ブラザーズ・ブラジャー

ブラザーズ・ブラジャー

891円 (税込)

4pt

「ふつう」の高校生活を送ってきた、ちぐさ。父の再婚で新しく弟になった晴彦はブラが好きな男の子で――「好き」を大切にしたい全ての人に贈る、青春小説のニュースタンダード!氷室冴子青春文学賞大賞。

第2回氷室冴子青春文学賞 大賞
「ふつう」よりも「好き」を大切にしたい全ての人へ贈る、今最も読むべき青春小説!

「おれは、好きだって気持ちを大事にしたい。正しくなくても、合ってなくても、好き、を手放したくない。うそにしたくない。苦しみも悔しさも、嫌いになりそうな気持ちもぜんぶひっくるめて、好きなものを大事にしたい。それを好きだって思う、自分の気持ちを大事にして、生きていきたいんだ」

父の再婚で新しい母・瞳子さんと弟・晴彦と暮らすことになった、高校1年生のちぐさ。ある日自宅で晴彦がブラジャーを着けているところに遭遇。おしゃれだからブラが好きという彼を家族として「理解」しようとするが――?

解説=三宅香帆

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ブラザーズ・ブラジャー のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    私は、カラオケの合いの手が苦手です。とても息苦しい。大学の部活、昔の外科医局、その時間は特に期待され窒素しそうでした。一般には小さなことかもしれません、ただ佐原先生ならば、そんなことで味方になるような、当時の私にとってちょっとした味方となる作品を、今後も生み出してくださるような気がしました。

    0
    2025年03月28日

    Posted by ブクログ

    「ふつう」よりも「好き」を大切にする。この大切さを知れる1冊だ。

    周りになんと言われようと、私は私の好きなものを貫いてきました。
    しかし、それ故に、思春期の頃に、葛藤もありました。

    晴彦を見て、やっぱり、「好き」という気持ちに正直にこれからも生きていこうと思い、周りからの見られ方に苦しくなった時

    0
    2025年03月22日

    Posted by ブクログ

    ー私はたぶん、願いすぎていた。自分にも、他人にも。
    傷つけないから、傷つけないで、と祈っていた。 (p.118)

    書店で何気なく手に取った本。とても面白くて、一気に読んでしまった。

    父・"悟くん"の再

    0
    2024年11月08日

    Posted by ブクログ

    佐原ひかりさんに言葉選びが好きだ。「溜まっていた思いを出し切った後、奥底に一つ、残っていたものを見つけた。」登場人物の思いが、色鮮やかに伝わる。
    そして、言いたいことは言う。仲良くしたいなら、傷ついたなら、好きだと思ったなら。
    自分の想いをはっきりと伝えることが怖い。自分と相手の関係が変わってしまう

    0
    2024年10月24日

    Posted by ブクログ

    多様性のお話。

    キツすぎなくてPOPな内容でかわいらしい。
    これはきっと、ことの発端が下着だからかもしれないし、登場人物に決して悪い人がいないからかもしれない。

    なんとなーくあらすじをみて面白そうで買ってみたけど、素敵だった。
    現代の風刺ぽさもありつつ、ポップな内容。

    ストーリー性もコンパクト

    0
    2025年08月01日

    Posted by ブクログ

    「ふつう」でないことに寛容的であることが求められがちだけれど、本当は相手の「好き」を受け入れることが大切なのではないか。
    自分の本当に「好き」なものはなかなか他人には話しにくい。
    受け入れてもらえないと傷ついてしまうだろうから。

    再婚をきっかけに姉弟となったちぐさと晴彦は、家族になりきれていなくど

    0
    2025年06月15日

    Posted by ブクログ

    よかった。
    片親同士が再婚して姉弟となった、ちぐさと晴彦。その2人が少しずつ家族になっていくお話。

    自分のまっすぐ気持ちを伝えるとか、気まずくても自分の非を認めて謝るとか、恥ずかしかったり億劫だったり怖くて勇気が要ったりするけれど大事なことを改めて教えられた。

    互いにいろんなものを抱えながらぶつ

    0
    2024年12月06日

    Posted by ブクログ

    疾走感を漂わせるとても軽快な作品でした。
    急に家族が増えた高校生のちぐさは、新たに
    増えた弟の晴彦がある日ブラジャーを着けているところに遭遇した。
    「理解」が、なかなか難しい世の中で、どう向き合うのか、新たな家族に向き合い方を知らされる
    作品です。
    青春感がページを捲るたびにより濃厚に感じられました

    0
    2024年10月20日

    Posted by ブクログ

    普通でいることは生きやすい__
    多様性の時代が来ても"普通"というものさしはこれからも在り続けると思う。それでも傷つくことを恐れず好きを貫く。ちぐさと晴彦のまっすぐな想いが新しい空気を送りこんでくれる。
    理解できないなら悩ませとけ!その意気だ。

    0
    2025年06月02日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    まなもんが名古屋でお勧めしていた&文庫版は三宅香帆さんが解説を書いていたこともあって読みました。

    佐原ひかり作品は初めて読みましたが、文章表現がいい塩梅で繊細で優しくて強くて温かく、小説なのに付箋をたくさん貼りながら読みました。

    p106
    どう謝るべきかなんて、考えたって仕方がない。
    そんなもの

    0
    2024年11月27日

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