はやみねかおるのレビュー一覧
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『“現実では絶対にあり得ない”を実現させてしまっている』
本作は児童文学でありながら、そのストーリーの読み応えやトリック、そして表現の一つひとつは、大人が読んでも充分に感じることができるほど、満足感を得られる。
本作は、世界中にその名を轟かせる怪盗・クイーンが、自身の「怪盗の美学」に見合った獲物を華麗に盗みとるという物語。
(怪盗の作品ではあるある?なのだろう)
驚くべきは、他の作品ではあり得ない、クイーンのもつ変装技術である。
老若男女どんな姿にでも化けてしまうクイーンは、読んでいても何処に潜んでいるのかが全く分からない。
言葉巧みに読者を操り、仕掛けが紐解かれた時には、ビックリ箱を目の前で開けられたような衝撃が走る。
また、このシリーズのもう一つの魅力には個性溢れ過ぎている登場人物にあるだろう。
まず主人公とも言えるクイーンは、怪盗でありながら、お宝を盗む頻度は本当に気まぐれであり、時には「今は美学にハマる獲物が無い=仕事をする気がない!」と言った理由もあったりする。
また、クイーンとタッグを組むジョーカーや、世界一?の人工知能RDなど、一人ひとりの性格などがしっかり描かれているため、情景をイメージでき、非常に読み進めやすい。
本シリーズは現在映画化もされており、個人的に非常に観に行きたい。
大人も騙される児童文学、この面白さを味わって欲しい。 -
Posted by ブクログ
小学生、中学生ぶりに読みました!
今までに何度も何度も読んでいるお気に入りの1冊です。
本当に読みやすくて、年齢関係なく楽しめる作品。
内藤内人君の、あらゆる物を活用できるサバイバル能力が本当にすごいし、憧れてました!
ただ楽しんで読めるだけでなく、知識も身につくから一石二鳥ですね!
シリーズものなので、本当に内人君と創也君と冒険してるみたいな感覚になれる気がします。
サクサク読めて、テンポも良いし、真逆な2人の関係も本当に面白いです。
いつ読んでも、「都会のトム&ソーヤ」シリーズに夢中になっていた小学生時代を思い出して懐かしくなります!
あらすじ
冒険の始まりには、こんな三日月の夜こそふさわしいと思わないかい―。
午後10時のビジネス街、塾帰りの内藤内人は同級生の竜王創也の姿を見かけ尾行するが、途中で忽然と見失ってしまう。だが、やがて内人は創也の秘密にたどりつき、少年たちは特別な友だちになる。
都会の少年冒険小説、シリーズ第一弾! -
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ネタバレ49年前に、厄子(やくすい)がかいたM大学の文芸部誌に、「護堂を待ちながら」という 作品が掲載された。 その小説の中に49年後、召喚の紋様(五芒星、表紙の星模様)を書いたらリセットしに行くとかいてあり、護堂をまちながらゲームをしている描写がきっかけで、そこから毎年大学の学祭で、各種団体がゲームを出品するゲーム、コンテストが慣例になった。
その大学の学祭で、南北磁石と栗井栄太にそれぞれゲーム作りの依頼が来た。
どちらともコンテスト1位にはなれなかったが、そのゲームコンテストの裏でプランナが動いていた。
浦沢ユラと北条夏音の2人で大勢の人数が一斉に五芒星を書くように仕向けたり、AIに南北磁石の声と性格、言動をプログラミングさせ、内藤内人に多少無理をさせてでも、大学のキャンパス内で、五芒星を書くように移動指示をしたりとしていた。
結局、五芒星をだれ1人かけず、なにも起こらずに終わった。
しかし、やくすいを、やくこと読んで逆に読むと、「こくや」「黒夜」となる。もしかしたら黒夜はAIみたいなもので、そのAIのようなものの指示に従って動く集団がプランナなのではという南北磁石の考察で終わった。
夢水清志郎が働いていたM大学でおこった学祭が、こんな結末になるとは…。
今後が気になる…! -
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ネタバレ内藤内人は小2の時にタイムカプセルを埋めた山が再開発されるため掘り出しに。竜王創也は、その再開発する山の下見と山の中にある屋敷のリノベーション考案をしに、偶然同じ山に登る。
しかも、また偶然にタイムカプセルが埋まっていると考えられる屋敷に内藤内人が侵入。竜王創也は、屋敷を埋蔵金探しのできるアミューズメントパークにリノベーションし、お客さんが楽しめるようにブービートラップをしかける。
お互いが どこでなにをしているのか分からない状態で偶然同じ場所で対決する形になった。
結局、竜王グループに潜み竜王創也に直接リノベーションについて説明と現場同行した職員がプランナで、ブービートラップを命をおとすレベルにかえていたことが判明。
その危ないブービートラップを突破し無事タイムカプセルをゲットした内藤内人。
実は、黒夜という人物から内藤内人の抹殺依頼がプランナにきたため、こういうことになったらしい。
もし、内藤内人と竜王創也が同じ日に同じ時間、同じ山にいるようプランナが計画して実行していたら怖いなと思った。
あと、黒夜とは何者なのか気になる。 -
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ネタバレ主人公2人がゲーム作りなどをする場所、砦。
その砦のまえに散らばっていた部品を組み立てたら、壊れていないジュークボックスができた。
ジュークボックスを再生すると8つの物語が流れた。
音痴な浦沢ユラ、小学校の時から共感覚があるウイロウ、竜王本社ビル屋上に畑を作って農作業をすることがストレス発散になっているが たまに刀持参の重要会議がある竜王グループ会長の総乃、とある民俗学者とともに謎をとく真栗、バイトをするために人間離れしたストレッチをする梨田、捏造など関係なしに番組制作をする堀越の父、単発バイトをくりかえす創也の父、ニュースキャスターにチャレンジするナオコの物語だった。
その物語のなかに よく登場する、新しくできる遊園地に毒ガスが仕込まれていると勘違いした主人公の2人が栗井栄太を巻き込んで人騒がせする物語だった。
しかし、なぜジュークボックスのなかに入っていた人物のエピソードをどこで入手したのだろうと思った。(倉木研究所にジュークボックスを作らせたのは竜王グループ会長の総乃。)
また、パラレルワールドの話が少しでており、少しだけ不安になった。
あと、あとがきで、黒はやみねが出ているからと担当者からいわれ、改稿したらしい。黒はやみねの本があったらよんでみたいなと思った。 -
Posted by ブクログ
手に入ってしまった都合で、一作目→五作目という謎の順番で読んでしまっていますが一応楽しめました。前作までのキャラクターがギリギリネタバレまでは行かないぐらいのきわどい露出で出ていらっしゃるので、そんな生存が気になるようなシリーズではないとはいえ、まあ順番通りに読んだ方がいいですよねえ。
総ルビとはいえ、はやみねかおる先生独特の「語彙力厨二病」な言い回し、キャバレーの呼び込みみたいという比喩など、小学生が一人で読むには難解(笑)な文章ですが、ここまでシリーズを読んでいる人なら分かりきったことと思います。
「名探偵と役者は3日やったらやめられない」かあ、探偵の方は名探偵ってつけないといけないんだなあと妙に得心しました。笑