カシワイのレビュー一覧

  • 花屋さんが言うことには

    Posted by ブクログ

    疲れてたんです。
    慣れない仕事とか、環境とか、家事とか、人間関係に。
    だから、表紙が優しい華やかさで彩られた、この本を選んだ。
    あらすじも、疲れてそうな女の子が登場人物に出てくるから、元気もらえそうかなぁ?と。

    タイトルから想像するよりも、
    深い物語だったな、と思う。
    一軒の花屋さんを囲う従業員一人一人、お客さんも
    みんな、表には出したり出さなかったりだけどうちに秘める人生の物語が交錯し合って、それがみんな信頼と、尊敬に満ちている。
    こんな人間関係を築けたら、幸せだよなぁって思えた。

    そして、身を置く環境と自らの行いが良き方向に回れば、人はいくらでも成長できる。
    頑張れる。

    暖かくて、実

    0
    2025年09月23日
  • 花屋さんが言うことには

    Posted by ブクログ

    各章、花をテーマに区切られており読みやすかった。花屋に集まる人々が、各章の主人公となり話が進む。最後の章、もう少し詳細があると嬉しいな~。続編も書けるようにか?ちょっとぼやけて話が終わったのが、肩透かし。

    0
    2025年09月12日
  • すばらしき新式食 SFごはんアンソロジー

    Posted by ブクログ

    豪華作家陣が想像力と食欲を刺激する、新世紀のごはん小説。
    日常SFから遠未来SFまで8編を収録。


    「人類と食」にまつわるSF小説アンソロジーです。

    「食」は人間が生きるうえで欠かせない大切なもの。生きるのに不可欠……というだけでなく、いつしかそれは娯楽となり、美食を求め奇食を追い、飽食に飽き、ある種の歪さを孕んでいるようにも感じる昨今。食のポジティブな面だけではない部分に目を向けた一冊。
    具体的に言えばディストピア飯やオルタナティブフードなどをテーマに扱ったものが多いです
    美味しいものが大好きな私としては、こんな未来が来ないことを祈るばかり。

    個人的に好きだった話は、『E・ルイスがいた

    0
    2025年09月07日
  • 花屋さんが言うことには

    Posted by ブクログ

    花言葉や花にまつわる話や俳句が素敵。
    色だけでなく本数によっても花言葉が違うのは
    知らなかった。
    各章ごとのまとめのような最後の花言葉で
    ほぉーっといい気持ちになれる。
    向日葵の話がちょうど夏の季節にぴったりで
    よかった。
    蘭くんもとても素晴らしい子で将来が楽しみ。
    キクちゃんはいい人達に巡り会えてよかった。

    なかなか花屋さんに行くことがないけれど
    こんな優しい花屋さんに行って
    しばらく会っていない母に花を贈りたいと思った。

    0
    2025年09月03日
  • 花屋さんが言うことには

    Posted by ブクログ

    縁があって、お花屋さんに勤める事になる。
    お花屋さんの仕事、お花のこと全くもって知識がないので、そうなんだ!と初めて知ることも多く、この花屋さんという職業も知ることができ、
    短編になっていて、その1話ずつテーマの花が出てくるんですが、それもキクコが働き始めてからの出会い、出来事などが書かれてるので、そこでキクコが成長していくのが読めて楽しかったです。
    心温まるお話でした。

    0
    2025年08月21日
  • 花屋さんが言うことには

    Posted by ブクログ

    花と人をつなぐ物語。
    花屋でアルバイトをする紀久子がお客さんに花を届けているうちにお客さんの事情に少しずつ関わりながら成長していく。
    読んでいて優しい気持ちになれるお話でした。

    0
    2025年08月10日
  • 花屋さんが言うことには

    Posted by ブクログ

    こういうハッピーエンド、大好きだなぁ。普段は花に興味がない自分でも、花屋さんって素敵だなと思わずにはいられない。色や本数で変わる花言葉も面白い。
    紀久子の真面目で素直な性格も、花屋の面々も穏やかで、少しのハプニングはありつつも、安心して楽しく読めた。

    0
    2025年08月08日
  • 花屋さんが言うことには

    Posted by ブクログ

    ブラック企業で身も心も疲れ果てていた紀久子が働き始めたのは「川原崎花店」という駅前の小さな花屋さん。花を求めるお客さんの事情はさまざま。誰かを祝う花もあれば、少し切ない花もある。いろんな想いが詰まったお花を届けているうちに、紀久子は押し込めていた自分の夢にもう一度向き合いはじめー
    色とりどりのお花と人それぞれの幸せに満ちた、優しさと元気をもらえる物語。

    0
    2025年08月05日
  • オンライン・フレンズ@さくら

    Posted by ブクログ

    さくら編とユナ編があるみたいで、さくらちゃんのほうを読んでみました。
    コロナもあってオンラインで飲み会や授業、会議など、ネットを介して交流する機会が格段に増えた現代社会。
    ティーンズ向け小説らしいのですが、趣味のつながりを通してネットリテラシーを学ぶきっかけになる本かと思います。
    もし、ネットリテラシーを学ばないで便利なネット社会に足を踏み入れたときのリスクなども考えられるストーリーも楽しみながらわかりやすい本でした♪

    0
    2025年08月01日
  • 花屋さんが言うことには

    Posted by ブクログ

    花の名前がついた全9話の連作短編。
    読み終わった今、花束を受け取ったような多幸感。
    それぞれの花言葉がいい味出してる。やさしい物語だった。

    0
    2025年07月25日
  • きみの話を聞かせてくれよ

    Posted by ブクログ

    中学生の日常を深く、でも爽やかに書いている。
    読んで、私もこうすれば良かったと、今更ながら感動しました。

    0
    2025年07月19日
  • 花屋さんが言うことには

    Posted by ブクログ

    私は静かな空気感の話が好きだが、この小説はそうだったと思う。
    気持ちが沈んで前向きになれないときに、読むに連れてだんだんと主人公と一緒に前向きになっていけるお話だった。
    八方塞がりお先真っ暗だと思っても、選択肢は意外と色々ある。視野と世界を広げることが大事。その為に人と関わることが大切だと感じた。人と関わると、例え無意識でも誰かを助け、自分も助けられるものなのだなぁと感じた。
    気持ちが沈むときって、いつも以上に自分のことばかりになってしまう。このお話に出てくる人々のように誰かを想い、誰かの為に行動できるような人になりたいと思った。
    現実世界ではなかなかこんな接客をしてくれる花屋さんは無いように

    0
    2025年06月26日
  • きみの話を聞かせてくれよ

    Posted by ブクログ

    2024年度中学受験で出題された小説ランキング1位とのこと。でも、文体はシンプルで非常に読みやすい。令和六年度埼玉県推薦図書。
    村上雅郁さんは、りぼんちゃんに続き、読むのは二作目。中学生の思春期の複雑で繊細な心をとてもうまく表現していると思います。エピソードごとに主人公は変わっていく物語であるが、最後に大きなストーリーとして完成していく。
    この村上雅郁さんという人は小学生や中学生を主人公とした児童文学を書くためにまさに生まれてきた人だと思う。思春期にどっぷりの中学生におすすめかな。

    0
    2025年06月22日
  • すばらしき新式食 SFごはんアンソロジー

    Posted by ブクログ

    SF×食卓の短編集。

    個人的にいちばん好きだったのは
    やっぱり竹岡さんの「E・ルイスがいた頃」
    だったけれど、
    テーマ的にもいちばん合っていておもしろいと思ったのは
    須賀しのぶさんの「しあわせのパン」

    そして新井素子さんはさすがのトリ。
    タイムリーなテーマでしっかり読ませてくれる。

    ぎゅっ

    0
    2025年06月13日
  • すばらしき新式食 SFごはんアンソロジー

    Posted by ブクログ

    8人の作家による SFごはんアンソロジー
    いろいろな時と場所のごはん
    ごはん 生きるために必要なもの
    生きていく楽しみになるもの
    サプリだけで栄養を摂るのは 嫌だな
    やっぱり 美味しいと感じながら食べたいな

    0
    2025年06月11日
  • さよならの向う側 ’90s

    Posted by ブクログ

    久々に読んだシリーズ4作目。このシリーズのほんわりした感じ、好きだな。5作が微妙につながってるのも面白い。しかし、どうしても上川隆也さんの顔しか浮かんでこないわ・・・

    0
    2025年05月28日
  • すばらしき新式食 SFごはんアンソロジー

    Posted by ブクログ

    SFと食事に関するテーマアンソロジー。どことなく漂うデストピア感と失われていく料理という文化。アンソロジーなので色々な切り口があって面白い。無駄も多いけど、多彩な料理文化が維持されていくといいなぁとか思います。
    1つだけ気になった。テーマアンソロジーに既存作品の番外編を持ち込むのはちょっとどうなんでしょうね。

    0
    2025年05月19日
  • 花屋さんが言うことには

    Posted by ブクログ

    ブラック企業で疲れ果て、縁あって河原崎花店に転職(アルバイト)した紀久子の物語。店主の李多をはじめ、個性的な登場人物がとても楽しい。お花屋さんがハードワークで綺麗なお店の雰囲気だけでないところも描かれていていい。お客様との繋がりから、本来やりたかった仕事への足掛かりが出来ていく。今後の物語も気になるところ。

    0
    2025年05月07日
  • すばらしき新式食 SFごはんアンソロジー

    Posted by ブクログ

    SF世界に出てくる「食事」にスポットを当てたアンソロジー。SFの中に出てくるご飯はどれも味気ないイメージだったけど、本当にその通りで(笑)、そこから繰り広げられるドラマだったり広がりや人との繋がりなども感じられて面白かった。 個人的には「E・ルイスがいた頃」(竹岡葉月)が好き。暖かい気持ちになれる。 「美味しい囚人飯」(椹野道流)は本編も読みたくなった。

    0
    2025年05月06日
  • 花屋さんが言うことには

    Posted by ブクログ

    ごはん、旅に続く人気ジャンルになるのでは?と感じさせる『お花』がテーマの小説です

    お花の種類ごとに章立てされていて、主人公がゆっくり着実に成長していく姿は、わたしたち読み手もいつのまにか元気にさせてくれる

    ラストがちょっと展開早すぎ?なところはあったけれど、続きが読みたくなる1冊です
    そして間違いなく部屋にお花を飾りたくなるでしょう笑

    0
    2025年04月15日