カシワイのレビュー一覧

  • きみの話を聞かせてくれよ

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    とある中学校の生徒たちの友情を描いた短編集。人間だから、喧嘩もするし、嫉妬もする。些細なことですれ違い、それが長い間解消されなくて、ぎこちないままになってしまう。そんな風にもつれた糸を、外から解きほぐしてくれる人がいたら…。
    各話に共通して登場する黒野くんが、その役割を果たす。他人のいざこざに突然首を突っ込んでくるお節介かと思いきや、話を聞くだけ、ちょっと背中を押してみるだけ、というつかずはなれずの微妙な距離感を保つ黒野くん。
    「安心していい。困ったことは起こらない。」
    根拠がどこにあるのか分からないけど、そんな無責任な言葉でも、誰かの大きな支えになる。みんな、黒野くんの存在に助けられている。

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    2023年03月20日
  • 天使と悪魔のシネマ

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    天使と悪魔が活躍する10篇収録のファンタジー短編集。
    ファンタジーと言ってもリアルな日常が土台になっているので難なく物語に入り込む事が出来る。

    小野寺さんの優しさ溢れる白作品、少しダークな黒作品、どちらも魅力的だけど本作も短い短編の中に様々なドラマが詰まっていて面白かった。

    死がテーマになっているだけに暗くなりそうだが、柔らかな文体でそれを感じさせない。

    悪魔の容赦なさだけではなく、時にユーモアを交えながら、切なさ、温もりまで感じられる。
    悪魔に狙われないような日常を過ごさねば。

    喪失感の中に希望を感じる再生の物語。

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    2023年02月16日
  • 風街のふたり : 2

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    絵がきれい。ゆっくりながめながら読みたい本。絵だけところからは寂しさだったり温かさだったりがじんわり

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    2023年01月15日
  • ひとりの夜にあなたと話したい10のこと

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    イラストが可愛らしくて手に取りました。
    それぞれのお話に共感したり癒されたり、読み終わった時に不思議な気持ちになりました。
    お気に入りは、青いスカーフと海の皿と旅をしたオルゴール。
    イラストがあるから文章の良さがより伝わりました。
    定期的に読みたい。

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    2022年11月14日
  • 風街のふたり : 1

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    引越してきたばかりの少女との出会いを通して、若き日を思い出す老人。「気づけばこんなに遠くまできてしまった。」
    淡いタッチにノスタルジーな思いを投影させた良い作品。人生振り返るのも悪くない。振り返ってばかりの気もするが…

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    2022年07月16日
  • 天使と悪魔のシネマ

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    今お気に入りの小野寺さん。4冊目。 悪魔なのか天使なのかはてまた幽霊なのか霊なのか。結局、その悪魔と天使によって手によって"死んでしまった"人のブラックユーモアな短編。『LOOKER』と『おれ、降臨』が気になった作品。

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    2022年05月10日
  • ライトニング・メアリ 竜を発掘した少女

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    19世紀初め、イギリスで魚竜の化石を発掘した少女の物語。
    幼いながら冴えた知性とまっすぐな気性、そして化石への強い好奇心を持つメアリから目が離せなかった。
    稲妻のような激しさから、勇気をもらえる一冊。

    とにかく、メアリの強烈な個性が痛快だった。
    実在した女性の少女時代だけを書いているけれど、恋愛についてはほぼない。化石発掘を通じて階級の異なる人々と友情を育む様子は楽しいけれど、ちょっと苦さも感じる。
    父から化石との付き合い方・楽しさを学び、完璧に理解されているわけではないけど兄や母と協力して発掘作業を進めた点は家族の有り様としておもしろい。
    関わる全ての人が良い人ではないけど、要所要所で尊敬

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    2022年04月26日
  • ひとりの夜にあなたと話したい10のこと

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    漫画、詩集、エッセイ、を、混ぜ合わせたような趣の本。なんかすごくよかった(語彙力皆無)。
    実生活で本当にあったことから想像を巡らせているように受け取れるエピソードもあったり、空想や幻想に思えるようなお話も「地続きだ」なんて考えたりする。

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    2021年10月25日
  • 完全版 107号室通信

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    好き嫌いが分かれるのかもですが、なんというか『言葉にせずとも…』な表現がとても素敵な作品でした。
    独特の色合い、光の表現、こころのなかがしんとするような空気感。
    寂しさ、哀愁とはまた違って、後ろ向きに前向きな感じ。
    伝わるでしょうか笑
    他の作品もぜひ手に取りたいと感じました。

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    2020年09月21日
  • 完全版 107号室通信

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    世界観が余韻を持って、読後にじわじわと残っているかんじです。強烈さは全然ないけど、まったりでもそれがじわじわ残る。

    独特の余韻が素晴らしい。
    凝り固まった意識を徐々に開放してくれる感じがしました。

    いい作品だと思いました。
    そんな作品でした。

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    2017年11月06日
  • 完全版 107号室通信

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    カフェで読んだ漫画。
    1話あたり2,3ページのショート漫画。
    でも漫画というより絵画集を見ている感じ。
    色使いがとても綺麗です。

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    2017年10月08日
  • 花屋さんが夢見ることには

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    前作が良かったので、こちらも

    前作もそうだけれど、夢を一度諦めてそこからまた夢に向かっていく姿が描かれる
    その過程でそっと寄り添ってくれるのが、ここでは花

    花言葉にもいろいろあるし
    本数でも、色でも変わってくる
    とても覚えきれないけれど、ふと目についた花の花言葉はきっと調べたくなってくる

    花屋さんは憧れることもあるけれど
    地味に重労働

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    2026年09月06日
  • すこやかなひとりぼっちの守り方

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    可愛い本だった。
    ひたすら可愛くて優しい。
    優しい著者なんだろうな、自然体で。
    扱う言葉に優しさが溢れててこちらまでおだやかな気持ちになった。

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    2026年09月01日
  • 花屋さんが夢見ることには

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    久しぶりの山本さんの作品。
    『花屋さんが言うことには』の続編らしいが、そのことを知らずに読んでしまった。だが全く問題なし。

    主人公は美大卒のミドリ。画材メーカーに内定していたが、コロナでその会社がまさかの破産、在学中からアルバイトをしていた河原崎花店でそのままアルバイト生活を継続することに…というところから始まる。

    実家はミモザ農園で、絵に縁がある家族はいないミドリだが、美大卒なだけにその絵は色んな人たちを惹きつけているし、アルバイト先である河原崎花店での仕事にも役立っている。
    『画家なんて、そう簡単になれるものではありません』
    と分かっているし、一時は絵を描くことも止めていたが、やはり描

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    2026年08月20日
  • 花屋さんが言うことには

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    花を送る時もネットで注文するようになって、もう何年も花屋さんに行ってないことに気づいた。

    紀久子のお仕事サクセスストーリー
    デザイナーになる夢もかないそうでよかった。

    幽霊ってスイカ使えるんだ〜。でも教授の2回目の登場は興醒め

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    2026年08月19日
  • 花屋さんが言うことには

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    ブラック企業の社員から花屋のアルバイトへの転身を経て、自分の本来の夢へと踏み出していく、そんな前向きなストーリーでした。様々な花の知識が興味深く、明日にでも花屋さんに寄ってみようかなと思いました。

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    2026年08月18日
  • すこやかなひとりぼっちの守り方

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    ことばが大事に大事に紡がれている。優しさに敏感になりたいと思った。

    落ち込み方にも種類があるなんて考えたことなかった。私も「すてきなことばやさん」になりたいし、「てんてこ舞」を踊りたい。
    感性は自分を守り、品性は他者を守る。

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    2026年08月16日
  • 花屋さんが夢見ることには

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    『花屋さんが言うことには』に続き、駅前の小さな花屋「川原崎花店」を舞台にしたシリーズ二作目。前作の主人公の紀久子は退職したので、今回はアルバイト店員の美大生・ミドリが主人公。

    前半はとにかく花や花屋に関する蘊蓄が多過ぎます。その上に、前作からの繋がりでバラバラと様々な人物が登場して、結果的に「人」が薄くなっている感じがします。読んでいると物語が蘊蓄で止まり、人はサラリと流されている感じ。
    とはいえ、そこは山本さん。最後に上手くまとめたので、良かったですが。

    ちなみに山本さん(&編集者さんも)、野球は知らないのかな。フォースプレーとタッチプレーの違いをわかっていないみたい(本筋には全く関係な

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    2026年08月09日
  • 花屋さんが言うことには

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    ブラック企業を辞めた紀久子。偶然退職を手伝ってくれた李多に採用され、花屋で働くことに。
    花と花屋にまつわる連作短編。一話ごとの花のイラストもかわいく、読む前からワクワクします。
    縁が縁を呼び、紀久子の道もパーっと開けていくようで、読んでいて気持ちよかった。
    ちょっと不思議な話がサラッと自然に入ってきたので「実はこんなこともあるのかもなぁ」とジワーんとなりました。

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    2026年08月01日
  • 花屋さんが夢見ることには

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    【感想】
    前作が面白く、花の勉強になったので読んでみました。
    しかし、主人公が紀久子⇒ミドリに変わっていて驚きました!

    タイトルにもあるように「夢」がテーマなんだな...と思いました。
    花屋に勤める、または訪れる、様々なキャラクターの「夢」に向かう姿、挫折したけど、その道で輝いている姿、挫折したけど、もう一度夢に向かって歩き出す姿...どれも素敵だな!と思いました(*ˊ˘ˋ*)

    序盤では、どうしようもないクズ男(?)に見えた雷 響(いかづち ひびき)が周りのキャラクターに心打たれ、変わって行く姿が良かったです!

    個人的には蘭くん(花に詳しい小学校の男の子)が好きなので、次回は彼が主人公だ

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    2026年08月01日