佐原ひかりのレビュー一覧
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ネタバレとても引き込まれるお話だった。
夢のような綺麗な物語かと思えば、人間の弱さや悪さが見えてくる。誰もがどこかで間違えているのだけれど、この人が全て悪いと言い切れる人間はいない。
人の数だけ物語がある。同じ物事への見方も、人によって全く違う。人は見たいようにしか見ないし、信じたいものしか信じられない。正しいとか、正しくないとか、何の根拠もない自分だけの基準で世の中を判断する。正しい人間なんていなくて、誰かを責められる人間も存在しないと思っている。
自分とは違う人の気持ちを理解したいと心から思う、だけど、だからこそ自分の気持ちだけは見失わないようにしたい。誰も傷つけずに生きていくことなんてできないし、世の中の全てに対して善となる行動はできない。
でも、大切な人が自ら過ちに気づかないふりをして自ら進んでいくのであれば、止められる人間でいたい。自分から道を外れることはしたくない。自分で考えること、何かと向き合うことから逃げず、本気で生きていきたい。 -
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主人公30歳実日子は実家暮らし。
両親と仲良くくらしていた。
ところがある日、両親は帰らぬ人に。
それを心配したソリの合わないおばが実家に住む事に。
とあるきっかけで実日子は家を出る決意をする。
一人暮らしをスタートさせる実日子。
初日のご近所挨拶から隣のサイトーくんを圧倒させる。下に住む新田さんは実日子が病気の時に看病してくれる大切な友人に。
実日子が一人暮らしを始めた事で小学生のお友達やご婦人のお友達ができる。
実日子は一人暮らしを始めた事で最後は何がやりたいか見えてくる。
実日子が一人暮らしを始め、言いたい事が実家暮らしの時は流されるままだったけど、変わってゆくのが見ていて楽しかったです。お見合い相手の椎名さんにいろんなアドバイス聞ける方で良いな。
最後の最後、実日子の行動力にあっぱれでした!
この本に出会えて、私もなんだか勇気を頂ける一冊でした。
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ネタバレ金色の草原の果て
緑に囲まれた白亜の校舎。
リデルハウスには秘密があった――
かつて子どもだった、
そしてこれから大人になるあなたへ
贈る物語。
金色にかがやく草原の果てに佇む、緑に囲まれた白亜の校舎。全寮制の名門校リデルハウスには、奇妙な制度があった。特別な才能を認められた生徒は「ラヴ」と呼ばれて、普通の生徒が知らない場所で学園生活を送っている。そして、かれらはリデルハウスからの“制約”の見返りとして、在学中に一度だけ「ギフト」を行使できる。「ギフト」は、実現可能な望みであればなんでもひとつ、叶えることができるという──。
新鋭が紡ぐ、懐かしくも新しい少年少女たちの物語。 -
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いや〜面白かった!
主人公は杏ちゃん。結婚詐欺師の叔父と一緒に暮らしている女子高校生。
そして、この本の物語は、その結婚詐欺師の叔父に騙されてたことに気づいたキヨエさんが、杏の家に来たことから始まる、2人の、たった1週間の、一夏の、旅の物語です。
この本、物語がずっと面白かった、というよりかは、最後のしてやられた感。これが、読後の感想をより一層「面白かった!」にさせてくれています。
「きっとあなたも騙される。」
って言葉が、しっくりくるんじゃないかな。
物語全体の印象としては、すごく読みやすい。疾走感や爽やかさもある。
計画性のない旅、突如起こる旅のトラブル。それらをその場その場で対応していくからこそ、サクサク進むけど、先が読めない。
だからずっと「これ最後ってどうなるんだろう?」「綺麗に終わる?」って思いながら読んでいました。
そして読後、思ったことは、人って分かり合えなくていいのかも。ということ。
つい意見が違うと、説得しようとなりがちで、分かってもらえないと、もういい!と突き放しがち。
でもどちらもする必要はなくて。
否定も肯定もせず。タイミングが重なれば、一緒にいて、一緒に何かして。何かが違えば離れるだけ。
うまく説明できないけど、人間関係って、人って、色んな一面があるけれども、そして色んな一面があるからこそ、もっともっとさっぱりしてて良い。そんなことを考えさせてくれた本でした。
いや〜、、、
これ人にオススメしたいなぁ!
そして騙されたもの同士、感想を言い合いたい!笑
そんな本でした! -
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ネバーランドの向こう側
人と人の関係性や価値観は移りゆく
目の前で起こる事象に対する捉え方は、自分の中の物差しで測るしかない
その物差しの長さが短ければ、その長さで収まるようにしか
捉えられない
そんな人それぞれにある物差しは何歳になろうと伸ばすことはできるし、貸し借りをすることもできる
自分の知らない世界に飛び出したことで、今まで出会わなかった人達と関わるようになり、関わりの中で紆余曲折しながらも前に進んでいく実日子
人は人と関わることで、喜怒哀楽を享受しながら自分という人を受け入れていく
それは何歳になろうとずっとそうなんだな
くすっとなったり、イラッとしたり、悲しくなったり、まさしくこの本からも喜怒哀楽を感じた
また読み返したいと思う素敵な1冊となった
#ネバーランドの向こう側 #佐原ひかり
#言葉 #言葉の力 #人間
#絵本 #絵本好き #絵本好きな人とつながりたい -
Posted by ブクログ
ネタバレ寄宿学校、最高でした…
登場人物たちがみな魅力的で、
特に私はタキが好きです。
皮肉屋だけど、人を魅了する力をもっていて
実は気遣いもできる男。
皮肉を言うところが愛らしくさえ思えてきます。
そしてエレインとの関係性も気になります。
タキはエレインが自分の声で影響を受けないと思っているけど、実は影響を受けて、、、?
この2人でもう1話読みたいくらい大変気になるお話でした。
また、ミーシクも気になります。
リリが自分と同じ年代を生きていないと早々に気づいたミーシク。それだけでなく、リリのその後まで予見してリリが生きれるよう、自分が嫌われたとしてもリリのため言葉を矯正する。
なんて心優しい女の子なのだろうと思いました。
そしてアモニカ。親代わりの祖父が亡くなったのは、嵐の日に仕事に呼ばれたから。
でもアモニカ自身は祖父が亡くなったことを、誰かのせいにすることはしていませんでした。
そしてフライデーさんがだれかもわからないけれど、せっせと手紙を書く。わからないなりに情報を集めたり、これは書いて大丈夫だろうかと考えたり一生懸命で明るい彼女にとても惹かれます。
その他の登場人物たちが皆素敵で
とても愛おしく感じる作品だと思いました。
そんな生徒たちの過ごす日々は、
波瀾万丈だけどどこかゆったりとした牧歌的な雰囲気もあり、読んでいて懐かしい気持ちになりました。
リデルハウスに行ってみたいです。