫nex)

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    7名の若き作家たちのSNS系など令和の時代のアンソロジー。目玉は杉井さんだろうか。「世界でいちばん~」の続編?のような短編で唯一の書き下ろし。他は小説新潮で特集された作品と結城さんの「#真相を~」から1編。目玉の杉井さんが一番のキャリアというのがうむうむ、というところか。全体的にシニカルな作品が多くやはり令和を切り取ることになるとこういった作風が増えるのだろうか。その中で佐原さんの作品は純粋?な青春もので良かった。

    浅倉秋成 かわうそをかぶる
    Vチューバーを題材にした作品。一番怖かった作品かも。タイトルの良さと2重人格?のような造りがよかった。
    大前粟生 まぶしさと悪意
    文藝出身ながらエンタ

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    2025年07月28日
  • ネバーランドの向こう側

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    両親から大事にされて30歳まで子ども部屋おばさん状態でぬくぬくしていた実日子。両親が突然他界したあと、守られていた世界から抜け出し、両親以外の人との交流を通して大人になっていく。

    まず序盤、おばさんにイラつき、実日子に少しは共感するところもありつつ、あまりの平和ボケっぷりにイラつき、、、現実ではこういう事はないだろうって思うような出会いや展開が起きたけども、実日子が強くなっていく姿が頼もしくて目が離せず、後半は一気読みだった。椎名さんとの関係性も微笑ましくて、読後感は温かかった。

    人との出会いは良くも悪くも考え方や時には人生そのものを変えてしまう力がある。家族以外の人と関わることって正直め

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    2025年07月19日
  • ペーパー・リリイ

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    ネタバレ

    どちらの女性の感情がわかる。共感できる所が多い。途中出てくる女性や男性ももうちょっと深みがあればいいのにと思った。
    自分にとってはとても読みやすかった。
    私目線で進む小説が好きだから

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    2025年07月16日
  • ネバーランドの向こう側

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    1人じゃ何もできない、大人子ども、30歳実日子。
    お父さんとお母さんは突然事故で亡くなってしまう。
    1人じゃ何もできないだろうからと叔母が家に住み着くが居心地が悪い悪い…
    一人暮らしを始めた実日子はどう生きていくのか…?

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    2025年07月12日
  • ブラザーズ・ブラジャー

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    普通でいることは生きやすい__
    多様性の時代が来ても"普通"というものさしはこれからも在り続けると思う。それでも傷つくことを恐れず好きを貫く。ちぐさと晴彦のまっすぐな想いが新しい空気を送りこんでくれる。
    理解できないなら悩ませとけ!その意気だ。

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    2025年06月02日
  • 鳥と港

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    現実的じゃない手紙の商売。
    会社辞めた人なら気持ちがわかるかも。
    やりたいことより給与が優先第一がまあ現実だろうなと思いました。

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    2025年05月01日
  • 嘘があふれた世界で(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    作家7名によるアンソロジー。
    カワウソの妖精・雨露ゆゆというVtuberと交際していると噂された音楽プロデューサー「うみの」が殺害された。ゆゆの活動を続けるべきか否か、視聴者の判断を仰ぐべく配信をすることに…浅倉秋成『かわうそをかぶる』。
    動画配信アプリで一躍人気者になった女子高生。若手女性教師は彼女が動画を撮らなくなった訳を探ることに…大前粟生『まぶしさと悪意』。
    霊能力者と相談者のマッチングアプリで「幽霊からプッシュ通知が届く」という不具合が起きている。案件を任されたアプリ開発会社の新人社員がアプリをインストールしたところ…新名智『霊感インテグレーション』。
    年齢を偽り、マッチングアプリで

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    2025年04月27日
  • スターゲイザー

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    ネタバレ

    アイドル事務所でデビューを目指す練習生たちの物語。
    人物紹介に出てくる子が順番に話の中心になる構成で、所属グループバラバラだけど?と思った謎は中盤辺りで繋がった。

    私が推すとしたら多分加地透か三苫葵だろうかと思った。意外と若林優人の線もあるかもしれない。
    最後の演出で6人のデビューを匂わす演出はデビュー前のアイドル推してる人には馴染み深いだろうなぁと思った。私はもっぱらグループコンでソロデビュー発表とか次の舞台発表とかで見たくらいの演出だけど。

    本人がファンの反応見て喜ぶのも好きだけど、本人も知らず一緒に驚く場合もそれはそれでかなりいい時間になるだろうなぁと思う。

    表紙のモデルは最初透だ

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    2025年04月04日