ブラザーズ・ブラジャー

ブラザーズ・ブラジャー

小説・文芸
891円 (税込)

4pt

「ふつう」の高校生活を送ってきた、ちぐさ。父の再婚で新しく弟になった晴彦はブラが好きな男の子で――「好き」を大切にしたい全ての人に贈る、青春小説のニュースタンダード!氷室冴子青春文学賞大賞。

第2回氷室冴子青春文学賞 大賞
「ふつう」よりも「好き」を大切にしたい全ての人へ贈る、今最も読むべき青春小説!

「おれは、好きだって気持ちを大事にしたい。正しくなくても、合ってなくても、好き、を手放したくない。うそにしたくない。苦しみも悔しさも、嫌いになりそうな気持ちもぜんぶひっくるめて、好きなものを大事にしたい。それを好きだって思う、自分の気持ちを大事にして、生きていきたいんだ」

父の再婚で新しい母・瞳子さんと弟・晴彦と暮らすことになった、高校1年生のちぐさ。ある日自宅で晴彦がブラジャーを着けているところに遭遇。おしゃれだからブラが好きという彼を家族として「理解」しようとするが――?

解説=三宅香帆

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    河出書房新社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    河出文庫
  • タイトル
    :
    ブラザーズ・ブラジャー
  • タイトルID
    :
    1746943
  • ページ数
    :
    224ページ
  • 電子版発売日
    :
    2024年12月13日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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ブラザーズ・ブラジャー のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    私は、カラオケの合いの手が苦手です。とても息苦しい。大学の部活、昔の外科医局、その時間は特に期待され窒素しそうでした。一般には小さなことかもしれません、ただ佐原先生ならば、そんなことで味方になるような、当時の私にとってちょっとした味方となる作品を、今後も生み出してくださるような気がしました。

    0
    2025年03月28日

    Posted by ブクログ

    「ふつう」よりも「好き」を大切にする。この大切さを知れる1冊だ。

    周りになんと言われようと、私は私の好きなものを貫いてきました。
    しかし、それ故に、思春期の頃に、葛藤もありました。

    晴彦を見て、やっぱり、「好き」という気持ちに正直にこれからも生きていこうと思い、周りからの見られ方に苦しくなった時に、この本を読んで、晴彦に元気をもらいたい。

    多様性と言われてる今の社会を生き抜く私たちにぜひ読んでほしいそんな1冊だと感じました。

    0
    2025年03月22日

    Posted by ブクログ

    ー私はたぶん、願いすぎていた。自分にも、他人にも。
    傷つけないから、傷つけないで、と祈っていた。 (p.118)

    書店で何気なく手に取った本。とても面白くて、一気に読んでしまった。

    父・"悟くん"の再婚で新しい母・"瞳子さん"と弟となった晴彦と暮らすことになった主人公のちぐさ。
    親しい友人もいて、恋人もいて、周りの人と上手くやっているいわゆる"普通"の女子高生のちぐさは、ある日晴彦が女性向けのブラを着けているところを目にする。晴彦を受け入れようとしつつも、友人たちの目や周りの"普通"を気にして晴彦を傷つけてしまったちぐさのもがく様子に引き込まれた。
    "普通"を気にしすぎて、周りの目も気にしすぎてしまう姿に共感した。


    ー他人からすれば些末な、くだらないことでも、自分にとってみたら譲れないことって、きっとある。それが多ければ多いだけ、生きづらくて、傷みやすい。 (p.47)

    0
    2024年11月08日

    Posted by ブクログ

    佐原ひかりさんに言葉選びが好きだ。「溜まっていた思いを出し切った後、奥底に一つ、残っていたものを見つけた。」登場人物の思いが、色鮮やかに伝わる。
    そして、言いたいことは言う。仲良くしたいなら、傷ついたなら、好きだと思ったなら。
    自分の想いをはっきりと伝えることが怖い。自分と相手の関係が変わってしまうんじゃないかと怖くなる。それでも伝えるべきだ。伝えないと相手は気づかない。自分が、何を考えているのか。もしかしたら、相手も気にしているのかもしれない。
    自分の想いを伝えよう。

    0
    2024年10月24日

    Posted by ブクログ

    好きを好きだと理解して貫いて何が悪い。とちぐさに言われている気がして。
    本当の父親と対峙する場面で、春彦が母親と父親の間で苦しく背負ってきた気持ちを初めて吐き出して解放していく場面では泣きそうになった。
    人に合わせていくことも必要スキルな現代社会で偶然見つけたこの本。キラッと光って初めて目に留めみつけたちぐさと春彦。が眩しいばかり。

    0
    2026年08月09日

    Posted by ブクログ

    多様性のお話。

    キツすぎなくてPOPな内容でかわいらしい。
    これはきっと、ことの発端が下着だからかもしれないし、登場人物に決して悪い人がいないからかもしれない。

    なんとなーくあらすじをみて面白そうで買ってみたけど、素敵だった。
    現代の風刺ぽさもありつつ、ポップな内容。

    ストーリー性もコンパクトに纏まってて◎

    0
    2025年08月01日

    Posted by ブクログ

    「ふつう」でないことに寛容的であることが求められがちだけれど、本当は相手の「好き」を受け入れることが大切なのではないか。
    自分の本当に「好き」なものはなかなか他人には話しにくい。
    受け入れてもらえないと傷ついてしまうだろうから。

    再婚をきっかけに姉弟となったちぐさと晴彦は、家族になりきれていなくどこかぎくしゃくとしていたが、晴彦の「ふつう」でない秘密を共有したことで親密になっていく。
    他人というには近すぎて、家族というには遠すぎる曖昧な関係だからこそ、自分の本当の思いを打ち明けやすいのかもしれない。
    中高生特有の精神の不安定を抱えながらも、2人の向き合う誠意と真っ直ぐな気持ちが青春の青々しさを感じ清々しかった。

    0
    2025年06月15日

    Posted by ブクログ

    よかった。
    片親同士が再婚して姉弟となった、ちぐさと晴彦。その2人が少しずつ家族になっていくお話。

    自分のまっすぐ気持ちを伝えるとか、気まずくても自分の非を認めて謝るとか、恥ずかしかったり億劫だったり怖くて勇気が要ったりするけれど大事なことを改めて教えられた。

    互いにいろんなものを抱えながらぶつかりあってわかりあっていく姉弟の姿がよかった。

    ☆4.0

    0
    2024年12月06日

    Posted by ブクログ

    疾走感を漂わせるとても軽快な作品でした。
    急に家族が増えた高校生のちぐさは、新たに
    増えた弟の晴彦がある日ブラジャーを着けているところに遭遇した。
    「理解」が、なかなか難しい世の中で、どう向き合うのか、新たな家族に向き合い方を知らされる
    作品です。
    青春感がページを捲るたびにより濃厚に感じられました。

    0
    2024年10月20日

    Posted by ブクログ

     自分の内面を表現するために服を着る人もいれば、隠すために服を着る人もいる。見えてるものが全てではないし、見えない部分だけがその人の全てなわけでもない。
     人と生きていく中で、違うなと思うことを飲み込んでしまう時がある。相手を傷つけたくない、どうせ理解してもらえないという建前の根底に、私はあなたを傷つけないからあなたも私を傷つけないでという遠回しな命令ともとれる傲慢さが滲んでいるのかもしれない。

    0
    2026年03月13日

ブラザーズ・ブラジャー の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    河出書房新社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    河出文庫
  • タイトル
    :
    ブラザーズ・ブラジャー
  • タイトルID
    :
    1746943
  • ページ数
    :
    224ページ
  • 電子版発売日
    :
    2024年12月13日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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