ライトニング・メアリ 竜を発掘した少女

ライトニング・メアリ 竜を発掘した少女

小説・文芸
2,090円 (税込)

10pt

4.3

赤ん坊の頃,落雷に直撃された少女,メアリ・アニング.父親からは「稲妻メアリ」と呼ばれ,観光や避暑にくる客に売りつける「珍しい石」をライム・リージスの海岸で見つける仕事を手伝う.これらの化石は大昔の生物ではと考えたメアリは,身分を超えて友情を結んだヘンリーやエリザベスと,地質学や自然科学への情熱を育んでいく.

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    児童書 / よみもの
  • 出版社
    :
    岩波書店
  • タイトル
    :
    ライトニング・メアリ 竜を発掘した少女
  • タイトルID
    :
    1407456
  • ページ数
    :
    304ページ
  • 電子版発売日
    :
    2023年08月24日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    23MB

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ライトニング・メアリ 竜を発掘した少女 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    貧しい家庭で、辛いことに何度も見舞われながらも、自分が唯一楽しんでやれる化石掘りに救われながら、ついに竜の化石を発見する。その過程で、ヘンリーやエリザベスといった自分と同じことに興味がある仲間に出会う。辛いことを経験しながらも成長し、子供から大人へと変化していく過程が丁寧に描かれている。好きなことに夢中になるワクワク感、冒険のドキドキ感、というポジティブ面と、辛い出来後、社会から押し付けられる女性像と自分のズレや周囲とのズレに怒りを爆発させる姿のネガティブ面、どちらもぐっと引き込まれていく。
    大変面白かった。

    0
    2026年01月15日

    Posted by ブクログ

     化石発掘の歴史に燦然とその名を残す偉人ライトニング・メアリことメアリ・アニングを題材にした伝奇小説!実際小説のように波瀾万丈なメアリの人生のうち、少女時代から最初に発掘されたイクチオサウルスとの出会いと別れまでを描いた物語だ。
     現代人では想像できないような過酷な生活を送るメアリの感情や心情が、痛々しいまでに痛切にリアルに描かれている。まさに雷のようなメアリの鋭さや厳しさや賢しさ、そこに隠された悲しみと傷、それすらも超えていく意志の強さが印象的。最後の簡単な略記の部分によれば幼馴染のヘンリーやエリザベスなど多くの友人や支援者に恵まれたというメアリだがそのカリスマがよく表現されていだと思う。最後まで読み込み、まさしく英雄の勇姿とリアルな姿を見届けた思いだ。

    0
    2023年08月09日

    Posted by ブクログ

    世界初の魚竜を発掘した少女メアリ・アニングの物語

    赤ん坊の頃、落雷に直撃されるも生き延び、父親に「ライトニング・メアリ」と呼ばれた少女メアリ・アニング。彼女が情熱を注いだのは、化石発掘だった。経済的な苦境、周囲の冷たい目、父親の死……あらゆる壁や挫折に屈せず前に進む彼女は、1811年頃、12歳のとき、ついに世界初の魚竜を発掘することに成功する。ぜひ、その興奮と喜びを、メアリといっしょに味わってみてほしい。

    「すてきな服とすてきな冒険のどちらかひとつを選べと言われたら、わたしはいつだって迷わず冒険を選ぶ。」

    0
    2022年11月08日

    Posted by ブクログ

    すごくワクワクしてドキドキして、泣ける話だった。ちょっと訳語らしい読みにくい部分もあったけど、途中から気にならなくなった。色々悔しくて残念なことも多く、それに強く共感することもあって、涙が止まらない。

    0
    2022年11月01日

    Posted by ブクログ

    メアリー・アニングの話を絵本で初めて読んだとき、たしか、「なんだ化石を売っていたのか。ちょっと残念だな」という程度の認識しかなかったような気がする。

    でも、この本を読むと頭をガツンガツンなぐられるというか、「そうやっていかなきゃ、暮らして行けなかったんだよっっ!!」ということが痛いほどわかる。というかわからされる。かつてのアマチュアスポーツと同様、科学の研究にのめりこむことができたのは、アカデミズムの世界に受けいれられる家柄ももちろんだけど、何より経済的に余裕があって、困窮していないということなんだ。

    メアリは正反対で、貧しい家具職人の娘。しかも父親は化石探しの際の事故がもとで大けがをし、さらに肺病になって長患いのすえに死んでしまう。
    メアリはそういう厳しいなかで、けなげに耐えるのではなく、あちこちに怒りやいら立ちをぶつけながら、きわめてトゲだらけのイバラのように道を切りひらいていく。

    そんなに貧しくても、困窮していても、化石を掘り、大昔の物言わぬ骨を見つけ出したかったメアリ。教育を受けられなくても科学というものに心引かれ、知性を追い求めたメアリ。名誉も賞賛も受けられなくても、それでも化石に惹かれ続けたメアリ。ものすごくとんがっててものすごく純粋な知的好奇心が、むき出しに描かれていて、胸がふるえた。

    父親の死、母の早産、赤ん坊の死、メアリの初潮など、生と死のどろどろした部分も手加減しないで描かれている。そうすることで、身分から言っても、経済的余裕からも、性別も、学問とはほどとおいメアリが、世界で初めてイクチオサウルスの全身骨格を掘りだしたことのすごさがひしひしと伝わってくる。前半は、とんがりまくったメアリと格闘するようなガッツが必要なんだけど、それだけの甲斐がある本だった。

    0
    2022年04月24日

    Posted by ブクログ

    私がメアリを知ったのは『メアリー・アニングの冒険』(朝日選書)で、それがとても面白く、こんな面白いものがなんで絶版状態なのかと不満に思っているのだけれど、それが事実を追いかけているのに対し、こちらは物語仕立てなので、まあ別物。作者の思いや、今日的目線が、かなり含まれ、肉付けされている。

    メアリがどうこうと言う以上に、母娘もの、思春期女子もの、としてよく出来ているのでは。

    0
    2023年10月18日

    Posted by ブクログ

    19世紀初め、イギリスで魚竜の化石を発掘した少女の物語。
    幼いながら冴えた知性とまっすぐな気性、そして化石への強い好奇心を持つメアリから目が離せなかった。
    稲妻のような激しさから、勇気をもらえる一冊。

    とにかく、メアリの強烈な個性が痛快だった。
    実在した女性の少女時代だけを書いているけれど、恋愛についてはほぼない。化石発掘を通じて階級の異なる人々と友情を育む様子は楽しいけれど、ちょっと苦さも感じる。
    父から化石との付き合い方・楽しさを学び、完璧に理解されているわけではないけど兄や母と協力して発掘作業を進めた点は家族の有り様としておもしろい。
    関わる全ての人が良い人ではないけど、要所要所で尊敬し合える人との出会いがあったことが救いになっている。
    甘さはないけど少女小説だと思うし、科学への興味をキラキラと描いていたのが良い。
    どんなことにも、興味を持っていいんだ。

    0
    2022年04月26日

    Posted by ブクログ

    化石を発見する少女、メアリのお話。
    時代的な背景も厳しく、兄弟が、幼い時になくなったり、食べるものにも不自由する。
    メアリは、海岸で恐竜の頭蓋骨を見つけ、その体も見つけ出してしまう。
    ヘンリーや、エリザベスという素敵な友達もいて、化石を探し続けるメアリ。
    自分の好きなことを追いかけるお話、素敵でした。

    訳者あとがきで、イギリスでは、科学技術に関わる女性が少なく、日本も同じ問題をかかえている。
    児童書の分類なので、ぜひぜひ子供たちに読んでほしいと思った。

    0
    2022年09月30日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    伝記や評伝ではなく「おはなし」である。著者の想像力が効きすぎたタイプの。

    本編は評価外で、あとがきと合わせて星3つの評価とした。以下のような書きざまがとても苦手だから。
    ・一人称の主人公にときどき著者が憑依する
    ・ダブスタ構文

    本作品には昭和の少女漫画の風情がある。
    登場時無敵のヒロイン、男の暴力に腹を立てるが自らも挑発的でめっぽう手が早い。やがて挫折し、不幸な目にあうが、再び無敵になってドヤってエンド。
    余談だが、『トワイライト』シリーズを読んだときにもそう感じた。シンクロニシティか、文化の輸出によるものか。

    0
    2023年02月08日

ライトニング・メアリ 竜を発掘した少女 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    児童書 / よみもの
  • 出版社
    :
    岩波書店
  • タイトル
    :
    ライトニング・メアリ 竜を発掘した少女
  • タイトルID
    :
    1407456
  • ページ数
    :
    304ページ
  • 電子版発売日
    :
    2023年08月24日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    23MB

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