カシワイのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
深緑野分作品の中には雑誌で発表しているが本になっていない作品がいくつかある。今回は「石のスープ」が収録されていると言う事で即買いした。帯には「人類と食にまつわる8編のSF小説アンソロジー」と書かれてあった。しかも、この本には人間六度と新井素子の書き下ろしも収録されているのでお得感満載。他の5人は初めて見る作家。書き下ろし作品以外は全て「集英社WebマガジンCobalt」で公開されたものとのこと。このマガジン名は初めて知った。また帯には「豪華執筆陣が贈る空想科学ごはん小説」と書かれてあった。私の知っている3名以外の人も豪華執筆陣なのか。知らなかった、後で読んでみよう。
〇 石のスープ/深緑野分 -
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Posted by ブクログ
読み終わった時、置かれた場所で咲きなさいと言ったのは誰だったかなと思った。調べてみるとマザーテレサのようだった。本書には、その言葉のように花屋で働く人たちや、お客さんがたくさん来る。
主人公の紀久子は美大卒。ブラック企業を辞めたばかりの24歳。花屋の店主に声を掛けられたことからアルバイトとして働くことになる。デザインの技術を活かせる再就職先を探しながら、といいつつも結果的には花屋さんで正社員にでもなるのだろうと思ったのだが。
働く場所にこだわる必要はない。
自分の能力はどこでも活かせる。
両親の介護で国語教師を続けられなかった光代は、花屋で短歌を活かした。アルバイトで農大の研究助手ハガく -
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さよならの向こう側シリーズの90年代!
ウォークマン、ファミコン、ノストラダムス、2000年問題…あったなぁ。
最初から最後まで懐かしいワードがたくさんでした。
死後、条件付きだけど会いたい人にもう一度会えるとしたら…。
普段意識してなくても“もう二度と会えない”ってなったら、切実に伝えたいことや会いたい人はいると思う。
どんな人にとっても、最後の再会は救いになると思う。でも、最後だからこそ苦しい…。
読んでいて涙が込み上げてきました。
何度も思い出して、懐かしむ特別な時間。
大切な人と過ごした時間は、どんな小さな日常でも、思い出すだけで温かで幸せな気持ちにしてくれる。
作中に出てくる -
Posted by ブクログ
花がたくさん描かれた表紙が可愛くて読んでみました。
グラフィックデザインを学んだ後、ブラック企業で働いていた紀久子がひょんなことから花屋で働きはじめ、良い人たちと関わり合いながら自分の目標を見つけてゆくお話。
花言葉や短歌や俳句が所々に出てきてアクセントになっています。
色ごとに花言葉があったり、エレベータのない配達をしなくてはならなかったり、と花屋さんの仕事って予想以上に大変だな、と思いました。
少し昭和のドラマを観ている感じがします。主人公が良い人たちに囲まれた、よくあるタイプの小説だと思うけれども、花屋で働きながらもやりたい仕事に少しずつ近づいていく姿を読むと、私も目標に向かって頑張