佐原ひかりのレビュー一覧
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画面の
向こうに
隠された
秘密と嘘
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仕事帰りの書店で見つけて購入しました。
「世界でいちばん透きとおった物語」のスピンオフがあるということで。
7作品中、6作品が平成生まれの作家さん。
時代感じます。笑
昭和生まれの私…おののきました。笑
「かわうそをかぶる/朝倉秋成」
人気VTuberへ楽曲を提供していた音楽クリエイターが殺された。
犯人は、VTuberの熱心なファン。
自分はあてがわれた役を演じてるだけなのか。
「まぶしさと悪意/大前粟生」
Tipshotというショート動画SN -
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ネタバレ⚫︎感想
エンタメの短編集。全体を通して面白かった。
石田夏穂さんの作品全部読みたい!という動機で読んだため、最初に読んだのは石田さんの「タイムシートを吹かせ」。石田ワールド全開、しかもちょっといい話で終わっていて良かった。レジェンドはレジェンドたる歴史を持っていた。
「かわうそをかぶる」浅倉秋成さん。「六人の嘘つきな大学生」以来。若者を描くのが上手いんだな〜と思ったし、今作は女の子のVtuberが主人公なので器用さを感じた。本音と建前と本当の自分ってどこ?…怖くて、でも、こんな世界もあるのかなぁと思える、漫画みたいに画像が浮かんでくる作品だった。
「まぶしさと悪意」大前粟生さん。TikTok -
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ネタバレ浅倉秋成さん かわうそをかぶる
人気音楽クリエイターが殺された。その犯行動機は『VTuberを守るため』だった。主人公の女性に共感できる部分も沢山あり親近感が湧いた。
最後の展開に驚き、見返す面白さがあった。
大前栗生さん まぶしさと悪魔
動画がバズり、カリスマとなった女子高生の海荷は神と呼ばれ学校外からも人気があった。
しかしそんな海荷がいきなり動画を撮るのをやめてしまった。やめた理由を問うために教師が動いた。動画の中のキャラづくりや誹謗中傷に疲れたためであった。しかしその原因を作った人が意外な人であった。
新名智さん 霊感インテグレーション
「幽霊からプッシュ通知が届く」 -
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注目作家のアンソロジー作品
SNS、Vtuber、SNSによるバズり、マッチングアプリ、若手社員と再雇用者のネットリテラシーの差異
今の自分達にとっては馴染み深いテーマでとても読みやすい作品だった
もちろんアンソロジー作品なので好き嫌いは多少なりとも出てしまった。
かわうそをかぶる
どうしてこれほど心が壊れた少女を描けるのか読んでいて不思議な気持ちになる
物語の展開がとても綺麗で短編と思えない読み応えがある
ラストで伏線回収があるのもなんとも秋山先生らしい
ヤリモク
40代男性のマッチングアプリ事情
妻子持ちの彼がやっている理由とは…
こちらも伏線回収ものだが、一番個人的には -
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ネタバレ嘘がテーマのアンソロジーであり、各作品で何が嘘に当たるのか?を考えながら面白く読めた。1つ目の『カワウソをかぶる』がインパクト強すぎる。あーこっちの人やったんかい!ただのASD(解離はあるかも?)かと思わせといて自分が気持ち良くなるためならどんな事でもやっちゃうサイコパス人格の居る解離性障害やったんかい!が痛快で(書き方が上手くてミスリードさせるからズルい!)、思わず最後の数ページを何度も読み返した。途中何度もあれ?って思わせつつ上手く気付かせないようにするのが作者の狙い通りやとすると凄いなと。その次の話がなんか面白くなくて途中やめそうになったけど、『ヤリモク』が途中早めにネタバレしたけど面白
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結婚詐欺師の養父に育てられたややビッチな女子高生(杏)と、その詐欺被害者である女(キヨエ)がタッグを組み、養父の有り金500万円を持ち出して一夏の逃避行を図る物語。女性というのは元々強かで賢い生き物なのだろうが、二人揃えば更に無敵なのかもしれない。分かるようで分からない、象徴的なメッセージの書き置きだけを残し「さあ、あたしたちを探してごらんなさい!」と叔父を煽りながら家を勢い良く飛び出していく様子は、「ルージュの伝言」の有名なフレーズを思い出した。
物語は杏の視点で進んでいくのだが、読んでいて感じたのは、彼女が17歳という年齢の割にかなり肝が座っているということ。身内による結婚詐欺の被害者が -
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30歳になるまで親の愛情に守られて生きてきた実日子。
突然、不慮の事故で両親を失い、ひとりとなった実日子の元に伯母が現れる。
伯母のペースに付いていけず、一人暮らしを決意するも、
ずっと親に頼って生きてきた実日子にとって初めてのことばかりで
前途多難な毎日が待っていた。
新居であるメゾン・ド・ミドリの住人サイトーくんや新田さん
お見合い相手の椎名さん、小学生の郁ちゃんなど新しい出会いもあるが、
実日子に常にやさしく接してくれていた両親と違い、
関わるほどに、心の中で、さざなみが起こる。
どうしても人と関わるとさざなみは起こるもの。
ずっと大人になりきれず、
人との接し方や行動が危なかっしい -
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両親に大事にされ、言われたことはきちんと守り、いい子で育った実日子。
1人になったとき、生活力がなく頼りなく、世間知らずで、周りからも30歳なのかと驚かれる状態。
それでも、知らなくて恥ずかしくても周りの人をちゃんと頼れるから、失敗してもなんとか乗り越えていく。行き当たりばったりなところはあるけれど、年齢や立場など関係なく、いろんな人と関わり仲良くなれる実日子はすごい。
子供の頃想像していた大人って、もっと落ち着いて冷静で頼りになるイメージだったけど、実際自分がその歳になると全然で少しへこむ。
この本を読んで、そんな自分も受け入れて、失敗を怖がらず、周りより出遅れていても気にしないで、新しい