あらすじ
【電子版巻末にはカシワイ先生によるカバー用イラストをそのまま収録!】
死んだ後、最後に一日だけ現世に戻り、
会いたい人に会える時間が与えられる不思議な場所、
『さよならの向う側』
会えるのは自分が死んだことを知らない人だけ、という困難なルールのある中、
新しい案内人が導く最後の再会とは!?
舞台は90年代。2022年9月に上川隆也主演でTVドラマ化された絶対号泣小説の最新作。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
久々に読んだシリーズ4作目。このシリーズのほんわりした感じ、好きだな。5作が微妙につながってるのも面白い。しかし、どうしても上川隆也さんの顔しか浮かんでこないわ・・・
Posted by ブクログ
懐かしいー!!!
90年代、そうだったなぁ。
今回もほっこり。
あの人がこの人でって繋がってたのを
ハッ!って言いながら読む楽しみ。
じんわりあったかい心地になりました。
Posted by ブクログ
90年代のストーリー。最後に1人だけ会えるとしたら誰に会うのか。
感動して涙がでた。
ストーリーはバラバラだけど、どこか繋がってるところがあって。
その人の先の人生が別のストーリーでみれてホッとしたり。
心が暖かくなる物語。
Posted by ブクログ
主人公が亡くなった後、最後の扉をくぐる前に現世に戻り、貴重な一日を誰と会い、どうすごすのかという連作短編集。
お気に入りの場所が人生を彩ったり、未来への想いを託したり、ひとりひとりのエピソードがすごく良かったです。
案内人がかける言葉が優しいです。
物語では、案内人佐久間さん自身のことにもふれています。
たくさんの患者さんの最期をみてきた私の知人の看護師は、最近自分はどんな最期をむかえるのかな、って思うことがよくあるんだそうです。
私は死を身近に感じたことはないですが、後悔のない時間の使い方をしたいと心がけています。
90年代を背景にしたいい作品でした。
Posted by ブクログ
シリーズ4作目は90年代が舞台。
この時代を生きていた人にとっては懐かしいものがたくさん登場。電話ボックス、ファミコン、カセットテープ…時代を感じる。
短編のタイトルも当時のヒット曲になっていて懐かしい。
今回は短編連作になっていて、この世に戻ってきた場所が同じ。登場人物がリンクしていって、視点が変わるのが面白かった。案内人の佐久間も自らこの世に戻ってきて、会いたい人と再会できた。いい感じにまとまっていたけど、シリーズはまだ続いて欲しい。
Posted by ブクログ
さよならの向こう側シリーズの90年代!
ウォークマン、ファミコン、ノストラダムス、2000年問題…あったなぁ。
最初から最後まで懐かしいワードがたくさんでした。
死後、条件付きだけど会いたい人にもう一度会えるとしたら…。
普段意識してなくても“もう二度と会えない”ってなったら、切実に伝えたいことや会いたい人はいると思う。
どんな人にとっても、最後の再会は救いになると思う。でも、最後だからこそ苦しい…。
読んでいて涙が込み上げてきました。
何度も思い出して、懐かしむ特別な時間。
大切な人と過ごした時間は、どんな小さな日常でも、思い出すだけで温かで幸せな気持ちにしてくれる。
作中に出てくる90年代の音楽が自身の思い出と結び付いていて、懐かしい気持ちでいっぱいになりました。