佐原ひかりのレビュー一覧

  • 嘘があふれた世界で(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    この現代に潜むゾクゾク感がたまらない!
    SNSはやっぱり恐くて、でもこんなに温かいものだったなんて、今まで知らなかったなぁ。

    特に好きな話は、
    自分の娘がパパ活?をしている可能性があり、それを止めるべく取る父の行動に鳥肌が止まらない、結城真一郎「ヤリモク」。
    YouTubeの配信に熱を注ぐ変人な同級生を裏で支える主人公。果たして彼女たちの行く末はー。佐原ひかり「あなたに見合う神様を」。
    PCを使えない上司の指導係になり、不満を募らせる女性。その女性はその腹いせにその上司の管理下にあるタイムカードの数字をいじり、自分の残業時間をいじるというゲームを行っていた。最後の彼女の言動にに思わず胸を打た

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    2024年08月19日
  • 嘘があふれた世界で(新潮文庫nex)

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    SNSが題材なだけあって「ありそう…」と怖さとふむふむが混同した読後感。

    笑ってよいのか怖がった方がよいのか…。
    さまざまな切り口のアンソロジーならではの楽しさもありました。

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    2024年06月17日
  • 嘘があふれた世界で(新潮文庫nex)

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    画面の
    向こうに
    隠された

    秘密と嘘
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    仕事帰りの書店で見つけて購入しました。
    「世界でいちばん透きとおった物語」のスピンオフがあるということで。

    7作品中、6作品が平成生まれの作家さん。
    時代感じます。笑
    昭和生まれの私…おののきました。笑

    「かわうそをかぶる/朝倉秋成」
    人気VTuberへ楽曲を提供していた音楽クリエイターが殺された。
    犯人は、VTuberの熱心なファン。
    自分はあてがわれた役を演じてるだけなのか。

    「まぶしさと悪意/大前粟生」
    Tipshotというショート動画SN

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    2024年05月06日
  • 嘘があふれた世界で(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    ⚫︎感想
    エンタメの短編集。全体を通して面白かった。
    石田夏穂さんの作品全部読みたい!という動機で読んだため、最初に読んだのは石田さんの「タイムシートを吹かせ」。石田ワールド全開、しかもちょっといい話で終わっていて良かった。レジェンドはレジェンドたる歴史を持っていた。
    「かわうそをかぶる」浅倉秋成さん。「六人の嘘つきな大学生」以来。若者を描くのが上手いんだな〜と思ったし、今作は女の子のVtuberが主人公なので器用さを感じた。本音と建前と本当の自分ってどこ?…怖くて、でも、こんな世界もあるのかなぁと思える、漫画みたいに画像が浮かんでくる作品だった。
    「まぶしさと悪意」大前粟生さん。TikTok

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    2024年05月14日
  • 嘘があふれた世界で(新潮文庫nex)

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    7人の作家のアンソロジー小説。
    VTuber、TikTok、位置情報を利用したアプリ、マッチングアプリ、YouTuber、Teams、故人のSNSアカウント・仮想通貨口座を題材にしており、令和の時代を感じる。

    0
    2024年04月15日
  • 嘘があふれた世界で(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    浅倉秋成さん  かわうそをかぶる

    人気音楽クリエイターが殺された。その犯行動機は『VTuberを守るため』だった。主人公の女性に共感できる部分も沢山あり親近感が湧いた。 
    最後の展開に驚き、見返す面白さがあった。

    大前栗生さん  まぶしさと悪魔 
    動画がバズり、カリスマとなった女子高生の海荷は神と呼ばれ学校外からも人気があった。
    しかしそんな海荷がいきなり動画を撮るのをやめてしまった。やめた理由を問うために教師が動いた。動画の中のキャラづくりや誹謗中傷に疲れたためであった。しかしその原因を作った人が意外な人であった。

    新名智さん   霊感インテグレーション
    「幽霊からプッシュ通知が届く」

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    2024年03月23日
  • 嘘があふれた世界で(新潮文庫nex)

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    注目作家のアンソロジー作品

    SNS、Vtuber、SNSによるバズり、マッチングアプリ、若手社員と再雇用者のネットリテラシーの差異
    今の自分達にとっては馴染み深いテーマでとても読みやすい作品だった
    もちろんアンソロジー作品なので好き嫌いは多少なりとも出てしまった。

    かわうそをかぶる
     どうしてこれほど心が壊れた少女を描けるのか読んでいて不思議な気持ちになる
     物語の展開がとても綺麗で短編と思えない読み応えがある
     ラストで伏線回収があるのもなんとも秋山先生らしい

    ヤリモク
     40代男性のマッチングアプリ事情
     妻子持ちの彼がやっている理由とは…
     こちらも伏線回収ものだが、一番個人的には

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    2024年03月22日
  • 嘘があふれた世界で(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    嘘がテーマのアンソロジーであり、各作品で何が嘘に当たるのか?を考えながら面白く読めた。1つ目の『カワウソをかぶる』がインパクト強すぎる。あーこっちの人やったんかい!ただのASD(解離はあるかも?)かと思わせといて自分が気持ち良くなるためならどんな事でもやっちゃうサイコパス人格の居る解離性障害やったんかい!が痛快で(書き方が上手くてミスリードさせるからズルい!)、思わず最後の数ページを何度も読み返した。途中何度もあれ?って思わせつつ上手く気付かせないようにするのが作者の狙い通りやとすると凄いなと。その次の話がなんか面白くなくて途中やめそうになったけど、『ヤリモク』が途中早めにネタバレしたけど面白

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    2024年03月17日
  • 嘘があふれた世界で(新潮文庫nex)

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    初めてのアンソロジー。豪華なメンツですよね!
    石田夏穂さん、佐原ひかりさんの作品が好みだった。
    特に石田夏穂さんの作品は面白くて、くすくす笑いながら読んだ。ベテラン社員のことをレジェンドと密かに呼んでいる時点でツボ。あと、IT介護スタッフとかね笑 やはり石田夏穂さん大好きだ!

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    2024年03月11日
  • 夜の海をゆく人よ

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    ネタバレ

    自分の命を危険に晒してまで人を救えるだろうか。
    親や夫の存在、何より恐怖で体が動かないと思う。
    けれども身を挺して人を助けることは紛れもなく善で、議論の余地なく立派な行いである。
    遺された人は色々な物語を編み出すけれど、その一瞬の当事者の判断は普遍的で人間くさい、見栄だったり保身だったりするのだ。
    しかし行動したこと自体に価値があるし善が宿ると思うので、動機からみて偽善だなどというは良くない。

    松下さんがめっちゃ好きだった。
    善を貫き通す人より「あなたの元に帰ってくる」と言い切ってくれる人と一緒にいた方が幸せになれる。
    松下さんとくっついて欲しい。

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    2026年09月15日
  • 短編小説新人賞アンソロジー

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    作家12人のデビュー作アンソロジー。書評付きなのが面白かった。
    阿部暁子「陸の魚」、泉サリ「林ちゃん」、後白河安寿「傾城の美女呂姫」が良かったです。

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    2026年09月09日
  • 鳥と港

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     夏に夏らしい物語を読みたくて探していたらこの本が目に留まり、読みだしてしばらくして“島”と思ったのが“鳥”だったと気づいた。
     物語にも飛鳥くんや実さんや主人公のキャラクターに今ひとつ心酔できなかったかな?
     途中で読むのやめようかなと思いながら最後まで読ませられたのは、文章に惹かれたとかそこそこに生きていくことの、はたまた働いていくことのテーマが語られていたとかがこの本にはあったのだと思います。
     若い、人生を模索中の人たちが読むべき本であるかもしれないですね。

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    2026年08月19日
  • リデルハウスの子どもたち

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    よくわからないオチだった。結局、自分の思いや願いは口にしていかないと見失ってしまう、二つに一つしかないと思い込んでることでもよく考えれば第三の選択肢が見えてくるかも、ということが言いたいのかな?

    だんだんキャラに愛着が湧いていったのはよかった。タキが特に好き。
    なんとなく「花とゆめ」作品っぽい雰囲気があった。

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    2026年08月04日
  • ペーパー・リリイ

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    痛快青春ロードノベル

    大胆な杏の視点で語られる文体が軽やかで小気味いい。保守的なキヨエとのぶつかり合い、そして時には歩み寄りを最初から最後まで楽しめる。
    個性的な人々との出会いがあり、様々な事件が起きるので、退屈する暇もなくあっという間に読める。
    共感しづらい登場人物が多いように感じたけれど、そんなことよりハチャメチャな旅の「エモ」を感じるのが本作の読み方かもしれない。
    そして、どこか狐につままれたようなラストには驚いた。

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    2026年07月28日
  • 嘘があふれた世界で(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    私が好きな作家さんばっかり…!
    個人的にかなーり豪華なアンソロジーだったので、とても楽しく読むことができた。
    「かわうそをかぶる」「あなたに見合う神さまを」が特に好きだったかなぁ。


    「かわうそをかぶる」 浅倉秋成
    ゆゆはイサナだったってことだよね?
    犯人を仕掛けたのはゆゆだったってことだよね?
    きゅーきゅー言っててこわ。

    「まぶしさと悪意」 大前粟生
    悪口コメントのミームってすごい発想。

    「霊感インテグレーション」 新名智
    ややムズ。シンプルにシステム理解が追いつかないだけっていう。
    デマに踊らされた人間が、嘘を信じて人を殺しちゃうの、現代でもありそうで怖いね。

    「ヤリモク」 結城真

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    2026年07月12日
  • 嘘があふれた世界で(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    石田さんの作品を読みたくて購入

    かわうそをかぶる
     実は私は生まれてから一度も、実態の私として、誰にも求められたことがないのだ
    恐ろしいVtuberの世界観
    よく考えると同じように陥る輝がする

    まぶしさと悪意
     うみ様 じゃない私のことも尊重してほしい

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    2026年07月08日
  • リデルハウスの子どもたち

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    名門校のリデルハウスには、特別な才能を持つ“ラヴ”と呼ばれる子どもたちを集めたクラスがある
    ふむふむと読んでいくと、ラヴたちの才能も魔法じみていたり、過去と現在が繋がっていたりととても不思議で謎だらけ…
    ミーシクとリリの話が1番好きだった。ミーシクが急に厳しくなったのにはとても重要な理由があり、その事がリデルハウスの秘密解明にも繋がる!
    今後はセオが願うような、子どもたちが大人に利用されず、安心して過ごせる学校になっていくはず

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    2026年06月05日
  • 人間みたいに生きている

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    周りが皆敵に見えていた中高生くらいの歳に読みたかった笑
    唯の行動にモヤモヤしてしまう方もいると思いますが、最後の解説を読むと少しそれが和らぐのではないでしょうか。

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    2026年06月01日
  • リデルハウスの子どもたち

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    出だしはちょっとファンタジーなのかな?程度だったけど読めば読むほどめっちゃファンタジー

    でもそのグラデーション具合でそこまで違和感なく入り込めた

    すごい前に読んだ恩田陸の寮制の学園ものとかの雰囲気?空気感?が近かったかも。

    どの子も魅力的で素敵な学園生活でした。

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    2026年05月15日
  • ペーパー・リリイ

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    かなり文体が軽くてちょっと戸惑ったけど読みやすいエンタメ小説って感じでよかった。
    年齢もタイプも違う女2人のドライブ旅。登場人物みんな格好良いとことダサいとこがあって、どこまで行っても分かりあえなくて、だけどお互いぶつかり合いながら影響を与え合ってて、人間……!って思った。ストーリーには「その展開は都合良すぎない??」と思うところもあったけど、人間同士の距離感の描き方がほんとによくて。心をモゾモゾさせながら読んだ。エモい、よく分からん。

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    2026年05月08日