佐原ひかりのレビュー一覧

  • 短編小説新人賞アンソロジー

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    佐原ひかりさんと宮島未奈さんのデビュー作目当てで購入したのだけれどもどの作品もめちゃめちゃ面白かったです。オススメです。

    『ままならないきみに』も『二位の君』もマイレボリューションなんだろうな。

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    2026年01月24日
  • 鳥と港

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    2024年出版。318ページ。
    大企業の風土や習慣に馴染めず退職した、院卒の女性主人公。廃棄されていたポストを介して知り合った、色々と訳ありの高校生と共に「文通」をお仕事にしていく...。
    文体が自然でリズムもバランスも良くて好み。変に「文学作品」していない。気持ちのゆらぎや気付きを大切に、過分なく拾っていく文章も好き。心象や風景・雰囲気等の表現も、過剰だったり難読漢字を使ったりも無く美しい。紡がれる物語が、複雑過ぎない範囲で上手く渦巻くところも素敵。変に恋バナに持ち込まなかった所も良いと思う。
    良い読後感でした。この著者の別の作品を、是非読みたいと思えた。

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    2026年01月22日
  • 人間みたいに生きている

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    2人の交流もよかったし物語もテンポよく進み読みやすかった。
    食べることってなんなのか改めてよく考えると命をもらっていて貴重なことだ
    また孤独というものは人を臆病にするだけど、分かち合える仲間に出会えれば、また信じることができる

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    2026年01月21日
  • リデルハウスの子どもたち

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    あらゆる面で恵まれた子供しか入れない、伝統ある寄宿制の学園。
    広大すぎる敷地。美しい校舎に庭園。優秀な生徒たち。
    その中でも特別な才能を有すると認められたわずか数名の生徒たちは、
    一般の生徒は立ち入ることもできない区画で各々の意のままに暮らしていて。
    優しい世界観と、情景や匂いまで感じるような文章が好きでした。

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    2026年01月07日
  • 人間みたいに生きている

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    生きたくないんじゃない。
    食べなくても、生きられる体がほしい。

    この帯に惹かれて手に取ってました。

    食べるという行為に酷く嫌悪感を感じ、それを誰にも打ち明けられず苦しむ高校生のお話なんですが、
    この頃のあるある、学生の世界での輪から外れないように過ごす、色んなしがらみにがんじがらめになって優等生としている子が、食べるという事が苦手と初めて打ち明けられた人と出会い、その人も食べることでの病気を抱えてて、そこから落ち着ける2人の空気感、でも変わって行こうと前に進む主人公。

    食に関して(それ以外もですけど)、人それぞれ抱えてるものがあったりするから、自分の普通を押し付けるのってよくないですよね。

    今、食に対して悩んでる時期でもあり、食べたくても食べれないのに、親の普通を押し付けてきて酷く辛い事もありました。
    心配とも分かるけど、それをできない自分が不良品に感じてしまったり…

    その中で

    無理に前に進むのではなく、身体が流れる方にゆくことをゆるすこと。ずるさもよわさも取り入れていいのだと。すべてを、弾き返さなくてもいいのだと…

    という言葉が出てきますが、本当にそうですよね。

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    2025年12月26日
  • ネバーランドの向こう側

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    30歳箱入り娘の実日子は両親を亡くし、人生初めての一人暮らしを開始。失敗の多い日々は学びの多い日々だ。登場人物が魅了的で好きだなぁ〜、特に椎名さん。何歳になっても新たな挑戦はわくわくするものだと前向きになれた。いい歳だからと諦めたらもったいないね

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    2025年12月24日
  • ネバーランドの向こう側

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    ゆっくりでいいよ。
    歩いていくのは、わたし、そのものなんだから。
    大人になるって難しいけれど、わからないことがあってもいいんだよねと教えてくれる本。

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    2025年12月02日
  • 人間みたいに生きている

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    ネタバレ

    最初の方は、泉さんは達観していて掴みどころのない人で、全てを理解してくれる大人だと思っていたけどそれも主人公が「理解者である」と思い込んでいたから。
    そうやって、相手に自分の理想を押し付けて、そこから外れたらそんなの貴方じゃない、ってなる気持ち、私も高校生の頃思っていたなぁ、、
    人間ってなんだろう、どこまで条件が揃ったら人間なのかな?誰しも、周囲には理解されないようなことがあるよね。
    唯だけじゃなくて、泉さんも自分をさらけ出して改めて互いに向き合うことが出来てよかった。

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    2025年11月29日
  • 鳥と港

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    ここ最近読んだ本で1番面白かった!
    手紙がキーとなって話が進んでいくだけあって言葉が綺麗。ストーリーとしては出来すぎのような展開やお金持ちの小説家の父、数字に強く頼りになる幼なじみが出てきたりと現実味はないかもしれませんが、その分物語としてのテンポの良さとハラハラさがあって私はこういう話が大好き。
    主人公の弱さが途中、随分と出てしまったのでもう少しかっこいいところも見たかったな。でも一人称視点だからそう見えるだけで相方の男の子とか幼なじみとかから見たら凄く魅力的に描かれるんだと思う。

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    2025年11月20日
  • スターゲイザー

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    アイドルの卵「リトル」を描いた物語。
    登場人物が多いのに、ごちゃごちゃしてないで関係性がきちんと分かりやすかったのが良かった。全体的に読みやすかったし、個人的にはもっちーと三笘プロの章が好きだったなぁ
    アイドルの話が好きな人に特にオススメしたい
    私の推しは真田くんです!!

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    2025年11月14日
  • 鳥と港

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    内容を何も知らずに読み始めて、文通が好きでポスクロが好きな自分にこの話が刺さらないはずがなかった。
    確かに都合が良すぎたり、出てくる人がみんないい人だったり、こんなに甘くはないかもしれないな…と思うことはあるけど、
    優しい世界があってもよいじゃんという見方で読み進めたら、いろんなことに感謝したくなる作品だった。
    手紙や葉書も、もっとひとつひとつ大切に書いていきたいなと思った。

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    2025年11月14日
  • 嘘があふれた世界で(新潮文庫nex)

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    7つの短編集

    新進気鋭の作家たちによる現代のリアルを切り取る7つの物語。

    わかってるようでちゃんと理解していなかった
    「推し活」「VTuber」についての理解が深まりました

    どの作品も味わい深くオススメできるものばかりですが個人的には
    『あなたに見合う神さまを(佐原ひかり)』が一番心に刺さりました

    人を支配するもの、人の幸福を妨げるものはおしなべて暴力よ

    と語る権藤さんのカッコよさと、少しづつ勇気をもって言葉の暴力に立ち向かう主人公。。

    初めて著者・佐原ひかりさんを本作品で知りましたが他作品も追いかけてみます

    あと石田夏穂さん作品はほぼ全部読んでいますが短編向きなのかも、とも感じました

    =======本の概要======

    『世界でいちばん透きとおった物語』の杉井光、『六人の噓つきな大学生』の浅倉秋成、『#真相をお話しします』の結城真一郎など、最注目の作家が集結!“今を生きる私たち”をリアルに切り取る7つの物語!

    彼らのその後が読める。本書のための書きおろし! 『世界でいちばん透きとおった物語』スピンオフ「君がため春の野に」収録!

    これが当たり前になった時代で、あなたならどう生きる? 
    信者に人生を壊されたVTuber、バズって神格化された女子高生、呪いのアプリの謎に迫る調査員、娘に似た女性をマッチングアプリで探す男、学校の机に「推し」の祭壇を作る彼女、上司を騙して残業代を増すOL、未だに動く亡き夫のアカウント。それぞれの物語に隠された、生きていくための秘密と噓。ベストセラー『世界でいちばん透きとおった物語』のスピンオフも収録した、新進気鋭の作家たちによる現代のリアルを切り取る7つの物語。

    かわうそをかぶる(浅倉秋成)
    人気音楽クリエイターが殺された。犯行動機は『VTuberを守るため』。彼と交際の噂があったVTuber雨露ゆゆは失意の中、事務所に言われて釈明配信の準備を進める。身も蓋もない噂だけで人生を壊されたゆゆは、これまでの人生が走馬灯のようにフラッシュバックしてくる。

    まぶしさと悪意(大前粟生)
    信じられないだろうが、ショート動画を撮りたくてうちに入学してくる子はいる。理由は赤羽海荷がいるから。動画がバズり、カリスマ女子高生として崇められた彼女は、ある日を境に動画を投稿しなくなった。かつて副担任だった私は彼女の様子が気になり、動画を撮らなくなった理由を探ろうとする。

    霊感インテグレーション(新名智)
    訳あり社員が集まる会社に入社した私は、「幽霊からプッシュ通知が届くらしい」といった報告が多発している通称“呪いのアプリ”の調査に乗り出す。どこにも不具合が見つからない中、ひょんなことから解決の糸口を見つけ出すのだが……。

    ヤリモク(結城真一郎)
    三十二歳。独身。そう彼女は信じているが、実際は四十二歳。妻子持ち。我ながら罰当たりな男。マッチングアプリでお持ち帰りを企んでいる男は、今回も小柄でショートカットの女性と出会い、いつものテクニックで目的を果たそうとする。

    あなたに見合う神さまを(佐原ひかり)
    権藤さんの机には、ダンス系ユーチューバーWataruさんのグッズを奉っている祭壇がある。クラスでは浮いた存在の権藤さんだが、ある日、日課の早朝ランニングをしていた私は、推しのダンスを練習している権藤さんを見つける。

    タイムシートを吹かせ(石田夏穂)
    月末。上司のアカウントにログインをして、今月の食費分だけ残業代をかさましする。それは私と会社を繫ぐためのもの。パソコン音痴でパワハラは当たり前、前時代的な上司、通称“レジェンド”の介護をしている私は、どうにかこうして会社を辞めずに生きている。

    君がため春の野に(杉井光)
    前作『世界でいちばん透きとおった物語』を書きあげた僕は、「SNSがテーマ」のアンソロジーに短編を依頼される。無事書き上げた僕は打ち上げで、亡き夫のSNSアカウントが未だに動いているという相談を受ける。そこに隠された秘密と噓とは。

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    2025年11月10日
  • ネバーランドの向こう側

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    佐原ひかり先生の作品であり、最寄りの書店で注文し購入。
    けっこう堪える当直明けに一気読み。解決しないことも山ほどあるはずだが、なぜか全部解決しそうな気になる。
    人との距離感だけでもお腹いっぱいですが、
    救出シーンのボリュームを増やして欲しかった。

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    2025年10月31日
  • スターゲイザー

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    まるで漫画でも読んでいるみたいに軽やかに読めた。
    芸能界のアイドルの話だけど、ドロドロしたものとは無縁、けれどそこまでキラキラしていない。
    それぞれの登場人物が自分のことをある程度客観視していて、足りない部分を自覚しているから、他のメンバーの良いところが目に入る、でも本人はそれをわかっていない…。
    お互いの足りないところを補って、パズルみたいにしっくりくるグループに出来上がっていく過程を見ている感じでした。
    爽やかで読後感も◎でした。

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    2025年10月27日
  • スターゲイザー

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    読んだ人はほぼ全員あの男性アイドル事務所のジュニアを頭に思い浮かべると思う。私は男性アイドルには疎いのでリアル寄り、ではなくて物語として楽しんだし、面白かった。
    青春の部活のようで、それとは全く違う、仕事としての重み、ファンがいるということ。思春期の男の子たちがアイドルの卵として全てを犠牲にして、また悪意に晒されながらも突き進んでいくのは応援させられるし夢中になる。
    登場人物たちも、流石アイドル。全員魅力的で私も彼らの応援を思わずしてしまう。読み終わった後には彼らのこの先も見てみたいと思わされた。

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    2025年10月27日
  • スターゲイザー

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    嫉妬、不安、焦り…葛藤がたくさん描かれていて、それでもキラキラ輝いている小説。彼らのことをずっとずっと応援したくなる。

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    2025年10月17日
  • 人間みたいに生きている

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    【人間】に擬態して生きてる部分、誰しもあるのではないかな。
    心に刺さる言葉に付箋をしてたら、付箋だらけになった。この作家さんの本、もっと読みたい。

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    2025年10月16日
  • ネバーランドの向こう側

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    思いがけず面白かった!
    文化センター勤務の30歳の実日子は両親の愛情をたっぷり受けながら実家生活を送っている箱入り娘。でも突然両親が事故死してしまう。
    家事を何ひとつできず世間知らずな実日子にはじめはイライラしてしまった。
    こんな何もできない30歳いる…?いや、ありえるな。
    でも、両親からたくさんの愛情を受けたからこその実日子の素直さやある意味たくましい様子はだんだん応援したくなってくる。
    読後きもちいい作品でした。

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    2025年10月13日
  • スターゲイザー

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    アイドルのことはよくわからないけれど、青春群像劇として面白く読めた。
    もしこのグループが存在したら、加地くんを推すだろう。

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    2025年10月01日
  • スターゲイザー

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    アイドル好きな人には読んで欲しい1冊。
    綺麗だけじゃなく裏の顔や心情なども見れて楽しく読めました!
    ぜひ続編をお待ちしております(*^^*)

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    2025年09月23日