佐原ひかりのレビュー一覧

  • スターゲイザー

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    とても面白くて、一気読みしてしまいました!
    中でもわたしは加地くんが1番気になる存在でした。
    淡々とでも丁寧にお仕事をこなしていく様が、
    たぶん売れているアイドルってこんな人なんだろうな…と思ったからです。
    その上で、全てを捧げる必要はあるのか?という考えができる。盲目的にデビューを目指しているわけではない視野の広さがすごいです。
    アイドルになった上で、長続きしている人は加地くんみたいな方なのでしょう…。
    個人的には嵐の大野さんあたりがこんな方なのではないかと思いました。

    お話の最中で、自分でメンバーを集めてグループを作ってみるという機会が与えられた彼ら。
    自分を引き立ててくれる存在、でもな

    0
    2025年04月24日
  • スターゲイザー

    Posted by ブクログ

    デビュー前のアイドル 通称リトルたち6人の物語
    誰もが某アイドル事務所のJrをきっと思い浮かべるであろう

    透、持田、遙歌、葵、蓮司、若さま
    それぞれの物語で性格や背景をうまく描写してあって、最後につながっていく
    キラキラしたキレイな部分じゃなく、環境に悩み苦しみそれを隠してハードなアイドル生活を送る
    誰かひとりが魅力的というより、最後は箱推しになってしまった!

    入所10年でデビューできなければ卒業という事務所のルール(その昔聞いた定年説)
    リトルという立場でそれぞれグループ活動してはいるものの、解体して新たなグループを組む話(これも最近話題)

    要所要所で旧J事務所を彷彿とさせるので、著者

    0
    2025年04月08日
  • ブラザーズ・ブラジャー

    Posted by ブクログ

    私は、カラオケの合いの手が苦手です。とても息苦しい。大学の部活、昔の外科医局、その時間は特に期待され窒素しそうでした。一般には小さなことかもしれません、ただ佐原先生ならば、そんなことで味方になるような、当時の私にとってちょっとした味方となる作品を、今後も生み出してくださるような気がしました。

    0
    2025年03月28日
  • ブラザーズ・ブラジャー

    Posted by ブクログ

    「ふつう」よりも「好き」を大切にする。この大切さを知れる1冊だ。

    周りになんと言われようと、私は私の好きなものを貫いてきました。
    しかし、それ故に、思春期の頃に、葛藤もありました。

    晴彦を見て、やっぱり、「好き」という気持ちに正直にこれからも生きていこうと思い、周りからの見られ方に苦しくなった時に、この本を読んで、晴彦に元気をもらいたい。

    多様性と言われてる今の社会を生き抜く私たちにぜひ読んでほしいそんな1冊だと感じました。

    0
    2025年03月22日
  • 鳥と港

    Posted by ブクログ

    ①私は、文通をしたことはありません。
    手紙を書きたいなと思っても、いざ書こうとすると、誰に書こうか迷ってしまう自分に気づきました。

    この本を読み終えて、文通を始めることができないか調べてみると、文通ができるシステムというのは、いくつか存在することを知ったので、もう少し調べてみようと思いました。

    ②仕事との向き合い方について考えさせられました。

    確かに、主人公のみなとのように、私も、会社に行くのが辛く、上司から今まで受けた指導がフラッシュバックし、明日が憂鬱だと思うこともあります。

    そんな時に、仕事を辞めるというのも1つの選択なんだということを知り、少し、仕事との向き合い方も考えていこう

    0
    2025年03月13日
  • スターゲイザー

    Posted by ブクログ

    もう箱推し!みんな好っきゃねん!!「ずっと読んでいたい」と思わせるほど登場人物が魅力的で超面白かった。デビューを目指す練習生として事務所に所属している男性アイドルたち。同じ練習生といえども人気・実力・年齢...歴然とした格差がある。その差は残酷なほどだ。主に六人のアイドルが登場するが、華やかな世界の裏での葛藤や苦悩が個性豊かに描かれていて「実際に彼らがいるのではないか」と思わせるほど。各章の終わり方も美しいし、最後の章に至っては涙ぐんでしまった。アイドル界隈に偏り過ぎず人間ドラマとして優秀な作品。

    0
    2025年02月16日
  • 鳥と港

    Posted by ブクログ

    〝会社、燃えてないかな〟

    こう心の中でつぶやいたのは、春指みなと25歳。
    大学院を出て就職したが、あまりにも昭和臭のする会社に出勤するのが苦しくなり、9ヶ月で退職する。



    私も数ヶ月で耐えられなくなって辞めた経験があるから、古い記憶が蘇って苦しいなぁ。
    その時はいつでも辞められるように、ロッカーには私物を残さず毎日持ち帰っていたっけ。

    まぁ、私の過去はいいとしてwww



    みなとは〝文通〟という少々レトロな方法で知り合った不登校の高校生・飛鳥くんと〝文通屋〟を仕事として始める。

    〝お仕事小説〟〝これからの働き方〟
    と紹介文にあったけど…

    私には、どこか恥ずかしくて胸の奥がもぞもぞ

    0
    2025年01月12日
  • ブラザーズ・ブラジャー

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    まなもんが名古屋でお勧めしていた&文庫版は三宅香帆さんが解説を書いていたこともあって読みました。

    佐原ひかり作品は初めて読みましたが、文章表現がいい塩梅で繊細で優しくて強くて温かく、小説なのに付箋をたくさん貼りながら読みました。

    p106
    どう謝るべきかなんて、考えたって仕方がない。
    そんなもの、結局、逃げ回ったすえに出てくる言葉だ。
    保身ゆえの不誠実さを、晴彦の感情をないがしろにしたことを、率直に詫びなければいけない。
    許されるとか許されないとか、関係ない。
    私は、晴彦のやさしさに釣り合う人間でありたい。
    -----------

    思春期の時の、ぐるぐる思考は回るけど、どう言語化したらい

    0
    2024年11月27日
  • ブラザーズ・ブラジャー

    Posted by ブクログ

    ー私はたぶん、願いすぎていた。自分にも、他人にも。
    傷つけないから、傷つけないで、と祈っていた。 (p.118)

    書店で何気なく手に取った本。とても面白くて、一気に読んでしまった。

    父・"悟くん"の再婚で新しい母・"瞳子さん"と弟となった晴彦と暮らすことになった主人公のちぐさ。
    親しい友人もいて、恋人もいて、周りの人と上手くやっているいわゆる"普通"の女子高生のちぐさは、ある日晴彦が女性向けのブラを着けているところを目にする。晴彦を受け入れようとしつつも、

    0
    2024年11月08日
  • ブラザーズ・ブラジャー

    Posted by ブクログ

    佐原ひかりさんに言葉選びが好きだ。「溜まっていた思いを出し切った後、奥底に一つ、残っていたものを見つけた。」登場人物の思いが、色鮮やかに伝わる。
    そして、言いたいことは言う。仲良くしたいなら、傷ついたなら、好きだと思ったなら。
    自分の想いをはっきりと伝えることが怖い。自分と相手の関係が変わってしまうんじゃないかと怖くなる。それでも伝えるべきだ。伝えないと相手は気づかない。自分が、何を考えているのか。もしかしたら、相手も気にしているのかもしれない。
    自分の想いを伝えよう。

    0
    2024年10月24日
  • 鳥と港

    QM

    購入済み

    いいなあ、私もこの人たちと文通してみたい。手紙を待つ間のワクワク感、懐かしいなあ。今でこそSNSで旧友ともつながる時代だけど昔は相手の住所を聞いて1か月に1度連絡を取ったり、毎日学校で会ってるのに文通したり。今はなかなかそんな機会もないから可愛い便箋を見ても買うのをためらっちゃう。文通、また誰かと始めてみたいと思った。

    0
    2024年09月23日
  • ペーパー・リリイ

    Posted by ブクログ

    はじめは、この2人の関係性やどんな経緯で今に至るのかがわからないまま話が進んでいった。
    でも、少しずつキヨエと杏の関係性や、それぞれのバックボーンが解き明かされていく。
    旅の途中に出会う人たちとの関わりや、その人の背景を知ることによって、2人、特に杏は自身のこれまでと照らし合わせて、高校3年生なりにたくさんのことを学んでいく。
    そして最後、びっくりした(笑)
    なるほどそういう感じですね!と(笑)
    ぜひ、読んでいただきたい。

    0
    2026年07月24日
  • リデルハウスの子どもたち

    Posted by ブクログ

    面白かった。「あしながおじさん」や「トムは真夜中の庭で」や、その他わたしが知らない名作が絶妙にリミックスされている感じ。

    0
    2026年07月19日
  • ネバーランドの向こう側

    Posted by ブクログ

    言うほど子供部屋おばさんではないなぁ
    本物はもっとすごいから
    ただ絶え間ない愛を両親から一身に受けてきた子って感じ

    まぁでもこれはこれで虐待だよなとも思う
    愛で囲うという虐待
    社会にでて一人で、または誰かとともに道を歩める大人に育てることが親の役目だと思う
    みかこの両親はみかこのことがかわいすぎてずーーーと手元置いてしまった
    優しい両親だけど、よくないなぁ

    でも叔母さんが乗り込んできたことをきっかけに外の世界の人と絡むことで、みかこという人間が少しずつできあがっていってるのがいいですね
    意外に図々しいやんとも思う場面が多々あり、でもそこが結構好きポイントでもあるなぁ

    最後に百合さんの

    0
    2026年07月13日
  • 嘘があふれた世界で(新潮文庫nex)

    Posted by ブクログ

    現実って感じで好きなテーマのアンソロジー

    すき↓
    かわうそをかぶる
    ヤリモク

    どっちも短編としての完成度が高かった
    ・vtuberの人格に乗っ取られて(望んでるから乗っ取られるとは違うか?)、現実の人格が憎らしくなってくるのはバーチャル世界が常になるとそうなるのかな…
    ・ヤリモクは言葉遊びのタイトルに、短い中に伏線を張って、救われない起承転結が見事


    次点で↓
    まぶしさと悪意
    霊感インテグレーション

    snsの功罪って感じのまぶしさと悪意
    インターネットと心霊、都市解で学んだ好きな組み合わせの霊感インテグレーション

    0
    2026年07月13日
  • 嘘があふれた世界で(新潮文庫nex)

    Posted by ブクログ

    杉井光さんと浅倉秋成さんの作品を読んだ。
    透き通った世界の短編ということで、数十ページに現代的なトリックを仕込ませた新しいミステリーがとても面白かった。すぐに気づく深町さんも良き。
    浅倉さんのvtuberをネタにした作品。孤独な叫び声を上げながら生きている姿は、何となく命に嫌われているの歌を思い出した。自分には苦しさが気持ちがいいという感覚は分からないが、彼女にとってそれは唯一の生を感じている感情なのだろうか。

    0
    2026年06月25日
  • リデルハウスの子どもたち

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     久しぶりにファンタジー小説を読みました。途中からただのファンタジー小説ではないな、と思い、ディストピア小説を読んでいるような印象でした。
     「リデルハウス」といういろいろ制限された全寮制学校の中で生徒たちが「自由」について考えていくという話で、また「リデルハウス」そのもののあり方についてうまく書かれていました。
     制限を受ける見返りの「ギフト」の使い方について自分でも考えさせられました。一度しか使えないという「ギフト」について、敢えて使わないという選択肢もあって、ストーリー上難しい設定でした。
     一般生徒のクラスと「ラヴ」という、特別な才能を持つ生徒だけのクラスがあって最初は無意識の差別意識

    0
    2026年06月05日
  • ペーパー・リリイ

    Posted by ブクログ

    17歳。女子高生の杏。
    杏の叔父に結婚詐欺に遭ったキヨエ。

    現金500万円とともに始まった一週間限定旅。

    異色の青春ロードムービー。

    世代の差。性の差。立場の差。
    いろいろな合間を駆け抜けるまさにロードムービー。

    佐原さんの作品には明らかなフィクション要素が登場することが多いけれど、今回は特に展開にそれが顕著で、そのあたりが読む人を選びそうな気がした。

    そこに気を取られず一気読みできれば、まさに17歳の揺らぎの真ん中を突っ切れる小説。

    0
    2026年06月05日
  • スターゲイザー

    Posted by ブクログ

    アイドルデビューを目指す男の子たちの群像劇。推される側も確かに人間で、いろいろなことがあって、もがいているんだなあと当たり前のことを追体験したような感じ。私の推しもきっと星を手に握りしめて頑張ってるんだろうな。

    0
    2026年06月03日
  • 短編小説新人賞アンソロジー

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    まず冊子に挟まってた栞が可愛かった(笑)
    知っている作家さんは半分もいなかったのですが、オレンジ文庫さん何気に好きなので購入して読んでみました。

    最初は題材もよく分からないので、ピンと来ないまま何編か読んでいましたが、「サカナ日和」を読んで私の好みな感じだったのと、そこからもう一度振り返って読んでみたらみんな素敵な作品じゃないか!と改めて思えて、そこからは一気に読めました。もちろん好みの問題なので、しっくりくるものもあれば、そうでないものもあり。個人的には「傾城の美女呂姫」「水恋花」「ままならないきみに」「二位の君」が良かったです!水恋花は私好みの嫌ぁーな終わり方だったし、ままならないきみに

    0
    2026年05月29日