佐原ひかりのレビュー一覧
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ネタバレ初めて自分と同じような人間に出会えた気がする。
自分も食べることが好きではなくて、できれば食べずに生きていきたい。
食べることを幸せだと思ったこともない。
人との仲を保つために食事の場を用意することにも抵抗があって、ずっと「なぜ人との関わりを維持するために食べもののある場所を用意するのだろう」と思っていた。
でもお腹は空く。食べるしかない。そんな身体が嫌だ。かといって拒食症などの病気ではない。
ただの生きづらい身体。
唯の気持ちは半分わかる。
まったく一緒ではないけど、食べたくない気持ちは一緒。食べられないわけではないけど、食べたくない。
初めて「食べられるから幸せ」「食べられない人は不幸」という目も向けたくなかった認識と向き合えた気がする。 -
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アイドル事務所「ユニバース」に所属するデビュー前の「リトル」たちのお話。
まんま、旧ジャニ!ジュニア!!ふぅ!!!最近timeleszのオタクをやってるので、こういうアイドル目指す子達の話にめっぽう弱い。
私は透と若さまのことがすごく好きになったんだけど、みんな個性あふれる、それぞれのアイドル像であったりファンに対する感情とかを持ち合わせていてそりゃアイドルといっても一人の人間なんだから考え方や感じ方、なにもかもが違うよなぁと思ったり。
タイプロを見て、アイドルのプロ意識の高さに恐れ慄いたんだけど(顔面国宝の佐藤勝利くんが、候補生たちのダンスを見て、ぬるいんだよな、俺はここまでいく、と全力で肩外れそうなくらい腕ぶん回してて、まじか…こんな国宝級なお顔持っていながらここまでやるの凄すぎない?普通にやってもファンはついてきそうなのにそれを許さないていうか100パー以上のパフォーマンスをするのがまじもんのプロアイドルなのか…とビビり散らした。この顔があってこんな厳しい世界に飛び込んでくれてありがとうとはタカラジェンヌに対しても思ってたけど、アイドルも一緒やった。正直タイプロで一番印象残ってるのこの勝利くんなんだよね…。推しであるしのぴの時間ないで、でもなく、原ちゃん呼ばれた時に涙するテラでもなく。このプロ意識全開の勝利くんが一番印象深かった。アイドルとは、を体現してた)、この本の中のアイドルたちも同じでした。一生懸命夢に向かって頑張る人たちは美しいね。 -
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めっちゃ良かったーー!!
アイドルという仕事の楽しさ・苦しさや、青春の全てを捧げさせる仕組みへの疑問も考えさせられた。
アイドルやスポーツなど10-20代でパフォーマンスのピークを迎えるジャンルで成果を出すためには若い時に全部捧げざるを得ない。20代で引退した時、そこから新しい人生を始められる仕組みが社会に必要だと思った。(スポーツの実業団で入社→引退後はビジネスでキャリアを築くなど)
社会全体で転職者が増え雇用が流動的になっているので、若い時に好きなことにチャレンジ→その後は別のキャリアへチェンジできる環境がこれから整っていくといいなと思った。 -
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ネタバレとても面白くて、一気読みしてしまいました!
中でもわたしは加地くんが1番気になる存在でした。
淡々とでも丁寧にお仕事をこなしていく様が、
たぶん売れているアイドルってこんな人なんだろうな…と思ったからです。
その上で、全てを捧げる必要はあるのか?という考えができる。盲目的にデビューを目指しているわけではない視野の広さがすごいです。
アイドルになった上で、長続きしている人は加地くんみたいな方なのでしょう…。
個人的には嵐の大野さんあたりがこんな方なのではないかと思いました。
お話の最中で、自分でメンバーを集めてグループを作ってみるという機会が与えられた彼ら。
自分を引き立ててくれる存在、でもなく
あの人についていけば自分もデビューできるはずでもない。
n.overのメンバーはこの人となら上手くできるだろうからグループを組もうという考え方な気がしました。他力本願ではなく、それぞれが努力してひとつにまとまってより良く魅せる、という考えなのかなと思いました。
それぞれいろいろな悩みを抱えつつ、でも自分のことだけじゃなく周りをみれる視野の広さ、見習いたいです。
アイドルになる前の人たちを知れたような気持ちもありますし、その裏で少年たちの葛藤や成長を見ることができ夢中になりました。 -
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デビュー前のアイドル 通称リトルたち6人の物語
誰もが某アイドル事務所のJrをきっと思い浮かべるであろう
透、持田、遙歌、葵、蓮司、若さま
それぞれの物語で性格や背景をうまく描写してあって、最後につながっていく
キラキラしたキレイな部分じゃなく、環境に悩み苦しみそれを隠してハードなアイドル生活を送る
誰かひとりが魅力的というより、最後は箱推しになってしまった!
入所10年でデビューできなければ卒業という事務所のルール(その昔聞いた定年説)
リトルという立場でそれぞれグループ活動してはいるものの、解体して新たなグループを組む話(これも最近話題)
要所要所で旧J事務所を彷彿とさせるので、著者は相当なスタオタ(旧Jオタ)か、取材を重ねた物語なんだろうな
出てくる用語がすんなり入ってくるスタオタな自分は、どハマりしてしまいました!
一人一人にモデルはいるのかな?立場的には元Hi美や忍者の子たちが当てはまるのかな
個人的に思い浮かべたのは
14歳の遙歌はデビュー当時の佐藤勝利や山田涼介、蓮司は背景的にはワンオクのタカもしくは京本大我
若さまも…過去の苦労話とか話してる人もいたかも
事務所の若手で映画化して欲しいなぁ
現実的には家庭環境とかを映し出されるとリアル感が増して難しいかもだけど
なんだか、本の感想と言うよりオタ語りになってしまった -
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①私は、文通をしたことはありません。
手紙を書きたいなと思っても、いざ書こうとすると、誰に書こうか迷ってしまう自分に気づきました。
この本を読み終えて、文通を始めることができないか調べてみると、文通ができるシステムというのは、いくつか存在することを知ったので、もう少し調べてみようと思いました。
②仕事との向き合い方について考えさせられました。
確かに、主人公のみなとのように、私も、会社に行くのが辛く、上司から今まで受けた指導がフラッシュバックし、明日が憂鬱だと思うこともあります。
そんな時に、仕事を辞めるというのも1つの選択なんだということを知り、少し、仕事との向き合い方も考えていこうと思いました。
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ネタバレまなもんが名古屋でお勧めしていた&文庫版は三宅香帆さんが解説を書いていたこともあって読みました。
佐原ひかり作品は初めて読みましたが、文章表現がいい塩梅で繊細で優しくて強くて温かく、小説なのに付箋をたくさん貼りながら読みました。
p106
どう謝るべきかなんて、考えたって仕方がない。
そんなもの、結局、逃げ回ったすえに出てくる言葉だ。
保身ゆえの不誠実さを、晴彦の感情をないがしろにしたことを、率直に詫びなければいけない。
許されるとか許されないとか、関係ない。
私は、晴彦のやさしさに釣り合う人間でありたい。
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思春期の時の、ぐるぐる思考は回るけど、どう言語化したらいいのかわからないっていうモヤモヤした感情を絶妙な塩梅で表現してくれる佐原ひかりさん。
素晴らしいと思ったし、何度も繰り返し読みたくなる表現が多いなと感じました。
他の作品も少しずつ追っていきます。
一応28歳の大人が読んでも面白かったので、思春期の子達ならもっと真に迫る面白さが発見できるのではないかと思いました。
オススメです!!
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ー私はたぶん、願いすぎていた。自分にも、他人にも。
傷つけないから、傷つけないで、と祈っていた。 (p.118)
書店で何気なく手に取った本。とても面白くて、一気に読んでしまった。
父・"悟くん"の再婚で新しい母・"瞳子さん"と弟となった晴彦と暮らすことになった主人公のちぐさ。
親しい友人もいて、恋人もいて、周りの人と上手くやっているいわゆる"普通"の女子高生のちぐさは、ある日晴彦が女性向けのブラを着けているところを目にする。晴彦を受け入れようとしつつも、友人たちの目や周りの"普通"を気にして晴彦を傷つけてしまったちぐさのもがく様子に引き込まれた。
"普通"を気にしすぎて、周りの目も気にしすぎてしまう姿に共感した。
ー他人からすれば些末な、くだらないことでも、自分にとってみたら譲れないことって、きっとある。それが多ければ多いだけ、生きづらくて、傷みやすい。 (p.47)
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購入済み
いいなあ、私もこの人たちと文通してみたい。手紙を待つ間のワクワク感、懐かしいなあ。今でこそSNSで旧友ともつながる時代だけど昔は相手の住所を聞いて1か月に1度連絡を取ったり、毎日学校で会ってるのに文通したり。今はなかなかそんな機会もないから可愛い便箋を見ても買うのをためらっちゃう。文通、また誰かと始めてみたいと思った。