夏目漱石のレビュー一覧

  • 坊っちゃん

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    ただ肯定して認めてくれる暖かさがある人がいるだけで人は強く生きられる。そして、そういう人の存在が目立たないが多くの人を支えてる気がする。

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    2025年05月13日
  • こころ

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    ネタバレ

    改めて読んでもやっぱり感情の表現がすごい作品だと思った。
    内容は私と先生が出会って一緒に行動するようになり、最後に私宛てに書いた先生の遺書によって先生の真意がわかるようになる物語。
    学生の頃教科書で読んだ事があって再読。その時は一部分しか読んでなかったが今回全部読んでみて、先生の遺書は人間の本質は悪意があると認めながも私には利己的に生きてほしくないためこれを書いたのではと思った。理由としては作中に私が利己的な行動をとる事が節々にあり、それは遺書の中で先生が語った過去自身の恋心のためKの気持ちを邪魔もしくは無視してお嬢さんとの関係を進めた先生と少し重なるところがある。
    その果てに罪悪感に悩まされ

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    2025年05月11日
  • 草枕(新潮文庫)

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    熊本住んでた時にたまに行ってた温泉がモデルだったの思い出して積読だったけど読んだ。

    『こころ』読んだ時とか正直あまりピンと季来なかったけど、
    描写の表現が綺麗(特に前半)だと感じたけど途中話が急に飛んだ気がした。

    こういう情緒のある出逢いに憧れたりする。

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    2025年05月10日
  • 道草

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    健三は、幼少期、養父島田とその妻お常に自分たちを実父母と思わせるような洗脳を受けたが、それに嫌気がさした健三は却って二人を嫌った。二人が不倫問題で不仲になり、養父母それぞれがそれぞれに片づくと、もてあまされた健三は実家に戻された。
    健三は実家に戻ったものの、養父母の考えで実父の戸籍には戻されず、実父は実父で、自分の嫡男とはいえ別の戸籍に入っている出来の悪い子供を養育することに乗り気でないため、食うは食わすがそれよりほかは一切あたえなかった。
    異母姉は夫から邪険に扱われ、持病の喘息で息も絶え絶えになっていても夫は飄々とすましていた。それでも健三の異母姉は夫に傅き、客があると自ら血を出してもてなす

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    2025年05月17日
  • それから(新潮文庫)

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    人生に彩りがない白黒の世界で生きていた代助
    あることをきっかけに人生に彩りが出てくる
    代助に意志が出てくる

    ある意味人間らしい

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    2025年04月03日
  • 道草(新潮文庫)

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    なんとまぁ、鬱々とした話だろう。読んでいてどんどん気が滅入ってきます。「行人」なんかも相当暗い話ですが、それでもところどころにユーモアがあり、笑える箇所がありました。「道草」においては、それがないとは言いませんが、非常に少ないです。またそれも暗いユーモアというか、苦笑いしか出ないようなものです。

    相当読むのがきついですが、ただそれがある意味心地よいとさえ感じます。辛気臭い話に心を預けて、ただただ揺られているうちに、感覚がマヒしていきます。辛いときに悲しい映画を見て、涙を流すとスカッとするのと同じような感じでしょうか。ちょっと違うか。

    手放しでよかったねとは言えないものですが、最後は心なしか

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    2025年03月29日
  • 坑夫

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    小説の内容が云々よりも、当時の「蒸発」の一種をみたようで、おもしろかった。

    東京の中流階級の家にうまれた男の手記の体裁をとる。女絡みの出来事をきっかけに自殺を考え、次いで世捨て人になろうと考えたやさきにポンビキに拐かされ、足尾銅山に連れられて坑道を体験したのち、坑夫になろうと決心したものの健康診断で気管支炎と診断され、帳簿管理の仕事をあてがわれて数年後に東京へ戻るとゆう筋書き。

    前半から中盤は落ちこぼれた知識分子が頭脳を無駄遣いしているような、江戸時代の黄表紙本みたいな文章。最近漱石独特の宛て字があまり好きでないことに気がついた。

    物語性に乏しいとゆうことで従来あまり注目されてこなかった

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    2025年04月18日
  • 吾輩は猫である

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    読者に断って置きたいが、元来人間が何ぞというと猫々と、事もなげに軽侮の口調をして吾輩を評価する癖があるは甚だよくない。人間の糖から牛と馬が出来て、牛と馬の糞から猫が製造された如く考えるのは、自分の無智に心付かんで高慢な顔をする教師などには有勝の事でもあろうが、はたから見て余り見ともいい者じゃない。

    煩悶の極尻尾をぐるぐる振ってみたが何等の功能もない、耳を立てたり寐かしたりしたが駄目である。考えてみると耳と尻尾は餅と何等の関係もない。要するに振り損の、立て損の、寐かし損であると気が付いたからやめにした。

    「へん、手めえが悪体をつかれてる癖に、その訳を聞きゃ世話あねえ、だから正月野郎だって事よ

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    2025年04月23日
  • 行人

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    大正元年12月6日〜2年11月15日まで朝日新聞に連載ただし胃潰瘍の為5ヶ月中断
    46歳〜47歳の時397ページの長編

    家族の中の個人、人の思いと表面はお互いに完全には理解され難い事で有り、大事件は起きないのだが、個人の心の中のかっとうが人が生きてる中で最も悩ましい問題だと言う事が題材らしい。
    読みやすいが難しい

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    2025年03月02日
  • 明暗(新潮文庫)

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     流石に漱石の小説は文学的だと感じる。心理描写がまるでドフトエフスキーのようだと思った。お延ぶの溌剌とした魅力とお清のしっとりとした魅力がよく描けている。自分だったらどちらに恋するのだろうかと考えたが、自分は津田と異なり、おのぶにはまって後悔するタイプなのだと思ったt

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    2025年02月27日
  • それから(新潮文庫)

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    3部作の2作目という事で、期待しておりましたが、普段大して小説を読まない者からすると、中々の出来で流石漱石先生という感じです⁉️
    時代背景とか難しいですが、奥深く感じて色々考えさせられました。
    風景の言い回しとか、スゴくキレイだと思います‼️
    3作目『門』が楽しみです

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    2025年02月13日
  • 漫画 こころ

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    絵が綺麗で、小説の内容もざっくりではあるけれど網羅しているので全体像がわかりやすかったです。

    最後のシーンは、小説ではワンチャン先生はまだ生きているのかもと期待したけど、先生が棺に入っている絵でやっぱり間に合わなかったということがわかりました。

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    2025年02月11日
  • 硝子戸の中(新潮文庫)

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    今はまだ感想をちゃんと言葉で表現できませんが、この後に道草を書いたのはなんだかなるほどな〜繋がってるなーと思いました。
    9,10のOとの話が、作者が一緒にいて心地の良い関係を彼と持っているのだなということが伝わってきて好きです。2/12

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    2025年02月12日
  • こころ

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    ネタバレ

    先生の贖罪の話とも三角関係の末路を描いた悲劇とも読める。Kが自殺したのは有名な話だが、まさか先生が自殺してしまうとは思わなかった。この作品は三角関係の、罪への矛盾が描かれていて夏目漱石を感じることができた。

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    2025年01月22日
  • 文鳥・夢十夜(新潮文庫)

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    正直、漱石の表現したい事は十分理解できなかったが、十ある場面の憧憬は私の頭に鮮明に、くっきり浮かんだ。

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    2025年01月18日
  • 道草

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    後味はあまりいいとは言えませんでしたが、人生甘くないよなということを深く考えさせられました。
    なかなか片付かないということのもどかしさが最初から最後まで感じられました。

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    2025年01月04日
  • 坑夫

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    ネタバレ

    良い意味で、夏目先生の作品の中で一番意味のわからないものでした。登場人物も途中で別れてしまいそれっきり、という人物が多かったです。ただ、いかにも「人生はいろいろ中途半端」ということを表しているような作品で、これはこれでアリだなと思います。

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    2025年01月02日
  • 私の個人主義

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    若者に向けた個人主義のすゝめを主題とした講談録である。この作品では、「やりたいことを見つけ、それに邁進しよう」というメッセージが掲げられている。一見すると陳腐に感じられる内容かもしれないが、この講談録が多くの人々に読まれ続ける所以は次の2点にあるだろう。

    1.漱石自身が個人主義に目覚める過程での実体験が語られており、説得力と具体性を持っていること。
    2.江戸時代の「イエ」や家柄を重んじる価値観から、自由や独立を重視する明治時代へと移行した時代背景を反映していること。

    これらの要素が、漱石のメッセージに時代性と共感性を与え、読者にとって興味深いものとしていると思う。

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    2024年12月19日
  • 門(新潮文庫)

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    ネタバレ

    突然の坐禅のくだりはタイトルに合わせたかった感が否めませんが、個人的にそこで悟りを開かなかったのはよかったです(それからのような宗助の過去と比較すると軽く短すぎるため)。
    しかし、何事もない日常の中で、ひっそり暮らす宗助と御米の互いへの静かながらも確かな愛情と信頼とが描かれていてとても好きです。

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    2024年12月18日
  • それから(新潮文庫)

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    『三四郎』に比べて難しい表現がないのとストーリー性を重視しているので読みやすかったです。
    武者小路実篤の『友情』の解説にあったのがきっかけで読みましたが、無意識の抑圧からの自然の発作による悲劇は似ているのかなーと思いました。
    ただ、読後感は圧倒的に『三四郎』の方が好きですし総合的にも『三四郎』派です。

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    2024年12月16日