佐原ひかりのレビュー一覧

  • ブラザーズ・ブラジャー

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    「ふつう」よりも「好き」を大切にする。この大切さを知れる1冊だ。

    周りになんと言われようと、私は私の好きなものを貫いてきました。
    しかし、それ故に、思春期の頃に、葛藤もありました。

    晴彦を見て、やっぱり、「好き」という気持ちに正直にこれからも生きていこうと思い、周りからの見られ方に苦しくなった時に、この本を読んで、晴彦に元気をもらいたい。

    多様性と言われてる今の社会を生き抜く私たちにぜひ読んでほしいそんな1冊だと感じました。

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    2025年03月22日
  • 鳥と港

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    ①私は、文通をしたことはありません。
    手紙を書きたいなと思っても、いざ書こうとすると、誰に書こうか迷ってしまう自分に気づきました。

    この本を読み終えて、文通を始めることができないか調べてみると、文通ができるシステムというのは、いくつか存在することを知ったので、もう少し調べてみようと思いました。

    ②仕事との向き合い方について考えさせられました。

    確かに、主人公のみなとのように、私も、会社に行くのが辛く、上司から今まで受けた指導がフラッシュバックし、明日が憂鬱だと思うこともあります。

    そんな時に、仕事を辞めるというのも1つの選択なんだということを知り、少し、仕事との向き合い方も考えていこう

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    2025年03月13日
  • スターゲイザー

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    もう箱推し!みんな好っきゃねん!!「ずっと読んでいたい」と思わせるほど登場人物が魅力的で超面白かった。デビューを目指す練習生として事務所に所属している男性アイドルたち。同じ練習生といえども人気・実力・年齢...歴然とした格差がある。その差は残酷なほどだ。主に六人のアイドルが登場するが、華やかな世界の裏での葛藤や苦悩が個性豊かに描かれていて「実際に彼らがいるのではないか」と思わせるほど。各章の終わり方も美しいし、最後の章に至っては涙ぐんでしまった。アイドル界隈に偏り過ぎず人間ドラマとして優秀な作品。

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    2025年02月16日
  • 鳥と港

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    〝会社、燃えてないかな〟

    こう心の中でつぶやいたのは、春指みなと25歳。
    大学院を出て就職したが、あまりにも昭和臭のする会社に出勤するのが苦しくなり、9ヶ月で退職する。



    私も数ヶ月で耐えられなくなって辞めた経験があるから、古い記憶が蘇って苦しいなぁ。
    その時はいつでも辞められるように、ロッカーには私物を残さず毎日持ち帰っていたっけ。

    まぁ、私の過去はいいとしてwww



    みなとは〝文通〟という少々レトロな方法で知り合った不登校の高校生・飛鳥くんと〝文通屋〟を仕事として始める。

    〝お仕事小説〟〝これからの働き方〟
    と紹介文にあったけど…

    私には、どこか恥ずかしくて胸の奥がもぞもぞ

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    2025年01月12日
  • ブラザーズ・ブラジャー

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    ネタバレ

    まなもんが名古屋でお勧めしていた&文庫版は三宅香帆さんが解説を書いていたこともあって読みました。

    佐原ひかり作品は初めて読みましたが、文章表現がいい塩梅で繊細で優しくて強くて温かく、小説なのに付箋をたくさん貼りながら読みました。

    p106
    どう謝るべきかなんて、考えたって仕方がない。
    そんなもの、結局、逃げ回ったすえに出てくる言葉だ。
    保身ゆえの不誠実さを、晴彦の感情をないがしろにしたことを、率直に詫びなければいけない。
    許されるとか許されないとか、関係ない。
    私は、晴彦のやさしさに釣り合う人間でありたい。
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    思春期の時の、ぐるぐる思考は回るけど、どう言語化したらい

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    2024年11月27日
  • ブラザーズ・ブラジャー

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    ー私はたぶん、願いすぎていた。自分にも、他人にも。
    傷つけないから、傷つけないで、と祈っていた。 (p.118)

    書店で何気なく手に取った本。とても面白くて、一気に読んでしまった。

    父・"悟くん"の再婚で新しい母・"瞳子さん"と弟となった晴彦と暮らすことになった主人公のちぐさ。
    親しい友人もいて、恋人もいて、周りの人と上手くやっているいわゆる"普通"の女子高生のちぐさは、ある日晴彦が女性向けのブラを着けているところを目にする。晴彦を受け入れようとしつつも、

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    2024年11月08日
  • ブラザーズ・ブラジャー

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    佐原ひかりさんに言葉選びが好きだ。「溜まっていた思いを出し切った後、奥底に一つ、残っていたものを見つけた。」登場人物の思いが、色鮮やかに伝わる。
    そして、言いたいことは言う。仲良くしたいなら、傷ついたなら、好きだと思ったなら。
    自分の想いをはっきりと伝えることが怖い。自分と相手の関係が変わってしまうんじゃないかと怖くなる。それでも伝えるべきだ。伝えないと相手は気づかない。自分が、何を考えているのか。もしかしたら、相手も気にしているのかもしれない。
    自分の想いを伝えよう。

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    2024年10月24日
  • 鳥と港

    QM

    購入済み

    いいなあ、私もこの人たちと文通してみたい。手紙を待つ間のワクワク感、懐かしいなあ。今でこそSNSで旧友ともつながる時代だけど昔は相手の住所を聞いて1か月に1度連絡を取ったり、毎日学校で会ってるのに文通したり。今はなかなかそんな機会もないから可愛い便箋を見ても買うのをためらっちゃう。文通、また誰かと始めてみたいと思った。

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    2024年09月23日
  • リデルハウスの子どもたち

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    ネタバレ

     久しぶりにファンタジー小説を読みました。途中からただのファンタジー小説ではないな、と思い、ディストピア小説を読んでいるような印象でした。
     「リデルハウス」といういろいろ制限された全寮制学校の中で生徒たちが「自由」について考えていくという話で、また「リデルハウス」そのもののあり方についてうまく書かれていました。
     制限を受ける見返りの「ギフト」の使い方について自分でも考えさせられました。一度しか使えないという「ギフト」について、敢えて使わないという選択肢もあって、ストーリー上難しい設定でした。
     一般生徒のクラスと「ラヴ」という、特別な才能を持つ生徒だけのクラスがあって最初は無意識の差別意識

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    2026年06月05日
  • ペーパー・リリイ

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    17歳。女子高生の杏。
    杏の叔父に結婚詐欺に遭ったキヨエ。

    現金500万円とともに始まった一週間限定旅。

    異色の青春ロードムービー。

    世代の差。性の差。立場の差。
    いろいろな合間を駆け抜けるまさにロードムービー。

    佐原さんの作品には明らかなフィクション要素が登場することが多いけれど、今回は特に展開にそれが顕著で、そのあたりが読む人を選びそうな気がした。

    そこに気を取られず一気読みできれば、まさに17歳の揺らぎの真ん中を突っ切れる小説。

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    2026年06月05日
  • スターゲイザー

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    アイドルデビューを目指す男の子たちの群像劇。推される側も確かに人間で、いろいろなことがあって、もがいているんだなあと当たり前のことを追体験したような感じ。私の推しもきっと星を手に握りしめて頑張ってるんだろうな。

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    2026年06月03日
  • 短編小説新人賞アンソロジー

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    ネタバレ

    まず冊子に挟まってた栞が可愛かった(笑)
    知っている作家さんは半分もいなかったのですが、オレンジ文庫さん何気に好きなので購入して読んでみました。

    最初は題材もよく分からないので、ピンと来ないまま何編か読んでいましたが、「サカナ日和」を読んで私の好みな感じだったのと、そこからもう一度振り返って読んでみたらみんな素敵な作品じゃないか!と改めて思えて、そこからは一気に読めました。もちろん好みの問題なので、しっくりくるものもあれば、そうでないものもあり。個人的には「傾城の美女呂姫」「水恋花」「ままならないきみに」「二位の君」が良かったです!水恋花は私好みの嫌ぁーな終わり方だったし、ままならないきみに

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    2026年05月29日
  • 鳥と港

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    ネタバレ

    1つの文通から「文通屋さん」を始める、挫折と再生のお話。期待感で胸が押し潰されそうになること、言わないだけで辛いことはそれぞれにあること。「人と繋がる」という生きていく上で必要なことがどれだけ大変かよくわかる。
    「ことばはなまもの。大切にしすぎると、腐らせてしまうことだってある。」
    普段人と話すとき、頭で色々考えた結果本意ではないことを口走ってしまい悩むことがよくあるから、賞味期限を守って程よくおしゃべりできたら楽しいのかもしれないと思った。

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    2026年05月27日
  • リデルハウスの子どもたち

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    〝身寄りのないアモニカを救ったのは、フライデーと名乗る篤志家だった。
    全寮制の名門校リデルハウスへ編入させてくれ、卒業までの学費や生活費もフライデーが全て持つという。
    援助の条件は、毎週金曜日にフライデー宛に手紙を書くこと〟


    まるで「あしながおじさん」みたいだな
    と思ったけど…

    いやいや
    ファンタジーでありながらミステリー?
    学園青春もの?
    何やらワクワクする展開 ଘ(੭*ˊᵕˋ)੭*




    この学校には「ラヴ」と呼ばれる特別な才能を持つ生徒たちがいる。
    このラヴたちがすっごく魅力的なんだ。

    私が好きなのは
    第二章【水曜日の誘拐】
    特別な声を持つタキくんの話


    私、タキが好きすぎ

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    2026年05月11日
  • 鳥と港

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    ネタバレ

    飛鳥くん(というか森本家)がとてもよかったけど、みなとに基本全く感情移入できず。
    働いて1年経たずに辞めた20代なかば、の解像度が高すぎるのか。「雇用されること」全体をうっすらバカにしてる感じがあった。環境の悪さもあったと思うけど、他の人がどんなふうに働いてるかは1年目でもわかるでしょ…。
    そして、こんな会社があるからてっきり住んでるところも田舎の悪いところが詰まってるのかと思いきや、住んでる街は好きでいい人ばっかり!みたいな感じで違和感。そういう会社がある地域で、そうはならんやろ…。
    まあ、お父さんが部長で妻専業主婦、奨学金なしで国立の大学院まで、って家柄がそうさせてるのかもしれない。(実家

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    2026年05月06日
  • リデルハウスの子どもたち

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    最初の印象と読後は随分印象変わった。序盤で短編集を読んでるつもりが終幕にかけて、これは短編集じゃなかった、ってことに引き戻されて、気がつけばどんどん文字を追いかけてしまいました。わくわくしたなぁ。探検隊もめっちゃよかったなぁ。完全に装丁に惹かれてお迎えした本でしたが読んでよかった。

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    2026年04月25日
  • リデルハウスの子どもたち

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    黄金に輝く麦畑の真ん中に、特別な寄宿学校がある。その学校にはさらに謎めいた特別なクラスがあり、特別な才能を持つ子どもたち「ラヴ」が集う。特別な子たちしか集まれないお茶会、在籍中一度だけ使えるギフトという権利…この設定、恩田陸の理瀬シリーズ「麦の海に沈む果実たち」すぎん?!恩田陸ラバーとしては、手に取らずにはいられない本だった。

    さて、読んでみて実際はどうだったかというと、オムニバス形式の短編集である本作は読み口軽く、「麦の海〜」とはトーンはかなり違うものの、むしろそのファンタジー寄りのストーリーと、たくさん仕込まれているギミックはなかなか楽しめた。主要なキャラクターたちや設定が面白いだけにも

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    2026年04月05日
  • 短編小説新人賞アンソロジー

    購入済み

    推しの

    作家さん目当てで拝読
    気付かず推しが隠れていて得下気分

    読書が日常で読む本がなくて困ってる方に
    新たな推し探しに最適

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    2026年04月03日
  • ペーパー・リリイ

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    結婚詐欺師の叔父と暮らす高校二年生の杏。
    叔父に騙された女とふたり、
    絶賛逃走中!
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    ハードカバーの表紙が可愛くて、
    ずっと気になっていた一冊です。
    文庫になったのを知って手に取りました。

    杏とキヨエの一夏の逃亡劇。

    人から騙し取ったお金で暮らす杏。
    交際相手にお金を騙し取られたキヨエ。

    奇妙な関係の二人が、
    同じ時間を過ごすなかで
    どこまでが本音で本心なのか、
    変な距離感というか緊張感もあるけど、
    笑える場面もあって。

    ずっと気になっていて正解でし

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    2026年03月29日
  • 人間みたいに生きている

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    食べることそのものに嫌悪を覚える女子高生、唯のお話。

    唯の生きたいのに食べられない苦しさ、周りに理解されない苦しさに胸がギュッと締めつけられました。

    爽やかな一筋の光がさすようなラストはよかった!

    泉さんとお互い一歩前に進むシーンやみのりの想いを唯が知るシーンが素敵!

    佐原さんの文章はすごく心が揺さぶられる!母親に唯が自分の気持ちと食べられないことをどうにかしたいと告白するシーンは涙しました…。そして、10代に読みたかった!

    ただ、唯の苦しい葛藤は見ていてもどかしくてモヤモヤすることも結構ありました。何でもっとうまくやらないんだろうとか、苦しみがあるのはあなただけじゃないのよとか…。

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    2026年03月27日