カシワイのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ランドセルを玄関に置いて、虫網と虫かごを取り出しては駆けずり回った子どもの頃が懐かしい。
当時は、緑が生える芝生とともに過ごす時間が多かったように思える。
緑が好きな理由は、子どもの頃の実体験も影響しているのかもしれない。
本書は、植物学者・文筆家の監修のもとで、筆者が全国津々浦々、北海道から沖縄までの9つの植物園を紹介する。
筑波実験植物園や東南植物楽園等、興味深い植物園の世界に誘ってくれる。
個人的には、北海道大学植物園が、印象的だ。
本館は明治15年に建てられ、重要文化財に指定されているようだ。この時代に造られた建物の雰囲気や佇まいに好感が持てる。
香りだけでなく、気分を高揚させてくれるライラックは、札幌の木にも選ばれているようだ。同園にて北海道内で最古のライラックが見られるらしく、興味深い。
なお、植物とは直接的な関係はないと思われるものの、絶滅したエゾオオカミの剥製を確認できるようだ。あわせて拝見したい。
また、本書の巻末には、本書にて紹介した109種類の植物図鑑を掲載している。
なお、本書のカバー裏には全国おすすめ植物園MAPとして、付録の全国植物園リストに掲載されている植物園の2次元コードを付している。ぜひ一読されたい。
本書を通じて、植物園に対するイメージが変わったような気がする。
何かを知ることは、いくつになっても知的好奇心を刺激してくれるはずだ。
少しずつ引き出しを増やしつつ、自分の時間を豊かなものにしていきたい。 -
Posted by ブクログ
ネタバレインスタで見つけたある日の日記を集めたみたいな本
言葉の受け取り方とか、ものごとの捉え方とか、職場の人の話とか、とてもかわいくてしっとりしててすてきな本だった。私もひらがなが好き。
特別じゃない日常が特別になる感じ。こういうことばの選び方ができるようなひとになりたい。
人の裏じゃなくて奥行きを想像したい。
翻をつがいのはね、とか、イメージとして持ったことがなかった、本を読んでる時に私も声は聞こえるけど、どんな声か意識したことはなかったなあ
てんてこまいでおしりふりふりしたり、おひとりさま、略しておひさまでハイタッチした後輩が愛おしい。
全然他人の親切なひとのエピソードも好きだった、手を振ってにこってしてくれてたおばちゃんとか、他愛のない話をしてくれるひととか。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ【あらすじ】
まだ寝たくない夜、スマホの代わりに手に取って欲しい本。
「大丈夫」と心から言えない日のお守りに。数分で読めて何度でも沁みるショートエッセイ集。
「誰も私を必要としていない気がする」と話してくれた友人に「どこにでも行けるね」と答えたら、笑ってくれて嬉しかった。(本文より)
うまく言えなかった言葉や、気づかれずに過ぎていった仕草。ほんの数秒だけ心をかすめた気配。
日常で見過ごされてきた思いや時間を、丁寧な筆致で掬い上げていく、著者初めてのエッセイ。
『誰かの言葉で嬉しくなったときに、裏を読んで疑心暗鬼になったり、勝手に傷ついたりすることをさんざんやってきたけれど、身になったためしはなくて、好意をただ好意として受け止める素直さも覚悟だとやっとわかった。
私たちは他人で、必要のない答え合わせはしなくていい。私は嬉しかった、それだけでいい。』
『悪いことが起こったとき、つぶやくおまじないがある。梨木香歩さんの『冬の午後』という短小説に出てくる「こんなことは私の致命傷にはならない」という言葉だ。』
『私は、パートナーを作らず、子どもを産まない人生を選んだわけだけど、そのことを「いつか後悔するかもしれないよ」とやさしく言ってくれる人がときどきいて、私はねえ、こっちの道で幸せになると決めたんじゃなくて、こっちの道で後悔すると決めたんですよ、と朗らかに言い返せるようになりたい。』
『みんなにやさしい人のやさしさは自衛かもしれないし、いつも明るい人の明るさはその人の戦い方かもしれない。あのとき言ってくれた「大丈夫」は「そんなこと気にしなくて大丈夫」ではなく「あなたならどんなことでも大丈夫」だったのかもしれない。人の裏ではなく奥行きを想像できるようになりたい。』
『ずっと笑っていてと思ったけれど、その願いが「つらくても笑顔を見せて」と変換されるのは嫌で、胸の奥で飲み込んだ。ほかの誰も気にしなくても、自分が嫌なら嫌でいい。傷つく自由を持ったまま、どうか傷つけられないでほしい。』
【個人的な感想】
やさしい、でも芯のある人だなと感じた。
大切な人にプレゼントしたくなる本。 -
Posted by ブクログ
天使、悪魔、透明人間、天からの使い、霊。死後の人間の表現はいろいろあるけれど、死後の人間の行動のお話。
今まで読んだ小野寺史宜さんの作品とは少し違う感じがした。事情があるからこその運命なのか、運命のための後付けの事情なのか死ぬ瞬間の闇だった。
現実で事故死、事件死が運命と言われるのは違う気がするけれど、こうやって文字で、小説として表されるとなんとも言えない感覚。あとちょっと遅かったら、あと少し脇にズレていたら、とかありがちだけど悪魔に調節されてたり見逃されてたりあるいは予定外の行動だったりするのかなと。
お気に入りはレイトショーのケイト・ショウ。中津巧と繋がるところと英道とケイトの2人の会話のキャッチボールが好き。 -
Posted by ブクログ
最近ちょうど花に興味を持ち、お花屋さんに寄ることが多かったので購入。たくさん出てくる花たちの画像を調べながら読み進めるのが楽しかった。
職場での環境、人間関係って本当に大事だよなと思った。自分もこの川原崎花店みたいな、アットホームで働きやすい職場を見つけたい。
その働きやすさに胡座をかかず、自分の夢に向かって行動している紀久子さんにも勇気をもらった。
光代さんの、
「若いうちに自分のやりたいことに取り組まなくちゃ。歳を取るにつれ、難しくなっていくからね。」
の言葉が響いた。
よく道端で見かける「満天星」
読み方初めて知った。花って面白い。
続編も読んでみたいなあ
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Posted by ブクログ
購入本。タイトルに惹かれたのと、カシワイさんのイラストという事もあり迷わず購入。読んでみた。
想像してたエッセイとは違ったが(ショートエッセイというらしい)読みやすくて、毎日寝る前に少しずつ読みました。カシワイさんのイラストもエッセイのイメージと合っていてとても良い。
言葉のチョイスとか表現の感性がとても良くて心地いい。こういう穏やかで優しいエッセイは読んでいて落ち着く。共感できる部分やこの表現いいなあという所がたくさんありました。
特に良かったのは、似て非なるもの、自分への話しかけ方、真面目だね、いつか後悔しても、接客業という仕事、秋を読み終えて、ひとり旅、したしい孤独、もうひとりで歩いていける、あなたの気持ちを盗まない、さみしさの単位、すきなひと、生きようとしている、おしまい。