カシワイのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
『さよならの向う側 90s』は、読み始めたときは各話に散りばめられた繋がりや青年案内人の存在から、「最後に大きな伏線回収があるのでは」と期待していた。しかし読み終えてみると、本作はトリッキーな仕掛けや驚きで魅せる作品ではなく、人と人との想いを丁寧に描くハートウォームな連作短編集だった。各話の登場人物たちは死後の世界と現世の狭間で、大切な人へ伝えられなかった言葉や感謝、後悔と向き合う。その姿は派手ではないが、どこか自分自身の人生とも重なって見える。
特に印象的だったのは、案内人の青年だ。彼の正体や背景は最後までふわりと描かれるに留まるが、その曖昧さがかえって物語全体に優しい余韻を残している。振 -
Posted by ブクログ
やりたい仕事に立ち向かっていくお仕事小説の半面、いろんな花のことが知れる癒し部分がある小説。
主人公が我慢し続けたようなブラック企業はいまもありそう。そこから脱出する勇気がなかなか持てないことのほうが多いだろう。いざ飛び出せたとしても先行きの心配や不安はそう簡単に解消しない。
でもやっていかないことには生きていけないわけで。
運よく出会った花屋さんでバイトすることになった主人公は、本来やりたかったデザインの仕事にもつながっていく。
そんなうまいことあるか~と思うけど、やってみないことにはどうなるかもわからないわけで。なくすものがないならとりあえずやってみればいい。と思えるね。