カシワイのレビュー一覧
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主人公はグラフィックデザイナーを夢見て美大へ進学するもブラック企業に就職を余儀なくされ、心身ともに疲れ果て仕事を辞めることを決意した君名紀久子24歳、偶然出会った川原崎花店の店主外島季多のすすめで花屋でバイトすることになった…仕事仲間やお客さんとの出逢いを通して、もう一度前向きに夢を追いかけてみようと奮起する…そんなお話でした。読んでみて、お花好きにはたまらない作品でした!知らないお花はちょっと調べてみて、あぁ~このお花だったのねって、花言葉にもいろいろあって興味深かったです。内容もすごくよくてお花に癒され主人公を応援しながら、読んでいて元気をもらえた作品でした。リアルにお花に囲まれて過ごした
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メアリー・アニングの話を絵本で初めて読んだとき、たしか、「なんだ化石を売っていたのか。ちょっと残念だな」という程度の認識しかなかったような気がする。
でも、この本を読むと頭をガツンガツンなぐられるというか、「そうやっていかなきゃ、暮らして行けなかったんだよっっ!!」ということが痛いほどわかる。というかわからされる。かつてのアマチュアスポーツと同様、科学の研究にのめりこむことができたのは、アカデミズムの世界に受けいれられる家柄ももちろんだけど、何より経済的に余裕があって、困窮していないということなんだ。
メアリは正反対で、貧しい家具職人の娘。しかも父親は化石探しの際の事故がもとで大けがをし、 -
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夜の空気 雰囲気
素敵……。
あなたはどんな一日を過ごしたのでしょうか
名前も知らないあなたは
同じ空を見ているかもしれないあなたと
こんなことを話してみたいのです
、、、心にそっと寄り添ってくれるような、詩的な文章と、軽やかで、清潔感のある、シンとした感じのイラストが、とても魅力的です。
持っていて、嬉しい本。たびたび読み返すでしょう。
こんばんは
話さないけれど
今日もどこかで息をしているあなたへ
こんばんは
すれ違わないけれど
今日もどこかで息をしているあなたへ
永遠に続くように思える夜にも
変わらず朝は訪れます
でも昨日とは違う新しい朝
あなたの今日が -
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ネタバレ・夕日の国 安房直子
・金の輪 小川未明
・「こうちゃん」へ 須賀敦子
・ごびらっふの独白 草野心平
・小さいやさしい右手 安房直子
・ひとつの火 新見南吉
・注文の多い料理店 序文 宮沢賢治
すべて原作つきで、既読は草野新平と宮沢賢治と、たぶん小川未明だが、こういうふうに漫画になるのか! と。
すべて悲しさと優しさが同時に感じられて。
以下「「こうちゃん」へ」から引用。
ああ こうちゃん ごめんなさい。
ほんとうに うつくしいものを みていて、
ひとにはなしかけられたときの、
あの かなしいような
はずかしいようなきもちを
わたしだって
よく知っているはずだったのですもの -
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SF作品。ほっとんど読んだことなかったので、短編集から読んでみた。
意外と、あっこう言うのもSFなのか。と言ったようなのもあったけれど、近未来的な話に、ちょっと手間取ることもあり。
でも、書いているのがSF作家のなかでも、かなり有名で、食べ物、に絞ったものということもあり、楽しかった。不気味だけれど、どんどん読んでしまう作品も。
一番印象に残ったのは、
「最後の日には肉を食べたい」
主人公が、「ルカ」への依存度が高いことに恐怖を覚えたと同時に、これこそ、静かなる侵略?なんて思った。最後、「ルカ」の仲間を意識していなかったタカアキが、『生まれた』と主人公にキスをする。これは一瞬の洗脳?支配?こ -
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ネタバレあまり深く考えてはいけない。
短編で登場人物のキャラがみんな濃くて、会話のテンポも良く、ファンタジー(ホラーか?)ありで、さらっと面白く読めた。
花言葉以外に光代さんの花にちなんだ文学的蘊蓄も興味深かった。
キャラといい、内容といい非常に密度の濃い作品。
ブラック企業出身の主人公きくちゃんがなかなか飄々としているように感じたな。
李多さんに手を引かれ、花屋さんバイトで広く人脈を作り、トントン拍子にデザイナーとして活躍するんだったら拍子抜けだなと思ったけど…。
李多さんも芳賀さんの過去や今後をぜひ掘り下げたものをぜひ読んでみたいなと思う。