佐原ひかりのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
いや〜面白かった!
主人公は杏ちゃん。結婚詐欺師の叔父と一緒に暮らしている女子高校生。
そして、この本の物語は、その結婚詐欺師の叔父に騙されてたことに気づいたキヨエさんが、杏の家に来たことから始まる、2人の、たった1週間の、一夏の、旅の物語です。
この本、物語がずっと面白かった、というよりかは、最後のしてやられた感。これが、読後の感想をより一層「面白かった!」にさせてくれています。
「きっとあなたも騙される。」
って言葉が、しっくりくるんじゃないかな。
物語全体の印象としては、すごく読みやすい。疾走感や爽やかさもある。
計画性のない旅、突如起こる旅のトラブル。それらをその場その場で対 -
Posted by ブクログ
ネバーランドの向こう側
人と人の関係性や価値観は移りゆく
目の前で起こる事象に対する捉え方は、自分の中の物差しで測るしかない
その物差しの長さが短ければ、その長さで収まるようにしか
捉えられない
そんな人それぞれにある物差しは何歳になろうと伸ばすことはできるし、貸し借りをすることもできる
自分の知らない世界に飛び出したことで、今まで出会わなかった人達と関わるようになり、関わりの中で紆余曲折しながらも前に進んでいく実日子
人は人と関わることで、喜怒哀楽を享受しながら自分という人を受け入れていく
それは何歳になろうとずっとそうなんだな
くすっとなったり、イラッとしたり、悲しくなったり、ま -
Posted by ブクログ
ネタバレ寄宿学校、最高でした…
登場人物たちがみな魅力的で、
特に私はタキが好きです。
皮肉屋だけど、人を魅了する力をもっていて
実は気遣いもできる男。
皮肉を言うところが愛らしくさえ思えてきます。
そしてエレインとの関係性も気になります。
タキはエレインが自分の声で影響を受けないと思っているけど、実は影響を受けて、、、?
この2人でもう1話読みたいくらい大変気になるお話でした。
また、ミーシクも気になります。
リリが自分と同じ年代を生きていないと早々に気づいたミーシク。それだけでなく、リリのその後まで予見してリリが生きれるよう、自分が嫌われたとしてもリリのため言葉を矯正する。
なんて心優しい女の子な -
Posted by ブクログ
2024年出版。318ページ。
大企業の風土や習慣に馴染めず退職した、院卒の女性主人公。廃棄されていたポストを介して知り合った、色々と訳ありの高校生と共に「文通」をお仕事にしていく...。
文体が自然でリズムもバランスも良くて好み。変に「文学作品」していない。気持ちのゆらぎや気付きを大切に、過分なく拾っていく文章も好き。心象や風景・雰囲気等の表現も、過剰だったり難読漢字を使ったりも無く美しい。紡がれる物語が、複雑過ぎない範囲で上手く渦巻くところも素敵。変に恋バナに持ち込まなかった所も良いと思う。
良い読後感でした。この著者の別の作品を、是非読みたいと思えた。