はやみねかおるのレビュー一覧
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ネタバレ教授、伊藤さん、亜衣、真衣、美衣とレーチは、マジシャンのグレート天野がつくったテーマパーク『ミステリーの館』に行きます。そこで教授は、本物の『ミステリーの館』へつうじるかぎをもらいます。
教授はかぎを手に入れて本物のミステリーの館に行きますが、本物のミステリーの館は袋とじになっており、それだけで進むのがワクワクします。
幻夢王と名乗る人物からグレート天野に復讐するという脅迫状がとどいており、本物のミステリーの館に集められた人たちは、そのゲームに参加させられます。
道で崖くずれがおきて陸の孤島になってしまったミステリーの館。そこで幻夢王が行う消失マジックと脱出マジック。民族学を研究する学生快人の推理によりマジックの謎は解けたかに思えますが、何故かもやもやが残り、赤い夢へと誘われます。
そこでまた袋とじです。教授が本当の謎解きをしてくれます。
赤い夢の世界にいる教授。私もはやみねかおる氏のおかげで、赤い夢を楽しむことができました。 -
Posted by ブクログ
文章を書くのが苦手な中学生の文岡健くんと、黒猫のダナイの対話形式で進む、文章の書き方指南書。健くんが文章を書くにあたってぶつかる壁や、ダナイの出す練習トレーニングに対する反応には、共感するところが多くて、とても共感できる。「いい文章を書く」ためのテクニックというより、自分のために「文章を書き続ける人になる」ためのアドバイスが、詰まっている本といった感じだった。読んでいると自分も明日からちょっとした文章を書きたくなってくる。
「起きた出来事が順番に書いてある作文なんて、おもしろくないよ」と言った健くんに、ダナイが返した言葉一番印象に残った。
「そんな風に、『上手に書こう、褒めてもらえるような作文を書こう』と思ってるから、書けないんだよ。大事なのは、まず書くこと」
分かっているけれど、なかなかできない。誰にも見せない日記一つでも、少しでも背伸びしようとしてしまうと、何も書けなくなってしまう。
もう一つすごく心に残ったのは、小説を書くためのアドバイス。
「小説は、作文とは違う。さっきも言ったけど、小説には『何がなんでも書きたい』という気持ちがいるんだ。締め切りが迫っていたら、そんなことは言ってられないけど、書きたいものがないのなら、書かない方がいい。無理に書いても、おもしろい小説は書けない」
本当に自分が書きたいものでないと、面白いものにはならない。でも、健くんも言っているように「自分が書きたいもの」を知るのは、実はけっこう難しい。
ダナイが出している「書きたいものを見つけるコツ」は、「感動する体験をするための種をまこう」というもの。具体的には、3つだった。
①人を好きになってみる
②小説やマンガ、映画やドラマに触れる
③何かに熱中すること
何かに感動する体験が、伝えたい、書きたい、というモチベーションになる。そして、それは、自分からアンテナを張っていることではじめて出会える。
自分は、日頃、何の、どんなところに感動しているだろうか? 何となく、いろんな物事を冷めた目で眺めてしまっている自分にとって、刺さる言葉だった。