ココロノナカノノノ

ココロノナカノノノ

1,320円 (税込)

6pt

3.9

同じ双子の姉として、野乃を大切に思う寧音の気持ちが痛いほどわかって、何度も泣いてしまいました。(俳優・三倉茉奈)
読む年代や立場によって、いろいろな感想が持てそうな作品だと思いました。(小説家・河合二湖)
生まれる前に双子の妹・野乃を亡くした寧音は、中学1年生の今も、心の中にいる野乃に話しかけたり、拠り所とするなど、特別な存在として思い続けている。
そんなある日、母である奈菜ちゃんのおなかに新しい命が宿ったことを知って――。母の妊娠と家族、中1少女の心模様を描いたYA小説。

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ココロノナカノノノ のユーザーレビュー

3.9
Rated 3.9 stars out of 5
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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    5年から。生まれる時に亡くなってしまった寧々の双子の妹野乃。寧々の中には存在していても、現実にはいないその狭間の中、友達や家族それぞれと時と共に進んでいく。
    斉藤倫さんのような詩的な絶妙な言葉の選び具合や、生活感が音で表されたり、時の進み方とのこれまでのリンクがとても自然。短いお話毎に成長を感じられ

    0
    2024年04月29日

    Posted by ブクログ

    中学1年生の寧音には、生まれる前に亡くなった双子の妹がいた。心の中で妹に話かけたり、心の拠り所にしていたが、自分に妹ができるとわかり複雑な気持ちになる。気持ちの変化、不安をリアルに描いていて、共感できる。

    0
    2023年10月26日

    Posted by ブクログ

    読みやすい、ふわふわした柔らかい印象のお話だった。
    心の中の“野乃”だったのかぁ。conclusionが驚きだった。大人になった寧音とみんな、そしてるるにまで会えるとは。心の中にいる、大切な人。そんな存在が羨ましくも思えた。

    0
    2025年03月25日

    Posted by ブクログ

    寧々ちゃん、納得できない気持ちや嫌な気持ちといったマイナスな感情を、言葉に表せることは、さっぱりはっきりしっかり相手に伝えててて、読んでいて清々しく感じた。中学1年生にしては落ち着いてるのは、心の中に野乃ちゃんがいるからかな。

    読みやすい文体で、すっきりまとまってて、この作者さんは中学生向き。

    0
    2024年07月16日

    Posted by ブクログ

    何人兄弟か聞かれて、亡くなった妹をカウントするかしないか。みんなが認識していない存在について、話すか話さないか。自分の中だけでしまっておく気持ち。
    全体的に繊細で温かい雰囲気で、主人公のねねに寄り添ってあげたくなる作品でした。

    0
    2023年11月22日

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